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June 30, 2008

先週の記事別アクセスランキング

 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリーをご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

夏のバーゲンセールの始まる今週、ランキングは、ユニクロを筆頭とした日系SPA(製造小売業)の躍進、アウトレット、ファストファッション・・・今年まさにファッション業界に革新を起こす、事象、縮図のようなエントリーが並びましたね。   
  
【ランキング】

1位-ファッションスクール生の服の購買行動調査(08.06.27)

2位-第3の市場となるアウトレットモール(08.06.25)

3位-ZARA(ザラ)に学ぶ顧客満足の真実(08.06.14)

4位-ヴィレヴァンの好調が止まらない(08.06.18)

5位-クリアランスセールの法的規制議論!?(08.06.28)

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June 28, 2008

クリアランスセールの法的規制議論!?

 6月28日の繊研新聞に、時期が早まるクリアランスセールに関連して、アパレル業界大手のトップたちがこれを憂い、「法的規制の必要性」や「国が正当な競争のためのルール作りをリードすべき時期」などと発言していることを取り上げた記事が掲載されていました。

 年々前倒しされ、今年も結局7月1日を待たずに、すでに一部スタートを切った夏のクリアランスセール。

 厳しいアパレル市況に、他社に先にやられたら、こちらが凹む、背に腹は変えられぬと、セールスタートが前倒しされ、残暑で秋物の立ち上がりも遅れ、セール期間が長くなればなるほど、企業収益も圧迫され、売場も乱れる業界企業の現状。

 海外を見渡すと、フランスあたりでは、年2回のセール開催日程を国が決めていて、個々の企業がそれ以外に自由にセールを実施できるのは、夏と冬に1週間づつと決められているようです。

 事情は、わからないでもないですが、法的規制はいかがなものかと。

 記事中の業界反対意見にもあるように、それ以前に商品力を磨いたり、よいものをより安く提供し、売場鮮度を競うべきで、値下やセールは、あくまでもお客さんとブランド企業との関係で独自で行うべきと思います。ちなみに、私は、これだけ、シーズン中に新しいコレクションが頻繁に店頭投入される昨今、店頭鮮度維持のために、シーズン中でも、値下することはやむを得ないこと思っている派です。もっとも、それ以前に失策をしないように用意周到に商品を回すべきと考えますが・・・。

 まあ、国が出てくるようなことはないと思いますが、業界利益優先、生活者不在の規制議論は、いかなる場合でもやめていただきたいな、と思っています。

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June 27, 2008

ファッションスクール生の服の購買行動調査

 6月27日の繊研新聞に、恒例の日本全国のファッションスクールの学生を対象にしたファッション意識調査の結果に関する記事が掲載されていました。回答者数は1967人(うち女1475人、男492人)。

 記事でも取り上げられている興味深いデータとしては、

Q.服の購入場所で多いのは?

1位 駅ビル・ファッションビル 1008人  うち1位-パルコ、2位-ルミネ
2位 セレクトショップ       653人  うち1位-ビームス、2位-UA
3位 古着店            525人  うち1位-ハンジロー、2位-WEGO
4位 単一ブランド店        413人  うち1位-ユニクロ、2位-ZARA
5位 百貨店            341人  うち1位-伊勢丹、2位-丸井
6位 量販店            156人  うち1位-ユニクロ、2位-しまむら

Q.よく買うブランドは?

1位 ユニクロ        97人
2位 ローリーズファーム  66人
3位 ジーナシス      40人
4位 ビームス        36人
5位 ZARA          27人

 将来、日本のファッションビジネスに携わるであろう多くの学生、卵たちが、古着店を愛好し、ユニクロ、ローリーズファームやZARAでよく買い物をしているという事実です。(これらのショップを頻繁に訪れる方は既に肌で感じているはず)

 ファッションブログ仲間で時折トラックバックを付け合っている「ビスカカ日記」さんも早速この記事についてエントリーをされています。

 ビスカカ日記:ファッションスクール学生が良く買うのは?

 ビスカカ日記さんは、ファッションスクール学生たるもの、無理してでも、もっとデザイナーブランドを着て欲しい、という視点で書かれていますが、私も、そのご意見に一部共感しつつ、今回の結果は、彼女ら、彼らの素直で正直な購買行動結果なんだろうな、ととらえています。

 ビスカカ日記さんが指摘されるように、記事が言うところの「(スクール学生の)経済的な余裕のなさ」でも片付けてはいけないと思います。

 私の解釈は、やはり、賢く買いまわって、上手な着こなしをする上で、ユニクロもローリーズファームも古着店もZARA(ファストファッション)もが、ファッション好きな人にも、十分耐えうる価値のあるコーディネートのためのパーツを提供する域に達しているという話なのだと思うのです。

 ある意味、そんな、生活者の目線に近い購買行動ができる、安くてもよいものはよい、と認められるファッションスクール学生が卒業後、ファッションビジネスに携わることは、楽しみでもあります。

 彼女ら、彼らには、中途半端な感性を振り回して、上から見下すことなく、安くてもよいものはよい、それを一般生活者が購入するのは当たり前と素直に認めつつ、それらに負けない価値のあるモノづくりにチャレンジして欲しいですから・・・。

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関連エントリー-ユニクロがリーバイスを抜く日

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スピード社レーザー・レーサーをデザインするコム・デ・ギャルソン

 6月27日の日本繊維新聞に、北京オリンピックに向けて話題の競泳用水着、スピード社のレーザーレーサーをデザインしたコム・デ・ギャルソン(川久保玲氏)に関する記事が掲載されていました。

 レーザー・レーサーの話題の影にもコム・デ・ギャルソンがいたことは正直勉強不足でございました。

 スピード LZR RACER x コム・デ・ギャルソン

 スピード社とコム・デ・ギャルソンの提携は、05年から。競泳用水着で革新的な技術や商品を打ち出していたスピード社に、コム・デ・ギャルソン側がラブコールを送ったところから始まったそうで、レーザー・レーサーについては、スピード社からの依頼だったとのことです。

