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October 29, 2010

米GAP(ギャップ)社の中長期計画

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 現在、ZARAのInditex、H&Mとともにアパレル専門店世界売上トップ3の米GAPギャップですが、同社が10月14日に投資家向けにリリースした中長期計画の概要が同社ウェブサイトにありましたので目を通してみました。

 GAP INC. UPDATES INVESTORS ON STRATEGIC PLAN FOR THE NEXT THREE TO FIVE YEARS

 向こう5年間の同社の成長戦略の骨子は次の4つのようです。

・オールドネイビーの北米(アメリカ・カナダ)外への出店。

・中国、イタリアへの進出。

・オンラインストアで販売するブランドの拡大と日本への展開による売上倍増。販売先は北米から80ヶ国向けまで拡大。

・フランチャイズストア倍増により200→400、展開を現在の2ヶ国から24ヶ国に拡大。

 ベネトンの牙城でもあり、欧州の大手ベーシックカジュアルSPAがしっかり根を下ろすイタリア、そして競合に対して、出遅れ感のある中国、それぞれの国でどんなポジショニングを採るかにも興味はありますが…

 やはり気になるのは、

○低価格業態OLD NAVY(オールドネイビー)の海外出店 

 ご存じかと思いますが、オールドネイビーは、すでに基幹のギャップ業態を抜いて同社一番の稼ぎ頭となっています。(米国内では50%弱、全世界でも40%超の同社内売上シェア)

 そして、

○日本でのオンライン含めた新展開

ですね。

 リリースによると、今年のヨーロッパに続いて、2011年に日本でも、GAP、OLD NAVY、BANANA REPUBRICのオンラインストアが立ち上がるようですが、米ギャップ社にとって、日本は北米に次いで2番目に売上を上げている国ですから、さぞかし期待も高いことでしょう。

 オールドネイビーについても、日本は海外出店の最有力候補地と言えそうです。

 ところで、米社はGAP業態の日本での出店をどう評価しているのでしょうかね。

 1990年代、本国よりも、少し高級路線で上陸し、そこそこよいイメージのポジショニングをキープして来た好事例?導入時はそれでよかったと思いますが、一方では、日本という米国に次ぐ世界で2,3を争う規模の大きなマーケットで、全国たった120店舗強、750億円程度で頭打ちになってしまっているというジレンマもあるのではないかと思います。

 だって、GAPをベンチマークして、そのテコの力をうまく利用したユニクロは、その間、800店舗、6000億円規模になったわけですからね。ちなみに、世界的にユニクロ業態単体とGAP業態単体を比べても、いまやユニクロの方が売上は大きいんです。

 それゆえに、同社が、いずれ、オールドネイビーを日本に上陸させる時、どんな形で、その後そんな風に展開するか、とても楽しみであります。

 オールドネイビーは、GAPの低価格業態といっても、ユニクロのジーユーとは全く違って、商品の価格は安くても、店舗演出に凝り、モータウン時代の素敵なレトロアメリカの世界観がある、ある意味「体験型」の楽しい大型店です。私がアメリカに住んでいた時も、リサーチする時も、安物買いをしている感じにさせない、お買いものをしていて楽しかったお店のひとつ。

 OLD NAVY

 私は、ファストファッションによって、商品に革新を起こす最終戦争段階に入った世界のファッションマーケットにおいて、次の勝負は、店舗空間による感動買い物体験の提供だと思っています。

 そんな意味では、オールドネイビーの日本上陸は、そんな時流にマッチするのではないかと見ています。

 勝手に想像を膨らませてしまいましたが、ギャップで取りきれなかった分、オールドネイビーというカードは、日本市場を攻略する上で、とても面白いカードだと思っています。 

関連エントリー-ギャップジャパンの低価格業態、ザ・ギャップUSA

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October 28, 2010

三宅一生(イッセイミヤケ)氏が文化勲章を受章

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 服飾デザイナーの三宅一生さん(72)が今年の文化勲章を受章されたニュースは、テレビニュースなどでも取り上げられていたので、皆さんもご存じだと思いますが・・・
 
 あらためて、イッセイさんの業界での功績をネットのニュースなどで探して読んでみました。

 特にこの記事が一番わかりやすいかなと思いますが、
 
 asahi.com:再生の糸、一枚の布 三宅一生さん、秋に新シリーズ発表

 服飾デザインとは何か?素材の本当の活かし方、日本の繊維産業の強み、次世代の人材育成・・・やはりこの方ほど、身をもって前向きに取り組まれた方はいらっしゃらないのではないかと、業界に身を置く人間のひとりとして、ちょっと感動してしまいます。

 日経新聞10月28日WEB刊 独創の美 時間かけ熟成

 のインタビューコメント

 「安価で手軽なものがもてはやされる時代に、ワインを熟成させるように時間をかけて良いものを作る面白さを伝えたい」

 にもうわべだけでない信念を感じます。

 ファッションビジネスという観点でも、ご自身が「俺が俺が」と前に出過ぎない、一歩引いた立ち位置を取りながら、クリエイションとビジネスのバランスをそれぞれのスペシャリストに任せ二人三脚体制を採ることによって、複数のデザイナーたちを育て、世に送りだしてこられた点も尊敬するところです。

 関連エントリー「イッセイミヤケのルール」を読んで

 人を活かし、素材を活かし、そして、着る人を活かす

 それが、ファッションビジネスの本質だというメッセージがヒシヒシと伝わって来ます。

 受賞おめでとうございます。

 そして、その大先輩の背中を見て、また違った持ち味、アプローチで、我々も頑張らなくちゃいけないな、と身が引き締まります。

関連エントリー-イッセイミヤケのMDスクール 

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October 26, 2010

ユニクロ・ジーユーのリサイクル活動

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 10月26日の日本繊維新聞にファーストリテイリンググループのユニクロのCSR活動の一環としての自社販売商品のリサイクルに関する記事が掲載されていました。

