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February 28, 2009

H&Mが2010年ソウルに出店

 2月27日の繊研新聞、日本繊維新聞にも掲載されていたように、H&Mが日本に続き早くも2010年春に韓国ソウルの明洞(ミョンドン)に780坪の韓国1号店をオープンすることを発表したことに関する記事が掲載されていました。

 H&Mのプレスリリース記事オリジナルはこちら。
 H&M OPENS THE FIRST STORE IN SOUTH KOREA

 ソウルおよび近郊には、韓国の人口4900万人のうちの半分の2300万人も人口が集中しており、香港、中国、日本と成功を収めている東アジアでの次のステップはしごく当然とCEOは語っているようです。

 ZARA(08年5月)、FOREVER21(08年10月)に続いてのH&M韓国ソウル進出。ソウルはあっという間にファストファッションの渦の中ですね。

 世界不況で、H&Mとて既存店売上前年割れを強いられている状況の中で、中国、日本のような巨大マーケットを一国づつ順番に攻め落とすのではなく、人口の多い極東(FAR EAST)をひとつの地域としてどんなロジスティック&出店戦略図を描き、矢継ぎ早に攻略しようとするのか興味が尽きないところです。 

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関連エントリー-H&Mが2010年春に大阪出店

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February 25, 2009

ニトリの逆算経営

 2月23日の日経MJの一面に22期連続増収増益見込みのホームファッションSPA、ニトリの強みに関する記事が掲載されていました。

 不況下に計画的な値下を敢行し、客数を増やし、日本マーケットでは、スウェーデンのイケア以外に向かうところ敵なしのニトリですが、その背景には「逆算経営」があるという話。

 「米国は百二十年かけて豊かになった。日本は、まねすれば半分の60年でできる。まず半分の30年で百店・売上高1000億円を目指し、価格は二分の一にする」

 これは、1972年に倒産の危機に追い込まれた似鳥社長が米国家具業界視察ツアーで「チェーンストア理論」の洗礼を受け、決意した目標で、計画はほぼ予定通りクリア、今後、2022年には1000店、1兆円、ニューヨーク、ロンドン両市場での上場が目標にあるようです。

 ○長期目標を立て、逆算して、今何をすべきかを決める。
 ○顧客のライフスタイルを豊かにするために、あるべき価格、品質を決め、それを実現するためにはどうすべきかを逆算して決める。

 それが記事が言うところのニトリの逆算経営です。
 
 リテイルビジネスに携わる多くの方が、アメリカのリテイルマーケットを見て、その豊かさを感じ、いつかは日本でもこんな豊かさを実現したい、グローバルに活動して、ローカルの生活者に貢献したい、という思いに駆られたことでしょう。小売業に転身する前、1年間、アメリカで過ごした私もその一人です。

 ニトリの快進撃を支えているのもそんな経営者のロマンや使命感なんですよね。これはユニクロの柳井会長にも共通するところがありますね。

 2月も20日締めのチェーンストアの既存店売上前年比が発表され始め、厳しい市況は続きそうですが、ニトリの逆算経営の話は、初心を思い出し、今一度、計画を立て直す、見直す勇気を与えてくれるような気がします。 

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関連エントリー-ニトリが、円高差益還元で268品目を値下げ
関連エントリー-IKEA(イケア)を迎え撃つニトリの品質管理改革
関連エントリー-価格をデザインせよ

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February 24, 2009

デコるファッション

 2月23日の日経MJ、「ブームの予感」に既製服にデコレーションを施す、いわゆる「デコ服」が取り上げられていました。

 ケイタイデコ、DSデコ、スウィーツデコ・・・ここ数年、デコパーツ売場は、いつも女の子で賑わっていますが、古着のリメイクなんかのノリで、今年は、マニアから一般の人へ、バッジ、パッチ、刺しゅう、レース、ビーズなどを、手軽に買えるユニクロやファストファッションの服に乗せて、「デコ服」=オンリーワンの服を作ることが盛り上がって来ているようですね。記事には、これなら「ユニバレ」も跳ね返せる?とのコメントも。

 バッジぐらいなら簡単ですが、貼り付け、縫いつけとなると、手間がかかるので、どこまでのブームになるかはわかりませんが、着まわしの利くファッションベーシックがマーケットに増えると、簡単に自分仕様にできるアクセサリー(バッジ、ピン、パッチなど)をいろいろ置くだけでも、ファッションストアの店頭は楽しくなるかもしれません。

 ブランドへの尊敬(第四段階)を超え、マズローの欲求第五段階、自己実現の欲求時代には、「情報」とアレンジ可能な「パーツ」を提供するということが、ビジネスのキーポイントのひとつになりそうです。

