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January 22, 2011

ユニクロのグローバル(世界)アパレル専門店ランク

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 ファストリの2011年8月期第1四半期の前年同期比減収減益、同社の75%を占める国内ユニクロ事業の5か月連続の既存店売上前年割れをもって、各メディアが「不振」と報じたことに関して・・・

 すでに業界の論客の方々がそれは見当違い、安定成長に入っただけとコメントされていらっしゃいますが、私も近い意見を持っています。

 前年は、「ファストファッションブーム」、これはユニクロがファストファッションという意味ではなくて、H&Mやフォーエバー21をメディアが取り上げる度に、日本人にわかりやすいユニクロを引き合いに出したため、

 同社自身がしかけた商品プロモーションに相乗効果が加わって、顧客の意識がユニクロに向き、「ユニクロブーム」が起こり、誰もがびっくりするような既存店の二桁増収が叩き出された、と見ています。

 もっとも、年々向上している商品の品質、質感が伴っての話ですから、フリースブームの時と比べて、

 アンダーウエア&ファッションベーシックパーツサプライヤー

 として、きわめて明確なポジショニングを確立したユニクロさんに、ブームと言ったら失礼かもしれませんが・・・(笑)

 そんな「煽り」にジャッキアップされた高い売上ハードルが越えられないだけの話であって、本業のもうけの力を示すグループ営業利益率は今期予測で、13.4%と、世界のトップクラスH&Mの21.3%(2009年11月期)は別格として、ZARAのインディテックスの15.6%(2010年1月期)、収益が回復してきたギャップの12.8%(同)あたりと比べても、世界的に立派な数字だと思います。

 さて、今回発表されたファストリの2011年8月期の修正通期売上予測

 グループ連結売上      8460億円
 国内ユニクロ事業       6180億円
 海外ユニクロ事業       1000億円
 ユニクログローバル売上計  7180億円

 ですが、世界アパレル専門店売上ランキングの中でどんな位置づけになるかをざっと比較してみました。

 まず、ファストリの昨年、2010年8月期決算 段階でのグローバルトップ5は、
                           年商  
1位-ギャップ(2010.1月期)     1兆3117億円(前年比98%;$=90.3円)
2位-インディテックス(2010.1月期)1兆3019億円(前年比107%;€=125.1円)
3位-H&M(2009.11月期)     1兆2674億円(前年比115%;SEK=12.5円)
4位-ファストリ(2010.8月期)       8148億円(前年比119%)
5位-リミテッドブランズ(2010.1月期)  7796億円(前年比95%;$=90.3円)

 でした。為替は各社の決算月月末のレートをとってみたので、この段階ではまだ僅差で米ギャップが1位になります。この時、ファストリは、前年比119%の伸びを見せ、かつて世界最大で、同社もお手本にしていたリミテッドブランズを抜き去り、世界4位についています。

 次に、各社の直近四半期業績の前年同期比伸び率を参考にし、ファストリ2011年8月期末段階での予測をすると
                             年商予測
1位-インディテックス(2011.1月期) 約1兆3700億円(伸び率110%;€=112.6円)
2位-H&M(2010.11月期)      約1兆3600億円(伸び率107%;SEK=12.5円)
3位-ギャップ(2011.1月期)      約1兆2100億円(伸び率103%;$=82.3円)
4位-ファストリ(2011.8月期)      8460億円(伸び率104%)
5位-リミテッドブランズ(2011.1月期) 7900億円(伸び率110%;$=82.3円)

 とインディテックスとH&Mが僅差で1位、2位(ひっくり返ってもおかしくない)、リミテッドブランズの底打ち、回復基調が目立ちます。(為替は現在のレートで計算。ギャップが伸びているのに売上が目減りしているのは為替レートによるもの)

 もうひとつ、業態別の比較をしてみましょう。
                           年商予測
1位-H&M(同上)             約 1兆3000億円
2位-ZARA(同上)             約  8800億円
3位-UNIQLO(同上)               7180億円
4位-OLD NAVY(同上)         約  4900億円
5位-VICTORIA’S SECRET(同上) 約  4800億円
同位-GAP(同上)              約  4800億円
 
 やはり、単独では圧倒的にH&Mですね。そして、UNIQLO単体では世界3位、国内はこれから安定成長に入るかもしれませんが、海外ユニクロ事業のアジアでの伸び次第では、何年後かにはZARAを抜く可能性もあります。
 
 最後に、国内ユニクロ事業の今後の成長に関する私の意見ですが・・・

 アンダーウエアーのマーケットシェアを引き続き、徹底的に奪取しながら、一目でユニクロとわからない、ボトム(ジーンズ、チノ、カラーパンツ、スラックスなど)と無地ニットに関しては、まだ売上拡大の余地ありで、5年くらいで、国内アパレルマーケットシェア10%も夢ではないと思っています。

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