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February 28, 2010

高島屋がケイタイにブランド衣料の割引クーポン配信

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 2月27日の日経新聞によると、高島屋がNTTドコモと組んで、「ドコモプレミアムクラブ」会員約4900万人を対象に、4月から不定期に、ブランド衣料が10-20%引きで買えるクーポンを配信するそうです。

 この前、業界関係の方と、今後の百貨店の位置づけについてディスカッションをする機会がありましたが、今、私にとって、いや、多くの方々にとっても、おそらく、百貨店は、「ブランドが割引で買える店」っていう位置づけなんですよね。

 たとえば、伊勢丹新宿店は新宿一番の品ぞろえ。伊勢丹のハウスカード、アイカードを持つ私は、現在伊勢丹でのお買い物は有名ブランドだろうと、常時定価から7%OFFで買えます。冠婚葬祭のあった翌年には、1年間10%OFFだったころもありました。ゆえ、ブランドの今期ものや定番商品を買う時は、伊勢丹が品揃えが豊富で、一番安く買える店になるわけですから、迷わず伊勢丹で買います。

 これ、他のエリアの他の百貨店でも同じではないでしょうかね。

 以前、セミナーで、私が、シーズン中に売価変更で消化対応するのが当たり前になったSPAの話をした時に、「プロパー期間中に値下げをすることが、顧客満足と言えるのでしょうか?」と質問をされた若手百貨店マンがいらっしゃいましたが・・・これまで、値引きで顧客を裏切らないとしてきた百貨店、そんなかんなで、1年中値引きをしているのは、むしろ百貨店、という時代になってしまいました。

 しかも、不特定多数へのクーポン配信まで・・・時期を聴くと、実売期に需要が一時的に下がる時のカンフル剤として使うようですが・・・

 業界のトップコンサル、小島健輔先生がよくおっしゃっているように、百貨店のオフプライスストア化(ハウスカードによるMAX20%引き)はひとつの生き残りの手段なのかもしれません。 

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February 27, 2010

新業態イッツ・インターナショナル原宿店を覗いて来ました

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 土曜日の夕方に、先週オープンした、イッツ・インターナショナルの1号店(原宿明治通り)を覗いて来ました。

 この新業態は、アパレル大手のフランドルが、大手素材メーカー、商社などと共同出資し、脱百貨店アパレル政策として、グローバルSPAを意識して?立ち上げた製販合同SPA(製造小売業態)で、ちょうど1年前に立ち上げが発表され、この間、業界では、どんな品揃え、店舗になるのか話題になっていたものでした。

 1年前の関連エントリー-フランドルがサプライチェーン共同出資の新SPA会社設立

 オープン直前に私の事務所の最寄りの表参道駅を広告で埋め尽くしていましたが、そのイメージから来る印象はユニクロに対抗し、うちらがやったらこうなるぞ、というようなベーシックなファミリー業態をやるのかな?というところでした。

 立地は、もともとフランドルがLURE CONSCIOUSを展開していたYMスクエア(アディダスやハンジローのあるビル)の1階を業態転換したもの。

 店頭にたくさんのマネキンを使ったファミリー向けVP(ヴィジュアルプレゼンテーション)は、「春色のついた」コムサイズムといったところでしょうか。

 中に入ると、私が、10年くらい前に、ロンドンで初めてマークス&スペンサーやNEXTを見た時のことを思い出しました。

 すべてのマネキンにご丁寧に「TOTAL POP」(上から下まで揃えたら総額いくらになる、というヤツ)がついていますが、一番前にあるキッズ2体の総額がそれぞれ20,000円を超えているのを見て(贈答用?)ちょっと嫌な予感がしまいした。

 店内を歩いて、気になった商品を手に取りプライスタグを見ると、POPの詳しい商品説明のように、確かに、素材の風合いはいいのですが、どうしても「高い」と感じてしまいます。だってこの手のベーシックカジュアル商品の日本のクオリティとマーケットプライスはすでにユニクロやGAPなど第1世代SPAが決めてしまいましたからね・・・普通のお客さんだったら、比べて当然でしょう。

 それにしても、そこまで説明しなければならないのか?と思うほどPOPや説明書きが多い店は、ユニクロや無印良品以上では?と感じました(←業界新入社員がベーシック衣料や素材を勉強するにはいいかも(笑))

 それから、商品を大切にしているためだと思いますが、ケースやパックに入ったままで、商品そのものが触れないものが少し多いのも気になりました。この手のセルフ業態では、肌着はまだしも、お客さんが商品を触れなければ購買意欲に影響するのでは?

