December 01, 2009

2009年流行語大賞、「ファストファッション」がトップテン入り

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 12月1日に発表された、「現代用語の基礎知識」選、今年の新語・流行語大賞のトップテンに「ファストファッション」がランクインしたというニュースが入って来ました。

 第22回新語・流行語大賞大賞およびトップテン
 
 用語の解説を見ると

 『百貨店の苦境が続く中、売り上げを伸ばしている「安くて手軽なファッション」のこと。日本ブランドであるユニクロやしまむら、g.u.が健闘していたが、海外からH&M、ZARA、フォーエバー21などが参画してきたことで、大きな社会現象になった。』

 とあり、しまらーブームの火付け役、益若 つばさちゃんが受賞者になっていましたね。

 「安くて手軽なファッション」ということで、広義の解釈がなされたようで、ユニクロ、しまむら、g.u.もそのひとつと定義づけられているようです。

 これまで、業界やメディアで、「ファストファッション」という言葉の明確な定義はなく、ユニクロを入れるか、入れないかは、その言葉を使う人の解釈に任されて来たところがありますが・・・

 ファッション業界内では、一般的に、「FAST=ファスト」を、ファッショントレンドの取り入れのスピードや、企画から投入のスピードが「速い」、店頭の商品の入れ替わりも「速い」の意味で捕らえているため、欧米のH&M、ZARA、TOPSHOP、FOREVER21、日本のマルキュー系ブランドやポイントの各ブランドなどを指す場合が多く、仕込みに1年~半年、3ヶ月以上かけるユニクログループやしまむらなどのカテゴリーキラーは、「ベーシックカジュアルSPA」とか、「量販専門店チェーン」とか、呼んで除外していた場合が多かったかな、と思います、私も含めて。

 さすがに、「現代用語の基礎知識」さんに定義づけられてしまったら、敵いませんが(汗)、まあ、一般生活者にわかりやすい広義の方を第1の定義にしておいた方がいいんですかね~

 しかし、そうすると、ハイスピードオペレーションをしていた、ホントのファストファッションのビジネスモデルをユニクロやしまむらと区別する言葉を考えないといけないんでしょうか・・・

 まあ、あんまり深く考えず、ファッション業界ではこう解釈する場合が多い、ということで、このブログでは、従来どおりにしておこうかな(笑)

 ちなみに4年以上前から使ってました。

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 ファストファッションの挑戦状

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November 28, 2009

ファストファッションでパーティーを楽しむ?

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 11月27日の繊研新聞の最終面に、「ファッションアミューズメントパーク、『プリマーク』でパーティーに出かけよう」という企画記事が掲載されていました。

 ここで言う「プリマーク」とは、アイルランド出身で、イギリスで急成長中、現在、マーク&スペンサーや、ジョージと並んで、イギリス衣料マーケットの10%くらいのシェアを占める、ファストファッションの中でも特に低価格品を展開するファッション業態 ”Primark”(現在、世界ファッション専門店ランキング10位くらい)を差しており、このブログでは、いつも「プライマーク」と読んでいるので、以下プライマークと呼ばせていただきます。

 記事では、超低価格ファストファッション業態、プライマークで購入したという、年末、クリスマスに向けて、何度も催されるパーティーに着飾って出かけるための、ベロア、ラメ、スパンコールなどの素材使いのパーティー向けウェアーやアクセサリーが紹介されており、

 ジャケットで19~30ポンド
 ワンピースで10~22ポンド
 ボトムで10~15ポンド
 靴で9~25ポンド
 アクセサリーで2~6ポンド

 ※1ポンド=約145円

 という低価格!すごいですね~、日本円で1万円あれば、パーティー向けドレスアップの出来上がりって感じです。

 記事のカラー写真を見る限り(素材感はわかりませんが)、素敵なパーティーアイテムのように見受けられますよ。

 そんな記事を眺めつつ、金曜日の夜に新宿の伊勢丹横にオープンしたH&Mの新宿店を覗いていたら、2階のウィメンズ売り場に、ちょいとハレーションを起こしているかのような売り場があって、よくよく見るとそれがパーティー向けドレスコーナーと見受けられ、それまでだったら、こんなの日本で売れるのかな~と思っていたであろう私も、ちょいと見方が変わりましたね。

