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March 31, 2009

京王百貨店が郊外SCに50代以上向け婦人衣料専門店を出店

 3月31日の日経新聞によると、京王百貨店は今秋から50代以上の女性をターゲットにした小型の衣料品専門店を開発し、郊外SCを中心に多店舗化に乗り出すとのことです。

 京王百貨店は、50-60代の女性客層にフォーカスした品揃えで、顧客の支持を得て、百貨店各社が大苦戦する中、ここ一年間にも前年比増収の月があるなど、比較的健闘されているようです。

 今回の計画は、同社の今後の成長戦略(既存店は新宿、聖跡桜ヶ丘の2店舗のみ)と、50代以上の客層に対する品揃えが手薄な郊外SCとの思惑が一致し、50代以上の顧客が売上の70%を超すという新宿店の売れ筋を踏まえながら、価格は6掛け程度の割安なプライベートブランド(PB)の婦人衣料や雑貨を中心に専門店を自前運営することになったもの。

 9月にオープンする「ららぽーと新三郷」が1号店となり、約100坪の店舗にあわせて食品やギフト?なども扱うとのこと。

 郊外ショッピングセンターに出店する百貨店事業として、食品部門に特化して出店する大丸や、核店舗として出店して撤退となった三越の例はありますが、顧客フォーカスして専門小型店を出店するのは百貨店初の試みですね。

 「小型店は初期投資が六千万円強と大きくなく、運営も自前の従業員で行いノウハウが蓄積できるとして事業化を決断(記事の引用)」

 この姿勢、既存の「百貨店ビジネス」のしがらみにとらわれることなく、是非貫いてください。

 ニッチを攻める京王百貨店のチャレンジ、楽しみにしています。

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March 30, 2009

先週の記事別アクセスランキング

 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 先日、百貨店、スーパーの2月度売上高概況が発表されましたが、衣料品部門の既存店売上高前年割れは共に、いっこうに止まらず、底が見えない厳しさ。

 業界全体は昨年好調だった高いハードルに3月も苦戦の模様ですが、何社かのクライアント先では前年越えのうれしい結果も。

 さて、以下、先週のランキングになります。 
       
【ランキング】

1位- しまむらの8期ぶりの減益(09.03.27)

2位-フォーエバー21のプレスリリース関連記事でアクセス急増(09.03.24)

3位-ギルト(GILT)の日本進出は、日本でのブランド販売の常識を崩すだろうか?(09.03.15)

4位-ジーンズマーケットにおけるユニクロのシェア(09.03.19)

5位-イトーヨーカ堂の不要品下取りセール(09.03.28)

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March 28, 2009

イトーヨーカ堂の不要品下取りセール

 今日の新聞にもチラシが入っていたイトーヨーカ堂の不要品下取りセール。第1回目から興味深く顧客動向を見ていましたが、やはり、顧客に好評、そして売上好調のようです。

 3月25日の日経MJに、イトーヨーカ堂、ワコール、ユニクロが行っている不要品回収キャンペーンに関する記事が掲載されていました。

 各社、回収目的、方法はいろいろですが、エコマインドに訴えかけながら、生活者のタンスを空け、来店を促すという共通点があり、成果が出ているようです。

 イトーヨーカ堂・・・直近のセール内容は、衣料品・住まいの品3000円以上お買い上げの方対象に、不要になった衣料品、住まいの品55品目を1点あたり500円で買い取る(上限6点まで)。これまで5回のキャンペーンで計168万点回収。回収したものは、状態に応じて国内リサイクル、海外援助品として輸出、または、廃棄するとのこと。最初の2回の開催期間の衣料品売上高は前年対比2割増だったようです。

 ワコール・・・不要になったランジェリーを店頭で配布したエコ紙袋(素敵な絵柄の袋ですね)に入れて持ってきてもらう。下着ゆえに人目を気にして捨てるのをためらう女性客の心理にも応え、これまで6200枚を回収。戻り率10%強と、従来のDM(同1-5%)を遥かに上回る再来店効果。回収した袋は開封せずに固形燃料に加工するリサイクルを行う。

 ユニクロ・・・毎年3月、9月に開催している「サンキューリサイクル」キャンペーン。ユニクロで購入した、まだ着ることのできる商品が対象で、2008年は前年比倍増の159万点を回収。回収品は、政府系機関を通じて9割をアジア、アフリカ難民キャンプに寄贈。

 イトーヨーカ堂の下取りセールは、過去5回のキャンペーン中、私自身も2回ほど買取してもらったものです。必ずしも、同じ部門のものを買い替えるわけではないんですけどね。

 ちょうど買いたい日用品があったので、要らないもの(他社で買った服)を持って行って、割引してもらったって感覚です。でも、確かに、下取りライン(5000円や3000円)まで、不急なもの(乾電池とか)でも、何かを買い足してしまいたくなる心理は働きますね。

 それからわれわれも処分するのには難儀な、スーツケースや家電製品なんかの下取りは実際助かると思います。

 直(じか)値引き、ポイント倍増、名ばかりの還元セールもマンネリ化した今、下取りセールや現金キャッシュバックセールなど同じ値引きでも、世相を読み、名目を変えて顧客の心理に訴えかける値引きのアイデアを繰り出すイトーヨーカ堂には、今もなお、流通業界をリードする販促の巧さを感じます。 

 しかしながら、不要衣料品を下取りしてもらっても、なかなか買ってもいいかなと思う衣料品が個人的には見つからないのが残念ですが・・・

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March 26, 2009

今日は機関投資家向けセミナー

 今日は、外資系証券会社様のご依頼で、機関投資家のファンドマネージャー、アナリスト様向けの小売業界セミナーの講師を経験させていただきました。

 テーマは、「ファッション業界のパラダイムシフト」でした。

 ユニクロ独り勝ち、大手グローバルSPAが次々に日本に上陸し、拡大する中、国内外のSPA(製造小売業)の動向を中心に、業界の見通しや個々のファッションリテイル企業を見る着眼点を業界実務家の立場でお話させていただいたものです。

 ファッション業界の方々向けには、日頃、私の専門分野である店頭在庫コントロールのセミナーをさせていただいておりますが、業界外の方々にファッション業界の構造とビジネストレンドを整理し、努めてわかりやすく解説させていだだく機会は初めてで、私自身もいい勉強になったと思います。