 全体通して、私の印象は、価格はZARA、商品感性は藤巻さんがやったイトーヨーカ堂のp.b.i といったところ、はっきり言って、商品バラエティーや旬はユニクロに劣ります。

 ただし、素材は日本が誇る大手素材メーカーによる開発素材やプロが喜ぶ世界のハイクオリティの素材もあるようで、縫製も3割は日本製という、「品質」は、百貨店で鍛えられたチームのものなので、とてもよいと思います。わかる人、百貨店を中心にお買いものをしている人には安心、納得かもしれません。

 今後、東武百貨店など百貨店も含めて出店が控えているようなので、お客さんの反応を見ながら、修正を加え、精度を高めて行かれると思いますが、そんな感じで、少なくとも、原宿ではかなりキツイと思いました。

 この品揃え・・・15年前、ユニクロがGMS、ジーンズ量販店のベーシックカジュアルラインを切り出して、もっともおいしいプライスポイントの価格に特化して地方で快進撃を果たしていた90年代に、百貨店を中心に同じような発想で、今回のチームで始めていたらよかったのにな、と思いながら店を後にしたものでした。

 業界では、将来、百貨店は、日本全国30-40店舗くらいまでに淘汰されると言われていますが、このMD、商品群であれば、いっそのこと、ファッションビルや路面に出るSPA業態ではなく、生き残る百貨店を束ねて、ベーシックPB商品を安定的に安心クオリティで供給するOEM事業としての生き方もあるのではないかな?なんて思いました。 

 訪店は、土曜日の夕方4時ごろ、小雨が降ったりやんだり、滞在客数15人(30代-50代の男女)、約30分間の買上げ客数は2名というところでした。

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05.SPA(製造小売業) | | Comments (2) | TrackBack (0)

February 26, 2010

【御礼】四国・高松でのファッションビジネスセミナーへのご来場ありがとうございました。

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 昨日(25日)、香川県高松市にて東芝テックさん主催で行われたファッションビジネスセミナーにご来場いただき、私の講演、「52週MDのための在庫コントロールの実践」を聴いて下さいました皆様、誠にありがとうございました。

 今回は、羽田の悪天候で飛行機が欠航になるというハプニングに見舞われ、3時間遅れでのスタートだったにも関わらず、多くの方々がお忙しい中、ご都合を調整頂き、参加していただいたのには、大変恐縮するとともに、とても、うれしかったです。講演の内容が少しでも、皆様の日々の業務のプラスになれば、という思いでいっぱいです。

 一方、遅延によって都合がつかず、参加できなかった方々には大変申し訳なく思っています。特にブログをご覧になってお申込みをして下さったにも関わらず、お会いできなかった方々にお会いできなかったのが残念です。将来、是非お会いする機会を作りたいと思っています。

 最後になりますが、主催の東芝テック四国支店の皆様には、事前のご集客努力、当日の不測な事態への柔軟なご対応、大変感謝しております。ありがとうございました。

 今後多店舗化を図る、業務システム導入済み、および導入予定のユーザーさんへのサービス向上につながれば幸いです。

 講演の結びの言葉にも使わせていただきましたが、今、ファッション業界は、毎シーズンにどんな商品を企画し、店頭に投入するか?の商品企画力も大事ですが、商品投入後の「売り切る力」が雌雄を決する時代に突入しています。

 「在庫コントロールの技術」と「本部と店舗の一致協力」で、この局面を乗り切っていただく上で、会社ぐるみの取り組みの重要性を強調するとともに、応援いたします。

 「売り切る力」がもたらす「店頭鮮度の維持」こそが、最高の顧客満足のひとつだと思っています。

 これからもどうぞよろしくお願いいたします。 

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February 22, 2010

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 西友のホームファッション部門のTVCM、「西友に取り(ニトリ)あえず行けや(イケア)♪」のCMが話題になっています。

 賛否両論ですが、国内の「ニトリ」、外資の「イケア」の日本本土決戦となったホームファッションマーケットに、西友も品揃えしているから、忘れないで取りあえず見てね、という軽いノリが正直で、私は好きです。

 ニトリ、イケアの主戦場は郊外ロードサイド。都心部に、アメリカのディスカウントストア、TARGETばりのおしゃれなホームファッションがあれば、西友にも勝ち目はあるかも。衣料品売り場の改善が進む西友のホームファッション売り場も近々見に行きたいと思います。

 「どこまで下がるか?・・・」の西友の衣料部門のCMは、結構若い層の新規客来店につながったと聞いています。

 さて、以下が先週のランキングになります。
        
【ランキング】

1位-アバクロ銀座店に行ってきました(09.12.16)

2位-ユニクロが1990円ジーンズの販売を再開(10.02.14)

3位-ABCクッキングスタジオに学ぶ顧客目線(10.02.17)

4位-販路の多様化傾向と経営課題(10.02.11)

5位-事業のライフサイクルとその時活躍する人材(10.02.12)

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February 21, 2010

ティーンズマーケットの変化とアプローチ

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 2月17日の日経新聞に、ティーンズ&ヤングレディースファッションの聖地であるSHIBUYA109(マルキュー)の館全体の売上が14年ぶりに前年割れする見通しになったことに触れ、不況の影響を受けにくいといわれて来た10~20代のファッション消費の変化に関する記事が掲載されていました。

