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December 31, 2009

今年もブログを応援いただきありがとうございました。

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 今年も残すところ数時間、今年最後のエントリーとなりました。

 今日は2010年ファッションビジネスの視点をアップしようとキーワードを整理して準備をしていましたが、このテーマは元旦の新聞各紙に目を通してからにさせて頂きます。お待ちいただいていた方には申し訳ありません。

 一応、キーワードとなりそうなものを挙げておくと

 ・ファストファッションの拡大、浸透

 ・ユニクロの好調はどこまで続くか

 ・衣料品の低価格競争激化にともなうCSR調達への関心

 ・ファッションリサイクルマーケットの拡大

 ・チープシック消費、リセッショニスタ(リセッションXファッションニスタ)が消費リーダーとなる時代のファッションビジネス

あたりになる予定です。

 今年も皆さんのアクセス、人気ブログランキングへの投票、コメント、トラックバック、取材、インタビュー、執筆のご依頼に励まされ、今日まで更新を続けることが出来ました。

 本当にありがとうございました。

 よいお年をお迎えください。

 来年もよろしくお願いいたします。

追伸:繊研新聞1月1日新春号に私のコラムが掲載されます。よろしかったらお読みください。

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December 30, 2009

ブログで振り返る2009年のファッションマーケット(下)

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 続きです。

5.ラグジュアリーブランド、ハイエンドブランド受難
 リーマンショック以来、世界的に売上が低迷しているラグジュアリー&ハイエンドブランド。ジャンフランコフェレ、クリスチャンラクロワ、ヨウジヤマモトなどの破綻は、その厳しさを物語っていました。

 クリスチャン・ラクロワ経営破綻で考えるクリエーションとビジネスのバランス
 ヨウジヤマモトが民事再生法適用申請

6.ユニクロプラスジェイ+Jの衝撃
 ユニクロがジルサンダー女史と提携したプラスジェイ+Jのリリースは、話題だけでなく、その価格に対する完成度に業界が度肝を抜かれました。業界の常識を覆すと同時にユニクロのファッションブランドとしての認知度、国際化を促進することも間違いないでしょう。

 ユニクロxジルサンダーで進むか?「ファッションの民主化」
 ユニクロ×ジル・サンダー氏プロジェクト、「+J(プラスジェイ)」が果たす役割
 ユニクロ銀座店で見た+Jプラスジェイの感想

7.百貨店が新ビジネスモデルを模索
 月次の連続減収記録を更新中で底の見えない百貨店衣料品および身の回り品売り場ですが、低価格業態の導入、量販店向け商品の販売、低家賃歩率の実現によるヤング向けテナントの誘致などに取り組み始めましたが・・・

 都心百貨店にツープライススーツ業態が出店
 ユニクロの大手百貨店への出店計画
 量販店による百貨店改革?
 百貨店新モデルとなるか?大丸心斎橋店北館が14日にオープン

8.世代交代
 今年注目の2つの世代交代。
 ひとつは、世界最大のファッションストア企業の座がリストラ中の米GAPから成長著しいZARAを基幹業態としするスペインInditexグループへ。これは、SPA(ファッション製造小売業)の主流が、ベーシックSPA(第1世代)からファストファッション(第2世代)に移ったことを意味します。

 もうひとつは、日本の流通小売業の株価時価総額のトップがセブンアンドアイホールディングスからユニクロのファーストリテイリングに移り変わったことでしょう。こちらは、百貨店→量販総合スーパー→カテゴリーキラーの時代への変遷です。

 ともに時代が変わった、ファッション流通のパラダイムシフトを象徴している世代交代と言えます。

 ユニクロのファストリ株が上場来高値に
 (その後、セブンアンドアイを抜きました)

 ※GAPとInditexの売上に関するブログエントリーはありません

そのほか

9.下取りセールが盛んに
 服のリサイクルに注目していましたが、下取りセールが流通各社で盛んに行われました。

 イトーヨーカ堂の不要品下取りセール
 下取りセール、顧客心理と回収商品の行き場

10.アバクロ日本上陸
 12月に米アバクロンビー&フィッチが日本に上陸しましたが、ちょいと期待はずれは否めません。今後の動向を見守りたいと思います。

 いよいよオープン、アバクロンビー&フィッチ銀座店の楽しみ方
 アバクロ銀座店に行ってきました
 アバクロ日本上陸、気になる実際の日米内外価格差は?

 駆け足で1年を振り返ってみました。皆さんにとってはどんな1年だったでしょうか?

 次回は2010年のファッションビジネスの視点についてのエントリーになります。

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ブログで振り返る2009年のファッションマーケット(上)

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 今年エントリーした記事を使って、2009年を振り返ってみたいと思います。

1.予想通りのファストファッションブーム
 昨年のH&M日本上陸が日本の本格的ファストファッション時代の始まりと言ってよいと思いますが、米フォーエバー21の原宿1号店出店が拍車をかけました。原宿神宮前交差点界隈が日本でもっとも熱いファッション激戦地に。

 神宮前交差点界隈がすでに熱い!
 フォーエバー21原宿店の魅力と課題
 コレクトポイント原宿店の見所
 フォーエバー21の来店客数が4か月で200万人を突破

 そして、「ファストファッション」は今年の流行語大賞のトップテン入り

 「ファストファッション」は今年の流行語大賞候補になるか?
 2009年流行語大賞、「ファストファッション」がトップテン入り

2.激安ジーンズ戦争のゆくえ
 ユニクログループ、g.u.の990円ジーンズが先制攻撃を仕掛けた1000円を切るジーンズ販売合戦。ジーンズマーケットは、10000円台後半以上のプレミアムジーンズマーケット、3990円のユニクロを裾値とするナショナルブランドマーケット、そして低価格衣料店、スーパーが扱う1000円台および1000円未満のデイリージーンズマーケットに塗り変わり、ユニクログループがマーケット再編を先導する構図になりました。

 ジーユー(g.u.)の新価格宣言?990円ジーンズ!
 1000円以下のジーンズ・・・
 イオンの880円ジーンズ、1週間で20万本売る
 ハニーズも990円ジーンズ、ダイエーも880円ジーンズ

3.しまむらモデル、ポイントモデル
 ユニクロひとり勝ちが報道される中、しまむら、ポイントの健闘を忘れてはいけません。ユニクロモデルはもう業界で真似のできない域に達してしまいました。これから上を目指すファッションストアの方々は、是非この2社を徹底的にベンチマークしてください。広告宣伝に過大に頼るユニクロは反動で大ブレする可能性はあっても、「この2社がおかしくなったら業界も終わりだ」、と言っても過言ではないほど商売の原理原則に徹している会社です。

 しまむら復活のカギは「しまラー」育成?
 国内市場の足元を固めてこそ、成功する海外出店
 「強い流通」3つの法則

4.アウトレットモールが好調
 ETC高速料金割引、都心からアクセスのよいアウトレットモールの登場で、アウトレットは軒並み好調。ブランドを賢く買う生活者のお買い物の選択肢は確実に広がっています。日本に進出した会員制ブランドアウトレット販売サイト、ギルトも順調な滑り出しのようです。

 アウトレットモールの08年市場規模
 お台場ヴィーナスフォートに東京23区初のアウトレットが誕生
 ギルト(GILT)の日本進出は、日本でのブランド販売の常識を崩すだろうか?

