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December 31, 2005

本年はありがとうございました。

 本年は、3月にブログをスタートし、皆様のTB、コメント、励まし、アクセス数などのおかげでブログを続けることができました。本当にありがとうございました。

 来年も生活者を取り巻くファッション流通はめまぐるしく変化し、「生活者最適」に動くことと思います。ファッション流通の裏方として、それを促し、生活者がますます楽しくお買い物を、そして店舗スタッフの自然で素敵な笑顔の実現を目指して、がんばりたいと思います。

 来年もどうぞよろしく応援お願いいたします。

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December 30, 2005

郊外の猛者の逆襲

 29日の日経新聞によると年商1兆円リテール企業、ヤマダ電機は一連の都心攻略作戦として、06年心斎橋、06年池袋に続き、07年、このたび取得した渋谷109の隣の立地に出店を決定したとのことです。

 このブログで首都圏に再投資する百貨店やまちづくり三法による郊外SCの出店規制をとりあげることによって、今後の企業の出店戦略を通して、変わりゆく生活者の消費の舞台について考えて来ました。

 関連エントリー1-2010年、大都市商圏がおもしろい
 関連エントリー2-まちづくり三法改正で変わる商圏勢力図

 郊外SC出店が規制される07年以降、都心部がさらに様変わりすることは間違いないでしょう。一時は買い手のつかなかったダイエーのリストラ跡地も人気を博し、大商圏型駅前SCや常連テナントをターゲットに、かつてのユニクロ、しまむら、ニトリのような郊外でローコストオペレーションによる価格以上の価値で支持を受け、株式公開、資金力を得た猛者たちが攻め込んでくることが想像されます。感性だけでなく、クオリティと価格のバランスが、都心生活者に新しいバリューを提供することが期待されます。

 今年のはじめに読んだ、しまむら藤原会長の新聞のインタビュー記事が思い出されます。
 「今年は、地方のチェーン店が彗星のごとく現れ、世の中を驚かせる」というな主旨の言葉であったと思います。

 福島のハニーズはすでに全国区になっていましたし、それ以外に今のところ目だった動きはありませんでしが、北陸や中部出身のチェーン店に注目株がある話は、いろいろ耳に入ってきますので来年は来年は楽しみです。

 百貨店アパレル、ワールド、オンワード樫山、サンエーインターナショナルなどが開発した業態が地方SCを舞台に暴れまくって「感性」の同期化を促した今年。そのお返しに、来年以降は地方、郊外の猛者たちの価格だけではない「バリュー」の逆襲が都心部で始まる・・・

 ヤマダ電機やしまむらの都心部攻略を見ていると、これからますます都心部が面白くなる、と期待できます。

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December 27, 2005

先週の記事別アクセスランキング

先週1週間にこのブログ内でアクセスの多かった記事をランキング形式でご紹介します。

 1位―アバクロ日本進出延期(05.12.13)

 コメント:SNSコミュニティからのリンクをたくさんいただきました。

 2位―リアルクローズの時代(05.12.19)

 コメント:時代は真実の服へ

 3位―靴業界にも大きな再編の波が(05.12.21)

 コメント:リヴァンプのファッション関連案件第一号として注目です。

 4位―サマンサタバサ 東証マザーズ上場へ(05.11.22)

 コメント:来日中の広告塔 シャラポアはなかなか素敵でした。

 5位―ZARA(ザラ)ジャパン スペイン本社100%出資へ(05.12.22)

 コメント:7年間でビギをパートナーに得たノウハウとは?また、ビギは世界のベストプラクティスから何かを得たのでしょうか?

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カルティエ訴訟判決-ブランド品のリメイクは違法

 12月26日付け繊研新聞によると、去る20日、東京地裁が、高級時計ブランド、カルティエの真正品(本物)に、カルティエの許可を得ず、第三業者がダイヤをはめ込んだ、ブランド加工商品に対し、商標権侵害、違法と判決を下したとのことです。

 業界的に言えば、いわゆる「リメイク品」の是非に関しての初めての判例となるとのことで、今後、ファッション業界に波紋を呼びそうです。

 これは、銀座「とらや」がカルティエの時計に独自にダイヤを埋め込み、「アフターダイヤ」「後付ダイヤ」などとして販売していたものに対し、カルティエインターナショナルが「どこの誰が責任をもって生産、販売しているかを示す出所表示や品質保証の機能を持っているが、加工品ではその責任を果たしようがない」と、販売中止、商品の破棄、損害賠償を求めていたものです。

 並行輸入にしても、リメイク品にしても、商標権問題の結論は、やはり、どのように仕入たか、ではなく、

 「商標権者が保証しうる品質を備えているか?」

 がポイントということですね。

 そうすると、これからは、ブランド商品を買ってきて、リメイクやダブルネームなどにより、原型を崩す加工を勝手にやってしまうと、訴えられたら勝ち目はない、とのことで、そのような行為をされている会社は、注意が必要です。

 実は、過去に、ある案件で、リメイクをしようとして、弁理士さんに注意をされ、中止したことがありました。実際は、世の中には、商標権者が目をつぶっているリメイク品事例がほとんどなのですが、上記の観点で、判例はないが、まずい、ということだったのです。
 その際、リーバイス501リメイクのような、古着はどうなのだろう、と議論をふっかけてみました。古着には、消尽説や用尽説などがあって、一度正当に消費されたものは、商標権者の権利の至るところではない、という説があるらしく、中古ソフトなどをめぐる問題では、この説を用いる方もいらっしゃるようです。果たして、アパレルについては、やはり、判例を待たないとなんとも言えない、ただし、上記の「商標権者が保証しうる品質」がポイントになるのでは、とコメントされていました。