 原宿や渋谷に出来たフォーエバー21やH&Mなどの外資ファストファッションや三軒茶屋に出店し、都心出店を加速させる?しまむら(←まだ見にってません、早く行かねば(汗))に客足がとられただけでなく親の給料減に伴う、学生の小遣いの落ち込みが顕著なようです。記事中の金融広報中央委員会の調査によれば

 高校生の小遣いが前年比 11.4%減の 6,045円
 大学生の小遣いが前年比  4%減の 2万5,839円

 とのこと。

 私も、アパレル専門店チェーン勤務時代は、客層別(性別・年齢別)客単価や買上げ内容の変化をよく統計分析して、施策を打っていたものですが、他の客層(年齢層)に比べて、学生さんの客単価ってのは、低めですが、シーズンによってセット率(1客あたりの販売点数)や一品単価は変っても、何年間も結構安定的なもので、景気によってあまりアップダウンしないもの、という実感を持っていましたが・・・なかなか現実は厳しいようです。

 ティーンズをターゲットにした業態は、そのお小遣いの範囲内で思いっきりおしゃれを楽しめるよう、品揃え、プライスラインの見直しをしなければなりませんから。

 また、2月21日の日経新聞、「エコノ探偵団」には、新たに中学生をターゲットにする企業の取り組みに関する記事が取り上げられていました。

 中学生時代は決定権を持ち始める時

 中学生のお小遣いの月平均は2,018円ですが、月の買い物は32,596円という「ニコラ」編集部手持ちの調査データもあるようで、少子化の中、親のお財布が高校生以上に期待できるようです。

 そんな中学生に対して、

・卒業式前にメールアドレスを交換する中学3年生に照準を合わせるケイタイ電話会社

・中学生向け雑貨を中心とした好調のファッションブランド、ワールドの「ピンク・ラテ」

・卒業したらローリーズファーム、を狙う中学生向けアパレルを発売するポイントの「レピピアルマリオ」

 の事例が紹介されていました。

 私も、関与先にそのあたりをターゲットにした会社がありますし、まさしく娘はその世代に突入して行くところですので、少子化で、パイはそれほど大きくないとはいえ、今後もこのあたりの市場動向にはよく注目しておきたいと思います。

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17.顧客心理・購買行動 | | Comments (0) | TrackBack (0)

February 20, 2010

中国人春節特需で思う日本の観光立国化

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 今週は新聞各紙で、中国人が旧正月(春節)の長期休暇(13日~21日)に日本に訪れ、買い物をして帰る「春節特需」に関する記事が目につきました。
 
 業界にいると、旧正月(春節)は、アパレルや靴の中国生産がらみで話題にのぼること(そのころは中国生産が止まるので、早めに発注せねば・・・うんぬんという話)はあっても、日本での観光客特需がここまで集中的に新聞紙上で話題になったのは初めてではないでしょうか?

 以前から、表参道のブランドショップの売上の3割はアジア人によるものだとか、竹下通りの売上の半分近くはアジア人需要だとか、銀座の百貨店の・・・そんな話はよく耳にしていましたが・・・

 スクラップした記事から少し気になる数字を列挙してみましょう。

 (日本繊維新聞2月16日号)
○09年訪日外国人旅行者679万人=18.7%減の中 中国人は0.6%増の100万6200人
○主力百貨店の外国人観光客による売上(※)が急速に回復、09年11月、12月、1月は前年比二桁増
 ⇒今回の春節には大いに期待。
 ※免税手続きをした売上のみの比較の模様

 (日経新聞2月18日号)
○中国人観光旅行者の物品購入費は平均7万8680円と欧米人の約3倍
○年間4500万人の中国からの外国旅行者のうち、日本にはまだ100万人(シェア2%)しか来ていないのは個人の観光ビザに年収25万元(約330万円)の制限をつけているから

 これらの数字をみると、今後、中国人の観光旅行客による需要にはものすごく潜在力がありそうな気がしますね。

 その少し前にスクラップした2月13日の日経新聞の記事にも気になる内容がありました。

 西武有楽町店の跡地に某家電量販店(=ヤマダ電機)の名前が挙がっていることに対して、「銀座」の街並みが変わることに対する近隣商業関係者の「戸惑い」と「期待」を綴った文章の中で、

 今秋増床する三越銀座店に、増床するなら家電製品を扱って欲しいと中国政府関係者が働きかけたとか。

 実現するかどうかはわかりませんが、中国側は「ブランド品」と「家電」といった中国人観光客の2大「お目当て」が1か所で買える拠点ができることに対する期待を表すもののようです。


 目下、国内市場が頭打ちになった日本流通企業にとって、中国に進出して企業規模を拡大することが課題ではありますが、このように、日本が中国人を中心として、アジア人観光客をもっと受け入れ、日本で売上を拡大することも、今後見過ごせない政策のひとつになりそうです。

 日本の市場が大きすぎたために、海外進出の発想と態勢が遅れた日本企業、日本人にとって、変に海外に出て行って失敗するより、日本国内に上手に引き込んで商売する方が手堅いような気がしてなりません。