 記事によると、「ファッションセンスによって水着をデザインする必要はない。なぜなら、水泳選手の身体それ自体が訓練と大変な努力と通じて”デザイン”されたものだからです。(川久保氏談)」とデザインを極力削り、精神力を表現することになったとのこと。

 川久保氏らしい肩に力の入っていない自然な言葉ですね。

 もうひとつ、記事で、スピード社の日本の代理店は三井物産経由ゴールドウィンですが、今回のデザイン契約には一切そういった代理店、エージェントなど日本式仲介者が介在していない、スピード社―コム・デ・ギャルソン ダイレクトなところが面白い、と述べられています。

 言わんとするところは、日本のファッション業界も、かつては商社など仲介者、通訳がビジネスに介在していたのが、常識でありましたが、今や、心通じるものが言語、国境を飛び越えて、ダイレクトでビジネスをするのがあたりまえの時代なんだろうな、ということだと思います。

 それにしても、レーザーレーサー、H&M日本進出のゲストデザイナー、とコム・デ・ギャルソンは、今年の日本のファッション業界のビッグトピックをしっかりさらっていきますね。 

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【第8位】↑up (08.6.27現在)

関連エントリー―H&M日本進出、コム・デ・ギャルソンとコラボのインパクト

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June 25, 2008

第3の市場となるアウトレットモール

 6月23日の繊研新聞に、都心商業施設、郊外型SCに続き、第3の市場として注目されてきたアウトレットモールについての記事が掲載されていました。
 
 4-5月のファッションマーケット全般の低迷を尻目に、多くのメディアが取り上げた三井アウトレットパーク入間(4月開業)の勢いは、6月に入ってもとどまるところを知らず、各メディアのニュースが各地のアウトレットモールを取り上げ、生活者の熱い視線がアウトレットモールに向いているようです。

 記事では、アウトレットは好調で、正規店が不振という「主客逆転」のブランドや、在庫処分目的とは言え、店舗を構えた手前、売れすぎて商品が足りなくなったり、目の肥えた生活者から鮮度を要求されるようになったアウトレット店舗のために、正規シーズン商品を多めに作ったり、専用商品を作ったりしなければならいない「本末転倒」「功罪」の事例などなど、業界の視点で、的確に、現在のアウトレットを取り巻く現象、問題提起がされており、とても興味深く拝読いたしました。

 アウトレットモールの先輩、アメリカでは、既に第3か、どうかはわかりませんが、アウトレットは、ひとつの「販路」として確立しており、もはやアウトレットでしか見られない?ブランドショップや、百貨店に大きく売場を取っているブランドでも、アウトレット専用商品を作るのはあたりまえになっているようです。

 日本では、ブランド品が安売りされていると、百貨店あたりが目くじらを立てるもので、ブランドのアウトレットは正規店のある都心から一定の距離を置くというのが暗黙の了解になっていますが、アメリカでは、もっぱら百貨店で買う人、ディスカウンターで買う人、ブランドオフプライスストアやアウトレットモールで買う人・・・マーケット、販路が違うと、客層が違う、同じブランドでも、違った商品を販路に合わせた価格帯で供給することがまかり通り、生活者も割り切って購入しています。

 10年ほど前にアメリカ西海岸に住んでいたころの話ですが、車で数十分の範囲内に、

0)リサイクルショップ
a)ディスカウンター
b)ブランドオフプライスストアー
c)アウトレットモール
d)カテゴリーキラー
e)ショッピングセンター内専門店
f)百貨店

のすべてがあったもので、欲しい商品があると、時間の許すかぎり

①予算の範囲内で
②用途に応じて(プレゼント用か、よそ行きか、普段着か)
③買うならどこまでの店なら許せるか、妥協できるか

 を考えながら、心に引っかかる商品を求めて、価格の安めの業態からスタートして、高めの業態へと買いまわりをしたものです。

 予算、用途に応じた許容範囲の安めの業態で欲しいものが見つかればラッキー!と思いながら買いまわるのも楽しいものです。

 これから日本でも、都心の近くに出店が進むアウトレットモールや、H&M、ZARAなどのおしゃれなファストファッション業態が増えてくると、確実に生活者の賢い買いまわり先の一階層に位置づけられ、同じ予算の中で、以前より納得ができるものを手に入れることができるようになるという、ファッション消費文化の「豊かさ」を高めることに貢献することになることでしょう。

 今年は、そんな風に変わり行く生活者の購買行動、環境の変化に対して、ファッション流通各社が自身をどんなポジショニングに位置づけ、そこで何をしていくかが真剣に問われる大切な年になりそうです。

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関連エントリー-三井アウトレットパーク入間開業、変わるアウトレットモールの位置づけ

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June 23, 2008

先週の記事別アクセスランキング

 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリーをご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 この時期になると、業界は、夏のセールをどうするかの話題で持ちきりですが、4-5月の苦戦に、今週後半からセールの前倒しスタートを決めた百貨店、ファッションビルも少なからずあるようです。

 しかしながら、館に影響されず、スタートを遅らせるブランドもあり、足並みが揃い、お客さんが比較して安心して買えるのは、やはり来週、7月に入ってからですかね~。
     
 さて、先週のランキングは以下の通りです。 
    
【ランキング】

1位-ZARA(ザラ)に学ぶ顧客満足の真実(08.06.14)

2位-ヴィレヴァンの好調が止まらない(08.06.18)

3位-リアル店舗とウェブストア(ECサイト)の使い分け(08.06.12)

4位-サマンサタバサが、今秋銀座にセレクトショップを出店(08.06.13)

5位-今年、アメリカではティーンズ・ヤング、アンダーウエアマーケットが熱い(08.06.06)

