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September 29, 2012

ヨーロッパファッションストア見聞録 10 ロンドン③PRIMARK(プライマーク)はポストファストファッション時代の都市型ファッションディスカウンター?

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 ロンドンに来た最大の目的のひとつがPRIMARK(プライマーク)を観ることでした。

 私が以前調べた世界アパレル専門店の売上ランキングでは9位、伸び率はTOP10の中で最高でした。

 関連エントリー:世界アパレル専門店売上TOP10ランキング2011

  アイルランドのコングロマリット、Associated British Foods傘下の衣料チェーン事業で、単体での決算は出ていませんが、ABF社のアニュアルレポートによると

  2011年9月期 売上および店舗数
  年商       3,669億円 (£=120.6円換算) 前年比13.5%増
  期末店舗数  223店舗

 イギリスとアイルランドを中心に出店し、現在、ZARAのお膝元のスペイン、H&Mの主要マーケットのひとつドイツで店舗数を伸ばそうとしています。

 PRIMARKウェブサイト

 実は、今回の視察旅行でバルセロナのDIAGONAL MARというショッピングセンターでプライマークに初遭遇したのですが・・・同店に入店するやいなや、むせてしまい、咳がしばらく止まりませんでした。

 大混雑と大量に山積みされた服から巻き起こる埃(ほこり)のせいでしょう。

 €2、€3、€5の目玉品Tシャツに群がるイレギュラーサイズの男女、BGMは一切なく、女性の話し声と赤ん坊の泣き声が響き渡る・・・20台のレジに長蛇の列をつくったレジ待ち客は、ロボットアナウンスによって空きレジに呼び出される機械的な処理・・・

 異次元に叩き込まれ、不快感にさいなまれた私が冷静さを取り戻すのには しばらく時間がかかりました。

 落ち着いてみれば、性別服種別売場、単品大量陳列、特価品があるとは言え、€13がプライスポイントのディスカウンタータイプの低価格衣料ストアですが、トレンドの色やアイテムはしっかり押さえていたように見受けられました。

 そんな免疫?予習?が出来ていたせいか、ロンドンのPRIMARK(プライマーク)では、大混雑でしたが・・・すんなり溶け込めました(笑)

Imag0514 地上2層、合計2000坪超はあると思われる巨大店舗にレジ台数は90台。 

 営業時間は平日8:00~22:00とファッションストアというよりスーツケースを持って買い出しに来ている中東人やアジア、アフリカ系の人が多く、衣料市場(いちば)という感覚を受けます。

 この店舗の推定年商は、営業時間と客単価とレジ台数から計算して、ざっと125億円(£=125換算)くらいでしょうか?

 価格は £2.5、£3 の平台山盛りの特価商品が目立ちますが、全体の在庫量を見る限り £10(約1250円; VAT20%込み)がプライスポイントです。

 単品訴求型の服種別売場ですが、近隣のファッションストアで見られるマストレンド、ストリートトレンドをそこそこおさえており、バルセロナで見た時よりも、鮮度を感じたのは・・・おそらくこちらの方が商品回転が速いからなんでしょうね。

 価格の割には、クオリティは劣悪ではなく、H&Mのトルコ製を除くその他の原産国の商品並みのクオリティはキープしているように思います。

 ところで服に原産国表示が一切ついていないんですよね。

ヨーロッパ圏はそのあたり表示しなくてもいいルールがありますが、こんな安い商品、いったいどこで作っているのだろう?という謎も感じます。
 
 このプライマークの「価格とクオリティのバランス」についてですが、私は無理な値段だと思っていません。

 たとえば、粗利率が60%のビジネスモデルのH&Mの取引先工場でモノづくりをして、粗利率30%台で運営できるディスカウンターのビジネスモデルで価格設定すれば十分可能です。

 そして、粗利率度外視の目玉品はディスカウンターの専売特許です。

 小売流通のマーケティング理論に「小売の輪の理論」というものがあります。

 要は、小売ビジネスの歴史は「革新」と「ディスカウント」の繰り返しだという理論です。

 すなわち、H&MやZARAは、リーズナブルプライスでトレンドファッションを販売する「革新」を起こしましたが(=ファストファッション)、都心好立地に出店し、粗利率を60%くらい稼いで成り立つビジネスモデルになります。

 これに対し、ファストファッションを低粗利率で回すファッションチェーンが登場するのは、1950年代に提唱されたこの理論に従えば、必然だったのかも知れません。

 アメリカのフォーエバー21、イギリスのプライマーク、そして日本のしまむらがその好例です。

 価格が安い割に原価が高いので消費者はよりバリューを感じるというわけです。
 
 彼らのネックは家賃比率ですが、フォーエバー21およびプライマークの出店拡大の歴史をひもとくと、都心に出店していたチェーン店の失策があります。要は、破綻あるいは撤退するチェーンから好条件でごっそりと店舗を譲りうけているのです。

 日本でのこのポジションはしまむらが独走するのか?それとも新しい勢力が彗星のごとく現れるのか?

 ちなみにジーユーは低粗利率、ローコストオペレーションではなく、低価格を素材のクオリティに転嫁しているので、この対象ではありません。

Imag0609 一日のリサーチを終え、もう一度、夜のプライマークの様子を見ようと戻って来ました。

 昼間はウィンドーの前に人が座り込んでいたので、夜ならウィンドーの写真が撮れるかなとも思って。

 この画像を撮影したのは、閉店時間の22時ですが・・・

 まだまだお買いもをしている人、まだまだ外で待っている人でいっぱいでした。

 世界どこに行っても家計を切り盛りする奥様はご家族のために、節約・倹約にたくましいようです。
Imag0617


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September 28, 2012

ヨーロッパファッションストア見聞録~その9 ロンドン②オックスフォードストリートは世界のファッションチェーンの大激戦地

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 ロンドン2日目は朝からオックスフォードストリートへ繰り出しました。

 オックスフォードストリートは、ロンドン中心部を東西に走るメインストリート(英国英語風に言うと、ハイストリートと呼びますね)。

 西はプライマーク旗艦店のあるマーブルアーチあたりから東はTOPSHOP旗艦店のあるリージェントストリートとの交差点、オックスフォードサーカスあたりまでの間に、百貨店、イギリスのナショナルチェーン、グローバルSPAの大型旗艦店が乱立しています。