 業界には、相手が目をつぶっているうちは大丈夫的な行為も少なくありません。

 このカルティエ訴訟も、あるブログによると、当初は、和解ですむところ、被告が弁論準備期日に無断欠席を重ねたことにより、判決を下さざるを得ない事態になったという裏話があるようです。そんな理由で、業界であいまいになっていることに、白黒ついてしまうこともあるもんだな、と思ったものです。

 いずれにせよ、「生活者利益を高める」モラルと正義がポイントではないでしょうか。

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December 26, 2005

コンビニが百貨店を傘下に-流通は「生活者最適」に動く

 本日の日経新聞1面、言わずもがなのセブン&アイの西武百貨店・そごう買収は流通を取り巻く時代の変化の象徴を感じます。

 今回の統合を見ていると、間違いなく、時代とともに流通が「生活者最適」に動いている証を実感します。しかも、それが加速していることを。

 百貨店・・・その名の通り、バラエティ豊かな「品揃え」を実現した。
 GMS・・・豊かな品揃えを、ボリューム、トレードオフにより「低価格」を実現した。
 コンビニ・・・「価格」より距離と時間の「利便性」を実現した。

 品揃え(質)→価格(量)→利便性(時間)

 もちろん今後、百貨店、GMS、コンビニ、それぞれの役割は失われないと思いますが、それらのマルチな顧客軸および消費行動軸を一手に持ち合わせ、IYバンクによりカネの流れも掴んで時代を読もうとするセブン&アイというか、鈴木さんのすごさに唸ると同時に、次の一手をどう読むか・・・

 やはり、答えは、「生活者最適」しかない、と思います。

 「生活者最適」を考えるためには・・・自ら妥協を許さない生活者になること。

 昔読んだ、ノードストローム ベッツィ・サンダースさんの言葉を思い出し、噛みしめています。

 参考文献「サービスが伝説になる時」ベッツィ・A・サンダース著

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December 25, 2005

まちづくり三法改正で変わる商圏勢力図

 政府与党が21日にまとめた、来年の国会に提出する「まちづくり三法」改正案について、22日の日経新聞、23日の日経MJの記事を読みながら、これから流通はどのように変わってゆくのかを考えめぐらせておりました。
 
 これに至る流れを簡単に整理すると、
 ○アメリカなどの規制緩和要求を受けて、1998年に大型店出店を規制する
  大店法を廃止。届け出と地元との調整は要するものの、実質的に大型SCの
  出店はかなり自由に。
 ○その代わりに「まちづくり三法」を制定し、中小小売業立地である中心市街地の
  両方を活性化させる予定であった。
 ○2000年前後からの郊外への大型SC出店ラッシュは、その爆発的な集客力
  により、加速度的に中心市街地から顧客を奪い、駅前商店街の空洞化は
  深刻なものへ。
 ○大型店出店可能地域を中心市街地と相乗効果の見込まれる「商業地域」、
  「近隣商業地域」、「(大商圏および政令指定都市の)準工業地域」に限定し、
  その外側への出店は禁止へ(ゾーニング強化)。
 
 と一旦は「自由化した出店」を、大型SCが「出店できる地域を限定して行こう」というものです。この改正案は、07年より施行の模様です。
 ちなみに、イオングル-プの直近の計画でも、その7割くらいは、禁止となる地域にあたるらしく、業界の商圏拡大ベクトルに大きく影響を及ぼすことになります。

 現在、売上を大きく伸ばしているファッションSPA(製造小売業)が、この郊外SC開発の波に乗ったものであることは、言うまでもありません。デベロッパーだけでなく、彼らはどこへその成長ロジックの場をシフトするのか、そして、施行後の覇者は?

 考えられることは・・・
 ○ 06年いっぱい、駆け込み大型SC出店・・・ラフな出店避けられず
 ○ 07年以降、郊外大型SCは既得権益に・・・家賃高騰
 ○ 郊外では、規制の影響を受けない規模の食品スーパーやしまむらの
  ような実用衣料を核としたNSC(近隣小商圏向けSC)が活躍
 ○ 都心再開発、都心既存店の改装が進む・・・ダイエー・西友浮上?
 ○ 現在、死に体になっている、非ターミナル駅の駅ビルに脚光が
  ・・・JR系デベロッパーの時代へ?見越して提携したイオンはさすが
 ○ 都心好立地に既存店舗を持つ企業を標的としたM&Aが進む?

 家賃負担が上がり、体力のある、利益率の高い大手企業による品揃え同質化は避けられないような気がしますね。狭い場所でパイを食い合う日本では、自由競争と同時にバラエティ豊かな真の生活者利益の実現は難しいんでしょうかねえ。

イオンの岡田社長が言われるように、市街地活性化のための具体的な策を議論せずしての、出店規制は大いに問題ありと思います。

 一方では、現在、「穴」と言われる大商圏の商店街立地(コンビニ、ドラッグ、百均立地)へのファッション業態開発も進むのではないか、と楽しみではあります。

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December 22, 2005

ZARA(ザラ)ジャパン スペイン本社100%出資へ

 本日の繊研新聞によると、世界4大SPAのひとつ、ZARA(ザラ)を展開するスペイン インディテックスグループは、今月内にザラジャパンへの出資比率を現行の85%から100%に引き上げ完全子会社化するとのことです。

 ザラジャパンは、97年に日本のビギグループ51%、インティデックス49%で設立されましたが、03年インティデックス85%に引き上げたのに続き、05年100%となります。
 これにともない、現状、ビギ出身の城尾社長より本社のベルバラ氏が新社長に就任するとのこと。マーケティングディレクターの門田氏が副社長に昇格する模様です。