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June 20, 2008

米フォーエバー21に見る非SPA成長戦略

 6月17日、18日の繊研新聞に、アメリカのレディース&メンズ、ティーンズ・ヤング向け低価格ファッションチェーン、フォーエバー21に関する記事が連載されていました。

 同社は、87年にLAを拠点に創業され、現在全米406店舗、年商1000億円超の株式非公開チェーン。

 私も、同社が、90年代後半から2000年代前半にかけて西海岸のSCに次々に出店し、勢いのあるところを見ていましたので、最近の動向が気になっていたチェーン店の一つでありました。

 当時、各社がVMDの工夫をこらすショッピングセンター内で、二段がけ什器が多く、什器に目いっぱい商品を詰め込んだ圧倒的なボリュームが印象的でした。商品量と価格からいつもバーゲンさながらの客数の入りだったような印象が強かったです。

 SC(ショッピングセンター)を中心に出店し、日本円換算で言うなら

 トップスであれば1900円前後
 ボトムスやアウターであれば2900円前後
 アクセサリーは数百円から

 商品バリエーション、ボリューム、バリュープライスで、毎日新しい商品が店頭に入荷し、5週間で売り切る商品回転は、特に若い女性客に人気です。 

 ライバルはWET SEALやH&Mあたりでしょうか。よく、H&MやZARAなどのファストファッションSPAと比較されることがありますが、彼らのように自前でデザイン、パターンなど企画生産機能を持ちません。

 LA拠点の韓国系のアパレルメーカーなど、2000社ほどの取引先が毎週サンプル提案してくる商品を、同社のバイヤーが即座にセレクトし、何千、何万という単位で発注、いわゆるOEM生産の形で納品してもらうスタイルをとっているようです。

 生産地は、アジア生産もありますが、今でもフットワークを活かした、カリフォルニア州内、LAダウンタウン界隈で縫製されている商品(MADE IN USA)も少なくないようですね。

 90代後半、私がアメリカから日本向けにアパレルやアクセサリーの輸出の仕事をしていたころ、LAダウンタウンのアパレルメーカーから商品を買いつけていた経験があり、フォーエバー21と取引のあったメーカーも少なくなかったので、彼らの事情もわかり、懐かしく思いました。

 お読みになって、マルキューブランドみたいなオペレーションをナショナルチェーン化したみたいなビジネスモデルだと思われた方も少なくないはず。

 海外は、カナダ、東南アジア、中東、そして最近、中国、韓国へも出店を始めましたが、日本へは、2000年ころでしたか、三愛と組んで、東京、大阪に確か3店舗くらい出店し、間もなく撤退した歴史もあります。

 フォーエバー21がここまでの規模になって、大手SPAとは違い、企画生産機能を持たずに2000社が提案する企画から買付をしているというところはとても興味深いですね。

 ネガティブな面を見ると、品質の統制が難しかったり(実際クオリティのばらつきは結構あるようです)、デザイナーブランドからデザイン模倣訴訟を何件か起こされていたり、メーカークオリティコントロールは難しいところだと思います。

 しかしながら、アパレルメーカー側から見れば、この規模のチェーン店で、企画さえよければ取引が出来、うまく行けばビジネスが拡大できるという門戸を広げている売先が存在するということは、同社を相手にアメリカンドリームを夢見るメーカーも少なくないはず。

 ファッションチェーン店が、規模が大きくなり、株式公開などをすると、株主を配慮した優等生的なオペレーションを整えざるをえなくなり、無理な出店もして、ある意味「つまらなくなる」事例はたくさんあります。

 フォーエバー21のように、株式非公開、商品企画さえよければ来るもの拒まず、ある意味「やんちゃ性」を貫いて、どこまで、顧客の支持を得て、成長するか?今後の動向も注目したいところです。   

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June 19, 2008

6月17日付日本繊維新聞に執筆記事が掲載されました。

 6月17日付けの日本繊維新聞(ニッセン)さん、「ファッションビジネス教室」の欄に、執筆記事が掲載されましたのでご紹介させていだたきます。

 4月からスタートしたシリーズ記事で、本業であります、ファッション専門店の多店舗化、SPA(製造小売業)化ビジネスコーチングの現場において日頃感じている基本的なテーマについて解説してます。

 2回目の今回は、店頭のマーチャンダイジング業務を、「数量ベース」で考えることの大切さについてまとめてみました。

 一般的に、会社の売上、在庫、仕入予算が「金額ベース」で設定されていると、どうしても店頭スタッフも本部の方も、商品販売業務の会話が「金額ベース」に終始してしまいがちです。 

 しかしながら、顧客から見える店頭の品揃え(MD)は、どうでしょう。 

 現実は、「数量ベース」(型数、カラーサイズ展開、店頭ボリューム、バックストック在庫・・・)で成り立っていて、そのギャップに業界の永遠のテーマ、「在庫過多」や「機会損失(売り逃し)」の根源のひとつがありそうです。

 日頃、「店頭在庫が少なくて売上が取れない!」「投入が多すぎて販売に集中できない!」「在庫が多すぎる!」といったやりとりにお悩みの方、記事をPDFでお読みいただけるようにいたしましたので、よろしかったら読んでみてください。

 「日本繊維新聞08.6.17-SPAコーチングの現場から②数量ベースで店頭を考えよう」をダウンロード
 
 日本繊維新聞ホームページ

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 【過去の日本繊維新聞執筆記事】
 ●H&M、ZARA、トップショップ・・・ファストファッションの時代到来
 ●『ファッションの民主化』で何が変わるか・・・ファストファッションの衝撃波
 ●H&Mのハイスピード経営
 ●ZARA(ザラ)のビジネス哲学に学ぶ
 ●グローバルSPA時代のファッションビジネス
 ●SPAコーチングの現場から①週単位で業務を遂行しよう」をダウンロード