 情報ソースは以下のファーストリテイリングのサイトにあるCSR情報ですが、

 ファーストリテイリング;全商品リサイクル活動の概要

 その流れをご紹介します。

1)ユニクロの服を買う

2)着られなくなったら店舗に戻す

3)まだ着られる服(9割)ともう着られない服(1割)に分ける

4)着られない服は燃料化・繊維化リサイクル、着られる服は季節、男女、上下などニーズごとに仕分ける

5)服の届け先を決める

①本当に必要としている人に届けるためUNHCRを通じ現地のニーズを調査

②寄贈候補地の政府に受け渡しを申請

③各国の文化的背景にも配慮し、ニーズの高い衣料を選定する

6)難民キャンプにユニクロの従業員が自ら現地まで行って届ける

7)難民キャンプの情報をウェブサイトで報告し、次回の活動につなげる

 店頭で回収した商品の行き先を最後まで自社で見届けるとどける姿勢に共感します。

関連エントリー-ユニクロが3月から不用品を常時回収へ

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16.モラル・社会的責任 | | Comments (4) | TrackBack (0)

October 25, 2010

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 日本を抜いて世界2位の市場となる中国が大国意識をむき出しにし、自国の利益に向けて大きく舵を切り、関係がギクシャクする中で、インドやASEANなどとの経済連携協定(EPA)、自由貿易協定(FTA)の対話が前向きに進んでいます。

 日本は長らく国内産業保護の観点から、遅れていたところもありますが、中国一極集中から脱却する好機、政府の手腕が問われると同時に、企業もこのチャンスをどう次に結びつけるかを考えたいところです。

 ランキングは以下の通りです。
        
【ランキング】

1位-ローカルからグローバルの競争へ(10.10.20)

2位-アバクロ銀座店に行ってきました(09.12.16)

3位-NB(ナショナルブランド)ジーンズの新販路開拓(10.10.22)

4位-ユニク心斎橋グローバル旗艦店(10.10.14)

5位-昨日は大学講座(10.10.16)

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October 23, 2010

国内アパレル衣料消費市場規模の縮小と業界のイノベーション(革新)

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 10月22日の繊研新聞、「FB(ファッションビジネス)プロフェッショナルへの道、『明日のために』」、という不定期連載特集?に、「数字とデータで見るファッションビジネス」という見出しで、同紙が独自に捉えた衣料消費市場データが掲載されていました。

 今回のデータは、経済産業省や財務省の統計、日本百貨店協会、日本チェーンストア協会、日本通信販売協会などが発表する業界データに、同紙が毎年業界各社に対して行っている専門店売上高データをもとに算出した数値のようですが、国内市場をマクロ的に捉え、今後を考える上で、押さえておきたい、参考になる情報だと思いますので、その記事の中から、ここ10年間の市場の変化にフォーカスを当て、私の感想を交えてご紹介したいと思います。「約」とあるのは、記事中の数字ではなく、私がグラフから読みとったものです。

1.日本の衣料消費市場規模
         2000年    2009年  増減
小売売上高  約12兆円 → 9兆円弱 約3兆円(25%)減  
   
2.販路別シェア
         2000年     2009年
百貨店     約35%  →  26.4%
量販店     約27%  →  15.5%
専門店     約33%  →  48.4%
無店舗販売  約 5%  →   9.7%

3.国内への衣料供給量(流通量)
          2000年     2009年      増減
国内供給量  35億84百万枚 39億13百万枚 3億29百万枚増
輸入浸透率   85%        95.8%     ピークは09年
内中国比率   85.4%      89.6%     ピークは07年の92.3%

4.平均単価(単純に1÷3で算出;ただし実際には全て売り切れてないので、もう少し高い)
          2000年     2009年    増減
平均単価   約3384円    約2299円 約1085円(32%)減

 大づかみに言うと・・・

・10年間で、市場規模は金額ベースで75%に激減したが、
・供給量は輸入品の増加で9%増え、
・単価は32%下がった

となります。

 「服が売れなくなった」、「服を買わなくなった」、と言われるアパレル市場規模、確かに金額ベースでは年々縮小を続けていますが、生活者は、ユニクロ、ファストファッションなど低価格業態が増え、数量ベースでは10年前よりも、たくさん買っているんですよね。
      
 こんな数字を見て、景気が悪くて、収入減、デフレで安いものしか売れない、と簡単に斬る論調も世の中には、少なくないわけですが、一時期話題になった、浜矩子さんの「ユニクロ栄えて国滅ぶ」、「ユニクロ型デフレと国家破産」にしても、それらの企業が生活者のために行った革新・・・「もしドラ」流に言えば、「イノベーション」を語らず、価格を下げて、大量に販売していることだけを批判するのは、ちょっと違うんじゃないかと思っています。
 
 だって、価格は下がっても、品質はそれなりの「価格破壊」とは違って、品質は確実に向上しているのですから・・・お客さんのために実現した革新をルール違反呼ばわりしてはいけません。

 10年間にシェアを上げた専門店は、価格を下げながら「品質」、「デザイン」を向上させるイノベーションを起こしましたし、無店舗販売のネット通販企業も、比較情報、買い物の手間代行、時間短縮といった「サービス」を向上させることによって、イノベーションを起こしている間に、シェアを下げている旧態依然とした販路の企業群は、生活者のために、いったい、どんなイノベーションを起こしたというのでしょうか?変わってないから、変わった方に魅力を感じるから、お客さんが離れてゆくのではないですか?

 ユニクロやファストファッションの勢いは一過性のブームで、長くは続かないとの見方もあるようですが、私はそうは思いません。その他の企業が、彼ら以上のイノベーションつまり、価格以上の価値の創出を行わない限り、ユニクロやファストファッションのシェアの拡大はまだまだ続くと思っています。

 さて、そんな時代に、皆さんの企業にとって、お客さんが飛びつく、価値のイノベーション(革新)って、何でしょうか? 