 ちょっと長くなるので、続きは後ほどエントリーいたします。

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December 29, 2009

イオンも参入、来年もアウトレットモールに注目

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 7月のブログエントリーでも取り上げましたが、12月29日の日経新聞に、イオンがアウトレットモール事業に参入することに関する記事が掲載されていました。

 イオンもアウトレットモール事業に参入

 この繊研新聞の時には、構想段階?だったような感じでしたが、今回の日経新聞では、やはり来秋、越谷のイオンレイクタウン隣接地に、すでに交わした用地の賃借契約、出店規制を逃れるための1棟あたり1万平方メートルを下回る建物を3棟建てる予定であること、100店舗超のテナントを集め、高級ブランドの導入も検討していることなど具体的な話が掲載されておりました。

 その後、2012年に三井不動産が出店を検討している木更津への出店にも意欲を見せているようです。

 先日、日経MJが今年の話題を振り返って、ファッション・リビング部門の横綱に挙げたアウトレットモール。

 12月のヴィーナスフォートアウトレットの出店で国内35ヶ所、5000億円を優に超える規模となり、今年は、ゴールデンウィークあたりからETCによる週末高速料金割引も手伝って、ファストファッション、ユニクロと並んで絶好調なファッションの買い場のひとつでありました。

 チェルシージャパン、三井不動産の大手に森ビル、イオンが加わって、来年もアウトレットモールの拡大、活用が話題になるのは間違いなさそうです。

関連エントリー-お台場ヴィーナスフォートに東京23区初のアウトレットが誕生

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03.流通再編、M&A | | Comments (0) | TrackBack (0)

December 28, 2009

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 今年もの残すところ4日、12月27日の日経新聞「エコノ探偵団」、経済学者の伊藤元重東大教授の言葉を引用すると

 このゼロ年代(2000~2009年)は経済構造を新しい姿に転換しきれなかった10年間。90年代の「失われた10年」とあわせて『失われた20年』

 だそうです。

 日経MJのヒット商品番付の2000年の東の横綱だったユニクロは、2008年再びH&Mと共に東の横綱となり、今年もグループ企業g.u.が火付け役となった激安ジーンズが西の横綱に・・・まさにユニクロで始まりユニクロで終わる10年でした。

 これは不況やデフレで片づける話ではなく、ユニクロがこの10年間に成熟マーケットにあわせてもっとも「新しい姿に転換した」、進化したファッション企業の代表格であったからと見るべきでしょう。

 ご用納めも済み冬休みに入った方も多いと思いますが、年内はあと2回更新します。

 毎年年末恒例により、過去のブログエントリーを使って今年注目のニュースの総括と来年のファッションビジネスの予測を行う予定です。
        
【ランキング】
1位-アバクロ銀座店に行ってきました(09.12.16)

2位-ユニクロ「プラスジェイ+J」の10年春夏第1弾を店頭で見て(09.12.24)

3位-サイゼリアの生産性向上への取り組み(09.12.22)

4位-アバクロ日本上陸、気になる実際の日米内外価格差は?(09.12.20)

5位-いよいよオープン、アバクロンビー&フィッチ銀座店の楽しみ方(09.12.13)

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December 27, 2009

カリスマバイヤーの先読み術

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12月25日の日経MJにユナイテッドアローズのクリエイティブアドバイザーである栗野宏文氏のトレンド先読み術についての記事が掲載されており、興味深く読ませていただきました。

 セレクトショップのカリスマバイヤーとして知られる同氏は、1年先を予測する業界のトレンドご意見番、マーケッターとしても有名です。

 記事によれば、同氏は、表層的な流行より社会的潮流を重視するために、ファッション以外に政治、経済、文化、芸術など幅広く情報収集。

 特に、生活者の今と将来の気持ちを予測する鏡、あるいは水晶玉として、新聞を重視し、中でも「落語からグローバル経済まで幅広い分野の動向が同時に頭に入る」という書評欄を念入りにチェックされるとのこと。特に映画、音楽の動向は重要、と考えられているようです。

 ファッション情報については、業界の定石通り

・ネリーロディなどのトレンド情報会社との意見交換
・フランスの服地展示会プルミエールヴィジョン
・年2回のメンズおよびウィメンズパリコレクション
・ロンドンのブラウンズ、エッグ、ミラノのクラートロなどヨーロッパの有力百貨店やブティックの25年に及ぶ定点観測

 をルーティーンにされているとのこと。

 定点観測について、特に興味深かったのは、「一番トレンドの先を行っているのが日本」として、下北沢、中目黒、代々木上原の中古レコード店、古着店などをチェックし、次のマスカルチャーになりえるサブカルチャーを見つけるために、ヴィレッジヴァンガードの下北沢店に通いつめられているという話。
 
 なんと!下北のヴィレヴァンは、私もシーズンに数回足を運ぶ10年来の定点観測地でございます。

 ジャンル別に分かれた売り場の中で、要所要所にどんな商品を山積みにしているかは、私の服飾雑貨、バラエティーグッズバイヤー時代の指針のひとつでしたし、それ以来、どんなコーナーに来店客の寄り付きがよいかを観察したり、個人的な趣味も含め、入ったら1-2時間は出てこれないお店のひとつであります。

 最後に同氏が次の潮流として、予測するキーワードをご紹介しましょう。

 「セレブリティの終焉」→「等身大」、「リアル」、「心的充実」、「内的充実」

 「尊敬の欲求」から「自己実現の欲求」時代に突入した今、当ブログのテーマと共通する部分も多く、とても勇気づけられました。

 3年前に同じUAの小野瀬さんのトレンド先読み術についての記事について書いたエントリーがあります。

 併せてお読みください。

 トレンドセッターの流行先読み術

関連エントリー‐自己実現の欲求時代のファッションビジネス

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15.人材育成・組織・しくみ | | Comments (2) | TrackBack (0)

December 24, 2009

ユニクロ「プラスジェイ+J」の10年春夏第1弾を店頭で見て

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23日に発売したユニクロプラスジェイ+J2010年SS第1弾。早速、普段の行動半径の中にある都心大型店2店舗でチェックさせてもらいました。

 秋冬のデビューコレクションでは絶賛した私でしたが、今回のコレクションは、アイテムにふさわしい投入のタイミング、価格とクオリティのバランスの点で、「?」と思われるものも少なくなく、全体的にご苦労をされているように見受けられました。

 マイクロコットンなどのシャツやカシミヤ関連は引き続き素敵なものがありましたが、残念ながら、本来、ジルサンダーさんの持ち味が生きるはずのジャケット、ブルゾン、コート、ボトムあたりは、秋冬コレクションに比べて、圧倒的なバリューを感じられなかったのが正直なところです。

 秋冬と「同じ価格帯」と言っても、特にアウターは少し高い価格の構成比が多くなっている割には、春物ということで、裏無し、肉厚感のないものが中心、一部イタリアの素材を使っているとのことですが、全般的にチープに感じられ、また、一部素材、デザイン、縫製の相性、仕上げがうまく行かなかったのか、梱包、陳列で詰め込みすぎなのか、だらしなく見えてしまっている商品が少なからず見受けられたからだと思います。

 アトリエでデザインされた時は、そこそこ納得行くものだったのかもしれませんが(カットやステッチワークはやはり、素敵なものも多いですもん)、店頭に並んだ時がすべてですから、「答え」はお客さんが出すことでしょう。

 私の個人的評価・・・両シーズンとも、ビジネス、キャリア層を意識したコレクションだと思いますが、秋冬はUAのグリーンレーベルリラクシングやナチュラルビューティーベーシッククラスのその手のラインと感覚的にいい勝負だったと思ったのですが、今回は・・・精度を上げている青山商事のTHE SUIT COMPANYの方が価値があるのでは?と思うところもありました。

 銀座や心斎橋などのVMD担当者が常に見せ方をチェックしているところはまだしも、ユニクロがプラスジェイ(+J)を多店舗展開する時の課題はまだまだ、たくさんあると思います。

