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June 27, 2008

ファッションスクール生の服の購買行動調査

 6月27日の繊研新聞に、恒例の日本全国のファッションスクールの学生を対象にしたファッション意識調査の結果に関する記事が掲載されていました。回答者数は1967人(うち女1475人、男492人)。

 記事でも取り上げられている興味深いデータとしては、

Q.服の購入場所で多いのは?

1位 駅ビル・ファッションビル 1008人  うち1位-パルコ、2位-ルミネ
2位 セレクトショップ       653人  うち1位-ビームス、2位-UA
3位 古着店            525人  うち1位-ハンジロー、2位-WEGO
4位 単一ブランド店        413人  うち1位-ユニクロ、2位-ZARA
5位 百貨店            341人  うち1位-伊勢丹、2位-丸井
6位 量販店            156人  うち1位-ユニクロ、2位-しまむら

Q.よく買うブランドは?

1位 ユニクロ        97人
2位 ローリーズファーム  66人
3位 ジーナシス      40人
4位 ビームス        36人
5位 ZARA          27人

 将来、日本のファッションビジネスに携わるであろう多くの学生、卵たちが、古着店を愛好し、ユニクロ、ローリーズファームやZARAでよく買い物をしているという事実です。(これらのショップを頻繁に訪れる方は既に肌で感じているはず)

 ファッションブログ仲間で時折トラックバックを付け合っている「ビスカカ日記」さんも早速この記事についてエントリーをされています。

 ビスカカ日記:ファッションスクール学生が良く買うのは?

 ビスカカ日記さんは、ファッションスクール学生たるもの、無理してでも、もっとデザイナーブランドを着て欲しい、という視点で書かれていますが、私も、そのご意見に一部共感しつつ、今回の結果は、彼女ら、彼らの素直で正直な購買行動結果なんだろうな、ととらえています。

 ビスカカ日記さんが指摘されるように、記事が言うところの「(スクール学生の)経済的な余裕のなさ」でも片付けてはいけないと思います。

 私の解釈は、やはり、賢く買いまわって、上手な着こなしをする上で、ユニクロもローリーズファームも古着店もZARA(ファストファッション)もが、ファッション好きな人にも、十分耐えうる価値のあるコーディネートのためのパーツを提供する域に達しているという話なのだと思うのです。

 ある意味、そんな、生活者の目線に近い購買行動ができる、安くてもよいものはよい、と認められるファッションスクール学生が卒業後、ファッションビジネスに携わることは、楽しみでもあります。

 彼女ら、彼らには、中途半端な感性を振り回して、上から見下すことなく、安くてもよいものはよい、それを一般生活者が購入するのは当たり前と素直に認めつつ、それらに負けない価値のあるモノづくりにチャレンジして欲しいですから・・・。

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関連エントリー-ユニクロがリーバイスを抜く日

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Comments

こんにちわ
ユニクロはすごいですね。前回のブログにありましたが、アメリカと違って、日本の消費者はラグジュアリーブランドでも買い物するけど、量販店でも買い物をしたりと特殊ですね。
私の周りでたまに聞かれる言葉「ユニクロでいいや。」
これは、ある意味すごいなと感じます。買う:買わないを100:0とすると、0となってた気持ちを「ユニクロでいいや」で100にしてしまってるように感じます。買ってもらえなかったところの売上を、ユニクロがとってるわけですからすごいと感じます。

またセールの話ですが、今は何かにつけてセールを行う傾向にあります。売上が伸びない→セール→買い控えと負のスパイラルまっしぐらです。プロパー店とアウトレットの売上逆転もここにあるように思います。ここで、アウトレットで売れない→アウトレットセール増加→○○○こうなってきてしまうように思うのですが。
一昔、あそこの店(館)に入るとちょっと背伸びをしたというか、優越感に浸るというかドキドキした気持ち(期待)がありましたが、最近はそのような感じを受けなくなってきました。自分の感性が鈍ったか、店(館)が価格に目を向けすぎているのか・・・。ウィンドーショップングの楽しさは、オープン直後だけなように感じております。

長々と失礼しました。

P.S 私がこれから注目したいのは、シルバー衣料です。年齢で言うと55歳以上の男女です。

Posted by: 親父 | June 28, 2008 06:05 PM

takaさんお世話になります
取り上げて頂き光栄です

個人的意見でもありますが
第一線で活躍しているデザイナー達
は正直、新しいデザインというのは出尽くして
過去のデザインを現代に置き換えているのが
デザイナーブランドの現状だと思います

ワイズレッドレーベルのデザイナーも
「ファッションに新しさを求めるって考えはもうない」
と公言していましたし・・・

という事は、takaさんがよく取り上げる
<ファストファッション>とデザインの差はあまり
ないのです

簡単に言ってしまえば、素材とクオリティーの差しかない

これでは、価格の差をうめられず
優秀な人材もそちらに流れ、
世界的にファストファッションの反映の時代といえます

安易なエコやコラボばかり増える今、

ファッションはこれから何処に向かうのか?

答えは出ている気がしますが、寂しいので

愚痴のような記事を書いてしまいました・・・

今後とも宜しくお願い致します

Posted by: ビスカカ | June 30, 2008 11:25 PM

親父さん

いつもコメントありがとうございます。
ユニクロの年々進化する姿勢は業界皆見習いたいところです。

シルバー向けファッション、確かに、間違いなく有望なマーケットですね。

これからもよろしくお願いします。

Posted by: taka | June 30, 2008 11:48 PM

ビスカカさん

こちらこそいつもありがとうございます。

おっしゃること、とても共感いたします。

私がファストファッションを積極的にとりあげるのも、トレンドマーケットのクリエイターや業界の方々ににもっともっと生活者のファッションを豊かにするよう頑張って欲しいからなんです。

これからもよろしくお願いします。

Posted by: taka | June 30, 2008 11:55 PM

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