 よくもまあ、ファッション関連のメガストアばかりがこれだけ並ぶものだな~とあらためて思いました。9年前よりも確実にその度が増したようです。

Imag0589 ロンドンで最も人通りが多い場所のひとつがこのオックスフォードサーカスの交差点。

 ここはイメージ的には、東京で言えば銀座四丁目交差点、原宿神宮前交差点、渋谷ハチ公口前のスクランブル交差点を上回る交通量の交差点

 H&M、ベネトン、NIKE、TOPSHOP、TEZENISといったグローバル、ローカルのファッションストアーのメガストアが四つの角をしっかり押さえています。

 びっくりするのは、この交差点の半径500m内に現在、H&MとZARAが4店舗ずつ、ユニクロも3つの店舗を構えていることです。

 あえて「現在」と書いたのは、もしかしたら彼らのことですから、チャンスがあればまだこのエリアに店舗を増やすかもしれないと思ったからです。

 残念ながら、ユニクロ各店は入店客数はまばらでしたが(汗)・・・

 H&MとZARAのすべての店は大型店でなおかつほとんど同じ品ぞろえ(キッズがあるかないかの違いくらい)にかかわらず、どこのお店もお客さんで賑わっていたのです。

 特にH&Mがすごい。そしてリージェントストリート沿いのH&Mの最新型店舗の内装にはしびれました。

 日本の小売業の感覚ですと、同じエリアの近隣に店舗を出店するとお客さんを食いあってしまうのではないかと思いがちですが・・・

 彼らは、売れる場所からは売上を根こそぎ取る、1店舗あたりの効率よりも、複数店舗で網をかけて、そのエリアから客数と売上と利益をもぎとろうと考えます。

 確かに家賃は複数店舗出しますから割高になるかもしれませんが、物流効率と人員効率は高まりますし、広告効果も抜群です。

 また、売上効率の低い場所に出店するのに比べ、利益率は低くても、利益額が稼げるものです。それだけこのエリアには客数がいますから・・・

 この光景がパリ、バルセロナ、ロンドンの中心地に共通しているのは、ブログを読んで頂いた通りです。

 銀座でも、原宿でも、新宿でも、渋谷でも、心斎橋でも、梅田でも・・・

 いずれはそんな光景が見られる時が来るのでしょうか? 

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September 23, 2012

ヨーロッパファッションストア見聞録~その8 ロンドン①英国ファッションチェーンのスタンダード、NEXT(ネクスト)はコンサバながら豊富なサイズの品揃え

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 9年ぶりのロンドンです。

 アパレルチェーンに勤めていたその頃、年に2回 40degrees(フォーティディグリーズ)やTo be confirmed(トゥービーコンファームド)といったファッションの合同展に買い付けに来ては、

 好感度な路面店の立ち並ぶコベントガーデンやストリートカルチャーの発信地であるカーナビーストリート、パンクファッション&古着屋の多いカムデンマーケットに刺激を受けながらリサーチしていたものでした。

 今回のロンドンリサーチの目的は、

 ○ ファッションチェーンの激戦区、オックスフォードストリートがあれからどんな風に変わったのか?

 ○ この何年かの間に新しく出来た2つの都市型ショッピングモール、ウェストフィールド・ロンドンと同ストラトフォード

 そして

 ○ 2005年以降イギリスを中心に欧州で猛威を振るうファッションディスカウンター、PRIMARK(プライマーク)を視察することでした。

Imag0457 初日は夕方からのリサーチだったのでロンドン中心からバスで西に15分程度のウェストフィールドロンドンへ。

 ロンドンの東側、オリンピックパーク(まさしくこの夏オリンピックやっていたところ)近くのウェストフィールドストラトフォード(後日訪問)が大衆向けなのに対し、こちらはラグジュアリーブランドの館や高級百貨店が核テナントとなり国内外のメジャーファッションチェーンのメガストアが一通り入居しています。


 そして、まずは核テナントのひとつ、イギリスファッションチェーン(SPA)の横綱、アパレル専門店世界売上高ランク8位のNEXT(ネクスト)を視察。 

Imag0459_3日本ではスポーツのゼビオさんがFCで展開していますね。

 30代から40代の働く大人(女性、男性)をターゲットにオンとオフ、ファミリー、ホームをカバーしています。

 NEXTは、スタイルも色もコンサバだな~とあらためて実感。モノづくりもスタイリングというよりは単品志向。

 世界で米GAP、日ユニクロ、独C&Aと並ぶ第1世代SPA(アパレル製造小売)企業です。

 nextウェブサイト

 しかし、サイズの豊富さには感心します。

 ウィメンズは8サイズが標準で、デザインによっては+PETITE(ショート丈)6サイズが加わり最大 14サイズ

 メンズは6サイズ

 が標準のようです。 

 価格はレディースメンズともシャツブラウス、ベーシックパンツが£26(VAT20%税込)あたりが多いので、そのあたりがプライスポイントのようですね。

 next(ネクスト)を、ロンドンマスファッションの基準(スタンダード)のひとつとしてファッションチェーンを見始めることにします。

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September 17, 2012

【御礼】9月14日の勉強会「SPAのための商品チェックの基礎知識」にご来場頂き、ありがとうございました

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 9月14日(金)に弊社主催で開催させていただきました「SPAのための商品チェックの基礎知識 レディースシャツ・ブラウス編」にご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。

 今回は、商品の善し悪しの見分け方、サイズの正しい測り方、検品手順、チェックポイントがテーマだったため、SPAの生産担当の方々、OEMメーカーの企画・生産担当の方々に多数参加いただきました。

 終了後は、講師による持ち込み商品(参加者の方々が実際生産されている商品)への簡易クリニックも行われました。

 私も商社時代、約10年間国内外のアパレル生産に携わっておりましたので、昔を思い出しながら改めて勉強させていただきました。

 今回の講師の話の中で心に残った話をひとつ。

 「着心地がよいかどうかはパターンで決まる。

 サイズをいたずらに大き目にすれば着心地がよくなるというわけではない。

 パターンが良ければ、サイズが小さくても着心地のよい服は沢山ある、逆に大きくても着心地が悪い服も沢山ある。」

  という話・・・当たり前なことで、笑われるかもしれませんが、目から鱗でした。

 昔、取引先の多くのデザイナーやMDからの「サイズ大きめにして」という指示を当たり前のように鵜呑みにして工場に指示だししていたことをふと思い出しました。

 パタンナー不在の現場がますます多くなるアパレル業界で、今でも同じような指示が飛び交っているのではないかと、ちょっと心配にもなりました。サイズごとにきれいなシルエットを出すことを考える外資SPAにそれでは敵いっこないなと。

 さて、次回の勉強会は現在テーマを検討中です。日程、詳細決まりましたらまた弊社HPやブログで告知させていただきます。

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September 15, 2012

ヨーロッパファッションストア見聞録~その7 バルセロナ③ファストファッションを買うならスペインが最もお得?