 +Jはコレクションデザイナーのハイエンドなクリエーションとヴォリュームマーケットの融合による「ファッションの民主化」を目指す業界の壮大なチャレンジだと思いますが、それをすべてユニクロのオペレーションの上にそのまま乗っけるのではなく、「若干の」工夫、調整が必要だと思います。

 品出し作業が大変だからと言って、業務マニュアルよろしくユニクロのようにラックに大量に詰め込むことや、本部からたくさんPOPが送られて来たからと言って、そのまますべてのラックにあんな大きな+JのPOPをつけることはないと思います。

 ジルサンダーさんがデザインして、このクオリティでこの価格!?と生活者やライバルたちをびっくりさせるプロジェクトとは言え、ユニクロよりはハイエンドな広告宣伝と単価の高い商品を扱っているわけで、ジルサンダーさんに対して、というより、お客さんに対して、それなりの扱いが必要だと思います。

 ファッションビジネスにおいて、ラックあたりの陳列数、商品ヴォリュームは、ブランディングそのものです。

 ハイブランドのように余裕を持たせる必要はまったくありませんが、ユニクロの店舗の中でも、価値観を演出するためには、少し余裕のあるラックあたりの数量を取り決め、そうすれば、おのずと、すべてのラックにこれは+Jですよ、と大きなPOPを付けなくても、お客さんには、そのコーナーがその商品だとわかるはずです。+Jの価値をわかるお客さんならそのくらいわかりますよ(笑)、むしろ詰め込み過ぎると安っぽく感じて敬遠しますからね~。

 店舗の方も日夜、お仕事お忙しいと思いますが、H&MやZARAやGAPの店頭を見て、同じセルフ販売のヴォリュームマーケットの企業の中でも、彼らが価値観を演出するために、どんな工夫をしているのか見て、研究して、視野を広げてあげたら将来グローバル化に耐えうる人材もたくさん育つのではないではないかと思いました。

 業界の中で大きな意味をもったプロジェクト・・・試行錯誤の上、精度を上げて行かれることを楽しみにしています。

 ユニクロ+J 2010年春夏コレクション、第2弾は3月上旬、第3弾は4月末の発売だそうです。

関連エントリー-ユニクロ銀座店で見た+Jプラスジェイの感想(デビューコレクションの時)

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09.ブランディング・ポジショニング | | Comments (0) | TrackBack (0)

December 23, 2009

クリスチャン・ラクロワ経営破綻で考えるクリエーションとビジネスのバランス

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12月21日の繊研新聞に、今年5月末に経営破たんし、今月初めに再建案が受理されたクリスチャンラクロワ社に関する記事が掲載されていました。

 先だって11日に日経MJで、従業員9割削減、オートクチュール(高級仕立て服)およびプレタポルテ(高級既製服)事業から撤退し、アクセサリー、メンズ、ウェディング、香水の「ブランドライセンス管理会社」として存続するという記事を読んだとき、パリの大御所ブランド、国宝とまで呼ばれたラクロワにとって、クリエーションができないという、非常に残念であり、残酷な顛末だなぁ、と同情するとともに、ラグジュアリーブランドビジネス受難の時を感じたものでしたが・・・

 今回の繊研新聞を読んで、見方が変わりました。

 記事によると、クリスチャン・ラクロワ社は、1987年の設立以来、22年間1度も利益を出したことがない。累計赤字の概算は1億5000億ユーロ(197億円)にのぼり、08年の売上3000万ユーロ(39億円)に対し、1000万ユーロ(19億円)の赤字。

 ラクロワがオートクチュールに強みを持っていることはもちろん知っていましたが、そのオートクチュールや奇抜なプレタポルテコレクションに現を抜かし(05年に米ファリックグループにブランド売却後は、ラクロワ本人はビジネスにかかわっていない模様)、ラグジュラリーブランドビジネスの定石といわれる、オートクチュールを頂点に、プレタポルテ、アクセサリー、パルファンという、クリエーションと大衆もアクセスできるピラミッド型マーケティング、ビジネスのバランスが全くできてなかったことが詳しく解説されていました。

 これでは、リーマンショックも世界同時不況もなにもそれ以前の話で、芸術とパトロンの関係ならまだしも、ビジネスとしては同情もなにもない、と感じてしまいます。

 ファッションビジネスには、本当にクリエーションとビジネスのバランスが重要で、どちらかだけではダメなことは言うまでもありません。

 ご本人がバランス感覚のあるアルマーニや川久保玲さん、両者を役割分担して2人3脚で成功するイブ・サンローランやイッセーミヤケの事例、LVMHグループのようなホールディングカンパニーの傘下に入り、うまくパートナーシップを組む事例など、やり方はいろいろですが、支持するファンのためにもうまくバランスを取って、今を乗り切り、しっかり健全なビジネスをしていただきたいと思います。

 川久保玲さんと言えば、少し前の繊研新聞の連載インタビュー面白かったです。H&Mと組んだけど、負けてないでしょ、コムデギャルソンじゃなきゃできないビジネスを彼らにやらせた、これも私たちがビジネスをクリエーションしたケースのひとつ、というような趣旨の発言をされていて、さすが!と、あらためて女史のビジネスセンスに敬服した次第でした。そのくらい時代を読んでなきゃ、このご時世乗り越えられませんよね。

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December 22, 2009

サイゼリヤの生産性向上への取り組み

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12月21日の日経新聞、「経営の視点」に2009年9月期、営業利益10%強と、ファミレス業界で断トツの高収益をたたき出した、サイゼリヤの生産性向上への取り組みが紹介されていました。

 ほとんどのメニューが500円未満と低価格を売りにしているサイゼリヤですが、経費を削ってたたき出している利益かとおもいきや、同社の都心店舗のパートアルバイトさんの時給は1200円前後と高水準、かつて時給引き下げは一度も行ったことがなく、逆にじわりじわりと上がっているとのこと。

 その秘密は同社の生産性の向上への飽くなき取り組みだということがわかりました。

○掃除機を使わずに、120センチ幅のモップを使って掃除にかかる作業が半分で済んだ話
○皿洗いの時間を短縮するために、油を落としやすい食器づくりに取り組んだ話
○自社農場で、加工しやすい野菜づくりや、安定供給のために南半球に加工場を構えている話
○期間限定の値下げなどをしないのは、急激な客数増、その反動で店舗作業が乱れることを避けるためだという話

などなど・・・

 記事にはありませんでしたが、サイゼリヤのレジ位置が店舗によって違うのは、厨房とレジとドリンクバーを近くに配置して生産性を上げるためという話も聞いたことがあります。

 業界や仕事の常識を疑い、業務のひとつひとつを科学して、どうしたらもっと生産性を上げられるか?を常に考え、カイゼンする社風を支えているのは、同社の大半を占める理科系出身社員さんだそうです。

 記事のタイトルに

 デフレ嘆く前に常識疑え

 とあります。

 不況、売上不振になると、どうしても、給与・時給を下げたり、スタッフの頭数を減らしたり、労働時間を減らして、単にコストカットをして、がんばろう、乗り切ろうという話がでます。こんなご時世ですから、今、そんな話身の回りでも起こっているはずです。

 しかしながら、サイゼリヤのように生産性向上の取り組み、努力なくして、ただ、ただ現場で働く人に負担をかけ、モチベーションと売上のダウンスパイラルに陥るケースってたくさんあるのではないでしょうか? 