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19.未来への透視図 | | Comments (4) | TrackBack (0)

October 22, 2010

NB(ナショナルブランド)ジーンズの新販路開拓

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 10月22日の日経新聞に、ユニクロのUJ(ジーンズ)の進化、大躍進に伴って、ジーンズ専門店の売上が軒並み大きく落ち込み、販売数量を大きく落としているエドウィン、リーバイスの2大ナショナルブランド(NB)ジーンズメーカーが、新しい販路を開拓していることに関する記事が掲載されていました。

 両社のこれまでの主力取引先は、ライトオン、ジーンズメイト、マックハウスといったジーンズカジュアルのナショナルチェーンですが、08年のリーマンショック以来の景気低迷、ユニクロのUJ3990円の進化、そして、それに追い打ちをかけるように、昨年、ユニクログループのg.uが火をつけた1000円を切るジーンズがジーンズマーケットをかき混ぜたことによって、各社既存店売上前年対比の二桁減が続いています。(本来、この2社は1000円を切るジーンズとはバッティングしないはずなんですがね・・・)

 これに対して、両社は、販売機会を増やすべく、新規販路を開拓中。

 エドウィンは、プラザスタイル(旧ソニプラ)を含むスタイリングライフホールディングスのほぼ全店で、サムシングを展開、一方、リーバイスは、SPA(製造小売業)で今最も勢いのあるアースミュージックアンドエコロジーの約半数にあたる60店舗で「カーブID」という新商品の販売を始めたようです。

 売り先だけ増やしても、いかがなものかな、とも思いますが、NBジーンズの顧客は、圧倒的に30代後半から40代、50代。プラザやアースミュージック&エコロジーなど、20代の多いお店で新しい顧客に知ってもらうのもいいかもしれませんが・・・これらの客層は、ベーシックやジーンズはユニクロの3990円で十分って世代ですからね・・・

 記事によると、2009年の日本ジーンズ協議会に加盟するNBジーンズメーカーの生産本数は5062万8千本と前年比8.3%減。これは、加盟していないユニクロや、1000円を切るジーンズなどは含まれていません。

 記事中のグラフを見ると10年前の同協議会会員の生産本数は約7500万本で、この間、2500万本も減少し2/3になっているんですね。

 一方、ユニクロは、08年の時点で、1000万本以上を売上、日本一になっています。

関連エントリー-危うしNBジーンズ?変わるジーンズマーケット勢力図

 ざっと計算しても、ユニクロの国内ジーンズマーケットにおける数量ベースでのシェアは15%くらいでしょうか。

 さて、ユニクロの進化の中、どんなリ・ポジショニングを行うのか、NBジーンズのこれからに注目しておきましょう。

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03.流通再編、M&A | | Comments (0) | TrackBack (0)

October 20, 2010

ローカルからグローバルの競争へ

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 10月20日の繊研新聞に、現在、グローバル競争を見据えた改革に取り組むポイント社が、その成果を検証するスタートラインと位置付ける、「コレクトポイント新宿店」(売場面積285坪;11月3日オープン)に向けて準備中のいくつかの試みに関する記事が掲載されていました。

 今後、日本の20-40坪クラスを標準フォーマットとするブランドやファッションストアを多店舗展開する企業が、100坪超、200-300坪の大型店を運営し、ユニクロや外資ファストファッションと競合する上でのキーポイント、仮説が、興味深く、上手にまとめられていたので、紹介させていただきます。

・雑貨構成比が3-4割、ウエアはストアブランド「コレクトポイント」半分、残りの半分は、既存のローリーズファームとジーナシスで半々(新宿店はレディースのみの展開)

・(小売によくある)取引先に頼めば、商品はいつでも欲しい時に欲しい値段で上がる(納品される)という感覚を改めるべく、社内外のデザイナー、パタンナーが仕様書発注し、商品化に責任を追う体制へ

・600坪級の大型店店長経験者を外部から採用し、運営にあたる

・同事業は、ポイントの強みを知る社員を核に据えながらも、中途採用組で構成し、企業文化の維持と外部ノウハウの融合を行う

 記事を読んでいて、店頭から生産まで自己完結型への脱皮、経験者を活用した大型店運営ノウハウの獲得と、正攻法のチャレンジだと思いました。

 原宿、心斎橋のコレクトポイントは、同社らしく、ソツはないように見えますが、雑貨が少なく、その意味で面白みに欠ける点は、否めなかったと思います。3-4割とかなり高めの雑貨構成比、どんな品種、品目をそろえ、どんな回転率ミックスで乗り切るか、雑貨好きな私としても、とても興味深いです。

 「コレクトポイント」のオリジナル商品は、先日、心斎橋店2階で拝見しましたが、う~ん、まだロットが少ないせいでしょうか?流通素材を使ったせい?か、既存ブランドすべてと比べて、素材の質感が劣るのが気になりました。これからの改善に期待です。

 そして、外部経験者採用による複数企業文化との融合、このあたりが本当の意味でのグローバル化への道ではないかと思います。

 ジャパンファッションの代表の1社として、「コレクトポイント」のチャレンジ、修正、成果を楽しみにしています。

関連エントリー-「ポイントモデル」とグローバルSPAとの競合
関連エントリー-ポイントが取り組む独自デザイン、生産プロジェクト

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07.東京から世界へ発信 | | Comments (2) | TrackBack (0)

October 18, 2010

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 先週は、サンエーインターナショナルと東京スタイルの統合、ユニクロ国内事業の立て直しとファッション業界の再編、転期のきっかけを考えさせられるニュースの多かった1週間でした。

 各社大苦戦だった9月市況に対し、10月は比較的堅調に推移しているようですが、目の前の売上のみならず、来年以降に向けての布石も打って行きたいものです。
 
 さて、以下が先週のランキングになります。
        
【ランキング】

1位-国内ユニクロ事業の踊り場(10.10.13)

2位-松屋銀座の「銀座の男」市(10.10.10)

3位-アバクロ銀座店に行ってきました(09.12.16)

