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September 30, 2006

見直し迫られる商社のOEM生産ビジネス

 今回は業界の中でも、ちょっと泥臭い話です。

 9月29日の繊研新聞の一面に「岐路に立つ商社OEM、コスト競争は限界」との見出しの記事が掲載されています。

 アパレル業界において製品の海外生産を舞台裏で支える商社のOEM(相手先ブランドによる生産)ビジネス。つまり、アパレル卸や小売チェーンの企画担当者やデザイナーが次シーズンのマーチャンダイジングを考え、商社担当者が素材と生産地を求めて海外を走り回る、二人三脚の取り組みは、これまで、商社各社のアパレルビジネスの中核を占めておりました。

 好調SPAのポイントのローリーズファームをはじめ、ユニクロしかり、業界の成功事例の裏には、商社の活躍あり、という話も少なくありません。

 実は、私も、業界でのキャリアはこの商社アパレル部門のOEM生産担当者でありましたが、商社の客先への売値(出値)は、当時(90年代)、百貨店・専門店系アパレルで、小売価格の30%、量販系であれば35%くらいが相場だったと記憶していますが、記事の内容では、最近はSPAだとしても20%くらいでなければ通らないとの話。

 アパレル、SPA企業の勝ち組も、SCへの大量出店と原価率低減による粗利率のアップで好業績を上げているが現状で、そのしわ寄せは当然生産側に来るものです。

 素材を切り詰めるか、中国でも奥地に行くか、物流を簡略化(検品省略)させるか、小ロット生産でも短納期を要求され、いずれにせよ、供給側にリスクを抱え込む話・・・たまに情報交換をする昔の先輩や同僚との話とも符合します。

 また、商社や生産現場にこのようなリスクを張らせることは、裏を返せば生活者に品質のリスクを押し付けることにもなりかねません。
 
 正直、商社と言えども、他には真似の出来ないクリエイティブなことをしているわけではなく、勝ち組アパレルおよびSPA企業に対して、競合との価格競争に陥るとともに、さらに、言われた通りに生産をするだけではなく、デザイナーを抱えての企画提案や自社リスク型のビジネスへと展開し、ますますハイリスク、ローリターンビジネスと化して行きます。

 このような状況下、不採算ビジネスを見直す商社各社の事情、また、そういったビジネスを打ち切られ、商社から独立して、ローコスト体制で同じビジネスでメシを食っている商社OBも数多く知っています。

 しかし、商社から、小売に身を転じた一人として、いつも思うのですが、生産側の人間は、もっと顧客や店頭のことを知るべきだと思いますし、小売側ももっとその情報を的確にサプライチェーンに伝達して、生産側をプロジェクトに巻き込んで味方につけるべきだと思います。

 餅屋は餅屋。コミュニケーション力と相互理解のあるプロのパートナー集団こそが勝ち組の条件の一つだと思っています。

 関連エントリー-流通段階と仕事の発想、サイクルの違い
 
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September 29, 2006

高級キッズセレクトショップ

 ここのところ子供服の高級ブランドセレクトショップが目につきます。

 先日新宿伊勢丹に付き合いで子供服を買いに行ったところ、自主編集セレクトショップ、ReStyle(リスタイル)にReStyle KIDSが登場してますし、ナルミヤインターナショナルの成宮社長のご長男が別会社まで設立されて、ストンプ・スタンプというキッズ専門ブランドセレクトショップを六本木ヒルズにOPENされています。

 親と同じ感性で親が着せたい子供服、というのが共通するコンセプトだと思います。

 このコンセプトは数年前から多くのSPA系企業も実現されていて、通常の量販系子供服の価格の500円から1000円アップくらいで、好調ですが、今回ご紹介しているショップで取り扱われているブランドについては、ディーゼル、D&G、トゥルーレリジョン・・・1年しか着れませんが、価格も大人並。商品はサイズが大きかったら自分でも着たいくらいです。

 海外出張行ってセールの時にはたまに勢い買った記憶もありますが、日本でこの価格、ちょっとうちには手は出せないかなぁ。

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September 28, 2006

2011年、東急不動産が表参道に新たなランドマーク

 9月28日の日経新聞に、東急不動産が約600億円を投じて、原宿は、表参道と明治通りの交差点角地にファッションブランド店が入居する大型商業ビルを建設するとの記事が掲載されています。

 2000平方メートルの土地に、地上7階、地下2階ので2011年開業予定で商業施設としては同社最大規模となるとのことです。

 ピンと来た方はいらっしゃると思いますが、そう、ラフォーレ原宿の前、1階にGAPの入っているビルのところですね。

 実は、90年代後半に同地に竹中工務店が開発して、GAPがOPENした時も、10年程度の期限と聞いていましたので、いずれは再開発が入るとささやかれていました。

 大手不動産投資が争奪戦を繰り広げている表参道。その中でも、もっともインパクトのある場所で、東急がどんな新しい建物を建てるのか、どんなブランドを看板にどんな施設にするのか、とても興味深いところです。

 関連エントリー-2010年、大都市商圏がおもしろい
 関連エントリー-裏原宿(うらはら)の個性奪う?不動産投資

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September 26, 2006

先週の記事別アクセスランキング

先週1週間にこのブログ内でアクセスの多かった記事をランキング形式でご紹介します。業界でもっともホットな話題がわかるかも?