 現状、日本で大都市を中心に16店舗を展開するZARA(ザラ)の今後の出店政策などは、明らかにしていませんが、より、スペインの世界戦略の中に日本のマーケットも組み込まれてゆくと思われます。

 ZARA(ザラ)は、以前からこのブログでそのオペレーションの先進性をご紹介してきた、世界のファッションSPA(製造小売業)のベストプラクティス企業です。

 短サイクルMD、QR生産、スペインの本社から、全世界の店舗にFEDEXと組んで、週2回の商品デリバリーを行っている姿はすばらしいものがありますが、こと日本マーケットに関しては、まだ攻めあぐねているような気がします。ご存知のように、同社は、世界共通規格で企画生産している関係で、日本人にとっては、モデル体型の女性や、スポーツマン体型の男性(手が長く胸囲のある私的にはOKなのですが)には、フィットしますが、さらにマーケットを拡大するためには、GAPやバナリパにような日本仕様の検討が必要であると思われいます。最初は、着る人を選んで、スノッブに売っても、高い家賃を吸収するために、裾野を広げ実利をとる段階にも入ってゆくと思いますので。

 日本企業との協業は一長一短あると思いますが、今回の完全子会社化、スペイン人の社長就任で、日本の顧客との距離は作らないように願いたいところです。

 関連エントリー1 スペイン版トヨタ生産方式-ZARA(ザラ)
 関連エントリー2 ZARA(ザラ)の「すべてを自前で抱える強み」
 関連エントリー3 今、買わないと売り切れる
 関連エントリー4 企画生産のスピードを支えるコミュニケーション
 関連エントリー5 ユニクロはどこへ行く

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December 21, 2005

靴業界にも大きな再編の波が

 本日の日経新聞によると流通企業再生会社リヴァンプは、ゴールドマンサックスと組んで、ナイキ、アディダスに次ぐ靴卸業界第3位のトークツを買収すると発表しました。買収額50億円(トークツの年商は220億円)の模様で、リヴァンプ15億円、ゴールドマンサックス15億円出資する会社が受け皿になる模様です。将来、株式公開による利益を見込んでいるととのこと、ロッテリア(外食)、フージャース(マンション)もいいですが、よりファッションに近い企業でのリヴァンプの腕の見せ所ではないか、と期待しております。

 一方、イオングループはAsbee、H2Companyなどを展開する名証2部上場のツルヤ靴店の第三者割り当てを引き受け、21%に相当する株式を取得し、資本提携をすることを発表しました。

 ツルヤは、婦人靴専門店を除くと東京靴流通センター、SHOE PLAZA、フットアップ、SPCなどを展開するチヨダ、ABCマート、ユニクロ傘下のワンゾーン、イオングループのニューステップ、に次ぐ業界第5位の靴専門店チェーンで、同じイオングループ内のニューステップと合わせれば、ABCマートに迫る売上規模になります。
 また、ツルヤは、イオンとの提携により、イオングループが開発するSCへの出店機会が得られますね。

 来年以降、靴業界も大きな再編の嵐が吹き荒れそうです。

 シューズビジネスは、アパレルに比べると国内皮革産業保護の輸入規制、中間流通の多さ、サイズが多いことによる高い在庫リスク(長いサイトの支払手形)、低い商品回転率で、リスクの高いビジネスです。
 最近では、アパレルSPAがファッションとコーディネートできる靴の開発も進めており、靴業界の従来の発想が通用しなくなっているとも言われます。先日も、靴製造メーカーの社長さんとそんな話をしておりました。

 これらの再編が引き金になり、より生活者最適な商品提供、売場提案ができるよう、マーケットが活性化されれば、と思います。

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December 20, 2005

先週の記事別アクセスランキング

先週1週間にこのブログ内でアクセスの多かった記事をランキング形式でご紹介します。

 1位 アバクロ日本進出延期(05.12.13)

 コメント:残念なお知らせですが、SNSコミュ二ティあたりを見ていると、逆によかったというファンもいらっしゃるようです。

 2位 サマンサタバサ 東証マザーズ上場へ(05.11.22)

 コメント:しばらく話題もちきりですね。

 3位 格安でヤングとらえる-ジャムピクシー(05.07.28)

 コメント:7月のエントリーですが、根強いアクセスがあります。
 
 4位 タブーがタブーでなくなった今年を締めくくる?レイザーラモンHG(05.12.12)

 コメント:ちょっと話題がずれてるかもしれませんが、来年のファッションにも影響与えそう。

 5位 IKEA(イケア)を迎え撃つニトリの品質管理改革(05.12.01)

 コメント:価格の2倍以上の価値を目指しています。

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December 19, 2005

リアルクローズの時代

 本日の繊研新聞にあったイギリス出身のコレクションデザイナー、ステラ・マッカートニーのインタビュー記事から印象的だった部分を引用します。

 「いつも、自分の気持ちに対して素直にデザインしようと心がけているんです。デザイナーってシリアスになり過ぎてると思う。私は最初から、実用的で、自分が着たい服を作ってきました。世の中にあるつまらないベーシックウエアに、楽しさと少しの個性をつめてきた・・・」

 彼女は、女性デザイナーの作るリアルクローズのリーダー的存在と位置づけられ、従来のアート的なデザインや華やかしさ重視のコレクションデザイナーとは違って、より現実的な服にこだわり、スポーツブランドのアディダスやファストファッションのH&Mとのコラボなどユニークな取り組みでも有名です。

 関連エントリー H&M、次なるコラボはステラ・マッカトニー
 関連エントリー 欧米マーケットに影響与えるファストファッション

 一方、同じく、本日の繊研新聞に、SCを舞台に、ローリーズファームやグローバルワークといったカジュアルウエアSPA(製造小売業)で快進撃を続ける 東証一部上場企業、ポイントの3ヵ年計画についての記事がありました。