4位-サンエーインターナショナルと東京スタイルの統合(10.10.15)

5位-グローバルSPAが生産する国の賃金比較(10.10.8)

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October 16, 2010

昨日は大学講座

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 昨日は IFIビジネススクール の大学講座で首都大学東京(旧都立大学)で講義をして来ました。

 全学部が受講できる講座になっており、ファッションビジネスに興味のある1年生から3年生、百数十名の学生さんにグローバルファッションビジネスのマクロトレンドというタイトルで、ユニクロやファストファッションの台頭、拡大の背景やそれらの企業が生活者視点で行った革新、課題についてお話しました。

 ちょうどサンエーインターナショナルと東京スタイルの統合が新聞に載ったこともあって、なぜ百貨店アパレルの再編が進むのか?の背景を知る上でタイムリーな内容にもなったと思います。

 今回は今までの大学講座の中で一番質問が多かったので、とても手応えを感じ、緊張感もあり、楽しかったです。

 講義の最後に、担当されている准教授の先生が、

 プロダクトの低価格化→品質向上→デザインファッション性向上の流れは、ファッションビジネスだけではなくて多くの業種で進むビジネストレンドだと思うので、今日の授業の内容は応用させて考えるのにとてもよい視点だ、

 とまとめてくださいました。

 おっしゃる通りで私が訴えたかったことを的確にまとめて頂き嬉しかったです。

 また、受講された学生さんのアンケートも講義後早速読ませて頂きました。

 ファストファッションが消費者の支持を得ている理由がわかった、自分たちが購入しているファッションストアに対する理解が深まった、と同時に、その背景にある社会的課題(品質、リサイクル、デザイン模倣、人権問題など)もわかったので、これからはそういった課題も認識して買い物をしたいという意見も多数頂きました。

 以前青山学院でも同じ講義をした後に400人の受講生のレポートを一枚残らず読ませて頂きました。

 その時も同じことを感じましたが、

 今の若者は退化したとか…業界では諸先輩方がおっしゃるのを見聞きしますが…

関連エントリー-ファッション消費は退化したと思いますか?

 これらの感想文、レポートを読む限り、退化したどころか、まんざらでもない、むしろ、進化したマーケットをしっかり楽しみながら、我々イケイケのバブル世代よりも責任感のある意見を持たれている方も少なくないのでは?という印象を持ちましたよ。

 この大学講座は、今秋ももう一校ありますし、来期もいくつかお声がかかっているので、楽しみにしています。

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October 15, 2010

サンエーインターナショナルと東京スタイルの統合

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 本日、10月15日の日経新聞、繊研新聞、日本繊維新聞に、前日発表された、サンエーインターナショナルと東京スタイルという東証一部上場アパレル大手同士の経営統合に関するニュースが大きく取り上げられておりました。

 両社は来年6月をメドに共同持ち株会社TSIホールディングスに移行、3年以内に合併することを視野に入れいるとのこと。

 今年のファッション業界の重大ニュースの筆頭に来そうなビッグニュースですね。

 日経新聞あたりは、売上高1003億円(14億円の赤字)のサンエーインターと522億円(7.4億円の黒字)の東京スタイルの統合で、ワールド、オンワード樫山に次ぐアパレル3位のホールディングカンパニー誕生なんて報じてましたが・・・銀行や百貨店じゃあるまいし、グローバルSPAのように単一業態なら大きい方がよいですが、多ブランド戦略を採るアパレル企業にとっては、会社の規模が大きければいいという話ではないと思います。

 毎年縮小する百貨店マーケットを販路とする企業の生き残り策として、待ったなしの経営統合。

 堅実な財務体質、生産インフラは強く、カリスマリーダーを失ったばかりのハード、硬派タイプの東京スタイル、一方、三宅一族のリーダーシップの下、ブランド開発力があり、フットワークの軽いサンエーインター。

 企業文化は全く違うように見えますが、お互いの強みを生かして、相乗効果どころではない、「化学反応」くらいを期待しないといけないのではないでしょうか?

 いずれにせよ、規模を大きくして、交渉力をつけて、管理部門やインフラ統合によって効率を高めればよい(ホント?)、という百貨店業界の再編とは違って、グローバルSPA時代には、お互いが持っているこれまでの成功体験、強みを組み替えただけでは、これからの時代の本当の強みになるかどうかはわかりません。

 統合後は、アジア進出含め、新しいビジネスモデルに果敢にチャレンジされ、アパレル再編、勝ち残りのロールモデルになることを両社には期待したいと思います。

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October 14, 2010

ユニクロ心斎橋グローバル旗艦店

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 先日、大阪のクライアントさんとのミーティングの前後(昼と夕方)に、10月1日にオープンした心斎橋筋のユニクロの日本初グローバル旗艦店を覗く機会がありました。

 長堀通りから見ると、ZARAの裏ですが・・・心斎橋筋の入り口。広くて、きれいで、見やすくて、エレクターもなくて、これが新しいユニクロかぁ~というお店です。木目の床、白を基調とした什器の内装は・・・なんかちょっとGAPっぽいかな~という印象。

 昼、夕2回とも、それぞれ小一時間くらいで、4階から地下1階まで、商品の展開とお客さんの反応を見て周りました。

 報道によると、品番数は615品番とのことですが、素材数が数えられるくらいに絞り込まれ、カラー数(柄含む)はそこそこ豊富ですが、前シーズンよりもずいぶん品番数も少なくなって見えます・・・インナーウエア、アンダーウエア、とファッションコーディネート用のパーツが単品訴求で、整然とならぶ、明るい巨大ウエアハウス?という印象です。

 正直言ってしまうと、外装、内装(什器)は、未来的、アップルストアみたいに、すっきりしていて、きれいかもしれませんが、私にとって、ファッションストアとしては、ワクワクしない、つまらないお店ですね。

 買い物に来てた女性から出るオーラは、いつものユニクロと同じ、ある意味、冷静な、「妥協のオーラ」。スーパーに買い物に来ている主婦が、必需品を予算と値段で選ぶ時と同じ空気感です。