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 バルセロナレポートの最後にSPA系のファッションチェーンの価格リサーチをまとめておきましょう。

 以下のプライスポイントとは在庫が最も多い価格帯、顧客がそのストアに期待している価格であり、ストア側が価格政策として、最も顧客にアピールしたい価格の一致点、ある意味、お店とお客さんとの価格のお約束と言えます。

 詳細な調査をする時は、店頭の在庫数を数えることまでやりますが、一般的に布帛のトップス(シャツやブラウス)と無地のボトムス(ロング、ショートパンツ、ミドル丈スカート)あたりにそのプライスポイント来ることが多いです。

 プライスポイント  ZARA グループ        その他

 €59.95         Uterque
 €49.95       
 €39.95       Massimo Dutti
 €29.95     ZARA WOMAN/ ZARA BASIC
 €25.95         ZARA TRF
 €22.99         PULL&BEAR
 €19.95-99    Bershka /Stradivarius   H&M/MANGO/Sfera
 €19.00                         Yessica(C&A)
 €15.00                       Clockhouse(C&A)
 €13.00                         Primark

 
 面白いなと思ったのは、ZARAのグループは各業態€価格のプライスタグが2枚重なってついていることです。上の1枚はスペイン国内価格、下の1枚はその他のユーロ圏の価格です。

 スペインの価格はその他のユーロ圏より安いので、スペイン国内では、そのまま2枚タグのまま販売されますが、その他のユーロ圏では上の1枚が切り取られて販売されているようです(パリでは実際にそうでした)。

 H&MやC&Aはユーロ圏統一価格の模様で、ZARAグループおよびMANGOのスペイン勢はスペイン国内が一番価格が安いことになりますので、グローバルSPAの服を買うならスペインが世界一安い、ということになりそうですね。

 今回のバルセロナのリサーチは、路面店は中心部にあたるカタルーニャ広場を取り巻くグラシア通り、プルタル・デ・ランジェル通り店、ラ・ランブラ通り

 ショッピングセンターについては、新市街にあるglories(グローリーズ)とDiagonal Mar(ディアゴナルマル)を中心に行いました。

Imag0423 バルセロナ最後の画像は、グラシア通り沿いのZARAのバルセロナ旗艦店です。この通りは、有名な建築物、ミラカサがあり、スペイン最大の百貨店エル・コルテ・イングレスがあり、表参道のように、ラグジュアリーブランド、インターナショナルブランド、グローバルSPAの店舗がたくさん軒を連ねているショッピング大通りです。

 このカタルーニャ広場の半径500mの範囲内には、ZARAが3店舗、H&Mが4店舗もあり、それぞれが繁盛しているように見受けられます。

 そして、ホームグラウンドなのに、店舗数で後塵を拝しているZARAは負けじと、秋に向けてもう一店舗を開業する準備を進めていました。

 グラシア通りに出店する店舗の営業時間はほとんどが9時までですが、・・・ZARAのグループの店舗のみ夜10時まで営業しており、閉店時間までそこそこの客数が店内で見受けられましたものです。

 その様子から、ZARAグループのホームグラウンドでの意地、執念のようなものを感じたものでした。

 さて、次はヨーロッパリサーチ最後の地、ロンドンに移ります。

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September 14, 2012

ヨーロッパファッションストア見聞録~その6 バルセロナ② ZARA(ザラ)グループのブランドポートフォリオ 2/2

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 <前の記事からの続きです>

Imag0310
 第6の業態は、2001年開業のOYSHO(オイショ)です。(画像はバルセロナDiagonal Mar SC店)

 すべての世代の女性に向けたランジェリー、ラウンジウエア、ワンマイルウエア業態です。

 ベーシックカラー(白黒のトーンとベージュ)中心で、セクシー過ぎるデザインはなく、ディスニー、サンリオ系のキャラクターをモノトーンで表現したコラボラインもあり、前面にワンマイルウエア、ラウンジウエア―、ホームグッズを置いているので、カップルでも入りやすいお店です。価格も上記ヤング業態同様€10台が多く、買いやすい値段です。 

 OYSHOウェブサイト

 第7の業態は2003年創業のZARA HOMEです。

 小さな子供向けの服やグッズも品ぞろえしているので、ファミリーターゲット。単独店もありますが、ZARAの店舗の地下や上層階に売場を併設しているパターンが多いので、やはりZARAの客層がターゲットなのでしょう。モダンというよりは、クラシック、ホワイト、エスニックが目立ったホームファニシングの印象を受けました。

 今週のWWDジャパンによると、インディテックスグループ3つめのブランドとしてZARA HOMEの日本進出が決まったようですね。

 ZARA HOMEウェブサイト

 ということで、2000年代前半は、既存客層の深堀=インナーや家の中でのライフスタイルの開拓に向いていたようです。

Imag0372 インディテックスグループの最新業態、第8番目の業態は、2008年開業のUTERQUE(ウテルケ)です。(画像はバルセロナ プルタル・デ・ランジェル通り店)

 レザーグッズやバッグを核にしたラグジュアリーブランドをZARAが手掛けたら?というハイエンドマーケットイメージの業態です(女性向けのみ)。

 バッグや靴が多く、服は上質素材、レザーにこだわっているようです。

ハイエンドと言っても、ZARAグループよろしく、新商品が頻繁に入荷するようですし、服の価格はZARAの倍というか2-3ランク上くらい、€59.95-69.95が多く、店の雰囲気の割には、タグを見るとその安さにびっくりします。

 この2008年は前年にZARAが世界1000店舗目をオープンした節目の年の翌年にあたります。

 ZARAがほぼ北半球都心部に行きわたり、次のステージとして、ファストファッションでコレクショントレンドを身近に感じ始めたファストファッションユーザーの客層が上質を求めることを想定してか?あるいは、ハイエンドマーケットの客層を狙ってか?

 ちょうどH&Mも上層マーケット狙いのCOS(Collection of Style)を立ち上げたのが前の年2007年になります。

 ファストファッションの雄2社は、基幹業態が世界市場に行き渡ったあとの購買行動を想定して、「次のマーケット」の模索・開拓に入っていると見てよいのでしょうか?