 パーティーっていうと、頻度が少ないし、そのウエアも高価なものも多く、どうしてもコンサバを選んでしまう。でも、ファストファッションなら、いろいろなチャレンジができますね。そういったソリューションへの答えも持っているんだな~と納得。

 日本は、まだまだ、そんなにドレスアップして、忘年会や年末クリスマスパーティーに行くっていう感じはありませんが、これから、ドレスアップと価格のバランスの取れた商品群が提供されるなら、ファストファッションで着飾る、エンターテイメント性を演出するパーティーを楽しむ時代も来るのではないかな?と思ったりしました。

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November 24, 2009

フォーエバー21が来春、首都圏に3店舗を出店

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 11月24日の繊研新聞に、米フォーエバー21の来春の出店計画に関する記事が掲載されていました。

 松坂屋銀座店については、先週のブログで触れましたが、

 フォーエバー21が来春、松坂屋銀座店のグッチ撤退跡に出店

 その他に新宿のマルイのいずれかの館と日本最大級のショッピングセンター、ららぽーとTOKYOBAYへの出店の計3店舗が予定されているようです。

 マルイにはいずれ欧米ファストファッションストアが入居するだろうと思っていたので、予想の範疇でしたが、松坂屋銀座店に入居する店舗は原宿店の倍の面積になる!?との話にびっくり、また、H&Mより先にららぽーとTOKYO BAYへの出店を決めるとは、フォーエバー21の注目度の高さを感じました。

 フォーエバー21は、年内にもう1店舗出店するのでは?との話も話題に上っていましたが、やはりカリフォルニア出身の同社は、品揃えの強みという点で、春夏オープンの方がふさわしいかもしれませんね。

 日本進出10年目、11月25日渋谷2号店出店で日本50店舗目となるZARAは、すでに都心大商圏の2店舗目の出店に入っていますし、来年以降、銀座、新宿、渋谷、その後、ヤマダ電機出店で、アキバから家電のメッカの座を奪わんと熱くなっている池袋あたりのファッションエリアもユニクロ+欧米大手SPAに埋められてゆくのは時間の問題ですかね~。

関連エントリー-今秋、ZARA(ザラ)が渋谷2号店を開業

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November 19, 2009

フォーエバー21が来春、松坂屋銀座店のグッチ撤退跡に出店

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 11月19日の日経新聞によると、今年の春に原宿に1号店を出店し、たった1店舗で、年商100億円近くを売り上げると目される米フォーエバー21が、松坂屋銀座店のラグジュアリーブランド、グッチが来春撤退を予定している跡地に出店する方向で交渉を進めているとのこと。

 出店はグッチ撤退跡を中心に、3層で150坪以上の規模になるようで、実現したら、銀座の銀座6丁目の交差点界隈は、H&M、ZARA、フォーエバー21、アバクロンビー&フィッチ、ユニクロといったファスト&バリューブランドのグローバルSPAが集積する一大ファッションショッピングエリアとなりますね。

 フォーエバー21が各所で、H&Mの近くに物件を探していることは想定していましがた、まさか銀座の百貨店の1階に出店するとは・・・

 やはり、百貨店の中では、比較的先進的なJフロントリテイリングの傘下の松坂屋だからこその話なのでしょうか?

 伊勢丹吉祥寺店撤退跡にH&Mが出店し、高島屋新宿店・大丸梅田店にユニクロが入居、そしてこの松坂屋銀座店にフォーエバー21が出店する・・・いずれも、業界にはちょっとショッキングなニュースですが、あれも、これも現実なのでしょうね。

 それにしても、フォーエバー21って銀座ではどうなんでしょうかね?渋谷109、心斎橋OPA、梅田HEPやエストに来ている客層に強みがあるとは思いますが・・・まあ、都心近郊にお住まいのアラサー・アラフォーの主婦の方々にもいけるようですから、ありですかね~