 そこんとこ、は店頭で、登ったり降りたりするマネキンではごまかされません(笑)。

 その逆が、H&Mなどエンターテイメント型ファストファッションの大型店の店頭だと思います。

 買い物客が発するオーラの連鎖

 店頭は、ファッションという切り口で、企業と顧客が掛け合いで作る、期待、意外性、鮮度、客数、商品回転、スイッチの入った顧客のオーラの連鎖によって、相乗効果がかかり、活性化されてゆく・・・まさにエンターテイメントビジネス。

 話をユニクロに戻して・・・

 グローバル旗艦店ということで、観光客とか、「見に行くお店」、「見せるお店」としてはいいかもしれませんが、目的買いに来たお客さんには、欲しい商品にたどり着くのにちょいと時間のかかる不便なお店に感じます。

 でも、一昨日のブログエントリーのように、ここまでパーツに徹するのが、ユニクロの本来の仕事の方向性なんだろうな~、と納得。

 そういう意味では、ユニクロのベーシック回帰ののろし、アジアに向けてのグローバル発信の拠点としては、ふさわしい、素敵な出来のお店だと思いました。 

 最後に、余計なお世話かもしれませんが・・・早く心斎橋筋に目的買い顧客を大切にする、買い物のためのユニクロ店舗をもう一店舗、開業した方がよさそうですね。

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October 13, 2010

国内ユニクロ事業の踊り場

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 10月8日に発表されたファーストリテイリングの2010年8月期業績及び2011年8月期業績見通しに関する記事が、一番早いもので、翌日9日の日経新聞から直近では13日の繊研新聞まで、各紙に取り上げられていました。

 オリジナルの決算説明会資料へのリンクはこちら
 
 2010年8月期業績及び2011年8月期業績見通し 

 前期の二桁の増収増益後、今期は、増収も減益の予測。ヒートテックなどのブームにより、高いハードルを作った前期の国内ユニクロ事業の減益予測(▼17.4%)がほぼそのままグループ損益(▼14.3)を直撃するものです。

 同社は、靴事業も取り込んだユニクロ国内事業を全体では2.1%と増収(6055億円→6280億円)を見込むものの、既存店売上予測を、上期(秋冬)9.8%減、下期(春夏)3%増、通期で4.7%減とマイナス予測しています。

 一方で、海外ユニクロ事業を37.4%増(727億円→1000億円)とグローバル化に力を入れることにより、投資家にアピールしている様子が、各紙の記事からうかがえました。

 それでも、やはり業界の関心は、グループの70%を超える国内ユニクロ事業の今後ですね。

 少し前に、ユニクロ五反田TOC店を見たときの感想をブログにエントリーしまいたが、

 ユニクロはこの秋、ベーシック回帰?

 やはり、ユニクロがベーシックを中心に立て直すことは今期最大の課題、今期は、ユニクロ国内事業の踊り場と言えそうです。

 この一連の報道を見て、ただ、ユニクロもここまでか、驕れるもの久しからず、と思って、安心している方がいらっしゃったら大間違いな話でしょう。

 ユニクロがベーシック回帰をする=本来の仕事に磨きをかける

 業界各社は、この間に、ベーシックのユニクロとの「棲み分け」を真剣に考え、自らのポジショニングを顧客に対してはっきりさせるべきでしょう。自社が提供するファッションとは何か?ユニクロと違う、ベーシックとは何か?

 期限は、ユニクロが立て直しを完了するであろう2011年来春夏までです。きっと、彼らは、それまでよりも強敵になって戻ってきますから。

 一方、その間、気をつけなければならないのは・・・

 この秋冬は、ユニクロの値下販売注意報

 ユニクロが計画の修正を加えるこの秋冬は、同社が粗利率の低下必至を公言しているように、高い計画に基づいて大量に仕込んだ商品の値下げ消化販売が予想されます。

 各社、それに巻きこまれることなく、粛々と自社の強みに基づくポジショニングに磨きをかけるべきでしょうね。

 私は、ユニクロが、すけべってトレンドファッションに走ることなく、インナー、アンダーウエア、無地ボトム、無地シャツ・・・誰もが何枚も持っているアイテムで、ひと目でユニクロのそれとはわからない、商品群のマーケットシェアを徹底的に奪取すれば、国内のアパレルマーケットシェアの10%を占める可能性は十分にあると思います。

 今期の踊り場の後、2012年以降、毎年10%のペースで拡大をしてゆけば、2020年を待たずして、一方で金額的にシュリンクする国内アパレルマーケット全体(現在10兆円割れ?)の10%を越えるであろうと見ています。

 ユニクロが本来の仕事に徹すれば・・・ 

 そんなところで、今期のユニクロのベーシックを中心とした建て直し、一方で、新たにファッショントレンドアイコンとして頭角を現す企業群に注目をしたいと思います。くれぐれもH&Mなど外資だけにそのポジションを奪われませんように・・・

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October 11, 2010

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 日中は汗ばむ日もありますが、9月の連休後スイッチの入った消費はその後、前年を上回って推移している模様です。

 ぐっと気温が下がるまで、今週来週は、しっかり秋ものを消化して、その後、冬の売り場に持ってゆきたいですね。
 
 さて、以下が先週のランキングになります。
        
【ランキング】

1位-ユニクロはこの秋、ベーシック回帰?(10.10.3)

2位-アバクロ銀座店に行ってきました(09.12.16)

3位-実行力100%の会社をつくる!(10.10.6)

4位-ABC(エービーシー)マートのセルフ販売店、「スーパーストックワールド」(10.10.2)

5位-グローバルSPAが生産する国の賃金比較(10.10.8)

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October 10, 2010

松屋銀座の「銀座の男」市

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 昨日、松屋銀座の看板催事と言える「銀座の男」市(開催期間10月6日-19日)に行って来ました。