 世界に誇った製造業が空洞化する日本で、観光立国化を掲げるのは民主党。海外に出てゆくにしても、国内で待ち受けてアジア人を顧客にするにも、英語と中国語の語学は必須になりそう。これから、日本を背負って立つ若い方々にはいずれにせよ、その二つの語学を習得してもらいたいと思います。

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07.東京から世界へ発信 | | Comments (2) | TrackBack (0)

February 17, 2010

ABCクッキングスタジオに学ぶ顧客目線

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 2月17日の繊研新聞にABCクッキングスタジオの横井社長のインタビュー記事が掲載されており、終始「目から鱗」の内容でした。

 以前、日経MJの1面で同社が取り上げられていた際にもエントリーいたしましたが、今回も共感、そしてちょっと感激しながら読ませて頂きました。

 琴線に触れた部分を要約してご紹介しますと

○(起業時)教室では、一緒に作って一緒に食べるというスタイルで始めた

○生徒が生徒を連れてくるというかたちで会員がどんどん増えていった。生徒が友人を連れてきて、一緒にご飯を食べる前に一緒に作るという感覚

○(教室をガラス張りにしているのは)女性が料理をしている姿はステキで可愛い、それを周りの人にもみせたいと思ったから、それを見て、教室に興味を持った人に安心してもらいたかったから

○授業は先生1人に生徒4人という少人数制が特徴。生徒が先生を選ぶことができる。先生の評価は生徒の指名総数などで決まる。会社や店長にとって、いい先生というのは自分のいうことをきく人や社員のために動く人。生徒にとってよい先生とはいい授業をする人。本来会社が評価すべきなのは後者

 社長自身や会社がどうこうしたい、という話ではなく、顧客が主役、顧客をどう活かすか、顧客が顧客を呼ぶ、一貫して顧客目線だということです。

 そして、今の時代、顧客に支持されるためには、「料理を学ぶ」という単一のコンテンツだけを売っているだけではダメで、「気のあう人と楽しいひとときを一緒に過ごす」、一緒に「食べる」という顧客のメリットが2つ、3つ複合されたエンターテイメントでなければならない、ということを同社の成功が物語っていると思います。

 読後、とてもすがすがしい気持ちになったとともに、今後の同社の成長を応援して行きたいなと思いました。

関連エントリー-ABCクッキングスタジオのエンターテインメント性 

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14.異業種から学ぶ | | Comments (0) | TrackBack (0)

February 15, 2010

2月25日(木)ファッションビジネスセミナー@高松

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 来週、2月25日木曜日、四国地方、香川県高松市で開催されるファッションビジネスセミナーに招かれ、講演をいたします。

 四国で初めてのセミナーです。香川県、徳島県、愛媛県、高知県のファッション企業の方、内容にご興味があり、ご都合が合うようでしたら、是非ご参加ください。

 日時:2010年2月25日 木曜日 14:00~

 場所:高松テルサ 3階研修室 住所:香川県高松市屋島西町2366-1

 タイトル:52週MDと在庫コントロールの実践

 主催:東芝テック株式会社 四国支店

 参加費:無料

 講演内容(ビジネスセミナーDMより):
 
 今、ファッション業界では、SPA(製造小売業)化が進み、海外大手企業が日本進出・拡大するなど、ますます競合が激化し、これまでのビジネスの見直しが迫られています。

 そんな中、今後も、商品企画力を強化することはもちろんですが、それと同時に、店頭起点で機会損失を防ぎながら、在庫過多に陥らないための「在庫コントロール」の実践や精度向上が勝ち残りのための必須条件となりつつあります。

 本講演は、講師自身が、ファッション専門店チェーン勤務時代に、実際に在庫コントロール部を立ち上げ、メンバーとともに他社の事例研究をしながら業務構築を行い、人財育成を図った3年間の体験談をもとに、52週MDのための週次店頭鮮度管理手法である在庫コントロールの運用を体系的に、ストーリー仕立てにし、わかりやすくまとめたものです。

 成長、多店舗化を図る上で、店舗特性にあわせた在庫運用にお悩みのファッション企業の皆様、直営店を増やしているものの、収益が伸び悩んでいるアパレルSPA企業の皆様、さらなる拡大のためのマーチャンダイジングの組織や業務強化をお考えの企業の皆様に、顧客ロイヤリティの確立と企業収益アップを目指すための在庫コントロールの基本をシーズン、週間の実務にまでに落としてご紹介致します。

 主な内容
■在庫コントロールって何ですか?
■在庫コントロールに取り組むための定義づけ     
■在庫コントロールのシーズン、月間、週間単位での実践例 

 参加ご希望の方は、下記連絡先までお電話ください。

 東芝テック四国支店 流通機器課 担当 奥田氏
 087-869-1033 

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先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 2月13日の日経新聞によると、銀座の商店街が、アバクロ銀座店が発するフレグランスの香りの強さに、「ここは米国ではなく銀座。銀座らしさを損なわないよう配慮をお願いしたい」と苦情を入れ、最近はその香りを抑えさせているとか。

