« トップショップ/トップマンが来春より多店化開始 | Main | 週刊エコノミストにファストファッションに関する執筆記事が掲載されました。 »

July 09, 2009

ユニクロ×ジル・サンダー氏プロジェクト、「+J(プラスジェイ)」が果たす役割

 クリックして人気blogランキングへ

 7月9日の日経新聞、繊研新聞、日本繊維新聞にユニクロが今秋発売するジル・サンダー氏デザインによるコレクション、 ユニクロ「+J(プラスジェイ)」に関する記事が掲載されていました。

 「プラスジェイ」というネーミングはとてもシンプルで好感が持てますね。

 同社のプレスリリースにはタグ、衿ラベルのデザイン画像が出ており、これもスッキリしていて高級感が感じられます。

 メンズ40型、ウィメンズ100型を、国内海外の都心店とネットのみで販売。価格はユニクロよりは高くなるとのことです。

 そう、この売り方でいいのですよね、かつての一連のデザイナーインビテーションプログラムはチラシ掲載、全店展開とデザイン価値と需要、適所、適量を無視したやり過ぎ?プロジェクトで、参加したデザイナーの方々が気の毒に思ったものでしたから。

 同社は今期過去最高益見通しを発表しましたが、業界、投資家の目下の関心事は、ユニクロがここまでは既存店の2桁増収という驚異の業績をあげてきたものの、昨年ヒートテックで客数を稼ぎ、ダウンジャケットで売上額を取ったハイ・アンド・ロー戦略による08秋冬の売上を今年、どうクリアするかにあります。

 ヒートテックは昨年の2600万枚に対し、5000万枚?を販売する計画のようで、これは行けるかもしれないな、という見方も強いですが、一巡したダウンジャケットで作った売上を何で補うかがポイントになると思います。

 さあて、とマーケットを見回すと、秋冬のアパレルマーケットで、ユニクロがいずれは奪取したい大きな売上の塊に百貨店アパレルが年間のなかでも、最も力を入れる婦人コート群があります。

 しかしながら、ファッションに気をつかう生活者の中で、インナー、パンツと進んだユニクロ評価、着用率の高まりとは裏腹に、アウターに関しては、まだまだのよう。

 そこでキーを握るのがジル・サンダー氏とのプロジェクトでしょうね。

 私の周りにいるユニクロのアウターは着たくない、セオリーなら着たいという多くの大人の女性に、ジル・サンダーがデザイン、監修するユニクロは?と聞くと、着てもいい、という答えが返ってきます。私も同感。

 ユニクロの企画生産サイクルからして、今秋のユニクロオリジナル商品へのジルサンダーさんの監修は間に合わなかったはずですが、この+J(プラスジェイ)コレクションと、10SSからの監修には、期待がかかりますね。

 余談ですが、プレスリリースの最後に、

 「尚、ジルサンダーAGが商標を所有するブランド「ジルサンダー」と、ユニクロ「 +J」との間には、いかなる提携関係、もしくはつながりもないことをお知らせいたします。」

 とあるようにオンワード樫山のジル・サンダーブランドには社内でも言葉遣いに相当気を遣っているようですが・・・

 客観的に見ても、ジル・サンダー氏がデザインしていない高額のジル・サンダーブランドと、ジル・サンダー氏本人がデザインするユニクロのための手の届くコレクションのどちらが一般生活者にわかりやすく、話題に上りやすいかは火を見るより明らかな気がします。

いつもお読み頂きありがとうございます。
こちらのアイコンをクリックして応援よろしくお願いします!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
blogrankings2 >>>人気blogランキング に参加しています。
【第10位】↑up(09.7.10現在)

関連エントリー-ユニクロxジルサンダーで進むか?「ファッションの民主化」
関連エントリー-ユニクロ着用率、ただいま急増中

|

« トップショップ/トップマンが来春より多店化開始 | Main | 週刊エコノミストにファストファッションに関する執筆記事が掲載されました。 »

Comments

こんにちは。+J、イイですね。去年のお正月、過去のDIプロジェクトの福袋が出ていてゲンナリした記憶があります。。"広く消費者に届ける事"と"イメージを損なわない事"のバランスは難しいですね。今も、GDCやIWAYA氏とのコラボなどアグレッシブに展開してますが、また秋冬・来年も大いに楽しみです。

Posted by: HOWPE | July 12, 2009 at 03:18 PM

ユニクロがジルサンダー女史と手を組んだ真の理由を良~く考えてみましょう。
柳井正という人間を理解していない方々には、難しいかもしれませんが、それが分かればユニクロがどこへ向かおうとしているのか、理解出来ると思いますよ。

Posted by: RT | July 12, 2009 at 07:44 PM

HOWPEさん、RTさん

コメントありがとうございます。

これからのユニクロの進化、展開楽しみですね。

Posted by: taka | July 15, 2009 at 12:15 AM

うーん。ユニクロの戦略ってやはり突き抜けてますね。アイデアと人材が豊かな会社で羨ましい限りです。ひと昔前までユニばれなんて言われていましたが、何十年も前からそのプライスにおける最高品質を追求してきた本質がやっと理解されたのでしょう。ジルサンダー氏もその点に新しい価値を見い出しチャレンジしたようですし。グローバルプレイヤーと今後どのように戦っていくか見物です。GOGOユニクロ!頑張れ日本代表!って応援したい気持ちですね。

Posted by: okinawa | July 18, 2009 at 10:06 AM

okinawaさん

いろいろなチャレンジ、トライアルを経て世界に出て行く日本の代表選手の活躍に期待しましょう。

Posted by: taka | July 21, 2009 at 09:49 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/83922/45592009

Listed below are links to weblogs that reference ユニクロ×ジル・サンダー氏プロジェクト、「+J(プラスジェイ)」が果たす役割:

« トップショップ/トップマンが来春より多店化開始 | Main | 週刊エコノミストにファストファッションに関する執筆記事が掲載されました。 »