 百貨店のスーツ2着セールは、昔からどこの百貨店でも開催しているイベントですが、ここのところ、松屋の熱血、名物紳士服バイヤーによるその舞台裏、からくりの紹介、自らのドキュメンタリーとしてメディアで紹介されることも多いため、松屋のイベントは回を重ねるごとに、前回比二桁増、今年はそれを上回る勢いと聞きます。

 実は、この最近メディア露出の多い、松屋の紳士服バイヤー、宮崎俊一さん、15年前、私が、商社勤務時代に通った、IFIビジネススクール夜間コースの同窓生なのです。

 当時、前イッセイミヤケ社長の太田伸之さんにお説教をいただきながら(笑)、両国でお酒を飲んだ仲間です。

 実は、忙しくてなかなか連絡の取れない彼に、近々予定されている同窓会への出欠確認をするのも目的だったのですが・・・(内緒)・・・・久しぶりに彼のうんちくが聞きたくて、足を運んだものでした。

 外は大雨にも関わらず、大盛況の会場にピーク時間が終了したころを見計らって、接客の終えたところを捕まえ、宮崎バイヤー「渾身」のプロジェクトと銘打った、「丸縫いスーツ」の説明を聞きました。

 昔から、熱心に話し始めると止まらないところがありましたが、自ら糸から開発した生地、著名セレクトショップの高級ラインの型紙をひくパタンナー、ラグジュアリーブランドに生地を供給するイタリアの機屋、丸縫いを手がける職人さん(テーラー)についての説明をいただき、時間を忘れて聞き入ってしまったものです。

 これらの工程を商社、メーカー、通訳なしで、自己完結しているところはさすが宮崎さん。これで、スーツ4万円前後(催事価格)とは・・・私も、その昔、ジャケットもスラックスも国内生産していたころがありましたので、その記憶から、生地代、要尺(1着あたりの生地の取り分)、付属代、縫製工賃などを積み上げると、原価では損にはならないと思いますが、もちろん、直取引しないと実現できない価格であることは間違いありません。

 残念ながら、催事場には、足の太い私に合うサイズが、売り切れになっていたので、プロパー売場に降りて行って、彼のフィッティングで、「丸縫いスーツ」プロパー品7万円台(それでもこの価格でこの価値は他社にはないでしょう)を1着買わせていただきました。

 気が付いたら閉店時間、ずいぶん時間を取ってくれて、感謝です。そしてとても楽しいひと時でした。

 彼の接客を見ていて、変わらないな~、と思ったのは、スウェットパーカーを着ていたお客さんに、「脱いでください」、「大丈夫ですから」、と下着姿にさせてまで、本来のフィッティングに近い形での試着を勧めたり、奥さんが隣にいるのに、パンツの前たての仕様のこだわりを説明するために、自分のベルトをはずして、ジッパーを下して、自分のパンツの裏側の仕様をお客さんに見せて説明するところでした。

 昔、コイツは、すごいと思ったのは、まだ彼が、バイヤーアシスタントだったころ、アパレルメーカーの展示会に行くと、必ず試着するバイヤーで有名だったことです。「だって、全部試着しないと、お客さんに勧められないでしょう」・・・もっともですよね。上着だけでなく、スラックスも試着することで知られていたのです。フィッティングルームがない展示会では、その場で試着しようとして、自分のスラックスを脱ぎ始めて、周りが慌てたなんて話もあります。

 話を戻しますが、言ってしまうと、この催事、説明すればするほど、ある意味、複雑な流通段階と業界取引慣習の中で生きてきた百貨店ビジネスへのアンチテーゼでもあるように思います。だったら、なぜ、百貨店は、普段から、みんなそうしないのか?できないのか?とお客さんから言われてしまいそうですから。

 そのあたり、同窓会で飲む機会があったら、是非、喧々諤々やりたいな、と思っています。

 松屋銀座の「銀座の男」市、19日までやっているようなので、よろしかったら、覗いてあげてください。

関連エントリー-どうしてアパレル展示会場には試着室がないのか?

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October 08, 2010

グローバルSPAが生産する国の賃金比較

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 10月7日の日経新聞の夕刊1面に、「衣料品の生産、中国離れ加速」という見出しの記事が掲載されており、コスト高著しい中国からベトナムやバングラデシュに生産移転を進める企業の事例が取り上げられていましたが、その中の「アジア主要都市の賃金比較」というグラフに興味を持ち、出所であるジェトロのサイトを覗いてみました。

 国・地域別情報(J-FILE)→投資コスト比較

 この検索を使って、グローバルSPAがよく生産を行っている国々のワーカー工賃月額水準を比較してみました。数値は首都部のコストということなので、実際に工場のある都心から離れたところですと更に安くなると思われますが、あくまでも、大まかな違いということで、参考までに見ていただければ・・・

 違いをわかりやすくするために、中国上海=US$302.2/月を100として、表示します。

 都市または地域    指数    国名、よく活用しているSPA

 香港           432 
 ソウル          404
 イスタンブール     390   (トルコ、H&M)
 リスボン         369   (ポルトガル、ZARA)
 ワルシャワ       194   (ポーランド、H&M) 
 カサブランカ       168  (モロッコ、ZARA)
 ブカレスト        137   (ルーマニア、H&M)
 上海          100
 広州            75
 チュニス          75   (チュニジア、ZARA)
 大連            71
 ニューデリー       65   (インド)
 青島            57
 チェンナイ         55   (インド)
 ジャカルタ         49   (インドネシア、GAP、H&M)
 ハノイ           34   (ベトナム)
 ホーチミン         33   (ベトナム)
 ダッカ           16   (バングラデシュ、H&M)
 ヤンゴン          8    (ミャンマー)

 また、この検索対象にはありませんが、カンボジアはだいたいバングラと同じか少し低い水準のようで、ベトナム並みになる賃上げを求めてストライキが起こっているというネットニュースを見つけました。