関連エントリー-H&Mが10年秋、伊勢丹吉祥寺店跡に出店
関連エントリー-ユニクロの大手百貨店への出店計画
 
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October 30, 2009

H&Mが10年秋、伊勢丹吉祥寺店跡に出店

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 10月30日の日経新聞によると、首都圏で店舗拡大中のH&Mが、来年2010年3月に撤退する伊勢丹吉祥寺店の跡地に出店する方向で調整に入ったとのこと。
 
 同館は、伊勢丹撤退後、改装に入り、同年秋には、H&Mが1階と2階の2層で出店する見込みとのことです。

 さすがH&M、東京西側最大のファッションマーケットである吉祥寺のまずまずの立地に大箱をおさえてきましたね~。吉祥寺あたりは、将来的にコンセプトを絞って、もう一店舗あってもいい立地かもしれません。

 銀座、原宿、横浜みなとみらい、新三郷(SC)、渋谷(以上出店済)、新宿、心斎橋、むさし村山ミュー(SC;三越撤退跡)に次ぐ9店舗目の出店計画が明るみになったわけですが・・・

 今後も、11月に日本50店舗目の渋谷2号店をオープンさせるZARAが出店済みの立地を中心に出店してくることが予想されます。両社が競演することによって相乗効果も生まれますしね。

 ただ、H&Mの方は、港近くのディストリビューションセンター(DC)→陸路半日以内の店舗という物流効率を優先して、第1に川崎DCがカバーできる首都圏を固め、並行して神戸港か大阪港近くのDCがカバーする関西圏を固めてくることは間違いなさそうですが。

 同社の出店戦略、出店展開ストーリーは多店舗化するストアにとって学ぶべきところも多いと思いますので、注目しておきましょう。 

関連エントリー-H&M今秋~来春の出店計画
関連エントリー-H&Mも百貨店への出店を検討
関連エントリー-グローバル企業の物流・出店戦略
 
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October 22, 2009

H&Mで開催中のセールについて

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 先々週からH&Mが各店で開催しているセールについて、業界ではいろいろな憶測がされています。

 売れてない、いよいよ勢いが落ちたようだ・・・などなど

 秋冬のプロパー(正価)販売最盛期の10月に、店頭に赤くて大きなSALE(セール)のフラッグを掲げるのは、業界では異例ですからね。

 ところで、同社の第3四半期(6-8月)の決算レポートがホームページで公開されていますが、それによるとその3か月の日本での売上高は合計167百万スウェーデンクローナ、8月末時点の為替レートを適用すると21億1255億円になります。

 それをさらに2店舗で営業日数で割ると、各店1日あたり約1,150万円売り上げていることになります。

 これは前の四半期(1店舗1日あたり約15-1600万円)に比べると7がけくらいに落ちているように見えますが、6-8月の四半期は日本のファッション企業も一番売上指数の低い四半期なんで、一般的な月別売上指数を使って計算すると・・・

 ご心配なく、それ以前とほぼ同じ売上水準を保っていると言えるのではないでしょうか。

 この調子で行くと、銀座、原宿は1店舗あたり平均年商55億円のペースって感じですね。

 さてさて、本題に戻りますが、

 今の時期に店頭にセールのフラッグを掲げることの善し悪しは別にして、(って言うか、派手かどうかは別にして、期中に「店内一部セール」なんて張り紙してるお店よくあるじゃないですか~)、セールの対象は店頭で見る限り、秋物のみです。

 H&Mはファッション企業の中では珍しく、11月が本決算になるので、毎年11-12月の冬の実売月に冬ものの在庫を積み込む上で、その前に秋物の完全消化をする必要があるわけで、今回のセールの目的がそこにあるのは、想像に難くありませんね。まあ、あれだけ品目があれば、外れや過剰もあるでしょうから、それも一気に処分というところではないでしょうか。

 むしろ、来週のMD第44週から冬物を本格的に売らないといけないファッションマーケットの中で、今、秋物在庫を大事にたくさん抱えているファッション企業の方が気をつけた方がよいかもしれません。そういう意味で、H&Mがセールをしている方がまともで、それを不思議な目で見ている場合ではありませんよ~。