 同社は、主力業態 ローリーズファームでの成功手法を、ファミリー(グローバルワーク)やアダルト(アンダーカレント)といった違った客層をターゲットにした業態へ移植させることによって成功ロジックを組んで、現在の約500億円の売上高を09年2月期に760億円を目指すとのことです。

 その成功手法とは、主に

1.「等身大MD(ターゲット顧客と同じライフスタイルを送る企画担当者による品揃え提案)」

2. 商社とがっぷり組んだ機動的な二人三脚OEM海外生産

3. そして、店舗と企画担当者の密なコミュニケーションへの努力をささえる企業文化
と思われます。

 関連エントリー ポイントの好業績を牽引する「等身大MD」

 この二つの記事を、興味深く、そして、同じキーワードと確信をもって読んでおりました。「リアルクローズ」も「等身大MD」も同じ意味で、現代の成功必須条件であると。

 いかに、顧客に近いところで同じ目線で考え、スピードと柔軟性をもって商品を提供するか・・・
 それは、日ごろ、このブログで紹介をしている企業の共通点であります。

 多分、ネクタイをしている中年男性がメーカーの男性営業マンを相手に机上でバイイングをしているGMSやチェーンストアには見えてこない・・・ことが勝負を決する時代へ

 「リアルクローズの時代」 これこそ、生活者最適に動く現代ファッションマーケットにふさわしい言葉ではないかと思います。

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December 16, 2005

青山商事、CCCとポイントサービスで提携

 本日の日経MJ、繊研新聞によると、洋服の青山やザ・スーツ・カンパニーなど全国約790店舗を展開する青山商事は、来年2月上旬から、お買い物の際、CCC(カルチャーコンビニエンスクラブ)のTSUTAYA会員カードを提示すれば、同カードサービスのTポイントが蓄積できるサービスをスタートするとのことです。お買い物100円あたり1ポイント(1円相当)のTポイントがたまり、提携企業でのお買い物に使えるというものです。

 この話は、昨日のエントリーと通ずる話ですが、異業種企業がそれぞれ発行するポイント(マイレージ)に互換性を持たせることによって、「財布を厚くしているカードを一枚にまとめ」、生活者を囲い込み、消費行動分析をしようとする企業戦略で、日本では、CCCが、先行しているようです。

 今後、アメリカのように、業種を飛び越えて、ポイントが貯まり、使えるという企業同盟サービスも活発になるでしょうし、また、それらのポイントがエディのような電子マネーへの手軽な交換や、イーバンクにキャッシュバックされるようなサービスも次々に登場してくるでしょう。 

 90年代の後半、アメリカでそういったアライアンスカードの実情を知ったあと、ターゲット顧客が共通な異業種企業の共同マーケティングがとても、興味深く気になります。単なるコラボではなく、アライアンス(同盟)ですね。
 業種の論理や、サプライサイドの論理ではなく、生活者最適なポイントやカードシステムであれば大歓迎です。

 今後マーケットの競争は、業種内の「企業 対 企業」ではなく、また、現在の「SC 対 SC」の顧客動員競争を飛び越えて、アライアンスを組んだ「企業同盟 対 企業同盟」へ、いう図式が見えてきて、とてもおもしろくなってくるな、とその動向を見守っております。

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December 15, 2005

イオン、スイカ導入へ 電子マネー決済とその先にあるもの

 昨日の日経新聞によると、流通最大手のイオンとJR東日本は13日、包括的業務提携に合意し、その一環として、07年1月をメドに、JR東日本エリアのイオングループ店舗にSuica(スイカ)を導入するとのことです。

 このイオンの動きは、先だって、セブン&アイ(イトーヨーカドーグループ)が、07年春にエディ、スイカに次ぐ第三の電子マネーを発行することを発表したことをかなり意識したものであることは、ファッション業界屈指の専門家ブログ、ファッション・イン・ファッションの両国さくらさんも、さすが、昨日のうちに取り上げ、興味深い指摘をしておられました。

 しかし、今年、この電子マネー関係のニュースは、本当に、めまぐるしく、日進月歩、企業が先を争うように取り組みを打ち出した、もっともホットなトピックの一つであったと思います。

 年間300兆円の個人消費のうち、千円札や硬貨が決済される少額決済市場は、約60兆円。これを奪い合う形で、エディ、スイカの双璧に、セブン&アイが参入。これらのプリペイド電子マネーに対して、UFJニコス、JCB、三井住友カードが、クレジットカードと連動して、後払いケイタイ決済サービスをスタートさせました。

 これらの決済手段に対して、スーパー、コンビニ、ファミレス、航空会社、ガソリンスタンド、ドラッグ、カメラ量販、CDショップなど各社が3陣営にわかれ、今のところ互換性のないまま、それぞれ同盟企業を増やして勢力争いを繰り広げている構図。来年には、生活者包囲網は完成し、どの陣営に入るのか、選択がせまられる勢いです。その前に、生活者最適を考えたら、統一されるべきなのですが。

 しかし、この電子マネー、ケイタイ決済のその先にあるものは・・・

 1998年、アメリカで暮らしていた私の目に映ったのは、人々がスーパーで使っていた、1枚の磁気カード(ICだったかもしれない)。銀行のキャッシュカードに、航空会社、クレジット会社、スーパーマーケット、ドラッグストア、ガソリンスタンドのロゴが入っており、この1枚で、日常のお金の出し入れ(ATMだけでなく、スーパーのレジでも現金に引き出し可)、通常の決済、クレジット決済、各社のポイント、マイレージをためることができるもの。
 ガス、水道、電気、電話、ケーブルテレビも引き落としにしておけば、キャッシュレスで生活ができ、毎月の銀行口座の使用明細が1ヶ月分の家計簿に。 

