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August 22, 2005

アバクロは路面店を中心に

 アメリカ人気カジュアルファッションSPA、アバクロンビー&フィッチ=アバクロは、06年中に日本出店を計画していますが、先週の日経MJに米本社のCOOロバート・シンガー氏のインタビュー記事がありました。

 記事によると、来年末までに大都市に1店舗は出店したい、とし、当面の年次計画もいまのところ設定しないようですが、出店立地にはこだわりが見られます。
 標準店(実利戦略)と旗艦店(イメージ戦略)の二つのタイプを想定しており、標準店でも250ー300坪ということで、この規模の大型店となると、既存の百貨店や都心SCに適当な立地を見つけるのは極めてむずかしくなるため、路面店が主体になるであろうとのこと。

 実際、アメリカで定点観測含め、何店舗も訪店しておりますが、アバクロは、来店客を奥へ奥へと引き込んで行き、回遊しながらショッピングを楽しませる工夫が随所に見られます。
 ・入り口の衝撃的なイメージモデル写真
 ・打ち出し商品のVMD(ビジュアルマーチャンダイジング;マネキンやトルソーを使ったスタイリング提案)+大量陳列
 ・低音ウーハーが効いて体に響くオルタナティブ系ロックミュージックのBGM、
 ・そしてオリジナルフレグランスの香り、
 ・スノッブな店舗スタッフ
・・・日本では、芸能人やアメリカ帰りの日本人のスタイリングが単品の延長としてブランドイメージを広げましたが、ホントのアバクロの良さを伝えるには、百貨店や都心SCの「箱」じゃ物足りないのは当然だと思います。

 一方、今秋、9月からオープンとなるGAPグループのバナリパは、既存の百貨店や都心型SCのデベロッパーを対象に立地確保の展示会や営業を繰り広げている模様です。バナリパはイメージ的にも商品的にもアバクロのそれと比べて、それほど広くないスペースでも、イメージが伝えやすいのではと納得。

 日本での展開が路面中心となると、「アメリカに続く第二の市場になりうる」とは言え、多店舗出店もそう楽ではありません。しかし、アバクロには、アメリカのように日本人を酔わす、度肝を抜くようなお店作りに是非チャレンジしてもらいたいですね。

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