 H&M各店の業績を、店頭から客観的に推測すると・・・意外と(なぜか?)静かに立ち上げた渋谷旗艦店はまだ認知度不足なのか?もっともっと売れてもよいと思う印象を受けますが、他の4店舗は今のところ順調に推移しているのではないかな~と見受けられます、いかがでしょうかね。  

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関連エントリー-H&Mの08月12月-09年2月の売上は
関連エントリー-フォーエバー21の来店客数が4か月で200万人を突破

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October 20, 2009

アズール・バイ・マウジーの大型店が好調な立ち上がり

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 10月16日の繊研新聞によると、9月にららぽーと新三郷のH&Mの向かいに220坪の大型店をオープンした、バロックジャパンリミテッドが展開するAzul by moussy(アズール・バイ・マウジー)が月商1億円越えのペースで推移しているとのこと。

 同ブランドは、マルキューブランド御三家の一角、マウジーがファストファッションをやったら?をテーマに「マス向けのクールなジーニングカジュアル」を隙間マーケットとして狙い、昨年、イオンレイクタウン越谷に直営1号店を開業後、FC方式で郊外SCを中心に9店舗を出店。記事によれば各店の平均年商が4億円台とのことで、この立地の中では大活躍の業界注目株の筆頭に挙げられるブランドです。

 過去に同ブランドをご紹介したエントリーはこちら

 絶好調、アズール・バイ・マウジーのチャレンジ 

 そんなアズール・バイ・マウジーの10店舗目にして、初の直営大型店ですが、H&MとZARAが日本で初めて顔を合わせたららぽーと新三郷に準核テナントのひとつとして参戦(ZARAと互角の規模)。

 商圏が狭いのでは?という前評判の館に、国内他社の多くが比較的軽装備の内装で出店したのに対し、同ブランドが本格的な投資で臨んだのを見た時に、H&M、ZARAへの挑戦状として、本気度を感じたものでした。

 米アバクロンビー&フィッチ(アバクロ)の五感に訴える店舗のよいところをベンチマークしながら、マウジーやシェルターの世界観を上手に引き伸ばしたような内装は、なかなかしびれるものがありましたね。

 今年、12月に銀座に1号店をオープンする米アバクロの「テコの原理」を利用しながら、銀座あたりに路面店出店して一気にブレイクスルーなんてぇのも、ありじゃないでしょうかね~

 少々頭打ち気味の姉ブランド、マウジーに対して、バロックジャパンリミテッド社の今期来期の成長エンジンと位置づけられている妹、アズール・バイ・マウジー。引き続き商圏の大きい郊外SCを中心に、今後、駅ビル、路面への出店を加速させるとのこと。

 欧米ファストファッションを迎え撃つ日本代表のひとつになりうるポテンシャルをもった同ブランドの躍進を今後も楽しみにしたいと思います。

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October 04, 2009

H&Mの次のゲストデザイナーはソニア・リキエル(SONIA RYKIEL)

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 11月14日にジミー・チュウ(Jimmy Choo)とのコラボコレクションが発売される前に、H&Mの次のゲストデザイナーが、ソニア・リキエルになると発表されました。

 H&Mプレスリリース

 09年12月5日に第1弾としてランジェリーと関連アクセサリーを世界のH&M1500店舗と「ソニアリキエル(SONIA RYKIEL)」主要ブティックにて発売し、続く第2弾として2010年2月20日、ニットのコレクションを世界250の「H&M」限定店舗にて発売するとのことです。

 まあ、世界的に知名度のある、なかなかいいパートナーだと思いますが、最近H&Mが、従来毎年11月(同社決算月)に行っていたデザイナーカプセルコレクション(コラボ)を、それ以外の月にも頻繁に行うことが気になります。

 10月2日の日経MJに3-8月の半年のZARAのInditexグループとH&Mの業績比較の記事が出ており、Inditex減収に対して、H&Mは増収とありましたので、H&Mの月次レポートを覗いてみましたが、H&Mの月次の実績は以下の通りになります。

        2008/09
     全社売上増減  同既存店
12月    3%      -7%
 1月    9%      -1%
 2月    1%      -8%
 3月    6%      -3%
 4月   19%       8%
 5月    0%      -9%
 6月    4%      -5%
 7月    7%      -3%
 8月   -3%      -11%
 9月
10月
11月