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June 18, 2008

ヴィレヴァンの好調が止まらない

 6月16日の日経MJ「底流を読む」のコーナーに、240店舗を超えても個店重視経営を貫き、今年の5月度まで既存店売上高が87ヶ月連続で前年を上回り続けている「遊べる本屋」ことヴィレッジヴァンガードに関する記事が掲載されていました。

 記事の中のヴィレヴァンの菊池社長の「ヴィレッジヴァンガードだけでも一千店は可能だ。『自立分散経営』が、これからの小売業の本質であることを証明したい」という言葉、このご時勢に、未曾有である7年以上1ヶ月も売上を落とすことなく、引っ張ってこられた自信に満ち溢れていますね。

 一千店はどうかとは思いますが、「小売業の本質」という点においては、チェーンストアを展開する企業の方々が原点に立ち返って見習うことは多々あると思います。

 過去に同社から見習うべきことは何回かブログエントリーしていますので、よろしかったら、この記事の一番最後にある「関連エントリー」を覗くいてみてください。

 08年5月期決算の資料は8月ごろ発表されると思いますが、過去のIR資料を見ていて気がついたことをいくつか・・・

・既存店売上前年対比アップを牽引しているのは、特に開店後1年超~3年目の店舗です。以前はどんなチェーンストアもそうだったんですよね~と、ちょっとノスタルジーを感じました。だから各社5-6年周期で店舗を新陳代謝していれば既存店売上は確実に伸ばせたものでしたが、その図式はSC出店ラッシュで崩されてしまったのが流通業全体の事情ではないでしょうか。

・同社もここ数年はイオンのSCなどへの出店が急激に増加。ご他聞にもれずSCの販売効率の低下は否めないようで、路面店回帰を宣言されています。

・粗利率は低いけれど返品自由の本(構成比20%を切り年々下がる)、粗利率の高いスパイス雑貨(構成比70%)のバランスが強みのひとつでしたが、やはり粗利率の低いニューメディア(CD、DVD)の構成比が高まって来ているのは経営的には課題のようですね(12%超へ)。

・個店に仕入権限を持たせながらも、全店が販売する「定番品」については、本部社内営業部署が一括値入交渉をして「規模の経済性」を発揮している模様。

 同社の記事や資料を読んでいて、なんか当たり前の(だった?)商店の姿が目に浮かぶんですよね。

 1.新店がオープンする。得体の知れないあやしい店なので様子伺いの顧客。最初はそれほど爆発的な売上は上がらない。

 2.各店の店舗スタッフの工夫で店の品揃え、VP(ヴィジュアルプレゼンテーション)が商圏の客層にはまり始める。

 3.ファン(リピーター、固定客)がつき、認知度が上がる。客数が増える。

 4.人が育ってさらに品揃え、VPに工夫が加わる。

 このサイクルが自然に回ったら既存店の売上は確実に上がるだろうな、と。

 本、スパイス、ニューメディアという粗い「くくり」はありますが、仕入れてはいけない商品がないのも強みのひとつでしょうし、以上を本部がコントロールしながらサポートするという姿勢に徹しているところがいいですね。

 さて、既存店売上高前年比クリアの記録がどこまで続くかにも興味はありますが、店舗の安定成長をささえる人財の育成という視点で、今後も同社の動向を見守っていきたいと思います。  

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関連エントリー-絶好調 ヴィレッジ・ヴァンガードに見る「商売の原点」
関連エントリー-ヴィレッジヴァンガードのアンチチェーンオペレーション
関連エントリー-ヴィレッジヴァンガードの店長候補育成法

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June 17, 2008

先週の記事別アクセスランキング

 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリーをご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 週末に開業した副都心線に伴う百貨店の売上ですが、繊研新聞、日本繊維新聞あたりによると、新宿三丁目に近い高島屋、伊勢丹が土日売上前年対比二桁増と池袋、渋谷の百貨店各社の一桁増を上回って好調だったようです。前年の土日も東京では30度越えした週末でしたから、開業効果あり、と言えるのではないでしょうか。

 これから中長期的にはどのように人の流れが変わっていくのでしょうかね。
     
 さて、先週のランキングは以下の通りです。 
    
【ランキング】

1位-リアル店舗とウェブストア(ECサイト)の使い分け(08.06.12)

2位-今年、アメリカではティーンズ・ヤング、アンダーウエアマーケットが熱い(08.06.06)

3位-ポイントが世界ブランドを東京から発信(08.06.10)

4位-ZARA(ザラ)に学ぶ顧客満足の真実(08.06.14)

5位-ユニクロ5月度既存店売上7.9%増に学ぶ(08.06.04)

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June 14, 2008

ZARA(ザラ)に学ぶ顧客満足の真実

 6月13日の日経MJに、世界第2位のアパレルSPAチェーン、ZARA(ザラ)を展開するインディテックスグループが、年内に韓国、ウクライナに続き、エジプト、モンテネグロに進出して、進出先が72カ国・地域になることに関する記事が掲載されています。

 インディテックス同様、毎年二桁の増収増益の成長を続けるグローバルSPA企業、H&Mでも29カ国ですから、その飛びぬけた進出国の多さ、グローバル性には驚かされます。(ちなみにインディテックス(スペイン)の国外売り上げ比率は62.5%、H&Mのそれは92%です。)

 同社がそれだけの出店ができる理由はいろいろあると思いますが、やはり本国からどんな遠い国でも、商品を週2回、倉庫を出てから、72時間以内に店舗に空輸(DHL)で届けることのできるインフラを持っていることの強みにあることは間違いないでしょう。それから、世界には、スペイン語が通じるラテン系の国が多いことも参入ハードルを下げていそうですね。