 訪店後、自分の体について、帰りの地下鉄の中でも匂う、FIERCEの香りは、私の周りでも賛否両論ありますね。ちなみに私は嫌いじゃありませんが(笑) 

 以下が先週のランキングになります。
        
【ランキング】

1位-アバクロ銀座店に行ってきました(09.12.16)

2位-カリスマバイヤーの先読み術(09.12.07)

3位-世界のアパレル専門店売上ランキング2008-2009(10.1.30)

4位-販路の多様化傾向と経営課題(10.02.11)

5位-「ない」と言わない、ABCマートの売り切る執念(10.02.04)

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February 14, 2010

ユニクロが1990円ジーンズの販売を再開

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 2月13日の日経新聞によると、ユニクロが「UJ」ブランドで1990円のジーンズの販売を「再開」するようです。

 1990円、2990円の中途半端な?ジーンズが中心だったユニクロが、あえてそれらの価格のジーンズ販売を中止し、8000円クラスのナショナルブランド(NB)ジーンズ(=リーバイス、エドウィンなど)に劣らないクオリティを実現しながら、ワンランク上の3990円1本に絞り込み、「ユニクロのジーンズって良くなったね」と生活者、業界ともども唸らせたのは3年前。

 関連エントリー-ユニクロが2990円のジーンズ販売を中止して、3990円・4990円に絞り込む

 ジーンズマーケットにとっては、昨年の1000円を切る、いわゆる「激安ジーンズ」なんかよりも、ユニクロの3990円クオリティジーンズの方が衝撃的で、その革新、進化こそが、ユニクロがジーンズ販売日本一の源泉となったと言っても過言ではないと思います。

 その間、1990円、2990円といった価格帯のジーンズは、グループ会社のg.u.に任せ棲み分けしていたんですが・・・この春から、ユニクロ本体が、2990円、そして1990円ジーンズの販売再開とは・・・。

 GMS衣料売り場やジーンズ量販チェーンにとどめを刺すつもりなのか、g.u.とのグループ内競合も否めない、その戦略はいかに?

 記事によると、1990円でもワンウォッシュだけでなく、ビンテージ加工も施されているものもあるとか。どんな仕上がりか、販売されたら是非、店頭に見に行ってみたいと思います。  

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February 12, 2010

事業のライフサイクルとその時活躍する人材

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 個人的な話ですが、先日、来年に向けて就活を始めた、息子の家庭教師の先生(大学生)から、就職相談を受けました。

 20数年前に私が総合商社を中心にリクルート活動を行ったころの話から、企業にとって必要な人材についての話まで、彼へのアドバイスを通じて、自分のこれまでのキャリアを振り返るいい機会にもなったと思いました。

 その中で私が話したことのひとつに、事業のライフサイクルとその段階に応じて活躍する人材の違い、役目の違いについての話があります。

 私は、サラリーマン時代、出向先を含めて4社で仕事をし、今は独立してそれ以上の数の会社とお付き合いをしていますが、そのキャリアを通じて、おおざっぱに次の4つのタイプの人たちに出会って来たかな、と思います。

 1)新しい事業を始める人(事業導入期に強い人)
 2)事業を軌道に乗せる人(成長期に強い人)
 3)事業を安定的に守る人(成熟期に強い人)
 4)事業の幕引きをする人(衰退期に強い人)

 すべて自己完結出来る人など出会ったことはありません。

 どのタイプが偉いとか偉くないとかではなく、みんな会社にとっては必要な人材で、バランスを保ってキャスティングすることが大事、そして、得手不得手に関係なく、不得手な部分をやらせてしまっては、その人材のいいところは活かせない、と思っています。

 ちなみに私は2)のタイプです。1)のタイプの人をリスペクトしながら、いかに3)のタイプの人にバトンタッチをするかを常に考えて仕事をして来たと思います。役目が終われば次に行くのが自分の宿命だと肝に銘じて、仕事にしがみつかないように・・・。

 そして、今から8年前、私がアパレル専門店チェーン勤務時代に取締役に任命された時の話ですが、ある先生からこんな話を聞かされました。

 取締役は英語で言うとexecutive(エグゼクティブ)。その動詞であるexecuteには実行、執行の意味もあるが、処刑するという意味がある。

 取締役は、社長のイエスマンではなく、ダメだと判断した事業や仕事を止める(処刑する)決断ができる、勇気ある人間でないと務まらない、と。

 そんな話に共感し、4)のタイプの人材の重要性を感じ、在任時は、いくつかの取り組みの幕引きも行ったものでした。

 さて、あなたはご自身がどのタイプの人材だと思いますか?

