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November 29, 2012

見直されるシーズンと商品展開

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 11月28日の日経新聞にアパレル大手各社がこの冬を例年より長く展開するために取り組んでいる品ぞろえに関する記事が掲載されていました。

 ・従来11月に出そろうコートの新商品を年明けに投入したり

 ・1月に春に使える防寒着を提案したり

 春物の発売を3月まで遅らせ、長引くとみられる防寒着需要を取り込もうとする

 レナウン、三陽商会、オンワード樫山など大手の事例が紹介されていました。

 冬のバーゲンは、三越伊勢丹とルミネが2週遅れでスタートする以外は、その他の百貨店もアパレルも正月からスタートすることを宣言しましたが、

 こういったバーゲン前やその後も売れる(需要のある)こなれた価格の厳冬、防寒対策の商品に各社この冬からようやく本格的に取り組むようですね。


 仕事柄、毎週、毎日の気温を前年同週同曜日で比べながらクライアント企業さんの業績と比較をして気温の業績の関係をチェックしてますが、

 業界の従来のシーズンの立ち上がりと実需は3-4週はズレているのがわかります。

 それでいてバーゲンという「ケツ」は決まっているので、正価販売期間が確実に短くなっているのは現実(特に夏の正価販売時期が極めて短くなりますね)。

 それを正そうというのが三越伊勢丹の発想ですが、理にかなっていると頭ではわかりますが、国民的年中行事としてのバーゲンをずらすのは簡単なことではないことはこの夏の7月のセールで思い知らされたところだと思います。

 また9月も3月も月末近くまで、そう簡単に秋物や春物が売れる気温じゃありませんしね。

 ですので、SPA系のファッションストアのように

 バーゲンはあくまでも「イベント」として従来の時期に残しながら・・・その集客力を利用して、その間はそれまで売れ残った商品を徹底的に処分して、バーゲンと同時に、こなれた価格のサイズの揃ったプロパー(正価)品も並行して販売するか、

 あるいは百貨店のように各ブランドの販売スペースが限られているのであれば、

 バーゲンは短期かむしろ少し前倒しで終了させて、バーゲン価格とのギャップが少ない、こなれた値段の今すぐ着ることができる、しばらく着ることができる商品を相性のよい春物をうまく組み合わせて展開するのが現実的な対応というところでしょう。

 気温の変化によるシーズン定義と商品展開の見直しはこれから業界が避けて通れない課題のひとつです。

 このあたり、進出国に歴然とした気温差があり、気温を業績低迷の言い訳にせず勝ち抜いて来たグローバルSPAのバーゲン期、バーゲン前後の商品構成や値付けの方法にヒントがありそうですよ。

 関連エントリー-三越伊勢丹、ルミネが夏のセール開始を2週間遅く

 関連エントリー-今夏のセール議論とシーズンの見直し

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November 28, 2012

【御礼】11月28日の勉強会「SPAのための商品チェックの基礎知識」にご来場頂き、ありがとうございました

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 11月28日(水)に弊社主催で開催させていただきました「SPAのための商品チェックの基礎知識 レディースパンツ編」にご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。

 今回は講師が実際に商品を採寸したり仕様をチェックをして指摘する場面をじっくりと見ていただきました。

 履く女性をきれいに見せるツボ、間違いのない左右バランスのチェックのしかた、社内の目合わせのためのチェック手順の統一など実績的な話題が多かったと思います。

 修正事項を指摘する際、悪い点ばかり指摘せずに、よくできている部分を見つけて、このようにしてくれと指摘するテクニックなど、聞けば簡単なことながら、目から鱗の話がいくつもありました。

 さて、年内の弊社主催の勉強会はこれにて終了です。今年勉強会に参加下さった多くの方々、ありがとうございました。

 来年はまた業界にタイムリーな話題でプログラムを組むべく構想中です。テーマ、日程、詳細など決まりましたらまた弊社HPやブログで告知させていただきます。

 よろしくお願いいたします。

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November 26, 2012

【お知らせ】今週11月28日(水)開催「SPA(アパレル製造小売業)のための商品チェックの基礎知識」勉強会@東京青山 空き席ございます。

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 今週 11月28日(水)、弊社主催で開催するアパレル業界勉強会に、まだ空き席がございますのでご案内させていただきます。

 今回は、SPA(アパレル製造小売業)のための自社企画商品チェックの基礎知識、サンプルや本番商品の検品の基本、ツボを学びます。

タイトル: 「SPAのための商品チェックの基礎知識 レディースパンツ編」

日時  : 2012年11月28日(水) 19:00-21:00

場所  : 青山クラブハウス会議室 (東京メトロ青山一丁目駅徒歩3分)

        地図

参加費 : おひとり 5000円(税込) ※法人様向け領収書も発行できます

定員  : 25名(満員になり次第締め切らせていただきます)