 ところで、最近研究している課題のひとつに、サイズ欠品と顧客不満足の関係があります。

 ファッション企業では、「顧客満足(CS)」という言葉をよく使いますが、主に、接客対応(理念教育とテクニック)を良くすることやVMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)で解決しようという考え方が圧倒的に多いような気がします。

 私は、それを否定しませんが、いくら対応が丁寧でも、見た目が綺麗でも、お客様が「欲しいと期待した商品」が結局は提供出来ない状況を起こさないこともそのひとつだと思っています。

 たとえば、サイズ欠品がそのひとつです。

 お客様がディスプレーされている商品を気に入り、手に取り、店頭に自分のサイズがなかった時、販売スタッフにこのOサイズありますか?と聞きます。

 スタッフが、バックストックを探してもなかった場合、また、倉庫や他店にないか調べてくれなかった場合、あるいはその対応が悪かった場合、かなりの顧客不満足につながると思います。まあ、一回くらいならしょうがないと思うかもしれませんが、度重なるとその店には買いに行かなくなるかもしれません・・・

 ある研究論文によると、ZARA(ザラ)では、たとえば、XS-S-M-L-XLなど5サイズを展開する商品の場合、中心サイズのS、M、Lサイズが、S-M-Lの3サイズ展開の場合は中心のMサイズが歯抜けになると、そのサイズが補充されるまで、店頭フェースから全サイズを下げてしまい、バックヤードに一時保管、その間、その商品自身が顧客の目につかない状態にしてしまうポリシーがあるそうです。

 これは、

○顧客に期待をさせて、その後、がっかりさせない
○それに関連して、在庫を探す対応をする販売スタッフの作業を軽減する

という信念に基づく習慣のようです。

 この論文を読んだ時、正直、目からウロコでした。ZARA(ザラ)は、セルフ販売中心と言えども、そこまで考えていること、それにくらべて、品番は豊富でも、VMDの見た目は立派でも、サイズ欠品を野放しにしている企業は少なくないのではないか、と考えさせられたものです。

 私も、かつて、サイズの多い、シューズのバイヤーやジーンズなどの在庫コントロール、それに伴って週末の店頭販売をしていた経験があるので、サイズがなくて、店頭のお客様がガッカリされた顔、売り逃しをしたスタッフの悔しさ、痛いほどわかります。

 そんな店頭での現場体験が、当時、先回りしてサイズ欠品を起こさないための補充体制や店間移動運用への情熱、研究、実践に私を駆り立てたのではないかと思っています。

 ZARA(ザラ)では、その商品を一旦バックヤードに下げたとしても、店頭には、他に売る商品が豊富にあること、そして、あまり日数を空けずに、週2回(月曜日と金曜日)きっちり補充するインフラがあることなどが背景にあるとは思いますが、彼らくらいサイズ欠品問題解消に向き合う「勇気」、日本のファッション企業も考える必要がありそうです。 

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June 13, 2008

サマンサタバサが、今秋銀座にセレクトショップを出店

 6月12日の繊研新聞に、人気バッグブランド、サマンサタバサを展開するサマンサタバサジャパンリミテッド(サマンサJP)が今年の10月30日、銀座5丁目並木通り沿いに国内外のブランドを揃えたセレクトショップ「エイトミリオン」を開業し、セレクトショップ事業に参入することに関する記事が掲載されていました。

 無数を意味する「やおよろず(八百万)」が語源という「エイトミリオン」銀座1号店は、11階建てビルの1-3階、3層で計約150坪の売り場。3階はビューティフロアで、1-2階に、サマンサタバサ以外に、国内外からセレクトするアパレル、靴、バッグ、コスメの取り扱いがあるようです。

 プロジェクト全体のクリエイティブディレクターにかの佐藤可士和氏(余談:最近、高校の1学年先輩であることを知りビックリ)、オリジナルブランド「エイトミリオン」のデザイナーに元ドレスキャンプの岩谷俊和氏(デザイン会社と生産会社の2つを立ち上げ、今後、デザイン分野については自身のパリコレ向け以外に幅広く活躍される模様です)、ファッション分野のディレクターに松島正樹氏と蒼々たるクリエーターが同事業に参画されるようです。

 さすが、投資するなら、手を抜かない、ベスト級の人選を行う寺田社長らしいプロジェクトだな、という印象を受けました。

 個人的には、同社には、初期の志通り、バッグブランドで世界と戦って頂きたいと思っていましたが、今日の銀座への外資ブランド、アパレル含めたファッション企業、SPA企業の進出、激戦地化に対して、同社のブランドアイデンティティの表現、世界ブランドへのアピールを含めた挑戦を楽しみにしたいと思います。 
 
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関連エントリー-サマンサタバサがラグジュラリーバッグブランド意識調査で大健闘
関連エントリー-サマンサタバサが価格帯引き上げ欧米バッグブランドに挑戦


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June 12, 2008

リアル店舗とウェブストア(ECサイト)の使い分け

 6月11日の日本繊維新聞に首都圏の主要ファッションビルが運営するネット通販に関する記事が掲載されていました。

 主なデータを以下にまとめてみました。

ルミネ「アイルミネ」
 08年スタート、現在37店舗出店、3000アイテム展開(ルミネが買取)
 PC:ケイタイ利用比率=8.5:1.5
 1万5000PV/日
 ゴールデンタイム 21:00-24:00
 初年度売上目標10億円
 
パルコ「パルコシティ」
 07年スタート、現在61店舗出店
 PC:ケイタイ利用比率=8:2
 16-17万PV/日
 ゴールデンタイム 20:00-25:00
 初年度の3倍の売上を計画

109「SHIBUYA 109 NET SHOP」
 04年スタート、現在60店舗出店
 メンズ06年スタート20店舗
 PC:ケイタイ利用比率=6.5:3.5
 ゴールデンタイム 21:00-25:00
 売上に関するデータなし