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February 11, 2010

販路の多様化傾向と経営課題

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 2月11日の日経新聞によれば、靴小売大手のABCマートが百貨店への出店を加速するとのこと。

 記事によると、同社は、今期(2010年2月期)、百貨店に5店舗出店したのに対して、来期は郊外地方百貨店を中心に、10店舗の出店を計画しているようです。

 最近、ファッションビルやSCを主戦場としていたブランドや業態が、家賃歩率を下げて専門店ビル化を図る百貨店に出店したり、逆に百貨店ブランドが先行きを案じてファッションビルやショッピングセンターに出店する、いわゆる同一ブランドのマルチ販路戦略、百貨店ブランド、駅ビルブランドが垣根を越え、相互乗り入れ?をするような話をよく耳にするようになりました。

 これまでと違った新しい販路に出店をすれば、新しい顧客層が開拓でき、販売機会も増え、売上も増えると思いますが、一方で、仕事柄、気になってしまうのは、運営面。

 百貨店に出店と言っても、売上~在庫まで、まったくファッションビルと同じように独自に管理をさせてくれるのなら問題ないと思いますが、消化仕入れのような形態になると、ひとつのブランドに対し、やり方の違う複数のオペレーションを同時に運営しなければならない、「やりにくさ」が発生するのではないか、と心配をしてしまいます。

 まあ、運営そのものは人海戦術含めてやりくりできたとしても、同じ商品の在庫管理がファッションビルと百貨店で違うやり方をせざるを得ず、一元管理ができなくなったり、その商品をタイムリーに必要な場所に再配分できなくなることによる販売機会損失や在庫過多が増えてくるのも懸念材料です。

 これは、リアル店舗を中心に営業活動を行うファッション企業が、ウェブ販売を始める場合も同じ話だと思いますが、ここのところ、こういった販路のマルチ化にともなう在庫管理が、業界の課題のひとつになりつつあると思います。

 先週の繊研新聞、ファッションのウェブ販売の最大手である、ゾゾタウンを運営するスタートトゥデイの前沢社長のインタビュー記事の中に、同社の今年の取り組みのひとつに、取引先ブランドの物流センターやリアル店舗の店頭在庫情報にまでアクセスをして、リアル、ウェブの在庫を一元管理することで、双方の販売機会損失をいかに削減するか、在庫回転を上げるかのチャレンジを行う、という話があり、大変、興味深く読ませていただきました。

 同じ商品の在庫が

・リアル店舗にはたくさんあるのにウェブストアでは完売。

 逆に

・店頭で完売している商品がウェブストア在庫に余っている。

という話がよくあります。

 ファストファッション台頭が拍車をかけて、今、ファッション業界では、店頭鮮度を競い、ひとつの商品の販売期間(賞味期限)を短縮し、プロパー(正価)消化を高める競争が激化している昨今、このような在庫のロケーションの分散による販売機会ロスのリスクは、バカにできない経営課題のひとつになってくると思います。

 ウェブ販売の雄は、リアル店舗の多くの企業よりも、そのあたりに危機感を感じ、ビジョンをもって取り組んで行くことがわかり、とても頼もしく感じたものでした。

関連エントリー-これから百貨店による低価格専門店誘致が増えそう
関連エントリー-ECによる在庫適正化へのチャレンジ

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03.流通再編、M&A | | Comments (0) | TrackBack (0)

February 09, 2010

インターブランドのJapan's Best Global Brands 2010

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 1月28日にインターブランドが発表した日本のグローバルブランドTOP30、2010版のプレスリリースを読みました。

 Japan's Best Global Brands 2010

 インターブランドは、世界的なブランドコンサルティング会社で毎年、世界のグローバルブランドのブランド価値を金額に換算してランキングとして発表しているものです。

 ざっと見て、ポイントを整理すると・・・

・多くの日本企業(30社中24社)の価値が前年に比べて下がっている

・その中で、ファッション関連企業では22位のアシックが健闘していること(前年26位、11%増)

・海外売上シェアが30%以上ないと対象外というのがこのグローバルブランドの基準。
 よってユニクロは対象外だが、特別に試算してみたところ日本ブランドの中では9位に入る価値はある。

 多くのメジャー日本ブランドの価値が世界の中で下がっているのが気になりますね。

 アシックスは立派!ますますがんばって欲しいです。

 あと、いくら業界でトップ、海外進出で期待値は高いユニクロも、こうみると、まだまだ国内ブランドなんですよね。何年後に海外売上シェアが30%を超え、グローバルブランドの仲間入りするのでしょうか・・・キーは中国での売上拡大のスピードです。

 このレポートの中で、そのユニクロの価値をグローバルブランドであるH&M、ZARA、GAPと比較しているのが面白いです。

 グローバルブランド
 世界21位(↑)のH&Mの価値はユニクロの6.3倍
 世界50位(↑)のZARAの価値はユニクロの2.8倍
 世界78位(↓)のGAPの価値はユニクロの1.6倍

 ※海外勢は2010年版は発表されていないため、2009年分との比較

 と、まだまだ世界には、上には上がいるわけですね。でも、そろそろGAPの背中は見えてきたころかな~

関連エントリー-世界ブランド価値2008
 
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07.東京から世界へ発信 | | Comments (0) | TrackBack (0)