 このブログのネタにもしている日々新聞、ニュースで取り上げられるファッション企業の事例研究は、元はと言えば、私のクライアント企業様へのコンサルティング、ビジネスコーチングに最新ビジネストレンドとベンチマークすべき企業事例を取り入れるために、整理目的で行っているものでもあります。

 私は学者でもなければ、評論家でもジャーナリストでもありませんが、そうやって積み重ねたものが、業界以外の方々が、わかりづらい、と言われるファッション業界、ファッションビジネスを、よりよくご理解いただく上でも、お役に立てることができれば、喜びこの上ありません。

 参加してくださった多くの方々、会場を満席にしてくださった証券会社のMさん、エキサイティングな機会を頂き、ありがとうございました。

 セミナー後の一部の方々との情報交換も楽しかったです。やっぱり、皆さんユニクロの動向にご関心があるのですね、と実感。

 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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March 25, 2009

しまむらの8期ぶりの減益

 3月24日の日経新聞に、しまむらの09年2月期決算見通しに関する記事が掲載されていました。

 同社は、期中48店舗の新規出店があったのにもかかわらず、前期比で売上高が横ばい(既存店売上高は4.6%減)、営業利益が3%減と、他社が業績を落としている時でも、堅調だった同社が、8期ぶりに営業減益となる見通しであるとの記事が掲載されていました。

 ファッション業界の中で、ターゲット顧客(全国の小商圏の主婦を中心としたファミリー)に対し、もっとも緻密なMDと精度の高いオペレーションを行っていると言っても過言ではない、しまむら。その最たるものは既存店客数と値下率の絶妙なコントロールでしょう。

 同社は、過去、消費者物価指数の下落に合わせ、毎年1点単価を政策的に下げ続け、1客あたり買上点数(セット率)を微増させながら、小売業の人気のバロメーターである既存店客数前年比を安定的にほぼ100に維持し、もっとも「失策」が少なく、見込み違いがあっても、卓越した在庫コントロールでしのぎ、ブレが極めて少ないと思われた同社ですら、既存店減収、営業減益に陥るわけですから、いまさら言うのもなんですが、ファッション市況は本当に悪いのだなぁと痛感させられます。

 記事では、中高年層の生活防衛による買い控えが影響したと分析されています。

 同社は、今期、あらためて価格政策を見直しつつ、若者層などの集客が見込める都心部を中心に、グループで通期計80店舗の出店を計画中とのことです。 

 企業の持続的安定成長という観点で言うと、私は、ある意味、ユニクロよりもしまむらの方が堅いと思っています。

 しまむらが復調しなければ、ファッション市況全体も回復しないでしょうから、引き続き、同社の月次既存店売上前年対比(客数x客単価)をバロメーターのひとつとして見守って行きたいと思います。

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関連エントリー-しまむらの海外マーケットリサーチ
関連エントリー-しまむらの情報公開と「適正値」の考え方

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March 24, 2009

フォーエバー21のプレスリリース関連記事でアクセス急増

 今日は、23日にフォーエバー21が原宿店で行ったプレス向け展示会の取材を受けて、日経新聞、繊研新聞、日本繊維新聞他、TV番組などが同社のニュースを一斉に報道したため、このブログにも「フォーエバー21」のキーワード検索でのアクセスが急増しました。

 フォーエバー21は非公開企業なので、売上高をはっきり公表していませんでしたが、日経新聞によると、直近決算、09年2月期売上高は17億ドル(約1632億円)、前年比33%増、期末店舗数430店だそうです。

 同社は、アメリカでは、もっか大都市への大型店戦略を展開中。海外ニュースによると、会社更生法を適用したチェーン百貨店マービンズの店舗をディスカウント百貨店であるコールズとともに買収し、大型店多店化を目論んでいるという、アメリカでもっとも勢いのあるファッションチェーンのひとつです。

 以前のブログエントリーの中で、同社のビジネスモデル、バックグラウンドを知っていただく上で参考になると思うものをあらためて2つご紹介しておきましょう。

 米フォーエバー21に見る非SPA成長戦略
 ファストファッションとコリアンパワー

 このうち前者のエントリーを読んでいると、38ヵ月連続既存店売上高前年割れのGMSの衣料部門は、ユニクロや西松屋のマネ、後追いによる、PB化、絞り込みによる高粗利狙いをするよりも、多くのファッション企業がPB化、SPA化に振れ、限られたテイスト、品揃えになって行く中、であれば、フォーエバー21をベンチマークして、様々なメーカーのデザインソースを活用することを考えた方が活路が開けるのではないかと思えてなりません。

 もっとも、しまむらのように、取引の姿勢を正しさなければ、メーカーさんも安心してついてきてくれませんし、ある程度の品質基準の緩和も必要、多品番を上手にコントロールして売り切る技術を身につけたり・・・一朝一夕には行きませんが・・・

 フォーエバー21についてもう少しお知りになりたい方は、以下URLで、23日の夜にテレ東のワールドビジネスサテライト(WBS)が放映したフォーエバー21に関する報道番組の動画(1分54秒)がご覧いただけます。

 米 低価格アパレル日本進出

 ちなみに、動画の最後にちょろっとファストファッションについてコメントしているのは・・・お恥ずかしながら私です(笑)

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March 23, 2009

先週の記事別アクセスランキング

 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 ジーユーの990円ジーンズで量販店ジーンズに衝撃を与えた翌週、ユニクロのジルサンダー氏との業務提携という立て続けのビッグニュース・・・ユニクログループはどこまで業界の話題を独り占めするのか・・・ 

 以下、先週のランキングになります。 
       
【ランキング】

1位-ギルト(GILT)の日本進出は、日本でのブランド販売の常識を崩すだろうか?(09.03.15)

2位-ユニクロxジルサンダーで進むか?「ファッションの民主化」(09.03.18)

3位-フォーエバー21は米国同一価格で(09.03.14)

4位-東京ガールズコレクション(TGC)は不況知らず(09.03.10)

5位-ジーンズマーケットにおけるユニクロのシェア(09.03.19)

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March 22, 2009

ファストファッションとコリアンパワー

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関連エントリー-ファストファッションの挑戦状

 3月19日の繊研新聞に、アメリカカジュアル業界で活躍する韓国人や韓国系アメリカ人の「コリアンパワー」についての記者の方のコラムが掲載されていました。

 私も、アメリカでの1年余りの在住経験と数えきれないくらいの出張から、ユダヤ系、華僑、ラテンアメリカ人と並んで、アメリカのファッション、繊維業界の「現場」における韓国系のネットワーク、バイタリティにはいつも感心させられていたので、とても共感しながら、コラムを読ませていただきました。