 各社とも目先はリアル店舗と同じ品揃え、サービスを提供することを目指しており、将来的にはリアルにないものも取り扱いたい、としています。

 この記事の中で、注目する内容としては、顧客が「リアル店舗とECサイトを上手に使い分ける購買行動」をしているという事実です。(以前もECに詳しい方から同様のお話を聞いています)

 企業側からすれば、ECサイトを開設することは、
 
 ・ウェブストアという店舗(販売機会)が増え、売上が拡大する。
 ・リアル店舗未出店エリア以外の顧客からの売上が期待できる。
 
 というのが初期の目論みだと思いますが、

 ・店舗で見てECサイトで買う。
 ・ECサイトで商品を認知して、リアル店舗に出向き、現物を確認して買う。

 という顧客の購買行動こそ、顧客視点のECサイトの使い方なんでしょうね。

 つまり、

 ・店頭で迷ったけど、家に帰ったらやっぱり欲しくなった
 ・店頭で自分のサイズがなく、客注(取り寄せ)対応してもらわなかった、あるいはもらえなかった
 ・気に入ったけど、持って帰るのが面倒だった
 などなど
 
 そんな顧客の購買心理・行動を先読みしたら企業側にとってもECサイトの活用のしかたはいろいろあるんだろうな、と。

 たとえば、リアル店舗全店で一定の販売期間が過ぎて、各店でカラー・サイズ欠品を起こし始めたような商品を、ディストリビューション機能がしっかりしている会社であれば、集約店舗やアウトレットに集めるのもいいと思いますが、ウェブストアに集めるというのも手でしょうね。そうすれば、ウェブストアを客注対応の場としても活用できるわけです。

 ロングテールという言葉を使うまでもなく、顧客の期待に応えながら、消化も促進するのではないかな、と思います。

 顧客満足に応えるECサイトの活用法、いろいろ考えてみたいですね。  

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関連エントリー-ファッションリテイラーのネット通販比率

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June 10, 2008

ポイントが世界ブランドを東京から発信

 6月9日の日本繊維新聞、10日の繊研新聞に、ローリーズファームなどを展開するカジュアルファッションSPA(製造小売業)企業、ポイントが、来春、香港でスタートする計画だった「世界ブランド」のプランを改め、東京に本部を置き、東京に1号店を出店することに関する記事が掲載されています。

 同社は、香港で既存業態のローリーズファームなどの展開を始めていますが、現地で好調なスタートを切っており、日本発信、東京発信のイメージ効果を活かさない手はない、と判断して方針転換に及んだとのこと。

 今年、9月にプロジェクトチームを始動させ、来春開店を目指すとのことです。東京に複数店舗出店した後、すぐに香港などアジアに展開するとのことです。

 また、同社は、従来、ブランドごとに、取引商社に専任企画生産チームを抱えてもらい、フットワークよく動いてもらうことによって、自社は販売に徹する、すなわち、企画生産機能を「持たない」ことを「強み」としてきましたが、新ブランドについては、生産は、パートナーであるウォンサンヒングループ(香港)のネットワークを活かしながら、自前でデザイナー、パターンナーを抱える、「持つ」経営への転換を図る模様です。

 日本のファッションSPA企業の勝ち組として、今後H&M、ZARAに勝負を挑むという世界ブランドの「東京発信」は、大いに歓迎したいところです。

 9月にはH&Mが銀座に1号店をオープンしますから、H&Mの出方をしっかりベンチマークされた上での立ち上げになるのでしょうね。

 社内の等身大MDを中心とした服作りのDNA、社外から採用するスタッフとの化学反応、楽しみにしたいと思います。

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関連エントリーポイントが香港を拠点にグローバルSPAを目指す
関連エントリーポイントの好業績を牽引する「等身大MD」


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June 09, 2008

先週の記事別アクセスランキング

 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリーをご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 先週は、業界の方々との世間話でも、5月度のユニクロの業績に話題集中といったところでした。国内の関連事業、海外事業そのものは、まだまだ結果が出ないようですが、海外に向けた投資は、ユニクロブランドの価値を高めることには大きな役割を果たしているようです。
    
 さて、先週のランキングは以下の通りです。 
    
【ランキング】

1位-ユニクロ5月度既存店売上7.9%増に学ぶ(08.06.04)

2位-会議で何を決断すべきか(08.06.01)

3位-ユニクロのファーストリテイリング社が開発する商業施設「ミーナ」(08.05.27)

4位-近畿・関東梅雨入り、雨具マーケットは晴れ模様?(08.06.03)

5位-今年、アメリカではティーンズ・ヤング、アンダーウエアマーケットが熱い(08.06.06)

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June 08, 2008

ニトリが、円高差益還元で268品目を値下げ

 6月6日付の日経新聞に、ホームファッションSPA(製造小売業)大手のニトリが、円高による為替差益を生活者に還元すべく、家具、インテリア製品など268品目を平均19.6%値下げしたと発表したことに関する記事が掲載されていました。

 記事によると、原料コストが上昇し、メーカー、流通各社が値上げに踏み切る昨今ですが、同社も原料コストは上昇しているものの、企業努力によって、物流コストが削減できたことと円高差益を原資に「値下げ」に踏み切るとのことです。なお、268品目は、同社全商品の3%に相当し、一度値下した商品は再値上げしないとのこと。

 ちょうど5月下旬に、6月から123品目を値上げすることを発表した「無印良品」を展開する良品計画のニュースを思い出しながら、この記事を読んでいました。

 無印良品が値上げしたのは、プラスチック、ポリプロピレン関連の生活雑貨中心で、ニトリが値下げしたのは、木製、ファブリック系の家具・インテリア商品と商品内容が違うので一概に比較は難しいですが、「OOO品目、値下げ」という無印良品得意の広告コピーを意識したような発表だったので、面白いなと思って読んでいました。