 UTERQUEウェブサイト

 以上長くなりましたが、インディテックスグループの8業態とそれぞれの狙いを私なりに簡単にまとめてみました。

 各業態の情報は、インディテックスグループサイトや文献 "Zara and her Sisters(洋書;英文)"を参考にさせていただきました。

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September 13, 2012

ヨーロッパファッションストア見聞録~その6 バルセロナ② ZARA(ザラ)グループのブランドポートフォリオ 1/2

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 世界のファッションチェーンの売上高でH&M(スウェーデン)と世界1位、2位を争う、ZARA(ザラ)を展開するインディテックスグループ(スペイン)。

 両社はSEK(スウェーデンクローナ)と€(ユーロ)の為替レート次第でどちらが1位、2位になってもおかしくないくらい僅差でトップを争っているツートップ企業と言えます。

 H&Mは100%近い売上を「H&M」の店名で上げていますが、インディテックスグループは約65%の売上シェアのZARA(ザラ)を核に合計8つの業態で成り立っています。

 ブランド名           期末店舗数 売上高(億円) 売上シェア
 ZARA     (1975)      1,830     8,902     64.8%
 Bershka    (1998)      811     1,310      9.5%
 Massimo Dutti (1991買収)   573     1,008      7.3%
 PULL&BEAR (1991)      747      953      6.9%
 Stradivaius  (1999買収)   684      867      6.3%
 OYSHO    (2001)      483      311      2.3%
 ZARA HOME (2003)      310      315      2.3%
 UTERQUE   (2008)      89       67      0.5%
  合計              5,527     13,737    100.0%

 (2011年度 インディテックスアニュアルレポートより €=99.6円換算)

 開業または買収した順番、時系列に見ると、そのころ同社が考えていた戦略が見えてきそうです。

Imag0306 1975年、ZARAを開業後、2番目の業態は1991年のPULL&BEARです。(画像はバルセロナ都市型SC Diagonal Mar店)

 ZARAが「都心」で働く30-40代の女性とその娘(TRF)の服を核にメンズ、キッズラインを揃えているのに対し、PULL&BEARは「近郊、郊外」のヤングおよびヤングマインドのアダルト向けのジーニングカジュアル。ウェブサイトはそこそこ格好いいですが、店頭で見るそのマーチャンダイジングはカントリーガール、カントリーボーイ向けのアメカジに見えます。アメリカのブランドで言えば、アメリカンイーグルやエアロポステールみたいな感じと言えましょうか?

 この時の同社のマーケット戦略は、都心集中から新興する郊外市場の開拓だったのでしょう。

 PULL&BEARウェブサイト

Imag0272 第3の業態は、1991年に65%の株式を取得し、1995年に完全子会社化したMassimo Dutti(マッシモデュッテイ)(画像はバルセロナ 都市型SC glories店)。

 こちらは、ZARAのワンランク上の価格帯の大人の男女向け上質、コンサバテイストラインと言えそうです。ポロラルフローレン、ブルックスブラザース、あるいはアメリカのバナナリパブリックのような雰囲気、商品群になります。

 ZARAほどのトレンドはいらない、上質でコンサバなトラディショナルなスタイルを好む、やや上層マーケット狙いと言えそうです。

 Massimo Duttiウェブサイト

Imag0307 第4の業態は、1998年開業、日本にも進出済みのBershka(ベルシュカ)です。(画像はバルセロナ都市型SC Diagonal Mar店)

 この立ち上げには面白い逸話があります。

 参考文献によると、オーナーであるセニョール、アマンシオ・オルテガさんの娘さんのひとりが、ZARAのTRFを買う年代になった時に、その娘さんが「私、TRFなんか着たくない」と言ったことから開発された男女向けヤングストリートファッション業態です。

 働く母が許せる、比較的上品なカジュアル、TRFに比べて、ロンドンストリートアバンギャルドな感じがしますね。

 
 Bershkaウェブサイト


Imag0431 大変興味深いのは1999年の第5の業態、Stradivaius(ストラディバリウス)の買収です。(画像はバルセロナ グラシア通り店)

 娘さんのために開発したBershka(ベルシュカ)には、マーケットにすでに強力な競合がいることがわかりました。

 それがStradivaius(ストラディバリウス)だったのです。オルテガさんは、市場での競合を嫌い、Stradivaiusを買収した上で、両ブランドを棲み分けして、それぞれを上手に伸ばしたのです。

 現在、世界TOP5に入る大富豪であるオルテガさんですが、さすがお金の使い方が上手い、というかそのダイナミックな発想に脱帽です。

 やんちゃな感じのするBershka(レディース&メンズ)に対し、Stradivaiusはコレクショントレンドを取り入れた黒を基調としたモードテイストから、かわいらしいフェミニンテイストそしてジーニングカジュアル(レディースのみ)までヤングレディーストレンドを幅広く取り入れているのが特徴と言えます。

 商品はBershkaと同じ価格帯ですが、レース、フリル他、デコラティブなデザインのため、より価値観を感じます。

 Stradivaiusウェブサイト


 20世紀の終わり、このあたりで、TRF、PULL&BEAR、Bershka、Stradivaiusによって同社のヤングカジュアルマーケットに対するポートフォリオ、市場包囲網の準備が整ったと言えそうです。

 <続きは次の記事で>

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September 12, 2012

ユニクロ新宿東口店は、ビックカメラとともに「ビックロ」に!

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今日の日経新聞、繊研新聞、Fashionsnap.comに9月27日に開業する、ユニクロ新宿東口店に関する記事が掲載されていました。

 Fashionsnap.com:ユニクロ×ビックカメラ「ビックロ」新宿東口に初の共同店舗9/27オープン決定

 立地は新宿三越アルコット店跡、現在ビックカメラが先行オープンしている館の1階~3階部分に

 売場面積計1200坪の日本最大級のメガストアを秋シーズン実売期が本格化する時期に当て、いよいよユニクロがオープンするものです。

 この館、ビックカメラとユニクロの館ということで「ビックロ」という看板を掲げるようですよ(笑)

 キャッチーなネーミングは・・・やはり佐藤可士和さんの仕業でしたか。

 伊勢丹に面するメインの新宿通り側はビックカメラで、その裏面がユニクロになりますが、ユニクロの入り口の斜向かいは、ZARA(ザラ)の日本一番店である新宿店であることにも意味があるでしょう。

 ザラの一番店にその4倍くらいの売場面積の店舗をぶつけるユニクロ。売上も2倍は叩いて、ユニクロ日本一番店にしていただきたいですね。

 以下、繊研新聞の柳井会長の言葉を引用させて頂きます

 「新宿は庶民的な街であり、日本一の購買力がある場所」

 (一階に売り場のない銀座店に対し)

 「新宿店は入った瞬間に、なりふり構わず“買え買え“モードで出迎える」 (以上引用終わり)

 ユニクロ銀座店の商売っ気の無さに正直失望した私としては、そのお言葉に、それでなくっちゃ!と期待しています。

 新宿駅は乗降客日本一に加えて日本の中でも客単価の最も高い大人の街であることは新宿にお店をお持ちのの方ならよくおわかりでしょう。従って、ユニクロにとっても、一番店になることは間違いないと思われます。

 オープン初日売上もソウル明洞店の1億3千万円を越して頂きたいですね。

 しかしながら、一方で、明治通りのH&Mの並びの既存店をジーユーに渡したのは心斎橋筋、銀座中央通りの例に続いて腑に落ちません。

 海外の都心部のH&Mやザラの出店事例を見ても…

 あの立地(明治通り沿い)もユニクロのままでいいのではないでしょうか?