 H&Mの全社増収は、新規出店とマシューウイリアムソンとのコラボコレクションを発売した4月の好業績が牽引しての数字ですが、さすがのH&Mとて、既存店の売上は過去12か月、今年の4月以外、前年割れという状況です(4%減)。

 既存店売上高の前年対比は小売業の基礎体力のバロメーターと言われ、公開企業にとっては株価にも直結する数値。

 今回のソニアリキエルとのコラボ商品発売が、今期落ち込みの激しかった12月と2月の浮上策に充てられているのではそのため(挽回しやすい)だと推測できますが、はたして、来期のそのころのH&Mの業績がどうなるのかに注目です。

 ところで、以前、ブログエントリーもしましたが、

 セレブとのコラボはドーピング?

 有名デザイナーや有名モデルを担いだプロモーション頼りの売上増に限界があることは、業界の歴史も証明していることと思いますので、ほどほどに、気をつけたいところですね。

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関連エントリー-H&M、次なるコラボはステラ・マッカトニー
関連エントリー-H&M(エッチアンドエム)の06年コラボはヴィクター&ロルフ
関連エントリー-H&M 今秋のコラボデザイナーはロベルト・カバリ
関連エントリー-H&M日本進出、コム・デ・ギャルソンとコラボのインパクト
関連エントリー-H&M次回のゲストデザイナーは英マシュー・ウイリアムソン
関連エントリー-H&M、09秋のコラボはジミー・チュウ (Jimmy Choo)


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September 25, 2009

H&M渋谷旗艦店

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 シルバーウィークの最終日にH&Mの渋谷旗艦店を覗いてきました。

 比較のために、原宿のフォーエバー21、H&Mの相変わらずの盛況ぶりをチェックした後に(ちょうど表参道でパレードなんかもやっていたのも手伝って)、明治通りを歩き、渋谷へ。

 かつての私の最高のストリートウォッチのポイントであった、明治通り原宿~渋谷に人通りが少なくなっていることをあらためて実感しました。ここ数年、人の流れは、やはり表参道、竹下通り、その間の明治通りに集中しているようですね。

 宮下公園横のガードをくぐったところから、丸井に向かう間、H&Mのショップバッグを探しましたが・・・その後、公園通り、センター街から文化村通りに入るまで、H&Mのショップバッグを持っている人は皆無?・・・全般的にショップバッグを持っている人は少なく、連休最終日で、街に出ている人たちが、金欠状態になったせいもあるにしても、まさか・・・

 と思っていましたら、H&M渋谷旗艦店の近くに来て、ようやく、渋谷店では、白地に赤文字ではなく、ブラックをベースにグリーンの目立つカラフルなオープン用ショップバッグを使っていることに気づき納得。

 店頭は、行列こそありませんが、常に吸い込まれては吐き出される顧客の流れをかき分け入店。

 まず、気がついたのは、一般的には、使いづらい段差のある店舗構造を逆手にとって、組み合わせ自在の什器を積み上げ、ランダムに配列し、商品陳列をしているところ。

 いろいろなところにアイキャッチを作り、不規則に歩かされる多くの来店客の姿は、ウィンドー越しに外から見ても、2階から吹き抜けの下を見降ろしても、店舗の心地よい躍動感、盛況感の演出に一役を買っているようです。

 こういった、来店顧客自身を店舗の演出の一部に巻き込んでしまうやりかたは、相変わらずH&Mらいしな、と思った次第です。

 品揃え的には、ウィメンズとメンズのフルラインが出そろっているようなので、実際に見にって感じていただきたいところですが、私的には「これがH&Mの渋谷マーケット攻略MDだ!」という意図、メッセージがはっきり感じられて面白かったです。

 2Fウィメンズは、明らかに109対策です。マルキューブランドよりもワンランク安い価格3000円台、4000円台中心の品揃えで、デニムも含めて上手にそれらしき提案をしています。

 ティーンズ向けのDIVIDEDとアメカジテイストのL.O.G.G.を組み合わせると今流行りの渋原系ファッションの出来上がり~的なVP、単品訴求にはあっぱれ。今後、マルキューとH&M2Fの買い回り客も増えるのではないかと思いました。