 そうそう、パーツと言えば、貴和製作所がいよいよ新宿ルミネ2に入るとか。

 貴和製作所ルミネ新宿店3月6日オープン
 
 こちらもそんな動きに対応するものなのでしょうね。オープン楽しみにしていたいと思います。 

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関連エントリー-自己実現の欲求時代のファッションビジネス
関連エントリー-浅草橋から全国へ、貴和製作所はファッションストア

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February 23, 2009

先週の記事別アクセスランキング

 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 イトーヨーカ堂に続き、イオンも大型SC計画の凍結・延期を発表しましたね。今後は、安売りなど小型店の出店を軸にした事業モデルへ転換するとのこと。

 やはり売場面積拡大至上主義が立ち行かなくなるのは時間の問題だと思っていましたが、広げたものを手仕舞いするのにも時間がかかるかもしれません。

 今年は、是非、既存店客数至上主義にチャレンジしてみてください。もちろん安売り一辺倒じゃなく、価格バランスを上手に保ちながら・・・

 以下、ランキングになります。 
       
【ランキング】

1位-RAGTAG(ラグタグ)の憎むべきニセモノ展2009(08.02.18)

2位-必要十分な品質(09.02.14)

3位-安さだけが理由じゃない(09.02.08)

4位-丸井のファストファッション館?(09.02.20)

5位-最後の一点(ラスいち)を売り切る力(09.02.11)

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February 22, 2009

ユニクロパーカースタイル1000とトウキョウグラフィティ

 先週(2月12日)にプレスリリースされてから、多くのメディアやファッション系ブログが既に取り上げ、週末にテレビCMも始まったユニクロのこの春の広告戦略のひとつ、ウィメンズ60色柄(7型)、メンズ53色柄(5型)、キッズ19色柄(2型)のパーカー(フード付)のスタイリングを提案する 「UNIQLO PARKA STYLE 1000」 ですが、仕掛けのタイミングと言い、月刊誌Tokyo Graffiti(トウキョウグラフィティ)とのコラボと言い、これまた見事、脱帽と言わざるを得ません。

 プレスリリース:ユニクロのパーカの着こなしを1000スタイリングで紹介
 UNIQLO PARKA STYLE 1000

 カウンターが1000になるまで観れないのはちょっとイライラしますが、ユニクロの商品だけで、ここまで素敵にスタイリングできるんだ、ということを十分思い知らせる?企画ですね。いろんな世代に訴えかけるモデルを採用しているので、人それぞれいろいろな感じ方があると思いますが、私的には、鮎川誠さんとシーナはお歳を召されてもホントかっこいいです。

 ここまでなら、今までのユニクロがやりそうな話ですが、今回、Tokyo Graffiti(トウキョウグラフィティ)とのコラボがミソですね。私も創刊の時からヴィレヴァンやファッション誌がたくさん置いてある書店に行くとついつい立ち読みしてしまう、バックナンバーも集めたくなるような雑誌です。

 Tokyo graffitiってこんな雑誌

 この1000という数字はもともと、Tokyo Graffiti(トウキョウグラフィティ)が毎月東京に住んでる1000人の素人さんに登場してもらって、特定のテーマについてスナップとともに、その人たちの思いや生活感をにじみだす共感型の企画雑誌で、そこにうまく乗っかったわけですね。

 そのTokyo Graffiti(トウキョウグラフィティ)とのコラボは『TOKYO FASHION MAP WITH UNIQLO』として、3月10日から、全国の書店、コンビニエンスストア、ユニクロの一部店舗とオンラインストアで発売し、それに先駆け2月27日からウェブサイトもスタートするようです。

 Tokyo Graffiti(トウキョウグラフィティ)側も、知る人ぞ知るアングラっぽいところもあったので、一気に知名度が上がるよい機会になるでしょう。

 今、ファッション誌やウェブサイトで盛り上がっている、街行く若者のスタイリングを紹介する、ストリートスナップ(ストスナ)でユニクロ着用率が上がってることに触れたエントリーを以前にしましたが(以下ご参照を)、ユニクロもそれに気づいているわけだし、それに引っかけた企画をしないものかな、と思っていました。

 ユニクロ着用率、ただいま急増中

 企業が用意したプロモデルだといかにも、わざとらしいし・・・ストスナでユニクロ着用率が上昇しているこの機運に、自らやるのではなく、Tokyo Graffiti(トウキョウグラフィティ)とのコラボは、ストスナ的に表現する上では最良の選択なのではないでしょうか。

 ストスナをスタイリングの参考にしている人が増えている中、素人さんに着用してもらって、その人たちの声、親近感、共感に訴えかければ、説得力もあり、レバレッジの効いた効果的な広告になることでしょう。

 このコラボ冊子を参考に、すべてユニクロで揃えなくても、パーツとして他のブランドの服とコーディネートさせたり、この冊子のスタイリングを参考にしながらも、実際には、まだ「ユニバレ」、「ユニ被り」を警戒して自分の好きなブランドやセレクトショップや外資系SPAで買うという購買行動を取る生活者もけっこういるかもしれません(←だとしても、ユニクロからしたら、してやったりでしょう)。それだけインパクトありそうなコラボ企画になりそうで、楽しみですね。
 
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関連エントリー-ユニクロの消費者参加型グローバルマーケティング

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February 20, 2009

丸井のファストファッション館?