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 日本の代表企業、トヨタのリコール問題は、普通の会社だったら潰れてしまいそうな事態を同社がどう対処して乗り切るのかに注目しています。

 「信頼を築くのには時間がかかるが、失うのは一瞬」と言われますが、この事件の顛末から自社、我が身の気づきになればと・・・

 引き続きアバクロ銀座店への検索エンジン経由でのアクセスが絶えません。客足はだいぶ少なくなっているようですが・・・ 

 以下がランキングになります。
        
【ランキング】

1位-アバクロ銀座店に行ってきました(09.12.16)

2位-「ない」と言わない、ABCマートの売り切る執念(10.02.04)

3位-「激安ジーンズ」の販売状況と課題(10.02.02)

4位-セール後の反動とセール前の買い控え(10.02.03)

5位-世界のアパレル専門店売上ランキング2008-2009(10.1.30)

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February 04, 2010

「ない」と言わない、ABCマートの売り切る執念

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 私のコメントも取り上げられた週刊ダイヤモンド2月6日号、特集「安さプラスαで売れる店」は、勝ち組流通企業の付加価値の付け方の事例がたくさん紹介されています。おなじみ企業のおなじみの戦略、戦術についての話で、以前にも記事で読んだことのある話も少なくありませんが、まとまっていて、異業種の流通企業の事例を含めて、自社を見直す「気づき」はあるはずですのでご興味があれば是非お読みください。

 今年は、商品開発も、ローコスト追求も、ファストオペレーションも、もちろん大事だと思いますが、投入してから売り切るまでの消化力アップにしっかり取り組む年だと思います。

 そんな「売り切る力」を養う上で、同誌にも掲載されているABCマートの売り逃しをしない執念、売り切る執念はベンチマークすべき企業事例のひとつです。

 少しABCマートについて書かれた記事から参考になる部分を引用させていただきます。

 「靴という商品は、サイズ展開、色展開が非常に多い。そのため、あらゆる顧客の要求に応えられるだけの在庫を、1店舗に抱え込むことは難しい。
 自店に在庫はないが、近隣の店にはある場合は、走って取りに行くこともある。もし近隣にも在庫がない、もしくは在庫があっても顧客が待てないというときは、たとえば色違いの同型、同サイズで試してもらい、後日、家に無料で発送する。売り逃しを避けるためには、『ない』と言ってはならないのだ。」

 また、今でも週末は店頭に立つという野口社長のコメントから

 「デキるスタッフになると、在庫を見に行ったとき、言われたサイズの前後のサイズはもちろん、そのほかに、同じ形の色違い、同じ色の形違いもばっと見てからお客様のところに戻る。そうすると、お客様の気持ちを先回りして商品を提案することができる。」

 私も、小売での店頭販売経験時、シューズやボトムといった特にサイズの多い商品を接客する時には、大切にしていた基本動作。店内はもちろん、会社の中にあるありとあらゆる在庫情報を駆使して接客に臨んでいたものです。

 まあ、プロにとっては当たり前の話だと思いますが、意外と徹底されているところは少ないのではないでしょか?

 職業柄、いつも、お買いものをする時は、どんな対応してくれるかな、という見方でスタッフの接客を受けますが、確かにABCマートは個人差はあるものの、そこらへんの水準、モチベーションはとても高いと思います。

 「売れない時代」には、お客さんの目線に立って、ひとりひとりのお客さん、ひとつひとつの販売機会を大切にする、売り逃しをしない、そして売り切る執念が求められると思います。
 
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February 03, 2010

セール後の反動とセール前の買い控え

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 日経新聞、繊研新聞、日本繊維新聞に、ユニクロの1月国内事業既存店単月売上高の前年対比が、7.2%減と6か月ぶりに前年割れだったことに関する記事が掲載されていました。(内訳は客数2.3%減、客単価5%減)

 要因は、11月~12月にかけての大規模セールによる販売増加による反動、ヒートテックやダウンジャケットなど冬物在庫の不足とのこと。

 9月-12月までの秋冬商戦、ユニクロの驚異的な既存店売上増収を見れば、予想以上の?売上上ブレによる「玉切れ」も十分説明がつく話で、きっと半期や通期トータルの業績には、影響はないのでしょう。

 しかし7-8月や1月と言ったシーズン後半に、実需型のはずのユニクロが、まだまだお客さんが欲しい夏物や冬物在庫が薄く、一方、セールを引っ張る上層マーケットのファッション企業を尻目に、秋物や春物を業界水準以上に前倒しして全面に展開している様にちょっと違和感を感じたりする今日この頃です。(←でも前倒しでちゃんと売り場構成できるのは立派ですよね~)


 ところで、今回、記事でも使われていた「セール後の反動」、それからもうひとつ、「セール前の買い控え」という言葉、よく業界で売れない時期の言い訳に使われることがあります。

 あたかもセールでお客さんが買い尽くしてしまった後だから買いに来ない、とか、セールが近いからそれを待っている、という説明ですね。

 その言い分、一理ありますが、本当にそれだけの理由でしょうか?