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September 10, 2012

【お知らせ】今週9月14日(金)開催「SPA(アパレル製造小売業)のための商品チェックの基礎知識」勉強会@東京青山 空き席ございます。

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 今週 9月14日(金)、弊社主催で開催するアパレル業界勉強会に、まだ空き席がございますのでご案内させていただきます。

 今回は、SPA(アパレル製造小売業)のための自社企画商品チェックの基礎知識、サンプルや本番商品の検品の基本、ツボを学びます。

タイトル: 「SPAのための商品チェックの基礎知識 レディースシャツ・ブラウス編」

日時  : 2012年9月14日(金) 19:00-21:00

場所  : 青山クラブハウス会議室 (東京メトロ青山一丁目駅徒歩3分)

        地図

参加費 : おひとり 5000円(税込)

定員  : 25名(満員になり次第締め切らせていただきます)

講師  : 只野景秋(ケイ・タダノ) 氏 
       モデリスト、日本繊維輸入組合の海外テクニカルアドバイザー、
      弊社提携品質向上アドバイザー

講師経歴:バンタンデザイン研究所卒業後、コムデギャルソン、ジュンヤ
      ワタナベ、エンポリオアルマーニなど、ハイブランドのパタンナー
      を経て、ファーストリテイリング入社。
      在籍中の6年間、ユニクロのパタンナーとして、商品のパターン、
      サイズ、品質改革に取り組み、2010年退職。 
      モデリスト、パタンナー育成とアパレル品質向上アドバイザーとして独立し、
      現在、日本繊維輸入組合の海外テクニカルアドバイザーとして
      新興国の技術向上のため、
      弊社パートナーコンサルタントとして、成長中SPA企業の
      品質向上のために活動中。

 今回の勉強会では、レディースのシャツ、ブラウスを題材に、講師実演でサンプルや量産商品の検品時の目の付けどころ、「検品」の基本を学びます。

 社内に品質基準、検品基準が確立されておらず、属人的になっているSPA企業様、

 これを機会に検品の目合わせ、社内業務を統一しませんか?

 また、これまで我流でされていて、商品検品基本を確認されたい、やり方を変えたいOEM、ODM商社、メーカーのマネージャー、ご担当者の方の参加もお待ちしております。

 参加された方には講師監修、業界の標準的な検品チェックシートを差し上げます。

※ご質問、お申込みは・・・ こちらのメールアドレルまで>>>otoiawase@dwks.jp
①お名前、②差し支えなければ勤務先、職務内容、③連絡先お電話番号、④勉強会に興味を持たれた理由、⑤勉強会へのご質問、ご要望などをご記入の上、メールをお願いいたします。

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September 09, 2012

ヨーロッパファッションストア見聞録~その5 バルセロナ① ZARA(ザラ) vs MANGO(マンゴ)

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 フランス・パリからスペイン・バルセロナに移動。バルセロナ視察の主目的はZARA(ザラ)を展開するインディテックスグループの8業態すべてを観て同グループの戦略を模索することでした。

 バルセロナ空港に飛行機が到着し、バゲージクレーム、イミグレーション(入国手続き)に向かう途中、空港内に早くもそこそこの規模のショッピングモールがありました。これDutyFreeとかお土産物屋さんというより、ラグジュアリーブランドでもない、普通の既存店並みの売場面積のファッション物販店がたくさん並んでいるんですよ。

Imag0142 出国する旅行者に旅に必要な服やグッズを買い足してもらったり、また、バルセロナにやってきた旅行者へのショップからのごあいさつの意味もあるのかもしれません。 

 これだけお店があると、時を忘れ見入ってしまう方も多いのではないでしょうか?私も、まっすぐにイミグレーションに向かうことができず、しばしお店を眺めていたため、空港を出るのにだいぶ時間がかかってしまいました(汗)。


 バルセロナについて、最初にご挨拶をしてくれたのは、スペイン出身のSPA(アパレル製造小売業)、ZARAのライバルと言われる、MANGOでした。

 ジーンズが€19.99、商品とともに、はっきりとした価格訴求が印象的です。


Imag0144 右の画像は空港内入国審査前のモールにあるZARAとMANGOの店です。ZARAは標準店の1/3くらい、MANGOは既存店並みの売場面積。

 MANGOのメンズラインH.E. by MANGOも併設されています。

 両社の特徴と棲み分けを簡単に申し上げると(というかZARAはおなじみなので、ZARAとMANGOの違いですね)、

 ZARAは、働く女性を中心客層に、コレクショントレンドを買いやすい価格で提供する。プライスポイント€29.95(=ZARA BASIC;実に日本の半値!)


Imag0146  MANGOは、やはり働く女性に、モノトーン、ベージュ、ネイビーといった基本色のベーシック服に、シーズントレンドカラー(この時はロイヤルブルーとレッドのみというわかりやすさ)をどう取り入れるかを提案する。プライスポイントは€19.99(ZARAより€10安い!)

 MANGOは日本にもフランチャイズで進出していますが、ちょっとイメージが違いますね。

 本国のMDはもっとベーシックでコンサバで、しかしながら、スタイリッシュで今シーズン取り入れるべきカラー(色)提案は非常に明確、とってもわかりやすいMDです。


 もしかしたら、日本では、本国のMDをそのまま持ってきてもつまらない、と判断された仲介者が、比較的とがった部分を強調して導入したり、ちょっとこねくり回してしまっているのかも、と勝手に想像してしまいたくなります。

 私は、スペインのMANGOのように、働く女性のために、シンプル、ベーシック、トレンドカラーの取り入れ方をさりげなく教えてくれる、なおかつこなれた値段(ユニクロ価格)で・・・

 そういったアイテム自身は、多くのファッションストアにあると思いますが、それをコンセプトにしているお店って意外と日本にはないような気がします。

 MANGOが日本で成功するかどうかというより、これって日本で市場の大きいスキマコンセプトのひとつのような気がしてなりませんでした。

 MANGOウェブサイト

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September 08, 2012

ヨーロッパファッションストア見聞録~パリ番外編 日本の足袋(タビ)をファッションするブティック"TRAZITA"