 2月17日の繊研新聞、18日の日経MJ、日本繊維新聞に、丸井が27日にリニューアルオープンする、「新宿マルイ カレン」に関する記事が掲載されていました。

 ・ユニクロ初のガールズコンセプトショップ(佐藤可士和氏、片山正道氏コンビが手がける)
 ・ローリーズファームとトランスコンチネンツのセレクトショップ
 ・3プライスシューズショップ「コノーボ」
 ・ヴィレッジバンガード

 を売りに「ファストファッション館」をコンセプトにしているようです。

 丸井のニュースリリースはこちら
 マルイの新宿再編 第2弾!

 「時代の価値観に対応、まるごと全館“ファストファッション”」だそうですが・・・

 オープンしたら見に行きたいと思いますが、なんかワクワクしてきません。個人的には、それに先駆けて20日にオープンするストリートファッションやサブカルチャー系ファッションを集めた新宿マルイワンの方に興味があったりします。

 ところで、ファストファッション館と聞くと、やはり、ロンドンのオックスフォードサーカスのTOPSHOP(トップショップ)メガストアが思い浮かびます。世界最大のファッションストア(確か3000坪;年商200億円超規模とか)には、ファッションが好きな若者だけでなく、ファッションビジネス、ショッピングに関心のある人なら、入った瞬間、時を忘れてしまうほどのロンドンストリートファッショントレンドを左右する圧倒的な品揃え、ワクワク感と熱気が感じられます。

 そうそう、建物の構造問題から開業延期になっていたトップショップのNYマンハッタン旗艦店(約1100坪)が、いよいよ4月2日にオープンするそうですね。
 Topshop set to open in New York despite recession

 そんなのを見せ付けられると、東京でもトップショップの旗艦店に匹敵する、世界に誇る東京ストリートファッションの館ができないものかなぁと夢見てしまいますね。

 そんなことを考えながら渋谷や新宿を歩いていると、やはり、器的に、丸井さんの改装物件が目にとまるのですが・・・ 

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関連エントリー-ファストファッションの挑戦状
関連エントリー-ロンドン・ハイストリートファッション・マーケットリサーチ

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February 18, 2009

RAGTAG(ラグタグ)の憎むべきニセモノ展2009

 ちょうどいいタイミングでGUYさんにコメント、お知らせいただきましたが・・・ハイエンドブランドの中古品を買い取り、店頭販売するリユースショップRAGTAG(ラグタグ;運営は㈱ティンパンアレイ)が、2月17日(火)~2月23日(月)同渋谷店2階のロフト部分でにおいて、同社が誤って買い取ってしまった偽ブランド品150点の展示会が行われており、とても興味深い企画だなと思い、初日(17日)の夕方に覗いてきておりました。

 偽ブランド品撲滅プロジェクト 憎むべきニセモノ展2009

 同社は、持ち込まれたブランド品を店頭でホンモノ、ニセモノを見極めホンモノだけを買取、同社商品管理センターでもう一度チェックしてから各店の店頭で販売するというプロセスをとっているようですが、誤って店頭でホンモノであろう、ということで買い取ったものの、商品管理センターでニセモノと鑑定された商品が今回の展示の対象となっています。

 目的は、同社がニセモノに注意を払い、闘っている姿勢をアピールするとともに、同社に買取依頼に来る顧客がその前の新品購入段階でニセモノに対するシビアな目を持ってもらおうとする啓蒙活動の2つがあるようです。

 買い取ってしまった過ちを認めながら、こういった展示会をする同社の姿勢はとても勇気があることで、好感を持てますね。

 会場でホンモノとの比較ができたのは、一部の商品しかありませんでしたが、展示された商品すべてにニセモノである理由がつけられてあり、一点一点興味深く読んでみました。

 ①ジッパーやドットボタンなど金属製の附属品にロゴが入っていないもの
 ②ブランドラベルの質感
 ③ナイロン、ポリエステルなど、合繊素材の素材違い

 あたりが多かったようです。

 あと、原産国表示、洗濯絵表示の日本語のミスなんかはいかにも中国や韓国の業者のお粗末さ、ニセモノくさくて笑っちゃいますが・・・

 綿などの天然素材、染色、プリント、刺繍など、比較的製造ロットが小さいものはごまかせても、 ①や③のような製造ロットが大きくないと割高になってしまうもので手を抜いていたり、また、やはり、ブランド側が一番ニセモノ対策として行っている②がポイントのようですね。でも②はホンモノを手にした人じゃないと判りづらいかもしれません。