 お判りでしょう。
 ・財布を分厚くしている、たくさんあるカードを1枚に
 ・毎月、複数来る請求明細を1枚に

 これが、7年前のアメリカの生活者包囲網の動きです。このカードをケイタイに置き換えてしまえば、数年後の日本の姿が見えるのではないでしょうか?
 そして、請求明細を1枚にまとめる企業が、顧客の消費行動のモニタリングを行うことができ、未来のマーケティングの覇権を取る、というシナリオです。

 しかし、FSP(ポイントカード)の顧客購買情報もマーケティングに活かせず、単なる割引に合戦になっている日本では、電子マネー運営会社やクレジットカード会社が企業から取る決済手数料収入が関の山で、そこまでやりきれる企業がどこまであるのか疑問ですが・・・。

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December 14, 2005

中国での「無印良品」商標問題 決着?

 昨日の日経新聞、本日の繊研新聞によると、中国政府は、11月30日付で中国で、「無印良品」「MUJI」を登録して店舗展開(17店舗)をしていた香港企業(JBI )に対して、同社が持つ25類(被服など)の商標登録の無効を命じる審決を下したとのことです。 これは、先に取り消しの申し立てをしていた日本の良品計画の意に沿うもので、これに対して、30日以内にJBIが提訴しなければ、良品計画は、拒絶査定不服審判の再開を経て、登録へのステップを踏みます。

 この問題は、以前、このブログでも紹介しましたが(関連記事は>>>こちら)、ブランドビジネスを考える日本企業の危機管理問題でもあります。
 ファッションに限らず、自動車でも家電でも、ブランドビジネスは、「ブランド」を権利化するところ、すなわち、商標登録するところからすべてがスタートします。ところが、登録には、コストがかかるものですから、売れ始めたら考えればいい、と思っていらっしゃる方も少なくありません。
 今回の「無印良品」にしても、香港へは、91年から進出していたにもかかわらず、中国での登録出願は99年、これに対して、香港企業 JBI が被服分野で95年に先行出願していたために、良品計画はその分野だけ、商標が取れなかったわけです。

 今回は、幸い、「無印良品」は、日本での知名度から著名商標扱いをしてもらったため、政府に認められた格好ですが、世界戦略を考える自動車や家電の製造業は、事前に周到に準備しており、中国進出の時もこの手のトラブルはなかったそうです。

 さらに、中国問題でややこしいのは、たとえそのブランドが、中国に進出しなくても、中国で生産する場合も、もし、中国に商標登録者がおり、彼らに悪意があると、中国からの輸出が差し止められてしまう可能性があることです(関連記事は>>>こちら)。

 今からでも遅くはありません。ブランドビジネスをされている方は、一度、お知り合いの弁理士さんに相談しましょう。

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先週の記事別アクセスランキング

先週1週間にこのブログ内でアクセスの多かった記事をランキング形式でご紹介します。

1位-サマンサタバサ 東証マザーズ上場へ(05.11.22)

 コメント:上場おめでとうございます。ヒルトン姉妹が登場した記念イベントが盛り上がったようですね。

2位-速報-どうなる?アバクロ日本進出(05.09.07)

 コメント:残念ながら日本進出は無期延期(関連記事は>>>こちら

3位-IKEA(イケア)を迎え撃つニトリの品質管理改革(05.12.01)

 コメント:わが国の自動車製造の英知を品質改革にそそぎこむホームファッションの日本代表格

4位-裏原宿(うらはら)の個性奪う?不動産投資(05.12.02)

 コメント:表参道ヒルズもベールを脱ぎ、エチカも開業。変わる原宿も楽しいのですが・・・

5位-ホワイトバンドとファッション業界(05.12.05)

 コメント:今年下半期売上400万本超はすごい。

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December 13, 2005

アバクロ日本進出延期

 ※このエントリーの後、2007年8月7日、再び、アバクロの2009年後半の日本進出が発表されました。以下をご覧ください。

 アバクロ日本進出は2009年後半

 本日の繊研新聞によると、アバクロことアバクロンビー&フィッチは、日本進出を正式に延期したとのことです。

 以前にもこのブログでご紹介しましたが、同社は、前COOのロバートシンガー氏の下、カナダ、英国、日本などへの海外戦略を推し進めていました。ところが、この海外進出のスピードについて、COOとCEOの意見が合わず、8月末にシンガー氏が辞任、その後、暗雲ただよっておりました。
 このたび、3ヶ月ぶりに意思表明があったらしく、カナダや英国への進出を優先すると発表し、日本については無期延期、日本進出にあたり今年の5月に設立したANF日本法人も清算することになるそうです。出店物件も3店舗ほど契約寸前だったらいしく、これらは、キャンセルしたとのこと。

 米国のアバクロは、既存店前年対比二桁増の快進撃、大手専門店チェーンの中で最も売上を伸ばしています。勢いのある時に次の手を打つ、という考え方もあるかもしれませんが、育ての親、リミテッドブランズのDNA通り、世界で一番豊かなマーケット、アメリカで伸ばせるところまで伸ばすまで、海外進出はしない、という戦略があったり、進出するにしても、マーケットの特性も言語も違う日本は慎重になった、というところではないでしょうか?