1位-この秋、UNIQLO MIXは手ごわいかもしれない(06.09.17)

 コメント:商品の進化は著しいものがありますが、顧客の反応は?
      売上に跳ね返ってくるか、月末の売上速報に注目しましょう。

2位-リアルクローズの時代(05.12.09)

 コメント:日曜日のNHKスペシャル。リアルクローズ(TGC)とモード(JFW)の話が
きっかけで検索エンジンからの最大瞬間風速が吹きました。
 
3位-ブランドビジネスの常識を覆す、コーチ(06.09.20)

 コメント:生活者のためにファッションのヒエラルキーを崩す企業の台頭が続きそうです。

4位-原宿人気古着ショップの魅力比較(05.04.06)

 コメント:息の長い人気エントリー、今回もランクイン。

5位-この秋のH&Mの目玉、ヴィクター&ロルフをディーゼルのオーナーが買収?(06.09.15)

 コメント:欧州ブランド界もM&Aの波が続く?

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September 25, 2006

西松屋チェーンのローコストオペレーション

 9月25日の日経MJに少子化ながら郊外立地で快進撃を続ける子供服・ベビー育児用品専門店西松屋チェーンの大村社長のインタビュー記事が掲載されています。

 06年2月期決算では、11期連続増収増益、年商951億円でとうとう、赤ちゃん本舗(年商899億円)を上回り、業界のトップ。今期は80店の出店、期末店舗数554店、年商1000億円の大台に乗る見通し。長期的に1000店はいけると大村社長。

 同社の郊外立地7万人の小商圏に1店舗あたり200坪、年商175百万円を標準に経常利益率10%超は立派です。その源泉は店舗のローコストオペレーションにあることは言うまでもありません。

 初めて店舗を訪れた時は忘れもしませんが、無人かと思うくらい(失礼!)のセルフサービスと店舗スタッフの少なさ。よく(店舗が)回るなぁと思いきや売り場を見ればその店舗作業軽減への努力には脱帽ものです。

 記事の中の「店舗運営の効率化をどう進めるか」の質問に対し、「人を減らすより作業を減らす方向です。棚卸しは外部に委託。店舗の修繕は現場の写真をもとに業者との交渉はすべて本部でやります。チラシの回数も減らし、売り出しの準備や後片付けといった作業も軽減しました。店舗での作業が減れば従業員の総労働時間が短縮できる。人件費の抑制にもつながります。」

 なるほど、最低人員で回る店舗運営に更に労働時間短縮の徹底ぶり。

 トップが会議で怒鳴る度に店舗作業が増え、逆に人件費がかさむ企業が少なくない中で、同社の業績はこのトヨタのような乾いた雑巾を更に絞るような努力の賜なのでしょうね。

 「子供・ベビー育児用品のしまむら」こと西松屋にとって目下の驚異はまさしくしまむらのバースディ(9.26訂正)とのこと。

 更なる小商圏、高頻度購買に照準を絞る西松屋チェーン。まちづくり三法改正後の近隣型SC時代の波にも乗りそうです。

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いよいよ他社とのポイントカード統合に乗り出したCCC

 9月25日の日経新聞によると、TSUTAYAを展開するカルチャーコンビニエンスクラブ(CCC)が、従来Tポイントのポイント交換で提携していたカメラのキタムラとポイントカードの統合で合意したとのことです。

 記事によると、10月上旬をメドに、キタムラ側が自社のポイントカードを廃止し、CCCが年間約60億円をかけて顧客をデータベース管理しているTカードに一本化し、今後、キタムラの全国750店舗でもTカードするとのことです。

 Tカードの会員数は1900万人、流通業界では最大規模になります。提携企業は現在27チェーン、ファッション系では、洋服の青山のグループが加盟しており、無印良品、スポーツのアルペンの提携も決まっていますね。

 同カードの最終目的は異業種を飛び越えて顧客を企業同盟で囲い込み、囲い込んだ顧客の購買動向をヨコ串に分析し需要予測や販売促進に使おうという壮大なものです。

 CCCはキタムラとのカード統合後、順次他社とも提携して行く模様。ポイント引当金の財務処理の問題、個人情報保護法の問題、ポイントカードはあるけれども、顧客情報を使いこなせないチェーン店も少ないと思いますので、今後も、Tカードに相乗りする企業が出ることが予想されます。うーんCCC恐るべし。

 関連エントリー-青山商事、CCCとポイントサービスで提携
 関連エントリー-無印良品、ポイントサービスでCCCと提携
 関連エントリー-アルペン、CCCとポイントカードで提携

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September 21, 2006

TOPSHOP(トップショップ)がケイトモスと契約

 9月20日付けInternational Herald Tribune(ヘラルド・トリビューン)によると、イギリスのハイストリート・ファッション(ファストファッションを英国ではこう呼びます)の雄、TOPSHOP(トップショップ)が、世界で最も有名なスーパーモデルの一人、ケイト・モスと契約し、彼女のラインを2007春から展開するとのことです。モデルとしてではなく、彼女がクリエイティブディレクションを行う内容の模様です。

 Kate Moss to design for Topshop

 記事の中の、TOPSHOPのオーナー、アルカディアグループGreen氏のコメントによると、今回の取り組みは、同社308の店舗への展開のみならず、"global brand"に育てるつもりのようで、スポットではなく、中長期的な話になりそうです。