 私は以前、ブランド側の立場でいたこともありますし、逆に並行輸入を手がけたこともあります。

 並行輸入にしても、中古品にしても、ツボをおさえて、注意深く取り扱えば、ブランドのファンの裾野も広がりますし、思いをこめられて作られた商品を大事に再利用してもらいたいですし、いまだに法外な内外価格差を企業努力で是正していないブランド代理店の牽制にもなりますから、私はともに支持をしています。

 ある意味、ビミョーな商品だからこそ、ブランドの並行輸入品や中古品を取扱う小売店さんは、それらの商品に対する正しい知識をもつと同時に、お客さんに安心してもらうためにも、しっかりとした社員教育、そして、積極的、継続的な顧客啓蒙活動が大切なんですよね。

 それができなければ取り扱わない方がよい、と思うくらいです。

 そこらへんの志、信念のある販売店さんたちには、これからも御苦労は絶えないと思いますが、継続的に取り組みながら、頑張っていってほしいなと思っています。

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関連エントリー-中古ファッションマーケットの潜在性
関連エントリー-並行輸入品ってなに?

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February 17, 2009

2月17日の日本繊維新聞に執筆記事「ファッションの民主化(下)」が掲載されました。

 2月17日付けの日本繊維新聞(ニッセン)さんに隔月3回シリーズで執筆していた「ファッションの民主化~ファストファッションの挑戦状」の最終回(下)が掲載されました。

 1回目(10月21日付)は、ファストファッションがファッションマーケットに浸透してゆくプロセスをマクロトレンドとしてとらえ、2回目(12月16日付)は、その流通革新の旗手としてのSPA(製造小売)のビジネスモデルの本質を解説しましたが、3回目の今回は、国内外のファストファッション企業が店頭で行っている顧客満足実現へのチャレンジの事例をいくつかご紹介して業界への問題提起という形で締めました。

 業界で顧客満足というと、店頭での接客の理念やテクニック、そのための人財育成が中心に考えられ、そこを一生懸命強化しようとしますが、いくら販売スタッフさんが、売場演出や接客の技術を磨いても、一方で、本部がそれを支援するためのしっかりとした品揃え&投入計画、必要十分な「弾込め」を怠っていたら、店頭の努力も浮かばれませんし、当然、お客さんもがっかりですね。

 ご紹介しているZARA、H&M、しまむら、ユニクロなどの事例、彼らはセルフ販売主体ですが、接客販売、セルフ販売問わず、それ以前にファッション企業が整えておくべき課題があると思います。

 ○店頭の鮮度をどう維持するか
 ○限られた店舗スペースの中で、どのように顧客の選択肢を増やすか
 ○欠品に対してどう対応するか
 ○顧客の返品交換への不安をどう払しょくし、顧客との関係を継続するか

 の属人的ではなく、組織的なアプローチです。

 そして、SPA化、あるいは直営店運営の目的が、中間業者削減(ナカヌキ)によるコストダウンや粗利率アップといった短絡的なものではなく、作り手と顧客との距離が近いからこそのご利益(ごりやく)をどうアドバンテージとしていくかが、成功のキーポイントであると・・・。

 ご興味あれば、記事の方、お読みください。

 日本繊維新聞購読

 今回、日本繊維新聞さんに業界の方むけとして、「ファッションの民主化~ファストファッションの挑戦状」を執筆させていただきましたが、実は、並行して、同じビジネストレンドを生活者の側から読んでいただこうと、共同通信さんに「ファッション消費革命」という12回シリーズの連載記事も書かせていただいておりました。

 おかげ様で、全国の地方紙が10紙以上取り上げていただきました。感謝です。

 これらの記事は、時期が来たら別ブログを立てて公開して行こうと考えています。お楽しみに・・・ 

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関連エントリー-ZARA(ザラ)に学ぶ顧客満足の真実
関連エントリー-数字で見るZARA(ザラ)の店頭鮮度

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February 16, 2009

先週の記事別アクセスランキング

 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?
 