 アバクロファンの私としては、残念です。田代代表が言うように、「日本進出で言えば今回は絶好のタイミングだった」には同感で、会社方針とは言え、機を逃してしまうことも否めません。

 ライバル アメリカンイーグルアウトフィッターズ(AE)も日本とのパートナー(リテーラーとの噂)と組んで07年春に進出を表明しており、このアバクロ進出延期に対し、AEがどのように出るのかも見ものです。

 関連エントリー1 「アバクロ」日本進出
 関連エントリー2 アバクロ日本進出 続報
 関連エントリー3 「アバクロ」日本進出関連記事
 関連エントリー4 アバクロは路面店を中心に
 関連エントリー5 アメリカンイーグル07年春、日本進出
 関連エントリー6 速報-どうなる?アバクロ日本進出
 関連エントリー7 アバクロ日本出店を考える

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December 12, 2005

タブーがタブーでなくなった今年を締めくくる?レイザーラモンHG

 12月11日の日経MJによると、レイザーラモンHGの仮装グッズが宴会芸用に人気で、東急ハンズでは3ヶ月で1万セットを売り上げたとのこと。11月単体では、仮装グッズ売上NO1だそうです。
 東急ハンズのサイトを見ると 
 ハードなお兄さん 4200円
 大ハード芸人2  6930円
の2種があるようです。

 正直、私も、当初は、彼には「かなり」抵抗がありましたが、こどもたちは大喜び。秋ごろに電車の中で聞いたOLの会話によると、結婚披露宴での新郎友人の余興としても登場し(5人くらいがHGになって、新郎を先頭にマッドネスのように行進したそうです。)、大爆笑だったらしいです。
 ご存知のように、今年の流行語大賞では「フォ~」がトップテン入り。締めくくりは、今日のスポーツニッポンですが、NHKがHGに大晦日の紅白歌合戦の応援コーナーへの出演交渉中とのことです。ここまで来たら、もうあっぱれですね。

 HGの活躍を見ていると、今年は、程度の大小はあれ、いろいろなタブーが壊された年であったと思います。ホリエモンにしても、音楽配信にしても、クールビズにしても、HGにしても・・・最初は抵抗あるものの、やるじゃないか、いいじゃないか、面白いじゃないか、と市民権を得てゆく時代。その原動力は、常に「生活者の支持」であると思います。

 ところで、最近の業界内のトレンドや世間話をつなげてゆくと、来年は、ニューハーフやおかまちゃん向け商品やゲイファッションが「表舞台」で、話題になりそうな予感がします。

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December 09, 2005

ウォームビズ 期待はずれ?

 夏のクールビズの感触に期待されていたウォームビズですが、業界は用意周到にいろいろな提案をしたものの、生活者の反応は芳しくないようです。

 この冬商戦は、10月、11月とまずまずの売上ですが、けしてウォームビズとして用意された商品ではなく、低めの気温に助けられたアウターやカジュアルシャツであったり、新聞紙上では、早くも来年のクールビズに期待する記事が次々と登場。

 考えてみると、夏は、ネクタイをはずすという試み、胸元を見せる「エロいおやじ」風スタイル、ドゥエボットーニといった衿が高く、襟元2つボタン付きのあまりタンスにない商品、オジサンがビジネスには着なかったボタンダウンシャツなど、「新しいスタイル」が提案されたため、話題性があったもの。 
 一方、ウォームビズとなると、防寒下着?ベスト、セーター?マフラー?・・・決して新しいものはなく、新聞や雑誌の記事の通りの着こなしをしたら、「ただのおっさん」に成り下がるだけ。そういう意味で、結果的にウォームビズスタイルで新しい着こなしをするには、上級者向けになってしまうのではないか、というのが大方の見かたではないでしょうか?昨日もメンズファッションスタイルコーチをご職業にされている方とお茶を飲みながら、そんな雑談をしていました。

 また、高層ビルのオフィスなどでは、ウォームビズで室温を20度に保とう!といっても、暖房を入れなくても25度近いまたは、それ以上のところが少なくないらしく、むしろそういうところでは自動空調で冷房を入れているそうですから、残念!現状、調査が足りなかったと政府の掛け声倒れを指摘する、建築専門家の記事も以前目にしました。

 ファッションビジネス振興のために政府が先頭に立って話題性を作ることは大切だと思います。せっかくやるのですから、緻密なしかけで、来夏は、今年以上に盛り上がることに期待したいと思います。

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December 08, 2005

リテールロジスティック戦略の真骨頂

 ある物流改革のプロジェクトで、全国展開のリテールチェーンの物流センターを見学に行きました。
 
 業界では、有名なところなので、いろいろ聞かされてはおりましたが、その完成度に、訪問メンバーは全員関心するばかり。 「すごいね、でもうちには到底できない・・・」「事情が違うからね」というメンバーの言葉。

 確かに、その積年の研究や、設備投資はそう簡単に真似できないかもしれません。しかし、前回の他社の物流センター訪問の際にも触れましたが(関連記事)、彼らが、何を大事にして、どういう思いで、この物流センターの仕組みを作ったか?をヒアリングから感じとり、やり方や規模は違うけれど、実現できることもあるのではないか、と考えをめぐらしておりました。
 
 彼らが大事にしていること・・・
 
 ・毎日新しい商品を店舗に届けること(鮮度)
 ・出来るだけ早く店舗に届けること(スピード)
 ・店舗作業を単純にし、間違えや不測のことが起こっても
  店舗サイドのイレギュラー作業を極力無くすこと(誰でもできる平準作業化)
 ・売れ残り在庫を残さないこと(鮮度;企業利益)

 業界では、「現場主義」の名の下に、問題を現場任せにしていたり、トップが会議で怒るたびに、店舗作業が増えてゆく会社が少なくありません。本部の無計画性が店舗へ、そしてお客さんへのサービスにしわ寄せが行く・・・。多くの企業が耳の痛い話ではないでしょうか?
 一方、訪問先は、パートさんの戦力化でも長けている会社でもありますが、物流の在り方も含めてそのひとつひとつに、イズムが一環していることを感じました。