 現場のスタッフが、作業が増え、やり方が分からず、余裕を持って、気持ちよくお客さんと向かい合う時間を十分に作れない、接客のための十分な情報を提供できないのは、本部の責任に他なりません。

 常識を疑って、どうしたら、生産性を上げ、気持ちよく仕事ができるか?現場の仕事のひとつひとつを科学するクセをつける。理系の人じゃなくても、現場主義の発想を持った人なら誰でも考えられるはず。

 これは経営効率の問題でもありますが、同時に売り場に来店されるお客さんや現場を守る人たちに対するおもいやりの問題でもあると思います。

 サイゼリヤの記事を読んでいて、私も専門店チェーン勤務時代に店舗作業軽減に長年取り組んだころのことを思い出すと同時に、異業種であるファッション業界も、儲からない理由をデフレのせいにするのではなく、現場と向かい合って、まだまだやれることはたくさんあるのではないかと思ったものでした。

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December 21, 2009

先週の記事別アクセスランキング

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先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 先週は、週刊エコノミスト、フジテレビ、J-CASTニュースなど集中的にメディア露出をさせていただいた週でした。アバクロの話題もそうですが、今年1年を振り返って、そして来年を予測する業界の総括的な企画も各紙・誌たけなわですね。このブログでも近々今年の10大ニュース、来年の予測を行いたいと思います。

 さて、先週は・・・やはり情報リリースが少なせいか、アバクロの情報を取るべく、検索エンジン経由アバクロ記事へのアクセスが極めて多かったです。
        
【ランキング】

1位-いよいよオープン、アバクロンビー&フィッチ銀座店の楽しみ方(09.12.13)

2位-アバクロ銀座店に行ってきました(09.12.16)

3位-アバクロ日本進出は2009年後半(07.08.10)

4位-お台場ヴィーナスフォートに東京23区初のアウトレットが誕生(09.11.11)

5位-バロックジャパンリミテッドのブランドポートフォリオ(09.12.17)

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December 20, 2009

アバクロ日本上陸、気になる実際の日米内外価格差は?

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 先日のエントリーでアバクロの日本でのマークアップ(値付)について話題にしましたが、アメリカ東海岸の提携先の方から日本から見えなくなったWEB上のアメリカ現地価格を教えて下さいましたので、ご参考までに主だったところをご紹介いたしましょう。

 ともに日米WEB上で、商品カテゴリーごとの最も多い価格=最多価格の比較になります。業界では中心価格やプライスポイントと呼ばれ、お客さんから見たら、最も印象に残る価格になるあたりです。

 内外価格差の計算は、日本の価格は税込みだと思いますので、米価格(ドル建て、税抜き)に為替レート($=90円)を掛け、更にニューヨーク州やカリフォルニア州の衣料品の消費税率である8.25%を掛けてみました(ニュージャージー州は0%ですが)。

カテゴリー      最多価格(米) 最多価格(日) 内外価格差
Tシャツ         $24       4200円    1.8倍
長そでTシャツ     $40       7200円    1.8倍
ポロシャツ        $60       8600円    1.5倍
スウェットクルー    $58       8400円    1.5倍   
スウェットフード     $80      14200円    1.8倍
シャツ          $70      10400円    1.5倍
ジーンズ        $80      19200円     2.5倍
パンツ          $70      10400円     1.5倍
アウタージャケット  $300      43400円    1.5倍

 アバクロでの購入経験のある方は、消費税のからみもあって、もうちょい割高に感じられたと思いますが、ご覧の通り、内外価格差は、ポロシャツ、アウターで1.5倍、Tシャツ(長そで、半そで)、フード付きスウェットで1.8倍、ジーンズで2.5倍といったところで、商品カテゴリーによって大きな差がありますね。確かに、店頭で、全体的に高い!と思いましたが、アウターあたりは、許容範囲かな、なんて思ったものでした。

 アイテムによってマークアップが異なるのは、おそらく、日本の百貨店なんかで展開しているブランドで、アバクロが同一顧客ターゲットと意図するブランドの価格を参考にしたのでしょうかね?

 あるいはジーンズは壁紙でよし、売れればラッキー、一番買われるであろうTシャツでがっつり儲けようとの考えなのか・・・いずれにしても回転率ミックスと粗利ミックスは考えられているのでしょう。

 ちなみにアバクロ社の2008年アニュアルレポートによると、「アバクロ」業態の年間の1客あたりの平均購買内容は次の通りです。

 客単価   $86.95
 買上点数   2.37点 
 平均単価  $36.69

 そのあたりやカテゴリー別販売構成比予測から察するに、全体的には、だいたい内外価格差1.8倍というところでしょうか。

 結構前に書いた「内外価格差」に関するエントリーをご紹介しておきます。

 関連エントリー-ファッション商品の内外価格差、1.4倍は妥当?

 アバクロの1.8倍が妥当かどうかは、ブランド側の戦略と、実際、お金を払うお客さんがそれに価値を感じるかどうか、というところなので、何とも言えませんが・・・

 アバクロ社は、GAP、リミテッドブランズに次ぐ全米売上3位、世界10位くらいの規模のアパレルチェーン。希少価値を売るラグジュアリーブランドならともかく、感覚はいいとは言え、マスマーケットの企業が、この内外価格差を設定するその意図は・・・

 銀座の後、福岡が2店舗目になる話も出ているようですが・・・日本はあくまでもショールームでそれを通して中国やその他アジア市場を見ている証なのでしょうか。

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December 17, 2009

バロックジャパンリミテッドのブランドポートフォリオ

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12月17日の繊研新聞に、マウジー、スライなど代表的マルキューブランドを展開するバロックジャパンリミテッドの村井社長のインタビュー記事が掲載されていました。

 創業家から異業種から来られた社長さんにバトンタッチ、フランスのファンドの傘下に入り、株式公開も視野に入れて規模の拡大と体制を整えている同社。マウジー、スライなど、これまでの看板ブランドが、マルキューブランドのご多聞にもれず、8がけ状態で大苦戦、一方、H&M上陸にあたり、他のアパレル大手に先駆けて、開発を進めていたマウジーのディフュージョンブランドAzul by moussy(アズールバイマウジー)が絶好調の立ち上がりを見せているという状況です。

 記事によれば、今後、従来のマルキューブランドは、売れ筋追及マンネリ化から、原点回帰して、価格以上の価値の創出に注力し、一方、1店舗あたり平均年商が4億円台の推移というマスマーケット向けアズールバイマウジーを成長エンジンに、現在の16店舗を倍増させ、マルキューとマス向けの両輪のバランスを取りながら走り、次に備える方針とのこと。

 将来のブランドポートフォリオを考え、トレンド~ミッドトレンドマーケットのマルキュー系ブランドが好調なうちから早々に手を打ってマス向けマーケット対応の準備してきたアズールが、今、いい感じで伸びて行くのは、同社の先見の明と言えるでしょう。

 マルキュー系ブランド企業には、ODM、つまり仕入メーカーにデザインをまかせ、提案デザインの採用を中心に行うブランドが多い中で、約200人の企画・生産スタッフを抱えているというバロックジャパンは、異質です。

 欧米ファストファッションの中でも、ZARAやH&Mが世界屈指になった背景には、しっかり、社内で体系的にデザイン~生産に関与する体制がしかれ、数百人というクリエイティブスタッフが社内にいたからに他なりません。きっと、バロックもその人材投資が将来に活きてくるはずです。

 マウジーやシェルターの良さとアバクロの良さを上手にミックスしたアズールバイマウジーが今の時代にマッチし、絶好調なのは、ものすごくわかりやすいです。

 ファストファッション時代に、本来アバクロ日本進出に期待をしていた、エキサイティングな店舗演出と商品価値のバランスの流通革新を、同社のアズールバイマウジーに期待を寄せているのは、私だけではないはずです。

関連エントリー-絶好調、アズール・バイ・マウジーのチャレンジ
関連エントリー-アズール・バイ・マウジーの大型店が好調な立ち上がり

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09.ブランディング・ポジショニング | | Comments (0) | TrackBack (0)

December 16, 2009

アバクロ銀座店に行ってきました

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鈴木敏仁さん主催の流通業界SNSR2Linkのオフ会に参加する前に、オープン2日目のアバクロンビー&フィッチ(アバクロ)銀座店を覗いて来ました。