 ブラック系ヒップホップブランド、プレミアムデニムブーム、アメリカ古着だって、彼らなくしては語れない、華やかな表舞台というより、裏方としてものすごく活躍しているのも特徴ではないかと思います。

 コラムにもあるように、ロスアンゼルスのダウンタウンは、韓国系アメリカ人が根を張る、世界の中でも指折りのファッションの一大生産拠点。綿素材、デニム、後加工技術、小ロット、クイックレスポンス・・・ファッション業界のアメリカンドリームを実現できるインフラがそれなりに整っているのも彼らのおかげ、といっても過言ではないでしょう。

 思えば、渋谷109(マルキュー)がブームになった時も、人海戦術で小ロット、短サイクル、ハンドキャリーデリバリーを行っていたコリアンパワーあっての話です。その後、韓国はコスト競争力がなくなったと言っても、「韓中(カンチュウ=韓国経由中国の略)」などの言葉にもあるように、韓国人の開拓者精神、バイタリティにあやかって韓国企業がコーディネートした素材を用いて、中国、そしてベトナムなどで生産を行っている現実もあります。

 東京が世界で最速のファッション発信地と言われるゆえんも日本という世界で2番目に大きなマーケットの舞台裏に、コリアンパワーの生産背景を抜きにしては語れません。

 韓国系アメリカ人夫婦が創業者のロスアンゼルスに本拠地を置くフォーエバー21の日本本格進出が目前となって、話題を呼んでいます。

 アメリカではまだ1000億円台の規模の非公開企業であるにもかかわらず、日本の業界で話題を呼び、マスメディアがこれだけ取り上げているのは、H&M日本進出から始まるファストファッションブーム第2幕というタイミングもあるのでしょうが、西海岸でフォーエバー21を見た業界の方々が、その向こうに、コリアンパワーへの親しみもあり、末恐ろしさも感じているのかもしれません。

 そんなことを考えていて、ふと、面白いなと思ったのは、グローバルSPAの生い立ちと明らかな生産背景の違いです。

○GAPは、世界最大マーケットであるアメリカのバイイングパワーを背景に、世界中から安価で良質なコットン素材製品を集め、アメリカ国内で大量販売した。

○ZARAは欧州ファッション業界の下請けだった自国スペイン、地中海沿岸近隣地域の生産背景を強みに、自国を中心とした完全無欠の素材、製品、店頭までの一気通貫モデルを構築し、世界中に張り巡らされた空輸インフラによって、彼らの商品は世界中のどこにでも72時間以内に届けることができる。

○H&Mは自国が小さかったからこそ、世界中の適地で作り、世界中の有望マーケットに売ることを考え、ある意味、背負うものはないグローバル企業の典型。

○ユニクロは日本という大きなマーケットと世界の工場、中国に近いという地の利を活かして、じっくりと日本企業の十八番、品質向上に取り組み、世界に売って出ようとしている。

そして、

○フォーエバー21は、韓国系の人々が歴史的にアメリカという大きなマーケットで築き上げたファストファッションの生産インフラを背景にアメリカで急成長、世界に向けて勝負をしかけ始めた。

 そんなグローバルSPAたちと日本のファッション企業はどんな形で競うのか・・・海外企業にはローカルトレンドはわからないから大丈夫、で済まされる問題ではなさそうです。 

 この春、原宿を舞台に繰り広げられる東京ファストファッション戦争第2幕、そんな風に見ても面白いのではないでしょうか?

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March 21, 2009

お手本にしたい小売業

 3月20日の日経MJ1面に、日経MJと法政大学が小売業120社の経営者に尋ねた、お手本にしたい「ベンチマーク企業」調査に関する記事が掲載されていました。

 お手本にしている企業として回答数の多かった上位5社は、

 1位 セブン&アイホールディングス 24社
 2位 ファーストリテイリング      23社
 3位 イオン               10社
 4位 しまむら              9社
 5位 伊勢丹               7社

 で、以下 ヤオコー、スギ薬局、ニトリ、良品計画が各2社づつ回答数があったそうです。

 参考にされている理由のいくつかは、記事にも掲載されており、企業各社の思いもそれぞれだと思いますが、やはり小売業の経営者の方々が上位企業を羨む最大の理由、本音のところは、株主が納得する抜群の収益性とマーケットをリードする経営者のリーダーシップに尽きるでしょう。

 しかし、経営者が、業務改善のために、企業ベンチマークを行うように指示をし、現場が動き出す時、その対象がたった1社であるはずはありません。当たり前のことですが、自社の課題に応じて、参考にすべき企業とその学ぶべき点は異なるからです。

 ベンチマークをしようと、お手本を探す時、リサーチを始める時、当たり前のことですが、自社の課題がしっかり抽出、整理されていなければなりません。

 そして、その課題に絞って視察、ヒヤリング、ベンチマークを行うべきなのですが、意外とその絞り込みができていないため、研究結果がぼやけてしまうことも少なくないようです。

 小売業の方がベンチマークを行う時の参考文献をご紹介しておきましょう。

 店舗スタッフから経営陣まで参考になる基本中の基本が書かれていると思います。

「ストア・コンパリゾン-店舗見学のコツ」
 
  

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March 19, 2009

ジーンズマーケットにおけるユニクロのシェア

 3月19日の繊研新聞に、日本のジーンズ市場規模とユニクロのシェアに関する記事が掲載されていました。

 今春の人気タレントを起用したカラージーンズ、g.u.(ジーユー)の990円ジーンズなどのプレスリリースは、業界のとどまらず、多くのメディアで取り上げられ、業界の衝撃、生活者の関心が高まる中、日本ジーンズ協議会の資料に基づき、同紙が推測した日本のジーンズの市場規模を、参考資料として取り上げてさせていただきます。

 日本ジーンズ協議会が調査したジーンズ生産
 
 07年 カラー1,638万本(前年比12%減) ブルー4,249万本(同7%減)
     計 5,887万本

 これは、同協議会に加盟する業界の会員企業の統計に、日本のメーカー、商社、小売店のオリジナル、海外生産などの数量を推定し、「ユニクロの数字は含まれていないが、全体の80%はカバーできているはず」(同協議会)という数字。