 ケイトモスと言えば、昨秋バーバリーやTOPSHOPのライバルであるH&Mがモデルに採用しながらも、彼女のコカイン服用疑惑で中止となった件は業界やファッションフリークなら記憶に新しいところですが、1年経ってほとぼりが冷め?TOPSHOP側もタイミングと見たのでしょうね。

 ちょうど来春はTOPSHOPがNY進出を果たすことになっています。英国のファッションチェーンが、英国出身のスーパーモデルを引っさげてのアメリカマーケット殴りこみは、そこそこのインパクト間違いないでしょうね。

 しかし、H&MにしてもTOPSHOPにしても、欧米マーケットでの話。今のところ日本の生活者には関係ないところではありますが、グローバルでものすごい展開をしているなぁと関心しながら、いつ日本のマーケットに影響を及ぼしてくるのか、いろいろ考えをめぐらしているところです。

 関連エントリー-ファストファッションの挑戦状
 関連エントリー-英トップショップがラフォーレ原宿に出店
 関連エントリー-この夏、マドンナがH&M(エッチアンドエム)の顔に

 また、日本に押し寄せる、『ファスト・ファッション』の波にご興味のある方は、ブログカテゴリーの

 『07.ファストファッションの挑戦状』 内の一連のエントリーをお読みください。

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September 20, 2006

ブランドビジネスの常識を覆す、コーチ

 今週の週刊東洋経済の特集記事はブランドバッグ、「COACH(コーチ)の奇跡」です。

 先日のCOACH(コーチ)に関するエントリーを行った後で、タイムリーな記事だなと思いながら読んでおりました。

 実に、日本で5年で5倍(100億円→481億円)、年間5200億円と言われる日本のバッグ&革小物マーケットでルイ・ヴィトン(シェア25%)に次ぐ第二位のブランド(同9%)に登り詰めた、手の届くラグジュアリーブランド、COACH(コーチ)の成長を通して、日本の、いや、世界のファッション流通マーケットで今、何が起こっているかがとてもわかりやすく書かれているので、ご興味のある方にお勧めいたします。

 10万円が中心価格帯のルイヴィトンに対し、高級ブランドバッグの満足感を、4-5万円で提供したアメリカ、COACH(コーチ)社。参考までに日本の店舗数はルイヴィトン51に対してコーチ118だそうです。

 顧客に「ルイヴィトンを1つ買うならコーチを2つ買いますよ」と言わしめ、定番が主体のブランドバッグ業界で毎月新しい商品を投入して生活者を飽きさせないことによって、「ブランドバッグに対して女性が持つ意識を”一生モノ”から頻繁に買い換える”ファッションアイテム”へと変化させた」のがコーチの功績。

 コーチの戦略は、「”すきま”である中間価格帯をねらった」と言えばマーケティング的に耳ざわりはよいですが、実際には、

 ファッション業界の階層(ヒエラルキー)崩し

 と言っても過言ではないでしょう。

 記事にもありますが、従来のブランドビジネスの定石である、「高級」を”中価格帯”で壊し、「普遍性」を”製品の短命化”で壊し、「希少性」を”大量出店・大量販売”で壊す。

 コーチの、アメリカのブランド(会社)だからこそ、データやリサーチなど「数値から導き出される”論理”とファッション性をはじめとする”感性”の両軸を重んじる」、「ロジック・アンド・マジック」という発想と経営手法が今日の成長をささえているのだ、と記事はつづります。

 かつて、ファッションの感性やトレンドは、ヨーロッパコレクションブランドを頂点に「文化は高いところから低いところに流れる」という格言よろしく、独特な階層のもとに成り立っていたと思います。

 高いところにあるものについて、身分的に、価格的に手の届かない一般客層は、時間を経て、より大きなマーケットに降りてこなければ買えなかったものです。あるいは、トレンドファッションとは、お金があって、身分相応、あるいは背伸びをしている人たちだけが謳歌していたものだったのかもしれません。

 しかしながら、狙いすまいしたように、あるいは、あざ笑うかのように、こういった「階層(ヒエラルキー)」を崩し、『手の届くラグジュアリー(「ハイエンド」を「トレンドゾーン」へ)』や、『トレンド商品をシーズンに遅れることなく、リアルタイムに低価格で販売すること(「トレンドゾーン」を「ヴォリュームゾーン」へ)』を実現し、生活者の絶大な支持を得て成功を収めている企業が世界で続々と出現しているのは、とても喜ばしいことだと思います。

 その革命の担い手は、COACH(コーチ)であり、ZARA(ザラ)であり、H&M(エッチアンドエム)であり、そして日本でも、サマンサタバサであり、また、ポイントのローリーズファームもその要素を持っているからこそ、今の成長があるのだと思っています。

 おさえておくべき点は、彼らは、マーケットで「上」を見て「モノマネ」を行うのではなく、上位階層のブランドもしくは企業と同じプロセスで独自のマーチャンダイジング活動を行い、より多くの客層に向けて商品を提供しているということに他なりません。

 その代表格、COACH(コーチ)の躍進を見ていると、ファッション流通に確実に押し寄せている大きな変革の波を実感します。

 関連エントリー-手の届くラグジュアリー、コーチの日本戦略

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September 18, 2006

先週の記事別アクセスランキング

先週1週間にこのブログ内でアクセスの多かった記事をランキング形式でご紹介します。業界でもっともホットな話題がわかるかも?