 やはり銀座5丁目から7丁目の交差点までは、アバクロのオリジナルフレグランスFIERCEの香りが漂っていますね(笑)。入場制限により、多少の行列ありましたが、20分ほどで入場できました。

 入った瞬間、クラブのような大音量のBGMとFIERCEの香りが、自分がアバクロの店にやって来たことを感じさせてくれました。この感覚ってのはやはり、すごいことですね。

 1階は、上半身裸の白人モデルとの撮影スペースのみで、商品が全くないことにびっくり。路面店であえて1階に売り場のない贅沢なファッションストアに来たのは初めてです・・・

 11階まで、1フロアーあたり30坪程度の床面積の細長いビルですが、各階2/3が売り場、1/3は吹き抜け階段という構造の不思議なお店。

 最上階からその吹き抜け階段を覗き込んだ時の美しさは万華鏡のよう、しばらく見入っていましたが、「建築物」としては素晴らしい、と思いましたよ。←実はこれが一番感動したこと。

 しかし、エレベーターはあるものの、2-6階がメンズ 7-11階がウィメンズ。フィッティングは4階と10階、レジは3階と11階となんとまあ、買い物をする人からすると極めて不便なお店なのかと思いました(汗)。

 空間、音楽、香りについては、こんなお店、日本にはそうそうないので、特に自分の好きな曲がかかった時は、テンションが上がるのですが・・・

 残念ながら、商品関連については、ブランド、テイストが旬を逃した上に、法外な価格、そして、アバクロ得意の気合いが入ってオーラの出ているVP(ヴィジュアルプレゼンテーション)技術はどこにいったんだ~と憤慨してしまいました。

 旬を逃しているのは、来店客層から感じました。アバクロのリアルターゲットの20歳前後の学生さん風のお客さんはほとんど見受けられず、その多くは、30-40代。はっきり言ってしまうと、昔アメリカ滞在、渡航経験があって、アバクロが好きだった人たち(私もそうかもしれません(汗))の「同窓会」?のようです。

 そう思った瞬間、1990年前後、クラブではなく、六本木や赤坂のディスコ通いをしていたころのことを懐かしく思いましたよ・・・Rick Astley の Together Forever なんてかけるもんだから(笑)。

 アバクロのテーマのひとつがSEXですから、日本では、そのころ着飾って、食事をしに行ったり、踊ったり、バブリーな経験をした層が一番反応して、ノスタルジックに元気が出ることに妙に納得してしまいました。

 たぶん、この客層の方々が、一目でアバクロとわかる商品(ロゴが全面ですから)を着ている姿を街でたくさん見かけてしまったら、リアルターゲットの20代の方々は買わないんじゃないかな~と思ったりしました。

 20代の方々が気軽に買えないのは、価格設定にもあります。アバクロのサイトの価格がオープンの日を境に、現地ドル価格から日本円に変わりました。USサイトに入ろうと試みましたが、日本のIPからのアクセスはすべて、日本円表記のサイトにしか入れないようになっているようです。残念ながら、すべての価格を記録していないのですが、

・Tシャツ      30ドル→4,200、5,400円
・デニムジーンズ 90ドル→19,200円

てな具合に。だいたい、1.6倍から2.4倍、するってーと平均2倍くらいなんですかね。モノによっては、アメリカ店頭買いの並行輸入業者の提供する価格より高いかも。

 ちょうど、アバクロがロンドンに旗艦店を作ったころのニュースをネットでみつけて読んでみたら、やはり、ロンドンっ子も2倍の値段に憤慨していたようです。アバクロは、ロンドン人に Rip off(法外な値段で売りつける)してると。

 Abercrombie & Fitch doubles US prices

 情報化、世界との距離が縮まって、世界がフラット化する現代社会においては、生活者は、同じものなら、いかに賢くお得に手に入れるか?と考えると思います。そんな時代に、2倍の値段は考えられませんよね~これは、マーケティングとかではなくて、ビジネスセンスが問われてしまうかもしれません。

 そして、各階にある人体(トルソー)が着ている服のだらしなさには、ガッカリ。本家はもっともっと、パンパンに張りがあって、オーラが出ていて、かっこいいっすよ。着せるものだけ指定されて、技術指導はされてないんじゃないでしょうか?←これもアバクロの魅力の一つであることをお忘れなく。

 でも、スタッフの愛想は本国よりもよいのではないか、と思いましたよ。

 以上、いったんテンションが上がりかけた私も、スイッチが入らずじまいで店をあとにしました。

 しばらくは、根強いファンも多いアバクロのことですから、懐かしさ、物珍しさでアバクロ詣もあるかもしれませんが、このままでは、アバクロの日本での多店化は難しいと言わざるを得ません。

 もっとも、日本より中国を見ているかもしれませんが・・・

関連エントリー-アバクロ日本上陸、気になる実際の日米内外価格差は?

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December 14, 2009

先週の記事別アクセスランキング

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先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 先週はセールの前倒しや大幅値下げで少し市況が回復して来たようですが、セールの長期化は、特に後半戦、いいことはありません。冬セール→春の立ち上がり、お客さんの気持ちに配慮して上手に展開していただきたいところです。
        
【ランキング】

1位-お台場ヴィーナスフォートに東京23区初のアウトレットが誕生(09.11.11)

2位-アバクロ日本進出は2009年後半(07.08.10)

3位-ロッテリア「絶妙ハンバーガー」の返品率(09.12.03)

4位-国際会計基準で百貨店の売上高が目減りする?(09.12.09)

5位-オーナー経営者の強み(09.12.11)

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December 13, 2009

いよいよオープン、アバクロンビー&フィッチ銀座店の楽しみ方

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12月15日オープンの準備を進めているアバクロこと、アバクロンビー&フィッチ銀座店が気になって、週末にお店の前に行ってみました。

 銀座4丁目から、5丁目の交差点を超えたあたりから、何やらウッディな香りが・・・もしや、と思ったら、やはり、アバクロ店内から漂うオリジナルフレグランス"FIERCE"の香りではありませんか~。アバクロは、オープンにあたって、銀座6丁目交差点界隈をこの香りで満たして洗脳?しようという作戦なのでしょうか(笑)

 店頭にCOMING SOONだとか、派手なオープン告知はありませんが、10日から始まったという店頭に立ち並ぶ、イケメン「ストアモデル」による告知イベント?(立って通行人の質問に答えているだけですが)に女性を中心とした通行客の人だかりが・・・噂を聞いた、モデルと一緒に撮影する女性が次々と歩み寄る一方、韓流スターやアイドルグループのプロモーションと勘違いする奥様たちの声、シャツの前ボタンを全開して、裸身を露出するモデルに冷たい視線を浴びせるおば様たちも・・・そんな通行人の声にしばし耳を傾け、楽しんでおりました。

 この様子は
 銀座経済新聞
 Fashionsnap.com
 をご覧ください。

 さて、オープン前およびオープン当日のメディアの取材は一切受け付けず、H&Mやフォーエバー21とは逆にマスメディアを全く利用しないシークレット戦略で期待を煽る?アバクロ銀座店。

 アバクロ日本進出、まだ見ぬアバクロ日本1号銀座店=アジア旗艦店をどんな風に見て楽しむか?アバクロの魅力について触れた過去のブログエントリーも交えてファンのひとりである私なりに、ご紹介をしたいと思います。

 アバクロのアメリカでのメインターゲットは、大学生。といっても、Casual Luxury カジュアルラグジュアリーのコンセプトよろしく、ちょっと高級感、高めの価格設定のため、大学生が背伸びして買ったり、親に買ってもらう時に指名されるカジュアルウエアブランドというところが実情です。日本では、ハワイや西海岸に旅行、滞在した30-40代の男女客層がファンになるケースが多いようにトラッド、アメカジがベースにあるので、幅広い客層を取り込んでいますね。