 繊研新聞では、この数字に1.2を掛け、日本企業の生産量を割り出し、欧米インポートジーンズの輸入量を推測し、

 日本のジーンズの年間市場規模は8,000-9,000万本ではないかとしています。

 一方、ユニクロが先ごろ公表した同社の年間販売本数は1000万本。

 ちなみに、日本のジーンズ業界最大手、エドウィンのジーンズ年間販売本数は1000万本強、リーバイスストラウスジャパンが400万本ということですから、ユニクロはエドウィンと肩を並べ、独走状態になるのは時間の問題でしょう。

 ユニクロのファーストリテイリンググループは、日本のアパレル市場規模10兆円弱に対して、その1割の1兆円達成を目指していますが、ジーンズマーケットにおいては、本数ベースで、すでに1割以上のシェアを占めているという推定になります。 

 マーケットシェアの1割、10%というと、そこそこの影響力ですよね。街を歩いて10人に1人以上が履いているということですから・・・

 以前も生活者のクローゼットの中のユニクロシェア拡大中というエントリーをさせていただきましたが、インナーに次いで、ボトムのシェアが高かったですね。

 こうして、また、数量ベースにしてみるとまた、実感が沸くものです。

 ところで、先日、g.uの990円ジーンズをメディア関係者の方から見せていただきましたが、その商品を見る限り、ビッグションあたりの4900円のNBジーンズくらいのクオリティは十分感じられました。すでに店頭に並んでおり、やはりプレスリリース直後から店頭に顧客が殺到しているらしいので、早いとこ時間を作って売り場に見に行かねばなりません。

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関連エントリー-ユニクロがリーバイスを抜く日
関連エントリー-危うしNBジーンズ?変わるジーンズマーケット勢力図
関連エントリー-ユニクロ着用率、ただいま急増中


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March 18, 2009

ユニクロxジルサンダーで進むか?「ファッションの民主化」

 昨日のプレスリリースを受けて、日経新聞、繊研新聞、日本繊維新聞にユニクロが、ドイツの著名デザイナー、ジルサンダー女史が代表を務めるコンサルティング会社と契約を結び、今秋からユニクロのメンズ・ウィメンズ商品全体の監修と独自コレクションのデザインを委託したことに関する記事が掲載されていました。

 10月をメドに発売されるコラボ商品はウィメンズで50型、メンズで20型、今回のプロジェクトの中心的役割を果たす、ユニクロの勝田役員によると、従来のユニクロよりも高級素材を使用するため、「若干価格が上がる場合がある。」とのことです。

 春商戦本番に突入したファッション業界に、間違いなく、今年の重大ニュースの上位に位置づけられるビッグニュースです。

 モードファッションの中でもシンプル、シャープなデザイン、洗練された=sophisticatedなイメージで、ファッショニスタからは幅広く愛され、極めて評価の高い大物デザイナー・・・自分の名を冠した「ジルサンダー」ブランドは、プラダの手に渡り、投資ファンド経由で、昨年、日本のオンワード樫山が264億円の巨額投資で傘下に収め、同ブランドは、今年からオンワードが本格的に展開をする矢先・・・

 ジルサンダーご本人の復帰は、いつかH&Mあたりが演出するのではと思っていましたが、ユニクロの目のつけどころは年を追って精度が高まる一方ですね。

 多くのファッション系ブロガー、専門家の方々がすでにブログなどで指摘されていますが、私もこの提携は、ベストマッチのひとつだと思いました。

 人気ブログElasticさんには、一般の方のいろいろなコメントが寄せられていて興味深いです。無印良品のヨウジヤマモト氏による監修を事例に、宣伝効果はあっても、商品は、それほど変わらないのではないかというシビアなコメントも。

 今回のユニクロの狙い、業界へのインパクト、課題を私なりに勝手に推測、整理してみました。

 まず、ユニクロのイメージアップには絶大なる威力を発揮しそうです。

 これまでイメージ戦略で払拭してきた「ユニバレ」問題を一気にぶっ飛ばす「印籠(いんろう)」になるかも。

 一般的にモードスタイルは、実は、ある意味ベーシックでありながら、スタイリング、シルエットの問題から意外とマス化が進まなかった分野で、チェーンストアでも毎シーズンそこそこ値段が通り価格競争に陥りにくい美味しいテイスト、アイテム群であったと思います。

 そんなマーケットにユニクロがマスビジネスとモードとサイズ感の折り合いをどのようにつけ、切り込んで行くかがとても興味深いです。ストレッチ素材なんかがキーになるかも知れません。

 百貨店や駅ビルのキャリア系ブランドのベーシックラインや、メンズで言えば丸井に入っていそうなDC系ブランドや専門店チェーンのモードライン群などに少なからず影響があるのでは?と思います。

 課題としては独自コレクションの生産数量ですね。今回の取り組みは是非、ユニクロ十八番のチラシ掲載商品とは切り分け、例えば都心部を中心に百数十店舗とオンライン限定とか、適量で進めてほしいなと思います。

 さもなければ、以前組んだコレクションデザイナーたち同様、ジルサンダーも浮かばれませんし、売れ残り在庫の大量ディスカウント販売は売り場を見ていて悲しくなります。

 それにしても、このある意味、「後出しジャンケン的?」な提携、オンワード樫山さんにとってはちょっと酷な気がしました。

 デザイナーブランドで、本人がデザイン業務から離れ、別のデザイナーが手がけているケースは業界には沢山あります。

 しかし、ユニクロの広告宣伝力を考えるとオンワード樫山のラフシモンズがディレクションする「ジルサンダーブランド」より、ジルサンダー本人が手掛けるユニクロの方が一般生活者にはわかりやすいかもしれませんからね。

 最後に日本繊維新聞に掲載されていた、今回、ユニクロとの提携を決めたジルサンダーご本人のコメントを引用させていただきます。

 「今回のユニクロからのオファーに大変驚いた。新しいスタートを切るよい機会だと思った。探していたのは斬新でゼロからのスタートが可能な場。何度も日本を訪問し、検討を重ね、ユニクロの世界に新鮮な驚きを感じた。低価格帯でも新たに実現できることがたくさんあることに気づいた」