 ZARAはコストよりスピードと歩留まり重視で、コストは高くてもスペイン近隣で作る。H&Mは質感を求めるものと、コスト追求のものの使い分けがはっきりしています。

 あと、トルコあたりはEUとの貿易協定があって、関税がかからない、など、生産国として選ぶ理由は現地コストだけでないことも付け加えておきましょう。

 10年以上前に商社でグローバルソーシング(海外調達)に携わっていた時の感覚からいうと、特に、中国、それからインドあたりも、ずいぶん高くなったと感じます。当時は、ベトナムとそんなに変わりはなかったと思いますので・・・

 あと、ベトナム以下の国々はそんなにも安いのか、とちょっと衝撃も受けます。

 グローバル資本主義の常套手段は、先進国、経済成長国にコストの安い国で作った商品を持ち込んで儲けるという手法ですが、コストの安い国の人々はハッピーなのか?フラット化する世界の中で、この格差がどれくらい続くものなのかに興味をもたれる方は少なくないのではないでしょうか?

関連エントリー-アパレル海外生産のチャイナプラスワン

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October 06, 2010

実行力100%の会社をつくる!

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 イトーヨーカ堂ご出身で、リテイルコンサルタントとして独立され、ユニクロ、無印良品、成城石井の業務改革で実績を上げられた大久保恒夫さんが書かれた

 実行力100%の会社をつくる!(日経新聞出版社)

 を読みました。

 大久保さんの本を読んだのは初めてでしたが、とても共感することが多かったです。

 イトーヨーカ堂やセブンイレブン流のチェーンストアの仮説検証型アプローチがベースにありますが、大久保さんは理屈抜きで店頭の好きな生粋の商売人であり、顧客中心のマーケッターであり、人の成長が会社の改革や成長に欠かせないことを熟知されている方であることがよくわかりました。

 小売業にとって挨拶、クレンリネス、品切れをなくすこと、が基本であることは、誰でも知っていますが、なぜ大事なのか、わかりやすい言葉で語られており、頭の整理になります。

 自店の店舗スタッフが、「感じのよい挨拶」が出来ない、とお悩みの方は参考になるかもしれません。

 また、数値責任に偏りがちな評価制度を見直したい方、この本のタイトルにあるように本部方針がなかなか現場で実行されない、と悩んでいらっしゃる経営者や幹部の方にもヒントがあると思います。

 そのあたりのキモとなっていると感じた一文を引用、ご紹介させて頂きます。

 「まず、会社の全社方針を明確にする必要があるだろう。その方針の下で、各部に何をすべきかのガイドラインを示し、それに基づき、各部が自分で何をするかの行動計画を作成してゆく。

 それを経営者が承認し、全員が情報共有していくことが評価の基盤となる。定性的な行動計画としての基本戦略目標と、数値化できるものを数値化した戦略目標が提示されると評価はしやすい。」

 この引用文を読んで、はっとされた方もいらっやるかもしれませんが、皆さんの会社では、経営理念、会社の方針、具体的な行動基準が、トップから、わかりやすい言葉で、明確に示されているでしょうか?

 それがないから、人の評価が売上予算のような数字と上司の好き嫌いだけで決まってしまうのではないでしょうか?

 当たり前のことしか書いてないかもしれませんが、小売の現場に精通している筆者ならではの、わかりやすい言葉で綴られた一冊です。

 よろしかったらお読みになってみてください。

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15.人材育成・組織・しくみ | | Comments (0) | TrackBack (0)

October 04, 2010

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 月末締めの上場ファッション流通企業の9月の月次売上速報、既存店売上前年対比が発表されましたが、各社2ケタ減の厳しい月となりました。

 私が市況を見るのに参考にしている企業の業績を、客数と客単価に因数分解して読みとると、9月の

 ①昨年より1日少ない祝日と
 ②残暑による気温の高さ

 の影響度は、各社共通して、おおむね客数10%強の減少として見ていいようです。

 一方、各社の売上前年比の差に表れたのは、客単価。 お客さんの気持ちに応えて、今すぐ着れるものを提案したのか、気候に関わらず企業が売りたいものをゴリ押ししたか、その数字にマーケットへの変化対応力が見てとれるのではないかと思いました。

             ユニクロ   西松屋    ポイント
売上前年比     △24.7%   △18.6%  △13.0%
 (内訳)
客数前年比     △14.9%   △11.0%  △11.6%
客単価前年比    △11.4%   △8.5%   △1.5%
 
 さて、以下が先週のランキングになります。
        
【ランキング】

1位-アバクロ銀座店に行ってきました(09.12.16)

2位-中国税関検査厳格化と訪日ツアーのキャンセル(10.9.30)

3位-無印良品が円高還元で全品1割値下げセールを開催(10.9.26)

4位-トップショップ/トップマン新宿店に行ってきました(10.9.18)

5位-転換期を迎えた中国アパレル生産(10.9.15)

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October 03, 2010

ユニクロはこの秋、ベーシック回帰?

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 10月1日にオープンしたユニクロ日本初のグローバル旗艦店=心斎橋店には、開店前に1000人の行列があったそうですが・・・

 一方で、800坪に増床リニューアルし、関東最大級店舗となった五反田TOC店が10月1日にオープンしたということで、電車の中づりにつられ、近くまで行ったついでに、ちょいと覗いて参りました。

 今回、五反田TOC店で受け取ったチラシは、先週、オープン前に心斎橋店の店頭で配っていたA5チラシと表半分は全く同じもの。サッカーの本田選手、作家の川上未映子さんのモデル写真と、目玉商品は、メリノカシミヤセーター1490円とヒートテック990円(大人長そで)の限定価格の2本柱でしたので、心斎橋と五反田のプロモーションはほぼ一緒に考えていたのかな~と推測したものです。

 店内にある程度ゆとりはあるのに店頭に行列を作らせていたのはユニクロオープンの常套手段のようで(笑)、15分程度待って入店。

 1層で800坪、これは広い・・・反対側の壁がかすんで見えます(汗)

 店内にいたのは、1時間弱でしたが、全体の印象を少し書いてみます・・・

・カジュアルマーケットがプレッピーやアウトドア流行りなのもありますが、フェイクファーアイテム(ファータッチと呼んでます)などトレンドアイテム?は一部に見られるものの、今までチャレンジしていたレディースのデザインものが少なく、圧縮されていたため、アメカジベーシックアイテムが圧倒的に多い印象を受けました。

 これは、今シーズン、ユニクロは「ベーシック回帰」と見てよいのでしょうか?