 ところで、リテールの物流戦略=「ロジスティック」とは、軍事用語の「兵站」にその語源があると言われます。チェーン店のエリア攻略においては、本部や物流センターは、距離や時間を考えて、店舗がベストパフォーマンスするための後方支援基地であると考えなければならないと改めて、実感させられます。

 そんな視点から日本に進出中の海外ファッションSPAのロジスティック物流戦略を比較してみると・・・

 ZARA(ザラ)は、毎週2回、スペイン本国の基地(本社)から大都市一等地を「空爆」(FEDEXと提携)。
 一方、ホームファッションのIKEA(イケア)は、世界各国で生産された商品を上海に建設した基地(物流拠点)に集約させ、そこからまとめて「軍艦」で日本の店舗に送り込んで来る模様です。日本進出に選ばれた立地は、船橋、横浜、神戸・・・港に近いのは間違いなく、戦略的だと思います。IKEAは、その上海の拠点に万全を期すため、当初のOPEN予定は、05年秋だったのですが、06年4月へと先延ばししたいきさつがあります。それだけ、後方支援のためのロジスティック戦略に時間をかけて、日本を徹底攻略しようとしているところに本気度を感じざるをえません。彼らは、世界ロジスティック戦略の絵の中の日本をどのように見ているのでしょうか。
 
 それに対して、日本の企業は・・・今回の訪問先のようなところは、ほんの一握りで、まだまだ「竹やり」が多いですかね。 

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December 07, 2005

第2回 東京ガールズコレクション日程決定

 girlswalker.com(ガールズウォーカー・ドット・コム)を運営するゼイヴェルの12月6日付けプレスリリースによると、この夏、話題性、集客ともに大成功に終わったファッションイベント、東京ガールズコレクション(TGC)の第2弾2006 Spring/Summer が、2006年3月11日に代々木第一体育館で開催されることに決まったとのことです。

 プレスリリース記事は>>>こちら

 過去の関連記事1
 過去の関連記事2
 
 次回のテーマは、「日本のリアルクローズを世界へ」、と大きくぶち上げ、前回の12,600人の来場に対して、来年は、20,000人の動員を目標にし、特に、ファッションシーンに見る音楽との融合を強調。モバイルのみならず、パソコン、テレビ、雑誌と連動し、マルチメディアで発信してゆくようです。

 当然、大浜社長のことですから、タイトル通り、海外への衛星放送も目論んでいるのではないか、と期待しております。

 話は変わりますが、去る10月30日~11月9日の間に、世界のファッション界では、東京コレクションにあたるジャパンファッションウィーク(JFW)が行われました。今回は、政府も旗振りを行って、期間を10日間に凝縮し、短期集中型で業界関係者のみ44,600人を集客したとのことで、改革第一回目としては、まずまず?

 しかしながら、今回のJFWに対し、ジャーナリストや報道陣が上げていた課題として、
・世界的にメジャーな日本のデザイナーが出演していない。パリに出ているからよし、ではなく、せめて彼らのセカンドラインが出ていれば。
・海外の著名プレスを呼びきれていない。
・スポンサーは日本の繊維業界の企業に限られている。
などなど

つまり、世界に対するアピールが足りず、日本の業界の内輪イベントではないか、という指摘が多く上がっているようです。

 そこで提案したいです。次回JFWは、ぜひ、ゼイヴェルのTGCと組んで、消費者も見れる、世界のバイヤーも注目しているTOKYOのリアルクローズのショーをマルチメディアで発信する、スポンサーは世界の有名企業についてもらいましょう。
 
 一気に、に世界が東京ファッションに注目すること間違いないでしょう。

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December 06, 2005

先週の記事別アクセスランキング

先週1週間にこのブログ内でアクセスの多かった記事をランキング形式でご紹介します。

 1位-サマンサタバサ 東証マザーズ上場へ(05.11.22)

 コメント:いよいよ上場で出店加速。

 2位-リヴァンプがロッテリア再建支援へ(05.11.26)

 コメント:2号案件はマンションのフージャーズだそうで、「再建」だけじゃなくて
      ブランドマーケティングもやるそうです。

 3位-格安でヤングとらえる-ジャムピクシー(05.07.28)

 コメント:商店街の女の子&ヤングママの強い味方

 4位-速報-どうなる?アバクロ日本進出(05.09.07)

 コメント:最近聞かなくなりましたが、その後はどうなったのでしょう

 5位-IKEA(イケア)を迎え撃つニトリの品質管理改革(05.12.01)

 コメント:来年は海外・国内SPA決戦で、日本もホームファッションブームを迎えることでしょう。

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December 05, 2005

ホワイトバンドとファッション業界

 スポーツ紙などによると、12月3日、4日の2日間、GLAYの8ヶ月ぶりのライブとしても注目を集めた貧困問題を考える啓蒙イベント、「ホワイトバンドフェスティバル」がさいたまスーパーアリーナで開催され1万5千人の観衆を集めたとのことです(大方GLAYファンだったようです)。

 日本のホワイトバンドは、その収益が、実は、貧困への募金そのものに回るではなく、国民の貧困問題への意識を高めるための団体の活動資金づくりが目的であることで、一時物議をかもしだしましたが、それにしても、7月から販売を開始し、単品で、400万本以上を売り上げたということですから(店頭売上12億円以上)2005年下半期、もっとも話題性のあったファッションアイテムの一つといっても過言ではないでしょう。

 11月30日付繊研新聞に非営利活動法人の方が、ホワイトバンドの功績についてコラムを書いていらっしゃいました。 抜粋しますと、

・ 暗く、生真面目なイメージの社会貢献を、有名スポーツ選手やミュージシャンがモデルとして協力して、ファッション性を焼き付けたこと
・ 小売流通業の販路を使って一般に、気軽に普及できたこと
生活者も企業も、構えすぎない、無理をしない新しい社会貢献のひとつの表現方法として評価していたものです。