 会見では、ジル・サンダー女史は、盛んにデモクラティック、すなわち「(ファッションの)民主化」を口にしていたそうです。

 今回のユニクロとジルサンダーのコラボが日本のそして世界の「ファッションの民主化」の大きな一歩になることを楽しみにしています。

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March 17, 2009

先週の記事別アクセスランキング

 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 異業種からの参入組のネットメディアが、ユニクロが、ツープライススーツが、海外ファストファッションが日本のファッション業界のパラダイムシフトを後押しする。

 そんなニュースが目白押しの一週間でしたね。これが業界の「未来図」なんでしょうね。

 以下、先週のランキングになります。 
       
【ランキング】

1位-東京ガールズコレクション(TGC)は不況知らず(09.03.10)

2位-ギルト(GILT)の日本進出は、日本でのブランド販売の常識を崩すだろうか?(09.03.15)

3位-ジーユー(g.u.)の新価格宣言?990円ジーンズ!(09.3.11)

4位-都心百貨店にツープライススーツ業態が出店(09.03.19)

5位-フォーエバー21は米国同一価格で(09.03.14)

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March 15, 2009

ギルト(GILT)の日本進出は、日本でのブランド販売の常識を崩すだろうか?

 3月11日の日経MJ、3月13日の繊研新聞に、3月12日から日本版をスタートさせた会員制ラグジュアリーブランド格安ネット通販サイト、米ギルトグループに関する記事が掲載されていました。

 同社はアメリカで立ち上げられ、高級ブランドの過剰生産品をブランド会社から直接買い付け、証明書まで発行をし、招待制で会員登録を済ませた顧客に最大70%オフで販売することにより、創業からたった一年で週販1億円以上を売るようになった急成長企業です。 

 特に、顧客の心理を刺激するのは、ブランドを特定し、タイムセールを行うことによって、極めて短時間で、高い購買率を上げるという手法で、これは、イーベイ出身の幹部によるノウハウだとのこと。

 GILT(ギルト)日本版サイト

 早速会員登録してサイトを見てみましたが、ウンガロから始まり、高級ブランドがびっくりするような価格で販売されていますね。話によると、昨シーズンものではなく、今シーズンものも多いとか。

 個々の商品を見ていても、ここまできれいになおかつディテールが細かに見える通販サイトは見たことがないくらい、サイト自身のクオリティも高いですね。

 どんなブランドがいつからタイムセールをスタートするかの予告も出ています。

 日経MJの記事によると、ブランドによっては、米著名百貨店のサックス・フィフス・アベニューでの売上を上回るとか・・・神話も尽きないようです。

 日本サイトにはまだ一部のブランドしか登場していませんが、日経MJの記事によると、アメリカ側では、ドルチェアンドガッバーナ、バレンチノ、マークジェイコブス、マックイーン、ニナリッチなどが名を連ねているとのこと。

 創業幹部の人脈で買い付けられているビジネスではありますが、セールにならないと値下げされないことが常識とされていたラグジュアリーブランドとて、ディスカウント販売覚悟で、シーズン中に過剰在庫を放出するという現実。

 以前もブログでご紹介しましたが、完全買い取りが常識な欧米では、ブランド品が企業収益重視、キャッシュフロー確保のため、ブランド企業自身も、買い付けた専門店側もシーズン中でも在庫を放出し、いわゆるクローズアウトマーケットに流れ、ポロラルフローレンやカルバンクラインなどナショナルブランド品が常時70%-30%で販売するオフプライスストア(アメリカでは2兆円規模のマーケット)に並ぶのはあたりまえなのですよね。

 そんなことが日本でも起こり始めると、業界の体質、企業マネジメント方法も変革を迫られ、当然、より生活者最適(特に適価・適量)に向かうことは必然だと思います。

 ギルト日本法人は10年末までに会員100万人、5年内に年商500億円を目指すとのこと。ルイヴィトングループの日本での売上が1500億円弱と聞きますから1/3くらいですか、あるいはそのころには、半分くらいに達しているかもしれませんね。

関連エントリー-日本にはないクローズアウトマーケットとは

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March 14, 2009

フォーエバー21は米国同一価格で

 3月14日の繊研新聞に、4月29日オープンが決まったフォーエバー21日本1号店の原宿店に関する記事が掲載されていました。

 記事によると、同社は日本再上陸にあたって、価格はアメリカと同一価格にすると発表しているようで、そうすると、隣接するH&Mの原宿店のトップスのヴォリュームプライスが2990~3990円に対し、1990~2990円くらいとワンランク安い価格帯が付けられることになりそうです。(ハニーズプライスです)

 原宿店の工事用マスクが取り去られ、フォーエバー21の日本語サイトが立ち上がっていますね。

 フォーエバー21日本語サイト

 同社は自らをファストファッションと呼んでいるところがとても興味深いです。

 来週あたりから通販が先行で始まるようですが、アメリカ本国の最新サイトを見ると、なんと、日本でも大活躍した韓国人アイドル、BoAちゃんがアメリカデビューを果たし、フォーエバー21が全面バックアップをしているではありませんか?

 金原ひとみさんの書き下ろし小説「フォーエバー21」の連載や、 BENIちゃんの音楽配信もいいですが、BoAちゃんを担いで韓・日・米、三国同盟?をアピールする方が日本の生活者にはアピールできるのではないかと思いました。

 4月24日にポイントの旗艦店が先駆けて立ち上がりますが、よりアジアのにおいのするヤング向けファストファッション、フォーエバー21とのゴールデンウィーク日米競演が楽しみであります。 

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関連エントリー-米フォーエバー21に見る非SPA成長戦略

関連エントリ-米フォーエバー21の1号店はH&M原宿店の隣

関連エントリー-ポイントが今春原宿に最大店をオープン

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March 12, 2009

都心百貨店にツープライススーツ業態が出店

 3月12日の日経新聞に、今月14日、大丸梅田店に、紳士服チェーンのはるやま商事が展開するツープライススーツストア「パーフェクトスーツファクトリー(PSFA)プラチナ」が出店することに関する記事が掲載されていました。

 売場面積30坪のPSFAは、イタリア素材を使った39,900円と29,400円の2つの価格帯のスーツを販売、大丸側は20-35歳の男性の集客を期待しているとのこと。

 PSFAは、専門店ビル化した三越多摩センター店のような郊外型百貨店への出店実績はありますが、都心百貨店に紳士服量販チェーンが展開するツープラススーツ業態が入居するのは初めてです。