 ぱっと見は、ご存知、MR.アメリカンブランド、ポロ・ラルフローレンに、いい雰囲気のヴィンテージ加工、ダメージ加工を施した商品群と店舗内装。

 しかし、見よう見まねで同じような商品、内装を施すファッション企業にまねができない、アバクロストアの本当の魅力、こだわりを表す表現として、「五感を刺激するファッションストアー」という言葉が使われることがあります。と言っても、「味覚」はないと思いますが(笑)、

○視覚=高級感溢れる内装。世界的に著名な写真家、ブルース・ウェーバー撮影による店内モノクロセクシーなモデルのフォトは来店客の目を引きつけます。すべてにおいて、”ボリューム”と”張り”に「気合」を感じる魅力的なVMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)技術は、世界の中でもトップクラス。店舗の雰囲気を盛り上げるために採用されているという「ストアモデル」の顔立ち、スタイルは、憧れの的。

○聴覚=クラブにいるような、大音量、胸を打つヒットチャートのBGM

○嗅覚=店に入ったとたんにウッディーなオリジナルフレグランスが香り、

○触覚=床のじゅうたんの上を歩く気持ちのよさ、ヴィンテージ加工を施した柔らかい手触りの商品群

 多くの来店客に、入店間もなくスイッチを入れ、とりこにしてしまうこれらのきめ細かい演出は、ファッションのショッピングってのは、エンターテイメントビジネスなんだな~ってことを教えてくれます。 

 業界では、いったん中止になった2007年が日本進出のベストタイミングだったと語る方が多いです。

 そのころは、まだ、アメリカでのアバクロの業績も勢いがありましたし、H&M、フォーエバー21などファストファッション上陸前で、日本でも若干高めの価格も十分訴求力があり、通ったであろうと。

 価格帯については、オープンしてみないとわかりませんが、WEBサイトのアメリカの小売価格をそのまま円価で設定(内外価格差=1.0)したら、おそらく、日本のGAPと同じくらいの価格帯になるのではないでしょうか?そのあたりだったら、結構いけそうな気がしますが・・・スケベって、ポロラルフローレンや、ディーゼルみたいなポジショニングをとってしまったら、わかりません。

 いま、アメリカでのアバクロは、不況下にあっても、従来の高級路線を変更せず、既存店売上前年対比は8掛け、7掛けと通年でも赤字になりそうな危機の状態の中、インターナショナルな出店戦略に活路を見出そうとしています。

 私も、そんな状況の中で、アバクロの日本進出を少々ネガティブに見ていたひとりです。

 しかし、直近のアバクロのサイトを眺めていて、自身のアメリカのアバクロでのショッピング体験を思い出し、あらためて、元気をもらったような気がしました。特にミラノの旗艦店のオープンの動画(A&F MILANのところ)を観てみてください。わくわくしてきます。

 Abercrombie&Fitch

 アバクロ日本進出から日本のファッショニスタ、そして業界が感じ、学ぶこと。

 それは、ファストファッションの浸透によって、安くても、品質がよい、安くてもおしゃれな商品は常識となり、今や、マーケットにないものはないくらい商品の選択肢は豊富になりました。

 そんな、商品のバリューだけの競争が最終段階に入って行くファッションマーケットにおいて、今後は、ファッションビジネスは空間、体験、共感、感動というエンターテインメント性の競争に突入するのではないか?

 そして、デフレ経済下、萎縮ムード、草食化?のマーケットに、アバクロが”FIERCE”=勇猛さ、強さ、カッコよさをアピールすることのチャレンジは日本でどう映るのでしょうか?

 アバクロは時代のムードを変える起爆剤となる力を持っているのでしょうか、それともKYと一蹴されてしまうのでしょうか?

 オープン後、お店を訪れるお客さんが発するオーラーを、肌で感じ、共感するために、できるだけ早めに銀座店に行ってみようと思います。  

関連エントリー
「アバクロ」日本進出
アバクロ日本出店を考える
あの店の香り覚えてますか?
アバクロのホリスターが早くもUK進出へ
アバクロンビー&フィッチが、RUEHL(ルール)業態を閉鎖
絶好調、アズール・バイ・マウジーのチャレンジ

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02.外資来襲 | | Comments (8) | TrackBack (0)

December 11, 2009

オーナー経営者の強み

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12月11日の繊研新聞にも記事が掲載されていますが・・・

 イオンが、12月10日から同グループおよびそのモールに出店するテナント企業も巻き込んで、同グループ過去最大規模と言われる「いきなり値下げの5日間」セールという、レジにて20%OFFセールをスタートしたのに対し、イトーヨーカ堂グループも163店舗全店で、11日からの4日間、「15億円分現金キャッシュバックセール」を開始しました。

 いきなり値下げの5日間
 15億円分現金キャッシュバックセール

 売上前年対比二桁減の業界、大手流通企業のセールは、年末に向けて過激になる一方・・・

 今週は、取材、インタビュー、執筆、機関投資家、メディア、いろいろな業界の方との懇親会で忙しい一週間となりましたが、いずれも、話題は、ユニクロの独り勝ちはどこまで続くのか?で持ちきりでした。

 9月、10月と既存店売上が前年対比30%以上の増収と絶好調なのに、ユニクロは、なぜ60周年記念イベントで、ますます安売りするセールを行ったのか?多くの方が疑問に感じるようです。売れてるのに、そこまでやらなくても・・・

 私は、そこがオーナー経営者とサラリーマン社長の違い、ユニクロがよっぽどのことがなければ競合他社に負けるはずはないと思っている理由のひとつです。

 私も、かつて、怒られると思わず直立不動になってしまうくらい、オーラを感じるたたき上げのオーナー経営者の下で働いたことがありますが、多くのオーナー経営者に共通することとして、

 売れる時には、徹底的に売る、需要を刈り取る、その際、絶対手を緩めないところがあると思います。逆に、ダメな時の大ナタの振り方も半端ではありません。そこには、人情なんて入る隙間もないような・・・

 一方、サラリーマンだと、どうでしょうか、休みもなく働く同僚部下の姿も目に入りつつ、これだけ売れていたらだれも文句はあるまい、合格だろう、と満足し、また、ほどほどにしておかないとこの先、いつ反動が来るかわからない、なんていらぬことを考えてしまい、手を緩めてしまうことも少なくないんじゃないでしょうか?そして、持続可能な安定成長を望む・・・

 実は、私も、そんな考えで、陣頭指揮の手を緩めて、最後の刈り取りのところをおろそかにし、当時のオーナーから大目玉をくらった経験があるひとりです。その方からは、いろんなことで怒られましたが、その時が一番キツかった、とハッキリ記憶しています。

 今の柳井さんの危機感、ハングリー精神を見ていると、規模は違いますが、そのころのことを思い出すことがあります。

 ユニクロ、ニトリ、ヤマダ電機・・・各業界の勝ち組流通企業のトップの顔ぶれを見ると実に、共通点があるように思うのは私だけでしょうか?