 ここのところ上場企業の減益、赤字決算の業績見通しが相次ぐ中、先週の日経新聞(2月13日付)で、2ケタ増の最高益をあげている54社に関する記事が取り上げていましたね。

 当ブログでよく取り上げている企業でいうと、ファーストリテイリング(ユニクロ)、ニトリ、ABCマートが入っていました。彼らは、証券界では、「生活防衛銘柄」と呼ばれるようです。

 ただ独自商品を作っているからではなく、ただ値下したからではなく、これらの会社からは、旧態依然とした業界の構造に対する創業からの流通革新の志と執念を感じます。そこらへんのエッセンスの一部が、以下にランクインしているエントリーの中にも登場していますね。
     
【ランキング】

1位-安さだけが理由じゃない(09.02.08)

2位-最後の一点(ラスいち)を売り切る力(09.02.11)

3位-H&M08年通期業績レポート、気になる日本での売上は?(09.02.01)

4位-必要十分な品質(09.02.14)

5位-フランドルがサプライチェーン共同出資の新SPA会社設立(09.02.04)

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February 14, 2009

必要十分な品質

 2月12日の日経新聞の一面、「大転換」という連載記事を読んで・・・

 これまで先進国を中心に売上を伸ばして来た日本企業が、今後主力となる新興国市場に対応するための日本企業が取り組む「ダウンサイジング」が取り上げられていました。

 その中に、世界のファスナーシェアの4割を占めるおなじみ日本のYKK(吉田工業)が、品質基準を見直して価格が半分の第2のブランド「ARC」という廉価版のファスナーを立ち上げ、多くの中国企業が採用しているという話が掲載されており、興味深く感じました。

 YKK社は、年間生産74億本の7割を新興国に出荷しており、それまでの「YKK」ブランドの1万回の上げ下しに耐えうるファスナーの「過剰品質」が新興国で必要か?という自問自答から生まれてきたのが「ARC」だったようです。 

 YKKファスナーと言えばアパレル生産に携わっておられる多くの方がお世話になっていることでしょう。私も、冬のアウターウエアーやスポーツブランドの生産を担当していたころは、絶対安心品質のYKKのファスナーがほとんどの日本の大手アパレルメーカーご指名だったもので、その長い納期が、製品そのものの発注時期と生産リードタイムを決め、悩みのタネだったことを思い出します。

 「日本企業の多くはモデルチェンジのたびに価格を上げる経営に慣れ、割り高なコスト構造を引きずる。(記事からの引用)」

 我々の業界も耳の痛い話ですね。百貨店や量販店向けにアパレル製品を納めていると、時に過剰とも思われる品質基準をクリア―するために、生産業務の半分以上の時間と労力を品質管理室とのやりとりに費やしていたころを思い出します。一度どこかで品質クレームが起こると、その都度、厳しくなる品質基準。そんな労力、保険、リスクヘッジのためのコスト・・・しわ寄せは積みあがって、結果、顧客が払う価格に転嫁されるのは言うまでもありません。

 今、ファッションマーケットの中で、そんな日本の伝統的なALWAYSベスト(BEST)クオリティに対し、アンチテーゼかのように、ファストファッションの、顧客が求める商品の賞味期限を前提とした必要十分な品質=イナフ(ENOUGH)クオリティの挑戦状がつきつけられているような気がします。

 品質や感性ってものは、一度ベターなものを知ってしまうと、たとえ金回りが悪くなっても、易々クオリティを落としたくない、センスを落としたくない、と考える不可逆的なところもあると思います。しかし、一方で、何でもかんでもベストクオリティだから高いというのは通用しなくなりそうですね。今後、ますます、一定以上の品質や感性をクリア―した低価格商品が台頭し、それを後押しするわけですから。

 これだけ選択肢が増え、豊かになったマーケットで、目を肥やし、必要十分な品質を見極める生活者。そして、それに対応する企業も生活者の立場で柔軟でなければならない時代なのですね。

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February 13, 2009

ZARA(ザラ)が2010年インド進出

 2月12日の繊研新聞に、世界第2位のファッションSPA企業、スペイン、インディテックスグループが基幹業態、ZARA(ザラ)を2010年、インドに出店すべく、この度、インド3大財閥のひとつ、タタグループのトレントリミテッド社と現地に合弁会社を設立したことに関する記事が掲載されていました。

 プレスリリースの原文はこちら
 Inditex and Trent of the Tata Group agree to open stores in India beginning 2010

 インディテックス51%、トレントリミテッド49%という出資比率で、2010年ニューデリー、ムンバイを皮切りに急速拡大を目指しているようです。

 インドは、外資や輸入規制、インフラの遅れなどから外資ファッション企業の進出はあまり進んでいませんが、ベネトンが15年前(合弁企業へのFC)、また、同グループのシスレーが今回共同出資のトレントリミテッド社の力を借りて数年前に進出しているようですね。