 なるほど、成功の要因は、構えすぎない、無理をしない社会貢献の表現・・・

 そんな、ファッションの十八番的アプローチ、話題性で成功したファッションアイテムを、主に書店、CDショップ、コンビニなどではよく見かけましたが、ファッション業界の店頭では、あまり見かけなかったのが、ちょっと不思議でした(フランフランあたりでは見かけましたか)。 

 ちょっと業界内で、聞いてみると、みんながしているから没個性、ファッションとしては取り扱わない、という意見があったり、逆に、ホワイトバンドが流行っているからという理由で、そのものではなく、別のロゴを入れたり、オリジナルカラーで類似商品を販売していたり・・・(ちなみに、カラーには、緑-環境保護、黄-がん患者支援、赤-エイズ問題など意味があるようですが、販売しているところは、あまり意識していないようです。)

 考えていたら、ファッションアイテムなのに、ファッション業界が一番遠いところにいるような気がしました。まぁ、あんまりかんがえすぎてもしょうがないのですが・・・

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December 02, 2005

裏原宿(うらはら)の個性奪う?不動産投資

 事務所が原宿竹下通りにあるもんで、ランチタイムは気晴らしに裏原を歩くことも少なくありません。

 2-3年ほど前の裏原ストリートファッションブーム、今年前半までの古着屋ブームが落ち着いて、最近、なんか活気がないな、と思いながら歩いていたところ、先日、あるチェーン店の店舗開発の方に、ばったり出くわしました。
 「おお、久しぶり、物件でてるんだけど、このあたりどうかな?」「えっ、御社が裏原?」なんて会話をした矢先、本日の日経MJの1面は、らしさが消えゆく裏原宿に関する記事でした。

 どうやら、表参道、明治通りに世界の有名ブランドの旗艦店が次々に立ち、来年の2月11日には、いよいよ同潤会アパート跡地に表参道ヒルズがOPEN、不動産投資信託(REIT)や不動産投資ファンドが物件を買いあさっているらしく、大通りに面している物件の家賃は、坪20万円まで高騰しているとのこと。
 その影響を受けて、裏原やキャットストリートでも、家賃が坪9万円台になっているらしく、当初、路地裏ということで、坪3-4万円くらいでがんばっていた個性あるショップが次々に撤退していっているらしいです。
 
 代わりに入るのは大手系列だったり、加えて、高い家賃を吸収するために、品揃えは、粗利率の取れるコンサバなオリジナル商品が増えていて没個性、面白くなくなっているのが現状のようです。そうそう、そういえば、SCなどでも活躍中の会社の別業態が実際増えてますね。

 資本力のある企業による「大人の街化」現象、一方では、古着戦争はサンキューマートとハンジロウが最終価格戦争に突入といった感じで、原宿、その光と影、二極化はどこまで進むのか、楽しみながらも、尖がった部分の共存が難しくなっていくのがちょっとさびしい気がします。 
 
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December 01, 2005

IKEA(イケア)を迎え撃つニトリの品質管理改革

 「お値段以上ニトリ」のコマーシャルでおなじみの郊外型ホームファッション製造小売業の雄、ニトリの生産改革に関する東洋経済今週号の記事を読んで。
 
 ニトリは、家具業界のユニクロ、と例えられますが、製造小売業として、ベトナムやインドネシアに直営工場を持ち、仕様書発注しているオペレーションは、ある意味ユニクロ以上と評判だったニトリ。
 実際、ユニクロやその他、アパレルのSPA(製造小売業)チェーンのほとんどが、その生産管理は、商社などOEM業者に委託しているのが現実の中で、同社は、200社の海外サプライヤーに対して、自前で事務所、駐在員を置き、独自で管理をしているとのことです。
 同社は、新世代の「チェーンストア理論」の絵に描いたような優等生として、30年間アメリカのチェーン店を徹底的に研究して、コーディネートの発想、トレードオフ(顧客にとって不要な機能は取り去ってしまうこと)によるディスカウントプライスの実現、仕様書発注を忠実に実践してきた会社のひとつとされています。

 しかしながら、「お値段以上」や「他社と同品質で2分の1価格」を合言葉にしているものの、確かに、安くて必要十分な品質で急成長したかもしれないが、絶対的な家具の品質から言うと、まだまだ劣るというのが、日本の家具業界でのもっぱらの評判のようです。(記事では同社自身もお認めになっています。)

 そこで、同社は、昨年より異業種の、自動車メーカー、ホンダで海外生産管理の総責任者をされていた方を役員に迎え入れ、徹底的に生産の仕組みづくりを急ピッチで、基礎から作り上げている模様です。

 仕様書発注といいながらも、メーカーに仕様を任せきりにしていたり、工場との基本契約があいまいであったらり、品質管理駐在員といっても、生産工程から管理するのではなく、生産後、あくまで船積み前の水際で不良品を跳ねるだけの品質管理であったり、かつて、私も商社でOEM生産を担当していたこともあるので、アパレル業界にも耳の痛い話が多いですが、ニトリは、公開企業にもかかわらず、恥ずかしい部分を赤裸々に公表し、取り組んでいる姿に関心いたしました。なにしろ、異業種に頭を下げて、ノウハウを果敢に取り組もうという前向きな姿勢がいいなと思いますね。
 
 来年、スウェーデンの世界最大のホームファッションチェーン、IKEA(イケア)が日本に上陸しますが、それを迎え撃つ最右翼は、間違いなくニトリだと思います。 IKEAと切磋琢磨して、まだ発展途上の日本ホームファッション業界に、ブームを起こして欲しいな、と思っております。

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