 トップに、そのくらいの危機感、気概がなくっちゃ、今の不況は乗り越えられないのかもしれません。 

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15.人材育成・組織・しくみ | | Comments (2) | TrackBack (0)

December 10, 2009

中国進出と商標権登録

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12月7日の繊研新聞のファッションに関する知的財産権特集の中に、中国進出にあたり、現地企業に商標権を登録されてしまい、自社ブランドで出店できず、無効取り消し審判請求中の「ココルル」に関する記事が掲載されていました。

 今後、成長マーケットとして、多くの日本ブランド企業が中国出店を計画されると思いますが、中国での商標権取得は避けては通れない問題。

 かつてのココルルの取引先(中国企業)が日本のココルルよりも先に中国で商標登録をしてしまい、いざ本家が出店しようとした時の障害になっているという話です。

 ココルルを展開するエクシブは、別屋号、「CO&LU」の商標を取得し、中国出店を始めながら、「COCOLULU」の中国の商標権者の無効取り消しを求めて戦っており、この手の争いは、中国では、3年以上かかる話とのことで、その顛末は、同じような問題を抱える企業にとっても気になるところだと思います。

 ずいぶん前ですが、無印良品も同じ問題を抱え、その後、晴れて本家が商標を取得して、今では堂々と出店をしていますが、手続きの遅い中国では、

 商標の登録に3年(←忘れたころに通知が来るようなもの)
 取り消し審判請求の結果が出るのは3年以上

 と気の遠くなるような話のようです。

 ちょうど、先日、親しい弁理士の先生から聞いた話ですが、中国において、かつては、企業でなければできなかった商標出願も、現在では、個人でもできるようで、ひと儲けしようという輩も含めて、今、中国での商標出願件数は、日本の10倍以上に上っているブームだそうです。

 ご興味のある方は、お近くの弁理士の方にご相談して、調査の上、しかるべき対処をすることをお勧めします。

 関連エントリー-「無印良品」中国進出と商標問題

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16.モラル・社会的責任 | | Comments (0) | TrackBack (0)

December 09, 2009

国際会計基準で百貨店の売上高が目減りする?

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先週の記事ですが、12月1日の日経新聞に、これまで、日本の会計ルールで計上していた企業の売上高が、国際会計基準を適用すると、大幅減額となる事例が掲載されていました。

 その代表的なものが、百貨店の消化仕入れ。

 消化仕入れとは、店頭に商品が並んでいても、その在庫は、小売店のものではなく、メーカーが管理し、店頭で売上が立った時点で初めて仕入計上をし、支払対象に回す、店頭在庫リスクを100%メーカーが負っている取引のことを言います。

 記事にもあるように、一般的な百貨店の取扱高の約7割がこの消化仕入れに相当します。

 日本では、店頭小売価格ベースの売上が店舗の売上となりますが、国際会計基準で行くと、店舗は小売価格と仕入れ値の差額の粗利相当分のみを販売手数料として売上計上しなければならない、というものです。

 その基準が適用されると、粗利益ベースでは変わらないのですが、今の百貨店の売上高は、半分程度に減額になるという訳です。

 海外の百貨店はリスクを取った買取が常識、日本の委託販売や消化仕入れは国際的に特異な商慣習ですからね。

 この国際会計基準の適用は、メーカーの売れ筋商品の確保や取引を優位に進める目的で、売上高第一主義を取っていた百貨店ビジネスモデルそのものに影響を及ぼすだろうと、記事は結んでいます。

 やはり、この商慣習が百貨店に並ぶファッション商品を割高にしていた根っこのところにあることは否めません。

 国際会計基準がすぐに強制適用になるとは思えませんが、この問題がきっかけになるかどうかは別にして、百貨店さんには、是非とも体質改善(買取リスクを張ったビジネスを増やすのか?、デベロッパーとなるのか?)に向けて、大きく舵をとってもらいたいものです。

 なお、税理士の方にも確認しましたが、上場企業は国際会計基準の選択を迫られることはあっても、非上場企業には影響はないようです。

 関連エントリー-Jフロントリテイリングが取り組む今後の百貨店のあり方

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03.流通再編、M&A | | Comments (0) | TrackBack (0)

December 07, 2009

先週の記事別アクセスランキング

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検索エンジン経由のアクセスが日に日に増す、アバクロ日本進出ですが、銀座店オープンまで1週間となりました。なかなかメディアに関連記事が出ないのでおかしいな?と思っていましたが、同社はメディアへのプレス活動は一切していないとか。

 好立地への出店、顧客とのダイレクトコミュニケーションを重視するリミテッドグループ出身会社らしい対応、どんな形での顧客コミュニケーションを図るのか、興味は尽きません。 
        
【ランキング】

1位-アバクロ日本進出は2009年後半(07.08.10)

2位-ロッテリア「絶妙ハンバーガー」の返品率(09.12.03)

3位-米Trader Joe's(トレーダー・ジョーズ)に見る、価格以上の価値(09.11.29)

4位-ファストファッションでパーティーを楽しむ?(09.11.28)

5位-日経MJ2009年ヒット商品番付、西の横綱に激安ジーンズ(09.12.02)

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December 05, 2009

ファッション消費革命

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 今週は、ブログの読者の方が主催して下さった、個人参加のファッションビジネス勉強会の講師を初体験させていただきました。

 業界に携わる方が1/3くらい、それ以外は、ファッションビジネスに興味のある異業種の方。漠然と興味本位で参加された方から、日頃の業務改善のヒントを得たい方まで、ご興味もさまざま、という中、今、ファッション業界で起こっていること、その背景を理解する上で必要となる視点をご説明し、同時にワークショップ形式、参加型で活発にディスカッションをしていただきました。

 日頃当たり前のように使っている業界用語をどこまで丁寧にご説明すれば、皆さんにわかっていただけるか、参加者の方々の反応を見ながら、手探りで進めて行ったのは、反省も含めて、とても勉強になり、また大いに楽しませていただきました。参加いただきました方々に感謝いたします。

 そして、主催してくださったYさん、素敵な出会いを演出頂き、ありがとうございました。

 この勉強会は、ファッションビジネスのパラダイムシフトを、「流通革命」という業界側の視点で展開してゆきましたが、ちょうど1年前、共同通信さんのご依頼を受けて、地方紙日曜版向けに、変わりゆくファッションビジネスを、生活者視点で書かせていただいた連載コラムがあり、地方紙十数紙に取り上げていただきました。

 この度、そのコラム(全12話)を、承諾をいただき、ブログ形式で公開をはじめましたので、この場を借りて、ご案内させていただきます。

 週1くらいのペースで1話づつ公開してゆきますので、よろしかったら、当ブログと併せてお読みいただければと思います。

 ファッション消費革命~『ファッションの民主化』・・・生活者主権・生活者最適時代のファッションマーケットを楽しもう

 リーマンショック以降、不況だから安いものしか売れない、という論調が極めて強いですが、私は、それもあるかもしれませんが、ユニクロにしても、ファストファッションにしても、新しい価値を提供している店舗で、生活者が新しい消費を楽しんでいる移行期(パラダイムシフト)の真っ最中なのではないかと思っています。 

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03.流通再編、M&A | | Comments (0) | TrackBack (0)

December 03, 2009

ロッテリア「絶妙ハンバーガー」の返品率

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 11月30日の日経MJに、味に不満があれば代金全額返金します、としたロッテリアの「絶妙バーガー」の返品実績に関する記事が掲載されていました。

 記事によると、「返金サービス」(←それってサービス?)を実施した16日間で、

 売上累計 119万1897個
 返品        2284個

 返品率は約0.2%となり、当初想定していた、従来のクレーム率1-5%を大きく下回ったとのことです。
 
 返金の対象は、半分以上食べていないことだったらしいですが、皆さんはこの返品率、どう思いますか?