 各百貨店が年数回行う恒例の2着5万円台のスーツの催事販売はおなじみですが、常設で紳士服量販チェーンの既存ツープライススーツストアを導入するのはちょっと驚きと言えます。

 なんせ、ツープライススーツストアの元祖、オンリーのザ・スーパー・スーツストアの業態開発は、百貨店で販売されているスーツの原価構造へのアンチテーゼでしたからね。

 最近、青山商事が展開するザ・スーツ・カンパニーを筆頭に、都心のツープライススーツストアは、商品クオリティ、店頭サービスも磨きがかかり、若者のみならず、以前百貨店の紳士服売り場でスーツを購入していそうな中高年の姿を見かけることも多くなりました。

 実際、私も某社の商品を持っていますが、イタリアの著名素材で中国縫製のスーツは、「スーツはイタリア製か日本製に限る」と思っている私が見ても、百貨店が販売するヴォリューム価格帯スーツにパッと見、見劣りしません。

 記事には、PSFAは比較的若者向けのシルエットゆえ、既存の紳士服売り場とバッティングしないような記載がありますが、ユニクロを入居させた百貨店同様、それまでツープラス業態で購入経験のない既存の顧客が、悪くないじゃないか、これでいい、と気づくことになるのでは、とちょっと余計な御世話をしてしまいます。

 我々40代はうんちく付きのイタリア製素材のラベルに弱いですからね(笑)

 今後もこの流れが広がると、百貨店紳士服売り場の地盤沈下が進みかねないのでは、と思わざるを得ません。

 あるいは、自主編集売り場に取り組む一方、「できないこと」は専門の会社に任せた方がよいとの割り切りもあるのでしょうか。

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March 11, 2009

ジーユー(g.u.)の新価格宣言?990円ジーンズ!

 3月11日の日経新聞、繊研新聞、日本繊維新聞、みのもんたの朝ズバ!などで、前日にプレスリリースを行ったファーストリテイリング(ユニクロ)の超(?)低価格業態、ジーユー(g.u.)の「新価格宣言第1弾」に関するニュースが取りげられていました。

 同業態では、今春から全商品の8割をユニクロの半値以下に下げるとし、目玉は990円のジーンズ(カンボジア製)!?で初年度50万本の販売をめざすとのことです。

 この990ジーンズは一度手に取って見てみたいですね。

 最近、いくつかのジーユーの店頭および商品を見ましたが、立ち上げのころの、いかにもナショナルカジュアルチェーンの店頭に並んでいそうな、いわゆる「1000円玉」メーカー商品の集積?のような商品から比べると、今ではだいぶ企画精度、オリジナリティ、クオリティが上がったことは感じておりました。

 ユニクロは「最高品質を手ごろな値段で」
 ジーユーは「まあまあの品質を最低価格で」

 がコンセプトのようです。

 ユニクロ業態が上昇気流に乗ったのを見とどけたファストリ柳井会長は、この春からは、ジーユーの拡大戦略に力を入れる模様ですね。一時ストップしていたジーユーの出店を今春から再開、今年は、現在の56店舗を73店舗まで拡大するとのこと。

 中期計画は、13年8月期に売上高500億円200店舗体制だそうです。

 ユニクロが更なる低価格業態、ジーユーを開発した時、私は、米GAPのオールドネイビーのような業態を目指すのかなと想像していました。

 つまり、基幹業態(GAP)よりも、価格は安く、クオリティは少し劣るが、その分、独特の店舗デザインを施し(オールドネイビーで言えばモータウンの流れる60年代レトロ調のアメリカンポップな店舗内装)、お買いものをしていて楽しい、安物買いをしている気分にさせない、という付加価値をつけるという手法をとるのかなと。

 しかし、今回の「新価格宣言」のニュースを聞いていると、柳井会長は、むしろ、今、イギリスで、ホットなカジュアルアイテムの単品集積を南西アジアでローコスト大量生産を行うことによって、驚異的な低価格カジュアルウエアを提供し、大旋風を巻き起こしているアイルランド本社のプライマーク(Primark)を目指されているのかな?と思いました。

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関連エントリー-ユニクロが今より低価格のブランドを開発へ
関連エントリー-ファッション販売4月号に「世界アパレル専門店ベスト10」の記事を執筆しました。
関連エントリー-ロンドン・ハイストリートファッション・マーケットリサーチ

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March 10, 2009

東京ガールズコレクション(TGC)は不況知らず

 3月10日の日経新聞、繊研新聞、日本繊維新聞に先週末に開催された、東京ガールズコレクション(3月7日東京)、渋谷ガールズコレクション(3月8日東京)、神戸コレクション(3月8日神戸)に関する記事が掲載されていました。

 3つのイベントについてすべて取り上げている繊研新聞によると、
                         
 第8回 東京ガールズコレクション(TGC)  2万2800人
 第3回 渋谷ガールズコレクション(SGC)  1万9800人
 第14回?神戸コレクション           1万1088人
 
 の動員数だった模様で、また、日経新聞によると、TGC開幕から24時間以内にケイタイ、パソコン、会場で売れた商品の売上高は、前年対比1.5倍の5700万円!だったようです。春もの販売が本番に入るであろう今週、来週に先駆けての抜群のタイミングでもあり効果的な販売促進効果があったことでしょう。

 会場に行かれた業界専門家の方々がブログで感想を述べられているのでご紹介しておきますね。

 小島健輔の言いたい放題
 新・両国さくらのファッション・イン・ファッション

 ここ最近は、マスメディアが大きく取り上げ、「主役」がかつての元気のあるリアルクローズ系新興ブランドやイベント会場に詰め掛けるF1層の女の子たちというより、出展や協賛をするユニクロや上場アパレル「企業」に移りつつある印象がありますが(これも主催者側も投資回収段階だと思いますのでいたし方なしか)、やはり、大好きなファッションモデルを身近に感じることが出来、欲しいと感じた着用商品をその場でケイタイで買うことができるという、消費者購買行動に上手に応えたこのイベントは世界の中でも究極のファッションイベントの筆頭であることは間違いありません。

 私は、第2回目の時にしか実際に見に行っていませんが、その時に、上記のブログの中で小島先生が指摘されていることと同じことを感じ、とても共感しますが、こういったイベントは、業界人あるいは、マーケッターの方々にとっては、ショーや商品そのものを見るのはもちろんですが、それに集う、このイベント(コト)のために思いっきりキメた子達が、今どんなスタイリング、コーディネートをしているかをしっかりウォッチし、熱気と現実を肌で感じる場ではないかと思います。

 アンケートやフォーカスグループも大事ですが、作り手の発信を受け手はどう消化して着こなしているか、これに勝る情報はありません。皆さんの最も売りたいお客さんたちはどんなコトに興味を持ち、どんな着こなしをして、どこに出かけているか、そして、どこに行けばそういった方々にたくさんお目にかかれるか?ご存知でしょうか?それがアトリエでないことは言うまでもありません。

 F1層をこれだけ一同に集客するイベントはそうそうにありませんね。出展して「発信」するのもいいけど、来場者の発する空気を肌で感じ、そしてその姿をしっかり脳裏に焼き付けて仕事に臨みたいものです。

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関連エントリー-東京ガールズコレクション
関連エントリー-ランウェイの向こうにあるもの
関連エントリー-東京ガールズコレクション(TGC)はファッションの国家事業になるか?