 私は常々、現実は、企業側が売上ピークやセールに集中しすぎて、その後の対策ができておらず、店頭在庫が欠品だらけだったり、販売ピーク時期の後~セールスタートまでの間の欠品および店頭鮮度欠如、すなわち気の緩みによる売り逃しが売上減の大きな要因のひとつだと思っています。

 つまりお客さんは買いに来ているのに、欠品による買い上げ率の低下=機会損失が売上減の原因だと。

 もっと頻繁に起こっている話に置き換えて言えば、もともと売上指数の高い週末はよく売れるけど、月曜日や火曜日の売上が低いとお悩みのお店も同じことが当てはまってると思っています。

 今、業界が厳しい中、比較的堅調なところは、皆、それをわかっていて、セール後対策、週初め対策含めて、売り逃しを少しでも減らし、売上を安定させようと必死に工夫、努力をしているところが多いと思います。

 このご時世、刺激的な仕掛けで一発逆転もいいかもしれませんが、小売に奇策なし、日々の欠品防止(いろいろな手立てがありますが)による買い上げ率アップ、維持の努力の積み重ねも怠ってはいけないと思っています。

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13.業務改革(SCM,QR etc) | | Comments (0) | TrackBack (0)

February 02, 2010

「激安ジーンズ」の販売状況と課題

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 2月1日の繊研新聞に、昨年3月にユニクログループのg.u.(ジーユー)が990円ジーンズを発売したことが引金となり、量販店各社がこぞって、下をくぐって1,000円を切るジーンズをリリースした大手スーパー各社の「激安ジーンズ」の販売状況と評価に関する記事が掲載されていました。

・イオンの880円ジーンズは8月末に発売し、2月末までの販売計画100万本に対して1月中旬時点で130万本販売済み

・ダイエーの880円ジーンズは9月に発売、1月末で26万本販売済みは年間50万本の目標を2ケタ上回る勢い

・西友の850円ジーンズは、数量は非公開ながら当初計画の3倍

と予想以上に売れているようですね。

 従来の単価の取れる自社商品が売れなくなり、売上額が減るのでは?という多くの業界の客観的な見方に対して、

 イオンでは、「他の商品が食われることなく880円だけでなく、1980円、2900円も2ケタ増」

 ダイエーでは「カジュアルパンツ全体の売れ数は50%増で自社内競合はない」

とし、「テレビを見て来店した新規客」が(おためしで)購入するケースが、ここまでの客数増には大いに貢献したと評価しているようです。

 客層としては、ジーンズをはくのが初めてという60代が半数、40~60代の中高年が中心とのこと。←商品のシルエット、面(ツラ)からして予想通りです。

 課題としては、(ユニクロのような)ついで買いはなく、波及効果は薄い、来店客数が増えているうちに、どれだけ魅力があり、客単価(セット買い)と粗利額を稼げる魅力的な商品開発が追いつけるか?にある、と記事は結んでいました。

 この見方に同感であるとともに、加えて私が懸念しているのは、ジーンズというアイテムは、Tシャツやインナーやフリースのように、年間何枚も買う、「何枚あってもいい商品」ではなく、一般統計的に、年間2本は買わない商品だということです。

 安いからといって、まあ、中には、一度に2本買う人もいるかもしれませんが、3本は買わないし、そこそこ耐久性があるデニムジーンズは、はきこんで馴染む、味が出るものだと思うので、一度買った人は、よかったとしても、悪かったとしても、しばらくは買わないでしょうから。

 そんな衣料売り場にとっては、回転率が低く(年間2回転台)、従来比較的単価の取れた商品群を無理して薄利で売り続けてしまうことの企業収益へのインパクトとサイズ管理の徹底による顧客満足の維持がどこまでできるか?ということと、店頭鮮度の低下を心配します。

 この「お試し需要」が一巡した後の各社の状況をウォッチしておきましょう。その顛末は、きっと業界の教訓になるはずですから。

関連エントリー-1000円以下のジーンズ・・・
関連エントリー-日経MJ2009年ヒット商品番付、西の横綱に激安ジーンズ

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09.ブランディング・ポジショニング | | Comments (0) | TrackBack (0)

February 01, 2010

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 有楽町西武、京都河原町阪急、といった東西百貨店の閉鎖、ルミネの池袋進出、JR東日本の紀ノ国屋買収など流通に大きなニュースの多い1週間でした。旧世代に思い出、いろいろ名残惜しくも、マーケットの変化とともに街の顔が変わる時代の必然は止められず、それに合わせた対応が迫られます。

 以下がランキングになります。
        
【ランキング】
1位-アバクロ銀座店に行ってきました(09.12.16)

2位-リアル店舗がEコマースから学ぶこと(10.1.26)

3位-加速する百貨店店舗閉鎖とその跡に来るもの(10.1.28)

4位-世界のアパレル専門店売上ランキング2008-2009(10.1.30)

5位-在庫を減らして利益を上げる原理原則(10.1.29)

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