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 ヨーロッパファッションストアウォッチ出発前に、パリに立ち寄ることをブログで告知したところ、パリにいらっしゃる、Sさん(女性)からメールをいただきました。


 Imag0039Sさんは、某中堅婦人服チェーンのバイヤーさんだったころに、弊社のアパレル業界勉強会に参加して下さった方で、昨年退職され、現在 ワーキングホリデーでパリのブティックで販売スタッフさんとして働きながら、フランスの文化を学んでいらっしゃいます。

 パリ到着初日、個性あるブティックが立ち並ぶことで人気のマレ地区の一角にあるSさんお勤めのブティックTRAZITA(トラジタ)に伺いました。Sさんにお会いするのは一年ぶりでしょうか。

 TRAZITA
 23 rue blancs manteaux 75004 paris
 営業時間12:30-19:30

 TRAZITAは日本の和柄や着物や足袋などをインスピレーションにヨーロッパの洋服文化に取り込むことのできるデザイン、アイテムを提案するオリジナルブランド 粋庵(Ikian)を中心としたブティックです。


 
Imag0038特に、オリジナルの足袋 IKITABI が人気で、訪店中にも足袋のディスプレーにフックされた観光客が次々と入店、足袋を履いて来店したリピーターらしき現地の男性がまとめ買いして行くという場面もありました。

 このIKITABIのプロモーションビデオがYou Tubeにあります。なかなか素敵なのでご紹介させていただきます。

 IKITABI - JAPANESES SHOES

 パリのファッションストア視察では、Sさんにフランスのファッション消費や見ておくべきスポットなど、的確なサジェスチョンを頂きました。

 チャーミングで落ち着いた雰囲気ながら、バイヤー時代は東南アジアに商品買付に行かれ、ワーホリでパリに来てしまうなど、行動力のある方。パリでもきっと何かをつかんでご自身のキャリアに活かされることでしょう。

 Sさん、アドバイスありがとうございました。そしてお元気で引き続きパリの生活をお楽しみください!

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September 07, 2012

【御礼】9月6日在庫コントロールセミナー@大阪 満員御礼 ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

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 9月6日(木)大阪で開催された、POSレジ最大手の東芝テックさん主催のファッションビジネスセミナーでの講演、

 「ファッション商品を売り切るしくみ」(副題 勝ち組SPAに学ぶ在庫コントロールの秘訣)

 をお聴き頂きました皆様、ありがとうございました。

 また、会場がいっぱいになるほどお客様を集めていただいた東芝テックの営業の皆さん、素晴らしい出会いの場を演出していただき、感謝を申し上げます。

 大阪で今年初の在庫コントロールセミナー、在庫コントロールの原理原則はいつも同じですが・・・

 最新事例、業界の在庫運用を取り巻く最新の取り組み、関心事、その時々のテーマは常にアップデートしております。

 終了後の皆さんからのアンケートも読ませていただきましたが・・・

 〇自社がまさしく今直面している課題、ツボにはまる話が多くて具体的に試してみたい話が多かった

 〇店長さんやエリアマネージャーさんなど現場に近い方々からは、現場で実践できるヒントを得た

 とご評価いただいたのがうれしかったです。

 私の在庫コントロール技術、実践例は机上の空論、理想論、単なるあるべき論ではなく・・・

 すべて試行錯誤しながら、私自身も現場の方々と汗水たらして実践した上で、効果があると実感したものをベースにしております。

 同じ視点から、大手企業の事例を紹介する場合も、中小規模のファッションチェーンであっても要点を見習って、自社の業務に応用できるものを中心に取り上げることを心がけています。

 それゆえに、話を聴いて頂き、現場の方々が実際にやってみて、元気になること、これが私の一番の喜びです。

 講演でも申し上げましたが・・・

 業界の中で、SPA化が進む中、「売れる」ものを作ることは出来ても、それらをどう売るか?どう売り切るか?のしくみを磨き上げていただかないと片手落ちです。

 勝ち組とそうでない企業の違いはまさにそこにあるのではないかと確信しております。

 是非、お客さん、店舗、本部を巻き込んだ企業ぐるみの在庫コントロール、できるところから実践してみてください。

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September 06, 2012

ヨーロッパファッションストア見聞録~その4 パリ④ 欧州最大の古着問屋の直営店 Espace Kiliwatch(キリウォッチ)

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 Imag0041_2パリのファッションチェーンウォッチと併せて楽しみにしていたのが、
 ヨーロッパ最大の古着問屋 ヨーレカ社の直営店KILIWATCH(キリウォッチ)を観ることでした。

 Espace Kiliwatch ウェブサイト

 住所 62 RUE TIQUETONNE 75002
 (最寄駅 ETIENNE MARCEL駅)


 古着とレプリカと新品の人気のカジュアルブランドと雑貨をミックスで販売するセレクトショップです。

 紋切型のファッションストア―が世界でシェアを拡大して行く中で、こういった品揃えはアンチテーゼのひとつとして注目しており、個人的にも宝物さがし気分で、ワクワクしながらストアウォッチを楽しんでいます。

 そんな意味で、アメリカのURBAN OUTFITTERS、ロンドンのTOPSHOP、日本のWEGO、SPINS、ハンジローあたりへも行くのもいつも楽しみにしています。

 もっとも、それら引き合いに出したお店群は古着が新品販売のスパイスになっているのに対し、今回訪店したKILWATCH(キリウォッチ)は親会社が古着問屋なので、当然、古着が主役、その他の商品は古着を引きたてるための脇役になります。

 もしご興味があれば、上記のサイトを覗いていただければフランス語になりますが、KILIWATCH(キリウォッチ)の店内の様子などもご覧になれますのでどうぞ。

 訪店時、特に感心したのは・・・

 店の要所要所に、マーケットで旬な商品・・・例えば、レディースデニムショーツ、メンズのベージュトーンの色のみを集めたチノパン、ストローハット、レトロリゾート調のスカーフ(すべて古着)などなどを単品で大量陳列していた演出が圧巻だったことです。

 マネキンも使わず、商品、それも単品の集積で行っているVMDです。見事でしたね。

 これ古着屋さんが昔から、「古着」を販売しながら、シーズン性やトレンド性や「鮮度」を演出するためによくやっていた常套手段。

 今、売れるもの、売りたいものを大量陳列することによってアピールする、ある意味、商売の基本中の基本かもしれません。

 これらを見て、何か、忘れかけていていた小売で大事なこと、商売の基本を思い出させられたような気がして・・・ちょいと背筋がしびれ、頭をガツンと叩かれた思いがしたものでした。