講師  : 只野景秋(ケイ・タダノ) 氏 
       モデリスト、日本繊維輸入組合の海外テクニカルアドバイザー、
      弊社提携品質向上アドバイザー

講師経歴:バンタンデザイン研究所卒業後、コムデギャルソン、ジュンヤ
      ワタナベ、エンポリオアルマーニなど、ハイブランドのパタンナー
      を経て、ファーストリテイリング入社。
      在籍中の6年間、ユニクロのパタンナーとして、商品のパターン、
      サイズ、品質改革に取り組み、2010年退職。 
      モデリスト、パタンナー育成とアパレル品質向上アドバイザーとして独立し、
      現在、日本繊維輸入組合の海外テクニカルアドバイザーとして
      新興国の技術向上のため、
      弊社パートナーコンサルタントとして、成長中SPA企業の
      品質向上のために活動中。

 今回の勉強会では、レディースのロングパンツを題材に、講師実演でサンプルや量産商品の検品時の目の付けどころ、「検品」の基本を学びます。

 社内に品質基準、検品基準が確立されておらず、属人的になっているSPA企業様、

 これを機会に検品の目合わせ、社内業務を統一しませんか?

 また、これまで我流でされていて、商品検品基本を確認されたい、やり方を変えたいOEM、ODM商社、メーカーのマネージャー、ご担当者の方の参加もお待ちしております。

 参加された方には講師監修、業界の標準的なレディースパンツ用検品チェックシートを差し上げます。

※ご質問、お申込みは・・・ こちらのメールアドレルまで>>>otoiawase@dwks.jp
①お名前、②差し支えなければ勤務先、職務内容、③連絡先お電話番号、④勉強会に興味を持たれた理由、⑤勉強会へのご質問、ご要望などをご記入の上、メールをお願いいたします。

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November 22, 2012

ABCマートがネット在庫を店舗と共有して店頭での売り逃し削減を目指す

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 11月21日の日経新聞にABCマートが店頭で在庫切れの商品をiPadを使って発注できるサービスを22日からスタートすることに関する記事が掲載されていました。

 これはインターネット通販の在庫をiPadを使って来店客に紹介しながら、ネット通販用倉庫から顧客の自宅に届けるサービスで、年内に19店舗に導入し、2013年末には全店に普及させるとのこと。

 同社では、このネット通販用倉庫の在庫の共有により、小型の店舗でも100坪級の大型店の品ぞろえが網羅でき、既存店の売り上げ2-3%アップを目指しているとのことです。

 服よりサイズが多く、サイズ欠品による売り逃しが発生しやすい靴のビジネス。

 私もアパレル専門店で靴のバイヤーや店頭販売をしていたり、サイズの多いパンツの在庫コントロールに取り組んだ経験があるので、店頭の売り逃しの悔しさをサイズの少ない服の担当者以上に痛感しています。

 在庫コントロールの観点から、このウェブ在庫を使った売り逃し削減、売り切りへの取り組みは、これからのファッションビジネスのキモのひとつだと思っています。

 ABCマートや以前私のコメントが採用された10月8日の日経MJ一面記事のラコステの事例にみられるように、

 小型店の品ぞろえを補完する役割も大事ですが、私はむしろ、

 ある程度 消化が進んで、店舗段階では欠品が始まったりバラになった商品、

 販売期間が晩期に近づいて、集約が必要になった商品など全店の共有在庫をウェブ在庫に集約しておき、

 店舗で接客中に選択肢のひとつとして、顧客に勧めたり、顧客自身がネット購入できるようにしておくことは在庫を売り切る努力のひとつとして専門店の標準装備になるべきことではないかと思います。

 その導入に当たっては、店頭でお客さんが気に入った商品の在庫がなかったとき、似寄商品が検索できる機能があると更によいのではないかと思います。

 サイズが多い靴ビジネスで、「ないと言わない」ポリシー、最後の一点を売り切る執念をもつABCマートが始めた試み、ファッション専門店全体に広がることを願っています。

 関連エントリー‐「ない」と言わない、ABCマートの売り切る執念

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November 07, 2012

【お知らせ】11月28日(水)「SPA(アパレル製造小売業)のための商品チェックの基礎知識」勉強会@東京青山

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 年内最後の弊社主催 勉強会のお知らせです。

 来る11月28日(水)、東京青山で弊社主催のアパレル業界勉強会を開催します。

 今回は、SPA(アパレル製造小売業)のための自社企画商品チェックの基礎知識、サンプルや本番商品の検品の基本、ツボを学びます。

タイトル: 「SPAのための商品チェックの基礎知識 レディースパンツ編」

日時  : 2012年11月28日(水) 19:00~20:30

場所  : 南青山クラブハウス会議室
        東京都港区南青山2-2-8 DFビル5F
        (東京メトロ 青山一丁目駅 徒歩3分)

講師  : 只野景秋(ケイ タダノ) 氏 
      モデリスト、日本繊維輸入組合の海外テクニカルアドバイザー、
      弊社提携品質向上アドバイザー
      コムデギャルソン、エンポリオアルマーニ、ユニクロなど
      業界経歴30年のベテランモデリスト&品質向上アドバイザーです

定員  : 25名(定員になり次第締め切り)

参加費 : 5000円(税込み;当日徴収)
  
 業界では、商社やメーカーのOEM、ODM機能を活用したSPA(アパレル製造小売業)化が進んでいますが・・・

 商社さんやメーカーさんのおかげで商品の形はできても、

 企業やブランドとして、出来上がったサンプルや本番商品をうまく確認できなかったり、感覚で良し悪しを通しているところも少なくないのではないでしょうか?