 インディテックス社(ZARA)は、DHLと組んで、商品をスペインの自社物流倉庫から地球の裏側の店頭まで最長でも72時間以内に届ける空輸インフラを持っているので、他のファッション企業と比べてインフラが整っていない国にも出店しやすいのが無二の強みといえましょう。本格的に攻略しようという進出国には、パートナーと合弁会社を作って始めるのも常套手段のようです(日本、韓国しかり)。

 いよいよ欧州ファストファッションの「切り込み隊長」、ZARAが進出を決めた、世界で最も成長の望める新興国インド。その動向に世界のファッションSPAが注目することでしょう。 

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February 11, 2009

最後の一点(ラスいち)を売り切る力

 2月11日、今朝のフジテレビ「とくダネ!」というニュースバラエティー番組の中で、東京の中心地に出現し始めたアウトレットが特集され、そのひとつ、五反田にあるABCマートのアウトレット店が紹介されていました。

 この店は、ABCマート全社の前シーズンの売れ残り品以外に、各店で残りあとわずかの在庫となった、いわゆる「バラ残」、「ラスいち」商品を集約してディスカウントして販売、売り切る役目も担っています。

 アパレル、シューズなど、カラー・サイズ展開のあるファッション商品は、それまで売れ筋とされた商品でも各店で残り在庫数が少なくなり、色が欠けたり、中心サイズがなくなると途端に売れなくなり、死に筋と化すものです。すると店舗も商品部も新しい売れ筋の方に目が向き、それらの商品には目が行き届かなくなり、放置状態になるのはどこの会社にもある話ではないでしょうか。

 お客さんも、一応は、陳列されているものだから、気に入ってサイズの有無を問い合わせても、店舗スタッフからそっけない対応をされ、ガッカリして帰るなんて経験、多くの方がお持ちではないでしょうか。

 しかしABCマートのように、こうして全店舗からラスイチやバラを集めるとまたサイズが揃い、売れるようになるというのも事実。大幅に値下げされていればなおさらです。

 その昔、私がアパレルチェーンに転職した時の最初の仕事は服飾雑貨と靴のバイヤーでしたが、仕入れと同時に売り切りも大事な仕事でした。

 特に前任者が全店舗に残した多くのバラ在庫を売り切って新しい商品を仕入れる枠を確保しなければならない逆境からのスタートだったので、この意味するところ、大切さは身に染みて感じています。旬なうちに集めれば、値下げしなくたってきれいに売れてゆく手ごたえを得ると、逆に楽しくなったりしたものです。

 そんな体験を活かして、その後、在庫をコントロールする部署を立ち上げ、その運営を任されるわけですが、初回投入、店間移動(再配分)といった前向きな商品コントロール業務の精度向上と同時に、各店の店長さんや情報システム課のスタッフを巻き込みながら、いかに最終消化率を上げるかに取り組んだものです。それはシステムを用いたロジカルなものから、店頭でのディスプレイ手法や接客テクニックも含めたアナログ的なものまで・・・

 その行き着くところは、いかに最後の一点(ラスいち)を売り切り、品番を管理すべき帳票(リスト)から消して行くか?ということになるわけです。(=そうすればその商品は消化率100%!)

 それって、ある意味、「執念」だったかもしれません。だって、それくらいの気持ちじゃないとそういう商品は、なかなか無くならないですからね(笑)

 デッドストック(在庫)を減らしたい、消化率を上げたいと願う気持ちは業界の誰もが持っているはず。

 そして、ABCマートや下記の過去の関連エントリーでご紹介しているアースミュージック&エコロジーを展開するクロスカンパニーのように、会社ぐるみで、行動を起こし、最後の一点(ラスいち)を売り切る力、社風こそ、ある意味、ファッション企業の底力のバロメーターのひとつではないかと改めて思ったものです。

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関連エントリー-ファッション商品を売り切る力


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February 09, 2009

先週の記事別アクセスランキング

 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?
 
 業界違いですが、先週日本マクドナルドの過去最高益更新のニュースが報道されました。

 ○100円マックで客数稼ぎ
 ○バリューセットで客単価アップ
 ○ケイタイクーポンで顧客囲い込み
 ○人気のフライドポテトは絶対安売りしない

 このハイ&ローのバランス戦略、小売業は見習うべきですね。

 それはそうと、ネットで調べたバリューセットのカロリー数にちょっとびっくりしています。
   
 以下、ランキングです。どうぞご覧ください。 
   
【ランキング】

1位-H&M08年通期業績レポート、気になる日本での売上は?(09.02.01)

2位-フランドルがサプライチェーン共同出資の新SPA会社設立(09.02.04)

3位-ユニクロ着用率、ただいま急増中(09.01.16)