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March 09, 2009

先週の記事別アクセスランキング

 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 GAPの移転、ポイントグループの出店のニュースが流れ、そして週末は東京ガールズコレクション開催と、今年も熱い原宿を象徴する話題の多い一週間でした。

 今週からはいよいよ春本番、原宿、渋谷界隈では、大きめのショッピングバッグを持った人たちも見かけるようになりました。
  
 以下、先週のランキングになります。 
       
【ランキング】

1位-GAP(ギャップ)が原宿、銀座に大型旗艦店を出店(09.03.05)

2位-「マネジメント」の意味(09.03.04)

3位-ポイントが今春原宿に最大店をオープン(09.03.07)

4位-ユニクロパーカースタイル1000とトウキョウグラフィティ(09.02.22)

5位-「スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則」を読んで(09.03.01)

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March 07, 2009

ポイントが今春原宿に最大店をオープン

 3月6日の繊研新聞に、ポイントが4月24日に同社の都心型主力ブランドを結集した最大規模の旗艦店を、国内外の大手SPA激戦地、原宿明治通り沿いにオープンすることに関する記事が掲載されていました。

 場所は、神宮前交差点から明治通り沿いに左側を歩き、チャオパニックなどの入居するパルグループの旗艦店の隣の新築ビルの模様で、2層で計約300坪の売場面積に

 1階にローリーズファーム、アパートバイローリーズ、レイジブルー
 2階がジーナシス、ヘザー、ハレ、トランスコンチネンツ

 で構成するとのことです。(店名はコレクトポイント原宿店)

 ラフォーレ原宿内のローリーズファーム、ジーナシス、ヘザー、キャットストリートのレイジブルーの店舗はおなじみですが、同社が総力を結して、世界のファッションSPAに挑む原宿旗艦店は楽しみですね。
 
 昨年のH&Mの出店が刺激となり、ラフォーレ原宿のTOPSHOPが増床、坦々と顧客の知名度を上げるZARA、フォーエバー21の日本進出に、GAPは原宿駅前に移転(823坪→580坪)。

 国内でも、ユニクロ(UT)、無印良品はもちろん、リーバイス、エドウィンの旗艦店、ユーズドミックス最大手WEGOの原宿2号店となる竹下通り店オープンの成功、ハンジローの相変わらずの存在感、ポイントの旗艦店出店は、隣のパルグループ旗艦店との相乗効果もありましょう。来年には、フランドルの新業態での参戦もあります。

 ニュースに事欠かない原宿神宮前交差点界隈、今年から来年にかけて益々熱くなりそうです。

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関連エントリー-ポイントのブランド複合店展開
関連エントリー-H&M原宿店オープン、神宮前交差点はグローバルSPA激戦地
関連エントリー-原宿人気古着ショップの魅力比較
関連エントリー-フランドルがサプライチェーン共同出資の新SPA会社設立


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March 05, 2009

GAP(ギャップ)が原宿、銀座に大型旗艦店を出店

 3月4日の日経新聞につづいて、3月5日の繊研新聞、日本繊維新聞に、GAP(ギャップ)ジャパンが2009年11月に原宿、2010年2月に銀座に同社のフルラインを展開する大型旗艦店を新規出店することに関する記事が掲載されていました。

 フラッグシップ原宿店は、神宮前交差点にある既存原宿店が入居するT’Sビルのオーナーが変わったことによる建て替えにともなう閉店(10年1月)に対応する移転という形で、JR原宿駅明治神宮側の改札の正面、オッシュマンズの右隣で今コムサが入っているビルに580坪で展開。

 ギャップジャパンのHPにイメージ画像があったので、リンクしておきます。

 原宿・銀座に新たなフラッグシップストアのオープンを発表

 これはインパクトがありそうですね。

 一方、フラッグシップ銀座店は、例のルイヴィトンが旗艦店の出店を断念した数寄屋橋交差点近くのヒューイック数寄屋橋ビルで、1-4階部分で約620坪の売場面積となるとのこと。

 こちらもラグジュアリーブランドに代わって、SPA企業が入居するというファッションビジネスの世界情勢を象徴しているような出店。

 H&M、ZARA、フォーエバー21、アバクロと欧米ファストファッションが日本来襲、拡大するのに対応し、日本進出15年目となる世界最大のSPAの米ギャップが、同社創業40周年となる来年に見せる意地、一大イベントになりそうで楽しみです。

 それにしても、2011年、神宮前交差点のランドマークだったGAPの跡地に何が入るのか気になるところです。

 やはりファッションのグローバルSPA企業になるのでしょうかね。

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関連エントリー-2011年、東急不動産が表参道に新たなランドマーク
関連エントリー-ルイ・ヴィトンが世界最大規模の銀座旗艦店計画を白紙撤回

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March 04, 2009

「マネジメント」の意味

 今日は、あるクライアント企業の年に一度の前期業績および今期経営方針発表会に出席させていただきました。

 昨年同様、同社が数年連続二ケタ増収増益を続ける理由は、経営陣が若い現場のスタッフの方々に活躍の舞台を与え、彼ら彼女らの情熱、成長が企業そのものの成長につながっているところにあることを確認させていただくいい機会になりました。

 特に印象的だったことのひとつに、発表会・表彰の中で、去年の売上高が天ではないかと思われた売上一番店がまたもや前年比二ケタ増を達成し、同店の店長兼複数店舗店長を束ねるリーダーも務める女性がコメントを求められた場面がありました。