 円高が進んだ時、イオン、イトーヨーカ堂が円高還元セールをされていましたが、メーカーや問屋からの仕入が多いGMSのそういったセールは仕入先の「協賛」を得た一過性の消費刺激策に思えてしかたがありません。

 ニトリの場合は、海外に自社工場を持っていたり、毎年、自身の足で海外委託工場を開拓し、直輸入をしていると聞いていますので、コストコントロールもやりようがあるでしょうし、同じ円高差益還元でも継続性という意味で説得力があります。

 世界最大のホームファッションSPA企業、スウェーデンのIKEA(イケア)が一店舗あたり年商100億円級の巨艦店舗を都心近郊に出店し、日本の生活者に低価格で、家の中をファッション化するという新しい価値を提供しています。

 ニトリ、無印良品、フランフランはじめ、日本のホームファッション業界のプレーヤー各社にも、ますます切磋琢磨していただき、ファッション化に目覚める生活者に、IKEAに負けない、あるいは、うまく棲み分けした、価値を提供して頂きたいと思っています。

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関連エントリー-IKEA(イケア)を迎え撃つニトリの品質管理改革

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June 06, 2008

今年、アメリカではティーンズ・ヤング、アンダーウエアマーケットが熱い

 6月3日の繊研新聞に、昨年、「リミテッドストア」と「エクスプレス」のアパレル事業を売却して、「ビクトリアズシークレット」など、ランジェリー、ヘルス&ビューティー事業に特化した、世界のファッションSPAの元祖とも言える米リミテッドブランズ社の今期計画についての記事が掲載されていました。

 記事によると、同社は、市況に対応し、当初の増床計画の削減、物流センターの精度アップなどの国内ビジネスの脇固めと、今後の成長エンジンを海外ビジネスの拡大に求めるなどの政策を打ち出しているようです。

 また、同社の基幹ブランド、ヴィクトリアズ・シークレットのサブブランドの「PINK(ピンク)」が好調であり、今後、成長が見込めるとして、売場拡大を含めた積極策が打ち出されそうです。

 ところで、この「PINK」は、ヴィクトリアズ・シークレットの中心客層の下の世代、15-22歳の女の子をターゲットとしたアンダーウエア、ルームウエア、ランジェリー、スイムウエアラインになりますが、この「PINK」の成功以来、これらの商品群を扱う業態が、アメリカの大手トップSPA企業によって開発が進み、今年ホットなマーケットのひとつになっている模様です。チェックしておくべき主な業態は次の通り。

ブランド/展開企業/ターゲット/現在店舗数/創業/URL

○PINK(ピンク)ヴィクトリアズ・シークレット(VS)/リミテッドブランズ社/15-22歳/6店舗(但しVS店舗にコーナー展開あり)/2004年スタート
vsPINK

○aerie(エリー)/アメリカンイーグルアウトフィッターズ社/15-25歳/56店舗/2006年スタート
aerie

○Gilly Hicks(ギリーヒックス)/アバクロンビー&フィッチ社/18歳ー /5店舗/2008年スタート
Gilly Hicks

この中で、アバクロ社の第5のブランド、CEOのマイケルジェフリーズ氏が自らプロデュースする最高コンセプトと言われる、Gilly Hicksは、業界でもとても、話題になっています。URLを見ると、トップに以前はセクシーできわどいフラッシュ画像があったようですが、ポルノとみなされ自主規制しているとか。それゆえ、現在では、詳しいイメージは見ることができませんが、さすが、早くも通販しているサイトはあるようなので検索エンジンで探してみてください。

実際には、

★PINK vs aerie

★Victoria's Secret vs Gilly Hicks  

の図式のようですね。アバクロが育ての親であるリミテッド社に挑戦状を突きつけているところが興味深かたりして・・・

 このあたりは、日本でも、まだ開拓の余地のあるスキママーケットだと思います。

 現行のプレイヤーとしては、和製ビクトリアズ・シークレットのピーチジョン(PJ)が先行しているでしょうか。PJは、すでに日本のPINKラインくらいの客層を狙っていますが、マルキュー系ブランドの追随も激しいようです。

 また、ランジェリーマーケットでは、現在、メーカーがSPA化を進めていますが、ランジェリーではないもっとソフトな、ルームウエア、アンダーウエアー、ちょっとしたワンマイルウエアでおしゃれなものは、まだどこの企業にもそのポジショニングがおさえられていないような気がします。

 ユニクロあたりも、最近、「BODY」ラインに力が入っているようですので、そのあたりを早速狙ってくるかもしれませんね。

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関連エントリー-ピーチ・ジョン(PJ)が贈る最強の谷間
関連エントリー-ピーチジョンの独走は許さない?今、マルキュー系ランジェリーブランドが熱い
関連エントリー-インナー専業メーカーのSPA(製造小売)化が進む

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June 04, 2008

ユニクロ5月度既存店売上7.9%増に学ぶ

 6月4日の日経新聞、繊研新聞、日本繊維新聞に、5月度のファッション流通大手企業の業績記事が掲載されています。

 前年より、土曜日が1日多いにもかかわらず、週末の悪天候、気温の低さ、各種生活必需品の値上げによって消費マインドが冷め、大手各社が軒並み既存店売上高前年大幅割れをしている中で、ユニクロの7.9%増は、「一人勝ち」と言っても過言ではないでしょう。

 記事によると、「UT」、「ブラトップ」、「ドライシリーズ」が広告宣伝と連動して好調だった模様です。

 UTは2年目になりますが、商品の質と感覚が確実に上がって来たのを感じます。以前は、量販店品質規準よろしく、洗濯しても縮まない素材、だらっと伸びにくい分厚いフライスのリブが圧倒的に多いユニクロのTシャツ群でしたが、去年今年とグラフィックシリーズ別にそれぞれの客層を意識したサイズ感、素材の肉厚、首周りのリブの変化を持たせているところがなかなか憎いですね。