 ところで、某ヨーロッパの古着サプライヤー最大手の最近のNO1ビッグバイヤーはH&Mだとのこと。古着を大量サンプル購入し、古着の良さを研究してモノづくりに活かしているようで、抜け目ないですね。

 原宿では、フォーエバー21に一本取られたプチプラアクセサリー売り場も充実。こっちの方が、F21原宿の商品より実際使いやすいかも。

 3Fウィメンズは明らかに、渋谷の百貨店、駅ビルでお買いものをしている、ある程度洋服のことがわかっている、そして付けくわえるなら、体形を選ばない、大人の女性のスタイリングが打ち出されています。実際、銀座同様、このあたりの客層に、一番支持されそうな店だな、と感じますね。

 4Fメンズは、DIVIDEDラインで原宿ストリート系に対応しながら、L.O.G.G.ラインでちょっと、アバクロを彷彿とさせる、実際は、アメリカンイーグルくらいの感覚の、古着とも親和性のあるちょいヴィンテージテイストのアメカジにまとめてあります。このあたりは30代、40代およびそれ以上にも受けそう。

 H&Mレギュラーラインおよびトレンドラインでは、モードテイストで神南セレクトショップ好きな客層に対応し、クロージング(ビジネスコレクション)ラインは、ZARAの同ラインと比べて、同じ感覚で、2ランクくらい割安感がありますからサラリーマンにも使い勝手がいいかも。

 今後、検証を重ねて変化・進化を続けて行くと思いますが、そんな具合に、渋谷という立地の中で、30-40代の客層のお手軽ファッションストアという、本来のH&Mのポジションングが発揮されそうなお店になりそうだというのが感想でした。

 また、ちょくちょく覗いてみたいと思います。

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September 23, 2009

ららぽーと新三郷のH&M

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 先週金曜日に、H&Mが郊外型ショッピングセンター(SC)に初出店することで話題のららぽーと新三郷に行って来ました。

 都心部中心街での成功が確認されたH&Mが、日本の準郊外立地でも成り立つのかの試金石として、業界注目の日本4号店。このような立地で成功すれば100店舗超の多店舗化も難しくないだろうと・・・。

 SC敷地内でも、一般テナント棟に入らず、駅から近いフリースタンディング的な器を選び、独自性をもつ店構え、店内演出にこだわったというH&M。

 都心で展開中のウィメンズ、メンズにこの秋からキッズが加わって、また、銀座、原宿までは封印していたアメカジテイストの「L.O.G.G.」ラインのお目見えとなりました。

 30-40分程度の滞留時間の中での、感想ですが

 H&Mは、このような日本の準郊外にいる客層のファッション志向もよく研究していて、なおかつ、日本向けではない、社内に40以上のチームがあるといわれる、既存の沢山のMDラインの中から、立地&客層に合わせて上手にそれを切り出し、組み合わせている・・・4店舗目にしてこの初回的中率はなかなかのものではないか

 と思ったことです。

 なるほど、こんな、郊外の派手好きな女性でも着れる、日本でもマスを狙えるテイストもグローバルトレンドをこういう風に組み合わせればできるんだという驚き、

 また、

 商品MDだけでなく、店舗内装のローカルに合わせての意図的な「はずし方」というか適度な「どんくささ感」というか、地元の方々も気張らずに365日バーゲン感覚?を楽しめる什器、陳列手法も抑えており、相変わらずのカメレオンのような市場適応力に感心した次第です。

 今後、このような立地に出店してゆくと、GAPやワールドのHushhush、イトキンのa.v.v、コムサイズムあたりを脅かす存在になりそうですね。

 初日売上は1000万円程度だったとか・・・

 お隣のアバクロとマウジーを足して2で割った商品感性、店舗内装(しびれました。かなりの投資では?)ながら、こなれた価格のAZUL by Moussy、そして、ZARAも含めて、これまで既存の旧態依然としたファッション業態が、こういった準郊外立地で提案してこなかったトレンドファッションが国内外の新世代の業態たちによって、リーズナブルプライスで、どんどん紹介されてゆく・・・とても楽しみな時代になりますね。
 
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