1位-ユナイテッドアローズの強さ(06.08.25)

 コメント:引き続きたくさんのアクセス。絶大な人気のUAの更なる発展に期待です。

2位-東京発日本ファッションウィーク(JFW)が終わって(06.09.10)

 コメント:コムデギャルソンのコピーから卒業し、東京発のリアルファッションをどこまで
     発信できるかにかかっているのではないでしょうか。
 
3位-原宿人気古着ショップの魅力比較(05.04.06)

 コメント:実は、とっても息の長い人気エントリーなんです。これ。 Oh!, I miss Harajuku!

4位-プレミアムジーンズの源流、キャピタル(06.05.22)

 コメント:ここんとこ人気のエントリー。本物への注目度高まる?

5位-ISETAN MEN'S(イセタンメンズ)が統一PBスタート(06.09.08)

 コメント:PBも楽しみですが、欧州新鋭ブランドの開発輸入も引き続きよろしくです。

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September 17, 2006

この秋、UNIQLO MIXは手ごわいかもしれない

 涼しくなった今日この頃、成長著しい二人の子供(中1男と小3女ですが、もうKIDS150が着れなくなりました)の秋物の服をみつくろうと、また、9月15日にリリースされたシアタープロダクツとのコラボ商品を見ようと、今日、雨の中、近所のユニクロに買い物に行きました。

 店内に入ると、右側がウィメンズ、左側がメンズのいつものレイアウトですが、前方からそれぞれ3番目と4番目のスパン(棚)にユニクロ・デザイナーズ・インビテーション・プロジェクト#1=F.O.バティスタと#2=シアタープロダクツの商品が陳列されています。

 それぞれ企画意図はすばらしいものがありますが、2ー3型を除いては、ちょっとユニクロでは外したかな?と思いながら、その両側を挟むように陳列された、特に、ウィメンズの限定商品、おそらくこれらが勝田さん率いるニューヨークのユニクロデザイン事務所がデザインされた商品群だと思われいますが、これらの完成度の高い商品に目を見張りました。

 従来のエレクター什器で壁面に収まってしまうと、少し魅力が削がれるかもしれませんが、ファザード(店頭の顔となる強化販売商品とコーディネート提案のコーナー)やトルソーが着ているコーディネートはお世辞ではなく、とても魅力的だと思いました。

 いわゆるUNIQLO MIXの商品群ですね。こちらのHPを見ても力の入れようがよくわかります。

 この秋のユニクロは一皮むけた。

 これが私の印象です。

 勝手な想像ですが、どうやら、デザイナーズインビテーションプログラムは「撒き餌(まきえ)」のようなもので、話題性で集まって来たお客さんに、本当はこれを見てくれ、買ってくれ、と言わんばかりの「しかけ」を感じます。

 ここまでの完成度と価格バランスからすると、トレンドマーケットもひょっとして脅かされるかもしれませんね。まだまだ器(店舗)が従来のエレクター什器のユニクロなのが救い?ですが、H&Mやコムサイズムばりにトルソー、コーディネート提案を増やすなど、もう少しVMDに力を入れれば従来の客層よりもトレンディな客層をフックすることは間違いないんじゃないでしょうかね。

 やっぱり日本において世界最大のファストファッションチェーン(=コレクション並みのトレンドファッションを安めの素材を使ってボリューム価格帯で販売してしまうファッションSPAチェーン)H&Mに今、一番近い位置にいるのはユニクロなのかな、と思いながら帰路に着きました。 

 関連エントリー-ユニクロデザインスタジオ
 関連エントリー-ユニクロ・デザイナーズ・インビテーション・プロジェクト

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September 15, 2006

この秋のH&Mの目玉、ヴィクター&ロルフをディーゼルのオーナーが買収?

 スウェーデンのファストファッションSPA、H&Mのプレスリリース記事によると、この秋のコラボ(カプセルコレクション)のパートナー、ヴィクター&ロルフの限定コレクションは、ウィメンズ35型、メンズ25型で、11月9日より、世界24の国または地域の250店舗で発売されるとのことです。H&Mの大物デザイナーコラボコレクションはカールラガーフェルド、ステラマッカトニーに続いて3人目になりますが、初めてのメンズコレクションというところにも業界では注目されています。 

 一方で、WWDによると、マルティンマルジェラのオーナーであり、ディースクエアードのプロデューサーであるもあるヨーロッパデニムの老舗、ディーゼルのオーナーでデザイナーのレンゾロッソ氏がヴィクター&ロルフ買収へかなりの段階まで来ているとのニュースが飛び込んで来ています。

 ヴィクター&ロルフは、そこそこの才能を持ったデザインデュオですが、今年の発表を聞いた時、カールラガーフェルドやステラマッカトニーに比べると、少々インパクトが弱いかなと思っていたのですが、同ブランドにとっては、H&Mとのコラボは逆に今が売り時、投資家から見ると買い時と判断したのかもしれないとも思いました。