 ロッテリアはこの結果を受けて、今後売り出す新商品はすべて発売後2週間の期間限定でこのサービスを実施することに決めたとのことです。

 要は自信をもって提供する商品、サービスであれば、返品自由をうたっても、それほど多くの返品は来ない、おそるるに足らず、むしろそれを公言する勇気で得られるメリットの方が大きいという話でしょう。

 以前、アメリカのマーケティングの本に、競合他社が1年間の品質保証をスタンダードにしていた自転車販売に対し、永久保証をして、売上を伸ばした自転車店の話が書いてあったのをよく覚えています。

 お客さんと一生付き合いまっせ、という勇気、覚悟が顧客の共感を得ると同時に、実際、顧客の成長、飽き、良心、製品の寿命などを考えた時に一生1台の自転車を乗り続けることは極めて少ない、顧客側が永久保証のサービスを途中放棄しまう上に、そこまで覚悟を決めた相手なら、買い替え時も、またお願いしよう、と考えることが多いことも、そのサービスが成り立つ背景にあります。

 そんなアメリカの多くのチェーン店では返品自由制度は常識ですね。

 日本でも、ユニクロはいかなる理由であっても、購入から3ヶ月以内であれば返品OKとしています。

 ともに、返品理由から今後の商品カイゼンのヒントを得ることをしくみ化しています。

 今でも、マーケットリサーチをしていると、「返品・交換お断り」のPOPを店頭に掲げるファッションストアがあります。最近は、アパレル店では、少なくなってきましたが、アクセサリー、雑貨系のお店ではまだまだ、多いですね。

 返品・返金は受けつけないので、よく考えて買ってください、なんて貼り紙まで見ると、笑っちゃいますが、そんなプレッシャーかけられたら、良心をもった大多数のお客さんは、緊張して、ゆとりを持って商品を選んでられないですよね~。

 確かに、せっかく汗水たらして積み上げたその日の売上が、返品で目減りしたり、社内の返品・交換手続きが面倒だったり、再販売できない状態のものの返品を要求されたり、そんなやり取りに、異常な時間がかかった経験をお持ちの方も少なくないと思いますので、断り書きをたくさん書きたくなる気持ちはわからないでもないですが、それによって、失うものも同時に考えているのでしょうか?

 ありません、しません、できません、お断り、の貼り紙が多いお店は、お客さんもきっとこのお店は、何か期待しても、何かと出来ない理由、NO!を並べ立てるようなルールの厳しいお店なんだろうな、と思うに違いありません。

 あります、やります、できます、ご不満があったらお返しください・・・その先のことをしっかり考えた上で、いつもYESを前面に出しているお店と、どっちが支持されるでしょうか? 

 理屈でいうより、数字は語る、ロッテリアの絶妙バーガーの返品率を見れば、その答えは明らかではないでしょうか?

関連エントリー-リターンポリシー(返品自由制)とプライスアジャストメント(価格調整)
関連エントリー-返品制度(リターンポリシー)どう考えますか?
関連エントリー-H&Mは返品・交換自由のバーゲン会場 
  
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17.顧客心理・購買行動 | | Comments (2) | TrackBack (0)

December 02, 2009

日経MJ2009年ヒット商品番付、西の横綱に激安ジーンズ

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 12月2日の日経MJに恒例2009年年間ヒット商品番付が掲載されていました。

       東         西
横綱   エコカー     激安ジーンズ
大関   フリー      LED
     (ノンアルコールビール)
関脇   規格外野菜  餃子の王将
小結   下取り     ツイッター

 以下、業界関連で言うと、東の前頭2枚目に「ファストファッション」が入っています。

 ファストファッションは、もう少し上で、三役に入ってもいいかな、と思いましたが、「激安ジーンズ」が横綱になるとは・・・

 業界関係者としては、えー、ちょっと勘弁してよ、ってのが本音なところですが、まあ、確かに、ずいぶんTV中心に話題にはなりましたし、寸評にあるように「衣料価格の急落を象徴する商品に」なったための番付と言われれば、そうなのかな~、という感じです。

 990円、980円、880円、850円、690円!?・・・次々と量販店が1000円を切るジーンズをリリースした背景、未来を、私は、次のように見ています。

 以前1990円、2990円で中途半端なジーンズ?を展開していたユニクロが、3990円に特化し、8000円のナショナルブランド(NB)ジーンズ並みのクオリティと面(ツラ)を実現。

 手薄となった3000円未満のジーンズマーケットはグループ企業のg.u.に委ねる。

 その行く手に立ちはだかったのは、西友を傀儡とする世界最大の小売チェーン、ウォルマート、という図式ではないでしょうか。

 たぶん、柳井会長の頭の中は、すでにグローバル発想になっていると思いますから、少なくとも日本でのユニクロのライバルは、グローバル企業H&MとZARAとGAP、g.u.のライバルは西友のバックにいるウォルマートしか眼中にないんではないでしょうか?

 当初、西友と同様、1000円台を想定したとされるg.u.のジーンズの裾値も、先手を打って990円で発売、慌てた他社が対抗策として、990円を下回るジーンズを次々にリリースし、現在の激安ジーンズ騒ぎに至ります。

 たぶん、販売効率(坪あたり売上高)と販売管理費のバランスを考えた上で、3桁の商品を展開するg.u.、そして、株式非公開となって、抜本的にコスト構造を見直すウォルマート傘下の西友、この2社以外は、ファストリvsウォルマートの本土決戦に巻き込まれ、消耗戦に破れ、遅かれ早かれ、激安ジーンズ競争から手を引くのではないかなぁと。

 いずれにしても、答えを出すのは、生活者であり、それを持続できる企業が残るだけの話、しっかりと事実を見据えることにいたしましょう。

関連エントリー-1000円以下のジーンズ・・・
 
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05.SPA(製造小売業) | | Comments (0) | TrackBack (0)

December 01, 2009

2009年流行語大賞、「ファストファッション」がトップテン入り

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 12月1日に発表された、「現代用語の基礎知識」選、今年の新語・流行語大賞のトップテンに「ファストファッション」がランクインしたというニュースが入って来ました。

 第22回新語・流行語大賞大賞およびトップテン
 
 用語の解説を見ると

 『百貨店の苦境が続く中、売り上げを伸ばしている「安くて手軽なファッション」のこと。日本ブランドであるユニクロやしまむら、g.u.が健闘していたが、海外からH&M、ZARA、フォーエバー21などが参画してきたことで、大きな社会現象になった。』

 とあり、しまらーブームの火付け役、益若 つばさちゃんが受賞者になっていましたね。

 「安くて手軽なファッション」ということで、広義の解釈がなされたようで、ユニクロ、しまむら、g.u.もそのひとつと定義づけられているようです。

 これまで、業界やメディアで、「ファストファッション」という言葉の明確な定義はなく、ユニクロを入れるか、入れないかは、その言葉を使う人の解釈に任されて来たところがありますが・・・

 ファッション業界内では、一般的に、「FAST=ファスト」を、ファッショントレンドの取り入れのスピードや、企画から投入のスピードが「速い」、店頭の商品の入れ替わりも「速い」の意味で捕らえているため、欧米のH&M、ZARA、TOPSHOP、FOREVER21、日本のマルキュー系ブランドやポイントの各ブランドなどを指す場合が多く、仕込みに1年~半年、3ヶ月以上かけるユニクログループやしまむらなどのカテゴリーキラーは、「ベーシックカジュアルSPA」とか、「量販専門店チェーン」とか、呼んで除外していた場合が多かったかな、と思います、私も含めて。

 さすがに、「現代用語の基礎知識」さんに定義づけられてしまったら、敵いませんが(汗)、まあ、一般生活者にわかりやすい広義の方を第1の定義にしておいた方がいいんですかね~

 しかし、そうすると、ハイスピードオペレーションをしていた、ホントのファストファッションのビジネスモデルをユニクロやしまむらと区別する言葉を考えないといけないんでしょうか・・・

 まあ、あんまり深く考えず、ファッション業界ではこう解釈する場合が多い、ということで、このブログでは、従来どおりにしておこうかな(笑)

 ちなみに4年以上前から使ってました。

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 ファストファッションの挑戦状

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