 あくまでマスマーケットを対象にしているので、グラフィックの感性はビームスTにはまだ及ばないながらも、かなり近い水準まで来ているのではないかと思われるグラフィックも見受けられます。

 ブラトップについては、女性下着マーケットの中では、決して新規性のあるアイテムではないと思いますが、それまでそんなアイテムを買ったことのない多くの生活者に、機能はベストでなくても、「お試し価格」で商品の良さ、使い勝手を、うまいCM広告で背中を押してあげて提供した点が受けたのではないでしょうか。その点、かつてのフリース、昨年のヒートテックのババシャツ&パッチなどで同社が果たした役割とケースが似ているような気がします。

 ドライシリーズも店頭で見た時、まるでナイキのお株を奪ったみたいだな、と思ったものです。スポーツ業界は空前のランニングブーム、ナイキ、アディダスもこの分野が売上を牽引していると聞きます。シンプルで、あれだけカラーバリエーションがあれば、ユニクロでいいか、と思う生活者も少なくないのではないでしょうか。

 既存店売上7.9%増の内訳は、客数6%増、客単価1.8%増とのこと。

 小売業の商売の原則のひとつは、生活者を見て、いい時も、厳しい時も、「手を打ち続ける」ことだと思っています。

 ユニクロは、安住することなく、しっかり実践されてますね。その証拠が、この「客数増」に尽きます。

 生活者の選別購買は進みますので、毎年、変化のない品揃えのお店はますます厳しくなりそうです。 

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June 03, 2008

近畿・関東梅雨入り、雨具マーケットは晴れ模様?

 気象庁が、6月2日に近畿・東海・関東甲信が梅雨入りしたと見られると発表したようですが、3日の日経新聞に、百貨店で雨具や雨用衣料に需要が高まっているという記事が掲載されています。

 記事によると、

・京王百貨店・・・4月、5月は雨傘の売上が六割増

・松屋銀座店・・・傘が前年比二ケタ増、レインコート三割増、レインシューズの5月売上は80%増

・大丸梅田店・・・1万円前後のゴム製パンプスが5月中旬からの2週間で260足売れた。

 とのこと。

 松屋銀座店の傘のフェアーなどは百貨店の中でも、毎年風物詩のひとつとなっていて有名ですが、今年は、マーケットでは、レインコート、レインシューズ、ブーツが注目されていますね。

 今日も外は雨ですが、去年あたりから表参道界隈でも、カラフルでおしゃれなレインブーツ(長靴)を履き、軽やかなレインコートを纏った女性の姿が目に付きます。

 特に、レインブーツは、おしゃれさんの中では、晴雨問わず、ファッションアイテムとして定着してきたようです。

 今年は、そんなファッション・レイングッズが幅広く認知される年となるでしょうか。

 私もそうですが、雨の日に履く靴に迷われたり、後悔したりした経験をお持ちの方は少なくないと思います。お気に入りの靴を濡らしたくないし、とは言え、雨の日でも「決めたい」日はあるでしょう。

 雨の日対応の気の利いた靴って意外と需要がある割に、まだまだマーケットには希少な商品なのではないでしょうか。 

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June 02, 2008

先週の記事別アクセスランキング

 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリーをご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 事務所のある表参道、神宮前界隈でも副都心線の広告が増えました。このあたりも新宿三丁目、池袋へのアクセスはよくなりそうです。
   
 さて、先週のランキングは以下の通りです。 
    
【ランキング】

1位-ユニクロのファーストリテイリング社が開発する商業施設「ミーナ」(08.05.27)

2位-いよいよプレス活動を始めた、H&M エイチ・アンド・エム・ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン(08.05.15)

3位-「学ぶ組織」と「教える組織」(08.05.28)

4位-リヴァンプ再生案件のトークツをABCマートが支援(08.04.22)

5位-ZOZO TOWN(ゾゾタウン)のスタートトゥデイがアパレルEC事業支援の子会社設立(08.05.17)

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June 01, 2008

会議で何を決断すべきか

 先日のブログエントリー、

 「学ぶ組織と教える組織」

 の中で、

 「教えるときにもっとも学ぶ」

 というフレーズを使ったのに関連して、ピーター・ドラッカー氏の名著

 プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))

 に言及しましたが、ちょうど書棚の手の届きやすいところに置いておいた同著書を手にとりパラパラと読み返してみました。

 最近、いくつかのクライアント先で、前週を振り返り当週対策を考える「月曜定例会」や「月次営業会議」でどんなことを話すべきか、なんてことが話題になっていたのですが、ちょうどそれに対するいいヒントが出ていましたので引用してみたいと思います。

 「優先順位の決定」についての一節です。

第一に過去ではなく未来を選ぶことである。

第二に問題ではなく機会に焦点を当てることである。

第三に横並びではなく自らの方向性をもつことである。

第四に無難で容易なものではなく変革をもたらすものに照準を合わせることである。

以前読んだ時にもドッグイヤー(ページ隅の折り目) をつけ、鉛筆で線を引いていた部分でした。

 納得しながら、耳の痛い話でもあります。

 業績が厳しい時ほど、よかったこと、悪かったことのうち、悪かったこと、問題、言い訳に時間が割かれる会議を死ぬほど経験してきました。

 それより、この教訓がいうように、週報やデータや店舗巡回の中から、「未来」の「機会」に関する芽を見つけ出し論じることの必要性を感じます。

 またマーケットや他社の目先の売れ筋を追いかけ、いずれ同質化する「横並び」に危機感を感じ、むしろ顧客が自社に期待する「方向性」を追求することが大事なんだなと痛感します。

 なかなか頭ではわかっていても流されてしまいますが、これらが徹底出来てる組織が常勝集団なんだろうなということは想像に難くありません。

 会議で迷った時、読み返したい教訓だな、とあらためて思いました。

 よかったらご参考まで。

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