 しかし、それだけの影響力をもったH&M恐るべし、今年も発売当日、全世界の店頭からどんなニュースが入ってくるのかを楽しみにしています。

 関連エントリー-欧米マーケットに影響与えるファストファッション
 関連エントリー-H&M(エッチアンドエム)の06年コラボはヴィクター&ロルフ

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September 14, 2006

住金物産のICタグによるアパレル国際物流

 9月13日の日経MJに、アパレルOEM生産では業界でも指折りの商社、住金物産が、人気ブランド、イネドやエフデを展開するフランドルと組んでICタグを使った国際物流の実証実験に乗り出すことに関する記事が掲載されています。

 これは、フランドルが住金物産に製品発注した後
 
 住金物産
   ↓
 ICタグメーカー
   ↓
 中国縫製工場
   ↓
 上海物流拠点
   ↓
 上海輸送業者倉庫
   ↓
 国内物流拠点
   ↓
 フランドル店舗

 と段ボール単位、製品1品1品単位でその状況が追えるもので、これまで百貨店や紳士服チェーンで行われていたICタグの実験よりも実践的(一気通貫)で、地に足が着いていると言えます。

 フランドルは、コムサデモードを展開するIT嫌いで評判のファイブフォックスグループながら、業界が昨年あたりからICタグについて騒ぎ始めているのに対し、先駆けて数年前から、いち早く全品にICタグを装着して店頭棚卸し含め運用しているアパレル企業ですし、そこに中国アパレルOEM生産に長けた住金物産のオペレーションが直結すればかなり実践的な実験ができると思われいます。

 百貨店などがICタグをつけたから在庫管理ができるようになったと喜んでいる間に、もっともICタグの活躍が期待される物流と生産現場から店頭までの一気通貫性での実証実験、業界でもっとも堅く、注目すべき実験事例になると思います。

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September 13, 2006

手の届くラグジュアリー、コーチの日本戦略

 9月13日の繊研新聞に、日本でも人気のアメリカのバッグブランド、アメリカで行われたコーチ社ルー・フランクフォート会長の投資家向け説明会での会見内容が掲載されています。

 10月に株式公開6年目を迎える同社は、6-8月も売上増、アメリカの景気不安もものともせず、順調な業績と自信のほどを語っておられたようです。

 その記事の中の日本マーケットに関するところ、

 「日本では店を増やしすぎているのでは?」という質問に対して、

 「日本では、全世帯の60%を対象としている。欧州ラグジュアリーブランドは10-20%だから我々の好機は非常に大きい。お客が買いたいと思う場所ならどこでも買えるようにしたい」
 
 と強気なコメントをされています。

 60%は大げさかもしれませんが、さすが手の届くラグジュアリー、欧州ラグジュアリーブランド並みの満足感をより多くの人に、を目指すコーチ社のポリシーというか意気込みに関心します。

 一般的にファッションの中でもアパレルは60%の世帯向けにすると、マス化、陳腐化して飽きられるものですが、あながちバッグの場合は事情が違うかもしれません。

 この記事を読んだ時、サマンサタバサの寺田社長が、商社でブランドバッグを取り扱っておられた時、バッグブランドはやり方次第で、アパレルよりも寿命の長いブランディングが可能であることに気づき、アパレルブランドではなく、バッグブランドを立ち上げて天下を取ろうと志した、というインタビュー記事を思い出しました。

 また、思えば吉田カバンのポーターもかなり幅広い客層を狙っているにもかかわらず、そのブランドイメージと地位は揺るぎのないものがありますし、サザビーもバッグあっての今日であることは言うまでもありません。

 今後も手の届くラグジュアリー、バッグブランドの登場、活躍、成長も見逃せませんね。
  
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September 11, 2006

先週の記事別アクセスランキング

先週1週間にこのブログ内でアクセスの多かった記事をランキング形式でご紹介します。業界でもっともホットな話題がわかるかも?

1位-ユナイテッドアローズの強さ(06.08.25)

 コメント:進化を続ける未来型トレンドファッション企業の最右翼。
更なる飛躍に期待です。

2位-プレミアムジーンズの源流、キャピタル(06.05.22)

 コメント:プレミアムジーンズブーム去っても本物は残る。
 
3位-良品計画がイデーを買収(06.09.01)

 コメント:希少価値を維持しつつ、無印流再生に注目です。

4位-中古ブランド販売、ブランドオフ社を三井物産グループが支援(06.09.05)

 コメント:ブランドリサイクル市場の成長性はいかに?

5位-東京ガールズコレクション(05.08.11)

 コメント:9月3日の第三回開催で再びアクセス急増。ますます広がる可能性に夢膨らむ。

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【お知らせ】ファッションビジネスセミナーの講師務めます

 今回は、来る15日(金)14:00-16:50、業界で、中堅ファッション専門チェーンの業務システムに強い富士通ビジネスシステムさんのセミナーで講師を務めさせていただくことになっていますので、少々宣伝と内容について書かせていただきます。

 セミナーのテーマは「SPA時代のファッションリテーラーの在庫コントロール」です。

 前半で、私の講義、後半は、150社以上に導入実績があり、某大手SPA企業や某靴専門チェーン企業が活用して実績を上げている、私のビジネスパートナーでもある松山電子計算センターさん開発のファッション専門店向けマーチャンダイジング業務パッケージソフト「現場主義II」のデモンストレーションがあります。