 今回の勉強会では、レディースのパンツを題材に、講師実演でサンプルや量産商品の目の付けどころ、「検品」の基本を学びます。

 社内に品質基準、検品基準が確立されておらず、属人的になっているSPA企業様、

 これを機会に社内業務を統一しませんか?

 また、これまで我流でされていて、商品検品基本を確認されたい、やり方を変えたいOEM、ODM商社、メーカーのマネージャー、ご担当者の方の参加もお待ちしております。

 参加された方には講師監修のパンツ用検品チェックシートを差し上げます。

 尚、商品はレディースパンツを取り上げますが、パンツの基本は、レディース、メンズ、キッズ、一緒です。

 実際にレディースパンツに関与されていない方でも、テーマに関する問題意識を抱えている方でいらっしゃれば、十分吸収するものはある内容に仕上げたいと思いますので奮って参加ください。

 ご対象は、

 商品に携わる職務の方、全般です。商品企画担当者様、生産担当者様、品質管理担当者様、バイヤー様、デザイナー様、パタンナー様、店舗販売員様、および上記スタッフ育成担当者様まで。

 講師経歴: 

 バンタンデザイン研究所卒業後、コムデギャルソン、ジュンヤワタナベ、
 エンポリオアルマーニなど、ハイブランドのパタンナーを経て、
 ファーストリテイリング入社。

 在籍中の6年間、ユニクロのパタンナーとして、商品のパターン、サイズ、
 品質改革に取り組み、2010年退職。 

 モデリスト、パタンナー育成、アパレル品質向上アドバイザーとして独立し、
 現在、日本繊維輸入組合の海外テクニカルアドバイザーとして
 新興国の技術向上のための工場指導、
 弊社パートナーコンサルタントとして、成長中SPA企業の品質向上のために活動中。
 
※ご質問、お申込みは・・・ こちらのメールアドレルまで>>>otoiawase@dwks.jp
①お名前、②差し支えなければ勤務先、職務内容、③連絡先お電話番号、④勉強会に興味を持たれた理由、⑤勉強会へのご質問、ご要望などをご記入の上、メールをお願いいたします。

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November 02, 2012

ZOZOゾゾタウンの配送料無料、ポイント10%還元

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 スタートトゥデイが運営するゾゾタウンで11月1日から配送料無料、ポイント10%還元サービスが無期限で始まったことが、メディア、業界内で大きな話題になっています。

 配送料無料については以前からブログでも話題にしていますが、これは世の中の流れでしょう。

 問題発言がきっかけになったかどうかは別にして、遅かれ早かれ行わなければならなかったことだと思います。

 関連エントリー-当日配達・送料無料

 しかしながら、ルミネ他駅ビルが実施しているような期間限定キャンペーンならまだしも、常時ポイント10%還元はいかがなものかと思います。

 経費はすべてスタートトゥデイ側が負担といっても、ブランドのリアル店舗よりもウェブの方が常時お得に買えるって・・・それでいいのでしょうか。

 アマゾン、楽天のファッション商品強化、東証一部上場後の高いハードル、投資家のプレッシャーはよくわかります。

 ゾゾタウンの本当の目的と強みは、アマゾンや楽天の十八番である価格競争ではなく、

 取扱いブランドのリアル店舗とウェブの相乗効果、共存共栄、それによる顧客の利便性だったのではないでしょうか?

 ところが、常時ポイント10%還元では、逆にリアル店舗を脅かす存在になってしまいますよね。

 ゾゾとアマゾンの両方とお取引のある企業複数社とお付き合いがあります。

 商品の登録手続き、商品の出し入れが面倒で、セール品に強いアマゾンに対して、週単位で対応ができて、リアル店舗に限りなく近いオペレーションができるゾゾは、プロパー(正価)販売で既存のリアル店舗と相乗効果が図れる、と評判です。

 要は、週単位で一緒に売れ筋が確認でき、タイムリーに在庫を融通し合える、賞味期限の短いファッション商品の売上在庫コントロールの観点から見ても、確実にゾゾに優位性があります。

 ですから、ブランドのリアル店舗を脅かすようになれば、安心してプロパー品の在庫をゾゾに突っ込めなくなるわけで、ブランド側が今後在庫提供に対して消極的になる可能性すら出てきます。私の取り越し苦労でしょうか?

 日本を代表するファッションECモールとして、売上拡大はもちろん大事ですが、総合モールとは違った、独自の優位性を磨き上げて違う土俵で勝負していただきたいというのが私の思いであります。 

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