 古着屋さんめぐりは古今東西、インスピレーションを得たり、服のメーキングを確認する場所のひとつとして、世界のデザイナーも毎シーズン通っているのは業界でも有名な話です。

 業界の先輩方が世に送り出した作品を集積で見ることのできる貴重な場所のひとつですからね。

 世界一のファッションチェーンとなったH&Mもそのあたりに目をつけ、このKILIWATCHの親会社である古着問屋の年間購買額ナンバー1のバイヤーだそうです。もちろんH&Mは店頭では古着は販売していませんが、膨大な情報ソースとして活用されていることでしょう。

 業界の企業もクリエーターも古着の価値を認め、インスピレーションのよりどころにしているわけですね。

 商業施設やファストファッションのストアウォッチもいいですが、古着屋さんめぐり、また見直してみようかな、と思った次第です。

 追伸:日本ではクロスプラスグループがKILIWATCHブランドのライセンス商品の直営店を運営していますが、本家フランスの実態とは違う品ぞろえお店になっていますのでご了承ください。

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September 03, 2012

しまむらがスタイリング提案を強化するために仕入れ組織を服種別からカテゴリー別へ変更

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 9月3日の繊研新聞によれば、しまむらは今期下期(8月21日~)から店頭でのコーディネート提案の精度を上げるため仕入れ組織を服種別からカテゴリー別に改めるとのこと。

 これまで同社では同じ客層(カテゴリー)に対して、例えばトップスとボトムスのバイヤーは別々に仕入れをし、売り場で単品陳列・販売をしていたものを、これからは同じバイヤーが特定の客層のスタイリングを想定して仕入れ、コーディネート提案型の売り場づくりを目指すというものです。

 記事によれば、まずは比較的容易なメンズから始め、レディースも13年3月には組織変更する模様。

 トレンドを強めて来たしまむらが、いよいよカテゴリー別仕入組織に踏み切りますか。

 これ、かなり画期的なこと、そして大英断だと思います。

 日本のほとんどの大手チェーン店が服種別仕入れをするのは、メーカー仕入れや売り場づくりのわかりやすさ、またアメリカのチェーン店の影響を受けていると言ってもよいかもしれません。

 (坪数が小さいブランドショップや小規模なお店がひとりで兼務して仕入れている場合はもちろんありますが)

 多くの日本のファッションチェーンがウインドーや店頭VMDを組んで、マネキンにどんな素敵なコーディネート作ったところで、仕入れ、店内の商品陳列は従来のままなので、あくまでも単品販売なんですよね。

 これに対して、ヨーロッパ勢はスタイリング提案=必然的にカテゴリー別仕入れが大多数です。

 服種別売場は言ってしまえば、ものづくり、仕入れ、企業、サプライサイドの都合。ニット、カット、布帛でバイイング組織が分けれている場合も同様です。

 カテゴリー別スタイリング提案は顧客をイメージし、売り場の見え方を想定していわゆる「トータルで」仕入れますので、より顧客目線になります。

 当然、前者より後者の方が難易度も高いですが、

 よりファッション性をアピール出来、お客さんが着用シーンがイメージしやすくなるので、意志決定のスピードが速くなり、セット販売が増える可能性は高いです。

 実際やってみるとわかりますが、単品仕入れよりも無駄な色を仕入れなくなるので、色の偏った売れ残りも少なくなります。

 スタイリング提案売り場で一番わかりやすいのはZARA(ザラ)でしょうかね、あとH&Mも。

 アメリカ勢ですがフォーエバー21も最もシンプルな手法でスタイリング仕入れをしているのが売り場から見てとれます。

 日本の場合、従来は、小型のレディースショップはスタイリング売場、メンズは服種別売場、ブランドショップはスタイリング売場、チェーン店は服種別売場ってのが普通だったかもしれません。

 ですから、古くからやってるメンズバイヤーさんには服種別の方がお客さんが商品を見つけやすい、比較しやすくていいんだ、と言われそうですが(笑)、

 しかしながら、ヨーロッパからザラ、H&Mのようなファッションチェーンが日本に上陸し、日本の生活者のファッション消費のスタイルが、彼らに刷り込まれ、変わりつつある今、しまむらの仕入方式の180度転換(それくらい違うことです)は、国内のみならずグローバル展開も視野にいれた決断と言えそうです。

 もっとも、しまむらグループのAvail(アベイル)は店頭から察するに、昔からカテゴリー別(客層テイスト別)仕入をされていたと思いますので・・・アベイルで蓄積されたノウハウを裏付けに勝算あっての改組かも知れませんね。

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September 02, 2012

ヨーロッパファッションストア見聞録~その3 パリ③ ファッションチェーンウォッチをするならリヴォリ通り

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 パリでリアルでガチな?ファッションストアウォッチをするならオペラでもなく、オスマン通りでもなく、シャンゼリゼ通りでもなく・・・リヴォリ通りに勝るところはないでしょう。

 リヴォリ通り(=Rue de Rivoli)は、セーヌ川の北側を平行して走る大通りで、特にパリ市庁舎からルーブル美術館の間には、フランスのファッションチェーンとフランスに進出している世界の強豪ファッションチェーンの旗艦店クラスの大型店が軒を連ね、パワーゲームを繰り広げています。

 リヴォリ通りの真ん中あたりに最も大きな店舗を構え、存在感があるのはC&Aです。Imag0001_2

 この店舗、ざっと計算して600坪x5層の3000坪級ですから、ひょっとしたらパリ市内で最大のファッションストアではないでしょうか?

 同通り沿いにはH&M、ZARAはそれぞれ大型店を2店舗づつ構え、Bershka、Stradivarius、OyshoといったZARAを展開するインディテックスグループのヤング向け業態やMango(スペイン)とそのメンズラインH.E. by Mango、GAP(アメリカ)などの外資系大手企業とともに、

 パリ市内でよく見かける、フランスをホームグラウンドとするグローバルチェーンImag0096

 Promod(ヤングレディース)
 Jennyfer(ヤングレディース)
 Celio(メンズモードカジュアル)
 Etam(ランジェリー&アパレル)

 あたりが大型店で競演をしているというところでしょうか?


 この通りにあるファッションチェーンのアパレルのプライスポイント(最多価格帯)は以下の通りです。

 €44.95    GAP
 €39.95    ZARA, H.E.by Mango(メンズ)
 €29.95    Mango, Etam, Monoprix, Celio (メンズ)
 €19.95-99  H&M, Jennyfer, Promod, Bershka、Stradivarius
 €19.00    C&A 

 要はレディースのトレンドカジュアルファッションは€19.95-99(イチキュー)でどれだけ戦えるかの勝負なんですよね。

 そのあたりをスタンダード(標準)にして、コレクショントレンドで付加価値をつけるZARA、下をくぐるC&Aという図式。

 また、メンズはレディースよりも€10高めで値段が通るようです。

 これがフランスのファッションチェーンの価格の現実と言ってよいのではないでしょうか?