 店頭起点と叫ばれて久しいファッション業界で、顧客ロイヤリティの向上と企業収益の両立を目指すファッションリテーラーの店頭在庫コントロールの基本中の基本をマーチャンダイジング組織論から特に業務の概念定義と実践まで、体系的にまとめ、お話します。

 内容は、私が以前勤務していたファッション専門チェーンで、社長特命で在庫コントロール部を立ち上げてから、業務構築、人材育成を行った3年間の事例をまとめたものです。

 この業界で働き始めてから、こと在庫にはいろいろ苦労させられました。

 商社勤務時代、大手アパレルの億単位の未引取り在庫の前に途方にくれました。ヨーロッパブランドのジャパン社時代は、売り切れないのをわかっていながら、契約上本国から買い付けざるを得なかった輸入商品在庫の処理に苦しみました。小売チェーンで靴のバイヤーをしていた時には、前任者から引き継いだ売れ筋だったにもかかわらず全店にサイズが点在して不稼動となった在庫をどうすればうまく消化できるかを考えるのが最初の仕事でした。

 生産現場から店頭に至るまで、在庫の悩みはあるものですが、生活者に近づくにつれて、その内容や質が変わって来るのを私自身、身をもって体験してきました。

 今回お話する内容は、そんな在庫に対する「なぜ?」を生活者に近づきながら考え、たどり着いた私なりの結論で成り立っているのではないかな、と準備をしながら考えておりました。

 SPA時代にファッション企業がぶち当たる壁。店頭での週間単位の仮説検証力と店舗ごとの鮮度管理の徹底、そしてリテーラーのサプライチェーンに対するリーダーシップについて参加される皆さんと考えてゆきたいと思います。

 参加をご検討される方は、詳細こちらからDMのダウンロードができます。

 業界の10-50店舗くらいの規模の企業の方を対象としています。参加費無料で、まだ、多少空き席はあるようですので、業界の方で、ご興味ある方は富士通ビジネスシステムさんホームページからお申し込みくださるか、同社受付窓口にお電話ください。

 株式会社富士通ビジネスシステム
 東京第一営業本部リテイルソリューション営業部
 セミナー事務局 担当:磯野氏、三宅氏
 富士通ビジネスシステム主催セミナーホームページ
 TEL:03-5804-8261
 FAX:03-5804-8269

 【追伸】 9.15 満員御礼 参加された皆様ありがとうございました。
       少しでも今後の実務に役立てていただければと思います。

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September 10, 2006

東京発日本ファッションウィーク(JFW)が終わって

 9月10日の日経MJに8日で閉幕した日本ファッションウィーク(JFW)に関する記事が掲載されています。

 政府や大手企業が協賛しての第3回目、大手広告代理店もからんで、ユニクロのイベントも組み込まれた今回のJFWですが、業界的に特に注目されていたいくつかのポイントとして、

 ○20年以上、常に「パリコレの3週間後」に開催されていた東京コレクションを
  パリコレの1ヶ月前、世界で最も早いニューヨークコレクションに先駆けて
  開催したこと。

 ○国内外のバイヤーが効率よく回れるように、会期を5日間に絞ったこと

 が挙げられます。

 「パリのモノマネ?」「いつも最後の東京」のレッテルを、世界的に先端と言われるストリートファッション、リアルクローズを生み出している東京の、進化しつつある若手デザイナーのコレクションを海外からも、もっともっと注目してもらおう、と開催された、世界のコレクション水準を目指したチャレンジのスタートであったことに着目したいと思います。

 結果、アジアを中心に海外プレスは130人で前回の4割増し、海外バイヤーも50人と2.5倍とのこと。数字的には、伸びているものの、決してまだ満足な数字ではないかもしれません。今後、実際、商談やその他総合的に検証されてゆくことでしょう。

 少しずれただけのニューヨークにバイヤーを取られたというデザイナー、コレクションの仕込みが間に合わず、10月に別枠でコレクションを発表するデザイナーが結構いたり、初めての試みにいろいろな反応、反省点はあったようで、今回の開催スタート時点で、当初パリコレの2ヶ月前の1月に予定されていた次回、第4回がパリコレ直後の3月に変更になったと聞いた時はちょっと複雑な思いがしました。

 それも、今回から実行委員に加わり、この「世界のコレクション水準」を強烈に推し進めた方に期待していたからです。

 その方は、10年前、IFIビジネススクールでファッションビジネスへの情熱を熱く語ってくださった、イッセイミヤケの現社長、太田伸之さんです。以前、繊研新聞のインタビュー記事を読んで、「そうか、太田さんがまた喝を入れてくれるのかぁ」とちょっと、昔を思い出してワクワクしたものです。

 太田さんのブログに今回のJFWの舞台裏、実行委員側の熱い思いがつづられています。とても感銘するところがありますので、是非お読みください。

 そう、これからですよね。「最低1年かかる」と今回の反省も踏まえてこれから1年後の第5回目のための準備に入るそうです。回を増すごとの進化を楽しみにしております。

 それから、内容は違っても、東京から世界に発信という共通の思いをもった東京ガールズウォーカー(TGC)とのコラボも将来、是非実現して欲しいと思っております。

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September 08, 2006

ISETAN MEN'S(イセタンメンズ)が統一PBスタート

 9月8日の日経MJによると、3年前に改装して以来、メンズファッションブームの火付け役となり、絶好調を続ける伊勢丹新宿本店メンズ館で、8日より「ISETAN MEN'S」という統一プライベートブランドの商品を発売するとのことです。