 チームワークやスタッフに感謝しながらも、「気合」とか「がんばり」とか、抽象的な精神論ではなく、

 「前年より高い目標だったので、今までのやり方ではとうてい取れないと思い、やり方を、今までの(具体的に)こういうやり方から、こういうやり方に変え、取り組んだ結果です」

 という発言に感心、好感を得ました。

 彼女の言葉を聞いて、私が過去に見聞きして感心をし、自己の業務の指針にしようと思って、取っている「メモ」の中のひとつを思い出しましたので、ちょっとご紹介させていただきます。

 マネジメントとは・・・

 これまでの方法、やり方を変えることで、現状数値を変化させ、目標を達成すること。

 (前提として現状が数値化されていなければならない)

 決して部下を精神論で激励したり、権威で統制したりすることではない。

 というもの。

 これは、何年も前、小売りチェーン勤務時代参加させていただいた日本リテイリングセンターのセミナーで、渥美俊一先生から教えていただいた「マネジメント」の本来の定義です。

 一年間を振り返り、達成感で終始涙ポロポロだった「情熱の塊」のような彼女は、情熱だけでなく、この定義でいうところの本来の「マネジメント」もしているわけですから・・・強いのでしょうね。ホント。

 今日も、若い社員の方々からたくさんの感動と元気を頂き、明日からの仕事、いっそう励めそうな気がしました。
 
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March 02, 2009

先週の記事別アクセスランキング

 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 ここ数週間、アパレル業界では、大手、中堅有名どころ企業の破たんのニュースが相次ぎました。

 そのうち何社かとはその昔お取引もあり、いろいろ思い出もありましたから、感慨深いものがあります。そのころお付き合いのあった方々から久し振りに連絡を頂いたり・・・なんてことがあった一週間でした。

 過去を一瞬振り返り、そして、そこから学んだことを思い出し、だから今がある、そして前(未来)に向って歩いていかねば、と思ったものです。
 
 以下、先週のランキングになります。 
       
【ランキング】

1位-ユニクロパーカースタイル1000とトウキョウグラフィティ(09.02.22)

2位-ニトリの逆算経営(09.02.25)

3位-デコるファッション(09.02.24)

4位-丸井のファストファッション館?(09.02.20)

5位-RAGTAG(ラグタグ)の憎むべきニセモノ展2009(08.02.18)

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March 01, 2009

「スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則」を読んで

 「スタバ」の愛称でおなじみのスターバックスコーヒーの三つの経営資産、「ヒト・モノ・カネ」のうち、モノ(商品)のハワードシュルツCEO、カネ(財務担当)のオーリン・スミス氏とともに、同社の「ヒト」を支え続けたハワード・ビーハー、スターバックスインターナショナル元社長が書かれた
 スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則
 を読みました。

 同社の接客サービスレベルがチェーンストアの中で抜群に高いことは多くの方が認めるところだと思います。

 その秘密は、経営理念へのスタッフの理解を重視し、「マニュアル」を持たないところにある、というような話は聞いていましたが、この本を読んで納得しました。

 感銘を受けた話をいくつか・・・

 「私たちはコーヒーを売っているのではなく、コーヒーを提供しながら人を喜ばせるという仕事をしているのだ」

 という理念に基づき、いかにすべてのパートナー(店舗スタッフ)が現場で臨機応変な決定が下せるような独立性重視の企業文化をつくるか、に力を注ぐ。

 マニュアル化がチェーン化のスピードを加速するという考え方にアンチテーゼを唱え、顧客最前線にいるスタッフを「縛りつける」規則集のルールなんか要らない!全店で同じものを提供しなければならない「レシピ」や安全性や財産保全のための「ガイドライン」など最低限のものにとどめて、店頭のスタッフが上記の理念を念頭に置き、自ら考え、行動することを奨励する、という「ルールよりレシピ」の話。

 これは、現在、お客さんの立場で考える店頭の裁量、心遣いを奪っている性悪説的?な店舗マニュアルを運用している企業の方々は、考えさせられる話かもしれません。

 そして、

 「あなたの挑戦がなんであれ、会社はあなたが『知る』ことに対して給料を支払う。もしあなたがなにも知らないとしても、会社はあなたが『学ぶ』ことに給料を払いつづける。だから、がんばって学んだほうが身のためだ。」

 成功体験をもつ、知識豊かな社員より、今は未熟でも、知らないことを知ろうと努力する人の可能性に会社は投資するという話。

 人が現場で学び、成長する過程において発する力が企業そのものを成長、進化させるということを、この会社は十分わかっており、その力を最大限に活用しているからこそ今のスタバがあるのだな、と確信しました。

 最後に、「ノーをなくす」の話。

 多くのお店の店頭で、顧客にお断りをするPOPや表記を見かけます。返品お断り、両替はご遠慮願います・・・などなど。これらのPOPやレシートの文言って、確かに企業側の事情はわかりますが、私もいつも見るたびに、不快に思っています。

 著者は、店頭の「ノー」は、顧客に、「そのお店は、企業側の都合で、いろんなことに『ノー』と言うお店なんだろうな」と印象づけ、一方、お店自らも、それ以外にも顧客に対してできないこと=「ノー」を次々に探そうとするだろう、と言います。

 であれば、どうしたらいつも「イエス」と言える環境、オペレーションを作り上げられるかを考える方が未来はあると。

 全く同感ですね。

 それ以外にも、店舗のブランディング、運営をする上で、考えさせられる話が多く、また、著者が、すべての話について、成功からではなく「失敗から学んだ」というところに、説得力があり、共感します。

 原題が It's Not About the Coffee とあるように、スターバックス社を舞台にした話ですが、コーヒーそのものについては、ほとんど触れらいません。

 むしろ、スタバが、人(ヒト)を中心に経営を行い、今の地位を築きあげる過程において、同社のチェーンストアにおけるサービスと人に対する考え方、人材育成、および人材マネージメントなどについての持論が事例とともに展開されており、コーヒーチェーン店に限らず、ブランディングをしようとするファッションストアを含めたあらゆるリテイルビジネスに携わる方に参考になる本ではないでしょうかね。
 
 特に、リテイルビジネスに携わる経営者、営業担当役員、店舗運営のマネージャー、人材育成担当者の方々、そして部下を持ち、職場の対人関係で悩んでいる方々にお勧めします。何かしら、応用して自社で使えるヒントが見つかるのではないかと思います。

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