・15台のレジはフル稼働、お客さんのさばき方は、さすがユニクロ、世界一です。

・やはり、購買客のほぼすべての買い物かごに限定価格990円のヒートテックのパックが入ってますね。やはりみなさんのお目当てはこれですね。10パックくらいまとめ買いしている方もちらほら。うちも買いました。

・もう一方の目玉であるメリノカシミヤセーター1490円、ダウン・ウールジャケットのようなアウター、履く人を選ぶような細身のレギンスパンツなど、この秋の新作、重点販売商品はしっかり売場をとっているのに不発状態の模様。

・1990円のUJジーンズは・・・990円!と、いよいよユニクロとg.u.の価格の境目がわからなくなっちゃいましたね。これはお買い得かも、試着室前は長蛇の列

・一方、限られたチノやミリタリーカーゴを2か所出しなどして品揃えがあるように、アピールしているようですが、タックなしだったり、妙に春夏っぽいペラペラの薄い素材だったり、ちょっとトレンドと外れているせいか、それら秋のキーワードは、ユニクロには求めていないのかな?というお客さんの反応。

 やっぱり、インナーなど、何枚あってもいい商品に強い!ユニクロのベーシック回帰は正しい選択ではないでしょうか?

 一方で、今シーズン気になるのは、ユニクロらしからぬ素材の質感と気配り。

・プレミアムダウン、ウルトラライトの軽さにはびっくりですが、ウィメンズの白、シルバー、ライムなど淡色素材から中身のダウンの羽の茶色、黒色が透けて見えるのはいただけない

・アメリカ向けに作られたと思われる(RNナンバーが衿ラベルについていますから)、ウールコートの素材のラフさ

・ネルシャツは売れていると思いますが、ネル素材は、もともとがラフな素材なので、ユニクロらしさを出すのはちょっと難しそう。

・ヒートテックも含めて、全体的に以前よりも、素材に硬さ、ラフさ、ざらつき感?が感じられる

 ユニクロの品質を支えている「匠(たくみ)」は、あまりにも有名ですが、ひとことで、匠さんって言っても、染色、素材、縫製…それぞれのスペシャリストがいらっしゃると思います。

 私は、これまで、その中でも、素材の仕上げに携わっている匠さんが、ユニクロ品質伝説のキモではないか?と思っていましたが・・・いろいろご事情はあるかと思いますが、今シーズンはそのあたりが、ちょいとうまく回っていないような気がします。

 話は変わりますが、五反田TOCは、問屋ビルと催事場だと思っていましたが、今や、都心の真ん中にあるアウトレットモール、パワーセンターのようなものになっているのですね。今度、また、ゆっくり見に行きたいと思います。

関連エントリー-ユニクロの2ヵ月連続既存店売上高2ケタ減と店頭で感じた品ぞろえの違和感

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October 02, 2010

ABC(エービーシー)マートのセルフ販売店、「スーパーストックワールド」

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 9月27日の繊研新聞他に、靴専門チェーン大手、ABCマートが、先ごろララガーデン川口店をリニューアルして出店した同社初のセルフ販売業態、「ABCマート・スーパーストックワールド」(280坪)に関する記事が掲載されていました。

 靴の店頭販売方法は大きく分けて3つあると思いますが・・・

1)店頭片足陳列→顧客が自分のサイズを試し履きしたい時は店員に在庫確認を依頼、ストックから出して来た商品を店員の接客を受けながら購買検討

2)店頭フェース上段に片足陳列→顧客が試し履きしたい時は、サンプルの下に積み上げられた箱の中から自分のサイズを探して、勝手に試し履き、購買検討。ヘルプが必要な時だけ、店員が接客

3)店頭がサイズ別コーナーになっており、両足陳列または、ふたの開いた箱に入ったまま並べられている→顧客は自分のサイズコーナーに行き、気に入るものを探して、勝手に試し履き、購買検討

 1)が靴業界で圧倒的に多いパターンで、2)は郊外の量販ローコストオペレーション型、3)は日本では、アウトレットやセール期に見かけるスタイルですが、アメリカのディスカウンターでは圧倒的に、このスタイルが多いですね。

 今回ABCが取り入れた2)のセルフスタイルは、同社最大級の坪数で(全国でも2番目とのこと)、店頭にゆとりがあることと、売上予測からローコストで運営する事情があったからでしょう。

 顧客側から見れば、セルフ販売は、待ち時間なく、プレッシャーをかけられず、自分のペースで購買検討、お買い物ができるというメリットがあります。

 それにしても、ABCマートは、2010年8月末で、日本全国に郊外含め、584の店舗ありますが、セルフ販売の業態は、同店が初めてだったんですね~(これは意外)

 五反田TOCのABCマートアウトレットは、上記全ての売り方を取り入れているようでしたが・・・

 ちなみに、郊外ロードサイド立地を主戦場とする、業界1位のチヨダ(チヨダ、東京靴流通センター、シュープラザなど)は、1147店あって、そのほとんどが2)のセルフ販売になります。

 ABCマートは、今の勢いでいけば、1年もあれば、業界売上ではチヨダを抜いて、最大手になると思いますが、今回の新業態での試みは、未開の低効率立地の開拓の布石となるのでしょうか。

関連エントリー-顧客は靴売り場に何を望むか?
関連エントリー-片足陳列か、両足陳列か?

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17.顧客心理・購買行動 | | Comments (0) | TrackBack (0)

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