 記事によると、スーツ、セーター、かばん、靴などの9つの売場でビジネス用500アイテムからスタートし、順次カジュアルウエアーにも広げてゆくそうです。

 スーツ13万6500円、シューズ5万1450円など、同社のプライスラインの中では少々高めですね。

 従来は、伊勢丹オリジナルとはわからない横文字のラベルや、「OOO(ブランド名) フォー イセタンメンズ」という言うようなメーカー別注商品はあったかと思いますが、知名度も高まり、ISETAN MEN'Sを統一ブランドにするのは初めてのようですが、これから高級ブランドとして育てようという戦略のようですね。

 確かに、伊勢丹のメンズ館というより、「イセタンメンズ」という呼ばれ方が定着しつつあり、バーニーズNYのようなファッションリーダーストアのような位置づけに近づきつつありますが、百貨店や専門店が自社名をPBにつけるということは結構勇気のいることだと思います。(成功例少ないんじゃないでしょうか?)

 果たして生活者の反応はいかに?長年の旧伊勢丹新館あらためイセタンメンズのファンのひとりからしても、オリジナル開発商品には期待しますが、ラベルはそうじゃない方がいいような気がしますが、どうでしょうかね・・・
 
 ロゴはヨーロピアンクラシック調なので大丈夫かな?

 イセタンメンズHP

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September 07, 2006

イオンが握る?ダイエー再建第二幕のゆくえ

 9月7日の日経新聞や繊研新聞は、またもや6日に大型店大量出店など今後の事業戦略を発表したファストリ(ユニクログループ)の記事で持ちきりですが(ところで、ファストリの新ロゴ、どこかの新聞社の旗みたいですね)、日経新聞の記事では、柳井会長は正式にダイエーへの出資を否定されていました。

 さて、各メディアによると、丸紅は10月までに今後のダイエー再建の支援パートナーを決めるべく、今週からイオンとウォルマートそれぞれと本格的な交渉に入るとされています。

 先週、今週と何人かの業界企業幹部の方々とお話をする機会がありましたが、当然のことながら、この巨大流通企業再建第二幕の話が毎回の話題に登りました。大方の見方を整理すると、以下の通りといったところでしょうか。

○やはりイオンが本命。今、日本でダイエーの再建を実現できる企業はイオンしかないであろう。
○報道では丸紅が「選ぶ」立場にあるように写るが、焦る必要のないイオンはじっくり精査の上、交渉に臨むことができる。単独では再生の難しい丸紅の足元を見る可能性は大。
○丸紅が結論を急げばウォルマートに落ちる可能性も。しかしながらその後、再建第三幕の必要性も。

結論、交渉の長期化とイオン主導で進むのではないか、との見方が強かったですね。

約17.4兆円と言われているスーパーの国内市場規模の中で、パートナーがイオンになればグループ売上高6.1兆円(シェア35%)、ウォルマート=西友になれば同2.6兆円(シェア15%)と、いずれにせよ、卸を含めた業界再編の幕を引くのは間違いなさそうで、業界としては目が離せませんね。

関連エントリー-ダイエー営業再生の本命はユニクロ?

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September 05, 2006

中古ブランド販売、ブランドオフ社を三井物産グループが支援

 9月5日の日経新聞に、最近、銀座など関東でも積極出店をはじめた北陸の中古ブランド品リサイクル販売の「ブランドオフ(金沢市)」に対し、三井物産グループのベンチャーキャピタルが融資、三井物産自身が競売会の支援、開発する商業施設への誘致などの検討などを行い、店舗展開を支援をする内容の記事が掲載されています。

 ブランドオフHP

 同社のホームページを見ると、32店舗、07年8月期売上見込み95億円、組織体制も見ると、どうやら近々株式公開も視野に入れているご様子。

 ブランド品リサイクルで言うと、すでに東証2部に上場しているコメ兵や、都心でもおなじみチケット大黒屋あたりが有名ですが、物産さんあたりが支援するとなると、いよいよこのブランドリサイクルマーケットも隅に置けない存在になりそうですね。

 実際、銀座、表参道よろしく、ラグジュアリーマーケットは年々拡大。従って、セカンドハンド(中古)マーケットの流通量も増えるはずで、安く買いたいものの、インターネットオークションでリスクを張って買うより、店頭で現物を見て買うほうが安心という生活者心理は非常によくわかります。

 一方で、中古とは言え、ニセモノはつかみたくないもの(以前、日本人の4割はニセモノでもブランドがついていて安ければ買うという調査結果を耳にしたことがありますが・・・恐ろしい!)。

 もちろん、上記のお店もブランドモノの真贋(ほんもの、ニセモノの判定)には気をつけてらっしゃるとは思いますが、公開企業でも、例の日本○○○○○○協会の会員であろうと、正規ルートで買わない限りニセモノが完全排除されていることが保証されているものではないと思います。また、ヨーロッパブランドモノは偽造でなくとも、工場のバックドア(不正横流し品)も少なくない、と言われています。

 知的財産権保護強化の今年、新品、中古品問わず、ブランドを扱う業者さんはお客さんに対する責任のある啓蒙を、ブランドを手にするお客さんも、ブランド品に対する正しい知識を持って自己責任でお買い物ください。

 関連エントリー-経済産業省、偽ブランド品個人輸入規制へ

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September 04, 2006

先週の記事別アクセスランキング

先週1週間にこのブログ内でアクセスの多かった記事をランキング形式でご紹介します。業界でもっともホットな話題がわかるかも?