4位-レナウンのJクルー事業撤退に思う(08.08.18)

5位-伸びるランニング関連消費(09.01.31)

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February 08, 2009

安さだけが理由じゃない

 今週、雑誌の取材や業界の方々と世間話をしていて、不況と言われる中でも調子の「悪くない」ところの話題がいろいろと上りましたが、やはり共通点はあるものだなあ、というお話。

 ユニクロ、アウトレット、ユーズドミックス業態(古着チェーン)・・・

 「安さ」がキーワードととらえられがちですが、

○ユニクロは、毎年単品の品質向上を重ね、ここのところ展開カラーを圧倒的に増やし、商品バリエーションが目に見えて豊富になっている。

○アウトレットは、従来の旧在庫処分目的から、新しい販路と位置付けられ、一方、既存店の店頭鮮度アップを目的としたシーズン中の商品の処分を担うようになり、それによりアウトレット店自身の鮮度も上がり、「買える」商品が増え、買上率が上がっている。

○ユーズドミックス業態は、古着と相性のよい新品の構成比が高まり店頭の魅力が増している。

更に、

○リサイクル、リユースと呼ばれるお店も、売買に抵抗のない生活者が増え、ファッション商品が旬を逃さず売買されることによって、店頭に並べられる商品の鮮度は高まる。

 業界内には、もともと上記の企業、業態よりも豊富な品揃えを提供するお店はいくらでもあると思いますが、以上は、相対的に、前年に比べ、顧客から見てわかりやすい進化を遂げていたり、店頭鮮度が向上し、結果、生活者の選択肢の幅を広げているところに、「安さ」だけではない、見逃せない成長要因があると言えます。

 小売企業の基礎体力のバロメーターに既存店売上高前年対比というものがありますが、各社、この数値をどう向上させるかが永遠のテーマであるのは言うまでもありません。

 新店は黙っていても5年間は伸び続けるという常識は、SC乱立によって崩壊し、「長打」と呼べるヒット商品にもそうそう巡り会えません。

 いかに顧客にわかりやすく品揃えを向上させ、業務の精度を上げるか?

 キーポイントは、人(ヒト)がモチベーションをもって、以前より工夫を加えて仕事に取り組み、成長を遂げている過程において、企業も進化するもの、というのは私の持論。今こそ、人(ヒト)への投資を惜しまず、そして、進化への環境を整えて行きたいところです。

 さて、間もなく3月の春シーズンを迎えます。皆さんの今年の進化のテーマは何ですか?

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February 05, 2009

富士通ファッション総合展セミナーにご来場ありがとうございました。

 本日、東京新宿で開催された富士通ファッション総合展のセミナーにご来場いただいた方々、どうもありがとうございました。

 今回は、モードインターナショナルの金田さんのファッション情報収集&MD企画仮説検証セミナーとの2本立てということで、今までのセミナーの倍以上となるお申し込みを頂き、会場も広げていただくほど盛況でした。会場の関係で、初めてマイクに頼り、終了後には久々に声もかれてしまうほど熱がこもってしまいました。

 富士通さんのグループ挙げての集客力には大変感謝いたしております。ありがとうございます。

 金田さんもいつもながらのわかりやすいお話、またお気遣いいただき、私の「在庫コントロール」セミナーとお互い補完関係にあることも確認ができ、充実したひと時が過ごせました。

 過去の検証をしっかり行った上で、未来の仮説を立てる力が結果を、次へのステップを生みだすという考え方は全く同じですね。

 近い将来、またこんな機会が持てれば幸いです。

 セミナーの中では、いろいろな内容をかけ足でお話しましたが、今年は、特に、業界各社、裾値拡大、低価格戦略を取られるようなので、くれぐれも固定客を大切に、客数を維持するための価格バランスコントロール、そして店頭鮮度を重視した在庫コントロールに気をつけていただきたいと思います。

 それから、遠くからわざわざお見えになったKさん、お声掛けありがとうございました。春からの業界でのお仕事のスタート、期待と不安でいっぱいかと思いますが、頑張ってくださいね。 

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February 04, 2009

フランドルがサプライチェーン共同出資の新SPA会社設立

 2月4日の日経新聞、繊研新聞、日本繊維新聞によると、百貨店向け婦人服を主力とするアパレル大手のフランドル(08年02月期で連結売上高610億円)が、商社、香港アパレル製造メーカーなどの出資を受けて、欧米SPAに対抗するカジュアル衣料中心の製造小売SPA会社、ITS(イッツ)インターナショナルを設立するとのことです。