 ユニクロも、もしパリに3号店を出すのなら是非、リヴォリ通りに出店して力試しをしていただきたいと思います。

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September 01, 2012

ヨーロッパファッションストア見聞録~その2 パリ② ユニクロのパリでの競合ストアはC&AとMONOPRIX(モノプリ)?

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 ユニクロはパリ(フランス)に2店舗あります。

 1号店(2007年12月開業)はパリ近郊のラ・デファンス地区にあるショッピングモール、ル・キャトル・タン内の売場面積60坪の同社にとっては小型店。

 2号店(2009年10月開業のグローバル旗艦店)はオペラ地区、ギャラリー・ラファイエット・インテリア館の裏手、650坪の大型店になります。

 このうち、2号店のパリオペラ店を覗いてみました。Imag0060


 店舗そのものは、はっきり言って、いまひとつ目立たない店構えですね。

 ユニクロ側からはギャラリーラファイエットをグローバルSPAが取り囲む世界の「激戦地」オスマン通りがよく見えますが・・・逆にその激戦地側からはユニクロの店舗が見えづらいという立地です。(これ、何かを象徴しているような・・・)

 間口が狭く、入るといきなり小階段という、お客さんが好まない店の構造でお出迎え。これは物件の構造上の話でどうにもならなかったのでしょうが、それをどういかすかさぞかしご苦労されたのでしょうね。

 オープン当初、ものすごく売れたと報道されていましたが、私は今回同じ日に昼過ぎと夕方2回覗きましたが、観光客で賑わうオスマン通りの激戦区(百貨店、H&M、ZARA、MANGOなど)と比べると、かなりスローな感じで、よく売れているという印象は持てませんでした。

 品ぞろえはほとんど日本と同じ、価格は€19.95(ユーロ)がプライスポイントでしょうか?ユーロはだいたい100円くらいですから、ちょうど1990円。

 中には日本では通常1990円の商品が€29.95になっているものもありましたが・・・日本とだいたい同じ価格と言ってよさそうです。

 スタッフの方によれば、サイズは少し大きめ、試着したところ、ユニクロであれば、通常LかXLを着る私にちょうどよいのはMでした。(シャツとニットを購入させていただきました)

 サイズ展開はS~XLの4サイズが標準?一方、パリで視察をしたチェーンストアのサイズの常識は6-8サイズくらいでした。

 多くのファッションチェーンはサイズが豊富で、ベーシックからトレンドファッションまで価格も安い、おおよそ€19.95で揃うパリで、ユニクロの優位性を見出すことがちょっと難しかったです。

 実用衣料とベーシックカジュアルで言えば、私が認識した範囲で申し上げますと、パリでは

 C&A(シーアンドエー)とMONOPRIX(モノプリ)が競合になるのではないでしょうか。

 C&Aは、ブログで何回がご紹介しましたが、ドイツとベルギーを拠点に、ヨーロッパに1500店舗以上を持つヨーロッパ大陸のGAP的な存在。ヨーロッパ以外には、中国とブラジルに力を入れています。

 C&Aウェブサイト

 ※おっと、最近では、シンディ・クロフォードとのコラボやってますね~

 非公開企業のため現段階での正確な売上高はわかりませんが、世界アパレル専門店売上高ランキングで言えば、6位くらいには入るアパレルSPA企業です。

 参考エントリー-世界アパレル専門店売上TOP10ランキング2011

 C&Aが欧州大陸のGAP的存在と申し上げましたが、Imag0001

 〇衣料百貨店かと思うほどの大型店(1000坪、2000坪クラス)を構え 
 〇老若男女のターゲット別にカテゴリー(ラベル)をわけてゾーン別にマーチャンダイジングを組み
 〇プライスポイント€19(半そでなら€15)で販売しています。

 実用衣料からカジュアルまで安価で済ませたい人、節約志向のファミリーにとっては、ワンストップ(一か所ですべて揃う)ショッピングができ、使い勝手がよいメガストアです。

 要はユニクロより早くからマーケットに浸透し、超大型店で出店、価格も安いという存在です。(フランスでは現在133店舗展開)

 もうひとつは、パリの街中で石を投げれば当たる、と言ってもいいほど、たくさん見受けられる、少し感度のよいスーパーマーケットMonoprix(モノプリ)でしょうか?Imag0072

 位置づけは生鮮食品を扱うスーパーマーケットなのですが、店舗立地に併せて、衣料、化粧品などPBのファッション関連商品を打ち出しています。私が見た中心部の店は衣料品を前面に出し、シャンゼリゼ通りの店などは化粧品が入り口入ってすぐにありました。

 MONOPRIXウェブサイト

 衣料品は、見たところ無印良品とA.P.C(アーペーセー)を足して2で割ったような感覚。素材の質感がよく、ベーシックデザインでも着る人をきれいに見せる、フィットシルエット(細みという意味ではない)なんですよね。

 服は€29.95あたりがプライスポイントでしょうか?ユニクロの価格に比べると少~し高めという印象です。

 Monoprix(モノプリ)は、「身近」で、こなれた値段で感覚がよい実用衣料ということで・・・現地の方々の話によれば、フランスのある意味、実用衣料、ベーシックカジュアルのスタンダードのひとつになっているようです。

 C&A、Monoprix以外にフランスで既に173店舗出店しているH&Mのbasic(ベーシック)ラインも競合として挙げておきましょう。

 このように日本におけるユニクロの役割を果たしている企業は欧米各国にはすでに何社もしっかりと根をおろしているわけで、

 そして、そういった存在の企業は、顧客の立場で言えば、私たちが日本にユニクロのような企業が何社も必要ないように・・・成熟マーケットであるフランスの生活者にとっても、いくつも要るわけではありません。

 そんなマーケットで、先行有力企業の存在にリプレイス(置き換わる)するのは、かなり至難の業と言わざるをえないでしょう。

 2007年にパリ進出以来5年が経過し、現在パリに2店舗を展開するユニクロは、今後フランス市場でどんな方向で展開をするのでしょうかね~。

 日本の代表選手として、応援したいところではありますが・・・現状を見る限り、柳井会長の執念、求心力、限られた戦力を分散させるのではなく、アジアに集中投資をされた方がよいのではないかと思いますが、それでも、やはりグローバル企業を名乗る以上、フランス、パリには店舗が必要だということなのでしょうか? 

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