1位-ユナイテッドアローズの強さ(06.08.25)

 コメント:新業態、既存業態分割、この秋の新しいチャレンジも見逃せませんね。

2位-ユニクロ・デザイナーズ・インビテーション・プロジェクト(06.08.24)

 コメント:いよいよJFW開幕、ユニクロイベントの反響はいかに。
 
3位-ナイスクラップが仕掛ける激安店の可能性(06.08.27)

 コメント:近い将来、気が付いたらこんなお店が増えているんだろうな、という予感。

4位-定番スニーカーの値崩れ(06.08.19)

 コメント:シューズチェーンの勢いとどまるところを知らず?

5位-アバクロ日本進出へ再始動(06.08.15)

 コメント:鉄は熱いうちに・・・といいますが、冷めないうちに進出を。

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【余談】サプライズ!今日うれしかったこと

 昔、大変お世話になって、今でも数ヶ月に1度はお食事もご一緒させて頂いている元上司に事務所移転の挨拶状を出したところ、早速、お電話をいただきました。

 同氏は、現在、ある外資系著名ブランドのジャパン社の社長をされています。

 そのお電話でびっくりというか、うれしかったのは、

 「最近、これは使える!と業界の情報源として活用して、何人かの知人にも奨めていたブログを、まさかオマエが書いていたとは・・・」という話。同氏は、私の挨拶状を見て初めて気が付かれたとのことです。

 もっとも、彼と私の関係は、いつまでたっても上司と部下でしょうから、何度も「ホントにオマエが全部書いてるの?」と疑ってらっしゃいました(笑)。インターナショナルプレゼンテーションの資料にも一部参考にさせてもらった?との裏話もあり、うれしい話。

 ネット時代のサプライズ!

 昔の恩返しが出来たような気がしてよかったです。

 今後ともよろしくお願いいたします。

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渋谷109、客層広げ地下2階を改装

 9月4日の日経MJに9月23日に改装オープンする渋谷109(マルキュー)地下2階に関する記事が掲載されています。

 先週、他のメディアでも取り上げられていたのを見て、ソニプラメインの改装かな?ふぅ~ん、と読み流していましたが、今回の日経MJの記事によると、どうやら、その意図には、変わりつつある109の客層の変化に対応するものであることが判ります。

 109といえばもともと中高生の聖地であったはずですが、記事によると、03年6月の地下2階への20-25歳向けのテナント導入以来、同客層が増加。この間、109発信のヤングファッショントレンドもいわゆるギャル系からお姉系へと移行したことも手伝って、3年前に比べ、20-25歳の来店客が全体の30%と倍増、一方、中高生は20%と半減したとのこと。

 この傾向を受けて、今回の改装では、20-25歳のOL向けテナント再強化に出たとのことです。

 渋谷109は10年連続増収を継続していますが、間違いなくOLは中高生より客単価も高いわけで、今回の改装も更なる増収の原動力の一つと位置づくわけですね。

 やはり、109本館の大人化、109②のメンズも含めたヤング化といった住み分けへと向かって行くのでしょうかね。

 関連エントリー-ゼイヴェル子会社がギャル系シブヤガールズコレクション開催

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September 01, 2006

【号外】事務所移転しました。

 9月1日付けで事務所を原宿竹下通り(神宮前)から恵比寿明治通り沿い(広尾)に移転しました。

 中高生や観光客でにぎやかな竹下通りの雰囲気、セレクトショップや古着屋を行き来する若者、ブランドショップで変貌する表参道から離れるのは少々寂しい感じがしますが、恵比寿のちょっと大人の人並みを通して、また一味違った視点で業界を見つめたいと思います。

 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 
 【新住所】
 〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-3-18 広尾オフィスビル9F
          ㈲ディマンドワークス 
          TEL/FAX 03-5791-3475/3338

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良品計画がイデーを買収

 9月1日の日経新聞に無印良品を展開する良品計画がインテリア&空間プロデュースでおなじみのイデーの株式の8割を買収し、子会社化するとの記事が掲載されています。買収額は4-5億程度と見られているとのこと。

 いよいよ「無印」が「ブランド」事業を手がけるということで、注目ですね。

 イデーはシンプルながらスタイリッシュで日本のデザイン家具の代表格として、青山骨董通りのお店はチェックしていましたが、移転、新装開店のための閉店になっており気になっておりました。

 イデーホームページ

 聞くところによると、いろいろリストラが進んでいたようですね。DCブランドのニコルや目黒通りのホテルクラスカを買収した岐阜の量販系大手アパレルメーカーの美濃屋がイデーの残りの20%の株式を持っているそうです。

 良品計画であれば、低価格とは言え、こだわりのある会社なので、いいシナジー効果を発揮しながら再生していかれるのではないか、と今後の展開を期待しています。

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