 新会社は09年3月設立。資本金4億円の内訳は、フランドルの親会社INEDビジネスファッションプランニング66%、住金物産15%、帝人ファイバー10%、NI帝人商事5%、フェニックスホンコン(日系ニットメーカー;4%)で、社長はフランドルの栗田社長が就任されるとのこと。

 フランドル既存の取り組み商社とメーカーを巻き込んで共同で行う日本型?SPAのようで、素材開発から製品販売まで、フランドルの企画力を活かし、直営店で値ごろのファッションを販売、H&M、ZARAなど欧米SPAが盛り上げるファストファッションマーケットに参戦しようというもの。

 記事によると、2010年原宿に大型店を出店(明治通り沿いのルアーコンシャスの業態転換の模様)するのを皮切りに

 初年度   年商15億円
 2014年度 同 200億円(大型店5店舗、中小型店125店舗)

 という計画を立てられているようです。

 フランドルは、百貨店ヤング、キャリア向け主力アパレルですが、百貨店マーケットの中でも、いわゆるマーケットイン型のファストファッション(比較的値ごろ、期中変化対応力あり)的なビジネスモデルで成長した企業という位置だと思います。

 同社のブランドリストはこちら

 顧客ターゲットや価格帯は記事には掲載されていませんでしたが(原宿に大型1号店でなんとなく想像はつきますが・・・)、そんな同社が、別会社を設立し、新しいファストファッション型ビジネスモデルにチャレンジされるのは、とても興味深いところですね。

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February 03, 2009

先週の記事別アクセスランキング

 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?
 
 先週の丸井今井の破綻、昨日のそごう本店の大丸への売却交渉など、百貨店業界のさらなる再編のニュースが相次ぎました。

 ところで、話は変わりますが、川原の芝生を見ていると、今年の春の訪れは早そうです。
   
 以下、ランキングです。1位、2位は変わりません。どうぞご覧ください。 
   
【ランキング】

1位-ユニクロ着用率、ただいま急増中(09.01.16)

2位-レナウンのJクルー事業撤退に思う(08.08.18)

3位-ドバイ投資会社イスティスマルが米バーニーズ売却へ(09.01.26)

4位-北風と太陽(09.01.25)

5位-ファーストリテイリングがセオリーを完全子会社化へ(09.01.29)

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February 01, 2009

H&M08年通期業績レポート、気になる日本での売上は?

 H&Mの08年11月で締めた通期レポート(FULL YEAR REPORT)が同社HPにアップされていたので、目を通してみました。以下、為替レートは08年11月30日時点の1SEK(スウェーデンクローナ)=13円で換算。

 売上高    1兆1,509億円(前年比13%増)
 純利益    1,988億円(前年比12.6%増)
 出店       234店舗
 退店        18店舗
 期末店舗数 1,738店舗

 以前よりかなり円高になっているので、SEK=17円くらいで換算した時に比べて円建では逆に目減りしてますが、現地通貨ベースでは、しっかり数年連続二桁の増収増益を確保。参考までに粗利率は61.5%(+0.5%)、販売管理費は38.8%(+1.2%)だったようです。
 
 そんな中、既存店売上高前年対比は、1%減。06年度2%アップ、07年度5%アップと続いたH&Mの既存店増収も、さすがの世界不況に割り込みましたね。あるいは、世界に1500店舗以上ある既存店を1%減にとどめたのは見事というべきか?特に08年8月以降12月までの月次既存店売上高は5か月連続で前年割れだったようです。

 レポートの冒頭のサマリーにもあるように、日本進出は、H&M始まって以来の大成功だったとのこと。

 詳細には国別売上高が掲載されていますが、気になる日本の売上は・・・

 2店舗でSEK198百万=25億7400万円になります。

 そうすると、9月13日オープンの銀座店が11月30日までで79日、11月8日オープンの原宿店が同23日の営業日数になりますので、各店1日平均2500万円超を売上げた計算になりますね。

 いやはや、オープン景気を差し引いても両店とも一店舗あたり年商40億円くらいにはなりそうで、今年の渋谷、新宿、新三郷、横浜桜木町が年回りする2010年度には、日本での売上高が、軽く200億円は超えそうです。
 
 銀座、原宿の両店、特に原宿は事務所から近いので通りがかると覗くようにしていますが、オープンのころほどではありませんが、今でも店内はお客さんでいっぱい、原宿界隈ではH&Mのショッピングバッグを持っている人をたくさん見かけます。

 店内の商品回転も速いですし(ジーンズと無地の定番カットソー以外は行く度にすっかり入れ替わっているようです)、商品の的中率も短期で、上がっているのがわかります(死にスパン数がかなり減っている)。

 確かに、品質の「重箱の隅」をつつけば、課題はたくさんあるかもしれませんが、市場適応能力の高いカメレオンMD、末恐ろしいです。
 
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