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February 28, 2013

ただ今 書籍出版準備中

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 昨年秋からブログの更新頻度が少なくなっており、2月はとうとう10日に一本のペースになってしまいました(汗)。

 と言いますのも 4月に書籍の初出版を控えており、現業の傍ら、執筆、その後の校正に追われております。

 2005年に「ファッション流通ブログde業界関心事」 を始めて8年間、読者のみなさんの励ましのおかげで更新を続けることができたと思っています。 いよいよその集大成にかかっています。

 書籍は新書版で買いやすく、携帯しやすいサイズになります。

 詳細決まりましたらブログでお知らせいたします。

 出版のメドがつきましたら、またブログの更新頻度を上げますので今しばらくお待ちください。

 尚、小ネタはツイッター、ブログのフェイスブックページにアップしておりますので、

 ご利用の方はよろしかったらフォローあるいは、いいねボタンを押して購読いただければと思います。

 よろしくお願いいたします。
 
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February 27, 2013

2013年は自社eコマース(EC)サイト本格取り組み元年?

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 2月27日の繊研新聞に折り込まれていた広告特集、O2O、Eコマース特集の中のEC座談会はとても読み応えがありました。

 「広告特集」なのでeコマース系の会社の広告記事ばかり?と思いきや、

 EC座談会はファッションストア3社の自社eコマース責任者がファッションeコマース最前線を本音で語っており、これから自社eコマースサイトを強化しようと考えるブランド企業の方は必読だと思います。

 座談会の出席者はセレクトショップで20%のEC売上比率を誇るアーバンリサーチ、マルキュー系リップサービスを展開するクレッジ(EC売上比率23%)、大手SPAのポイントの自社オンラインストアのマネージャーの方々です。

 対談の中から気になるコメントを一部抜粋、紹介させていただきます。

 以下引用

 「昨年まではEC市場全体の伸びに引っ張られただけ。ですが12年度が象徴的で、「ゾゾタウン」をはじめとしたモール、ブランドサイトともに、成長率が鈍化し始めました。今後は本当に(自前の)仕掛けが必要な時代が来た(ポイント)」

 「以前はサイトの更新を金曜日の週1回としていたため、商品の入荷情報が実店舗とタイムロスがあった。今は更新を週2回に増やして差を縮めている(アーバンリサーチ)」

 「外部委託では、店頭投入とネット掲載にタイムラグが出る。ブランドへの情熱やウェブ上での表現、スピードの点でも思うように行かない(クレッジ)」

 「実店舗と忠実に連携しようと決めてからは売上もお客の反応も格段に良くなった(クレッジ)。」

 「(オンラインストアを)ECというより、ブランドの情報が全て揃っていて、全てを知れる場所にしたい(クレッジ)」

 「CRM施策は後回し。それよりも在庫情報一元化が最優先課題。全社の在庫の稼働率を上げる施策を準備中(クレッジ)。」

 「買う場所はお客に委ねます。まずは店の在庫を閲覧できるようにして、その後の決済はECでなく店でもあり(クレッジ)」

 「店にいながらにしてスマホでECに飛べるようにし、店の売上に計上。販売スタッフ個人の売上にしていきたい(アーバンリサーチ)」

 「店舗の在庫をECで表示し、ECの注文を店舗で受け取れるサービスを始めました。店舗受け取りは試着、返品できるため、思っていた以上に利用者がいる(ポイント)」

 「ハレ」は自社の中でもEC化率が高いブランドで、サイト上でブランドの世界観が表現できているのと、サイズ感が基本的に一定だから安心してもらえている。逆に、毎回サイズが変わってしまうようなブランドだと難しい(ポイント)。」

 「顧客が買いたい時にどこでも買えるような利便性、満足感を提供できるかに重点を置きたい(クレッジ)」

 以上引用

 企業側のEC運営体制よりも顧客の方がリアル店舗とECサイトを上手に使い分けている昨今。

 販路のひとつとしてのECの位置づけから、ブランドの入口、ブランドそのものにすること。

 いよいよファッションモール依存から自社ECサイトを顧客にとって使い勝手のよいブランディングサイトにする時が来たのではないでしょうか?

 3社の中でクレッジの話が、これから本格的に自社ECサイトに力を入れようというブランド企業にとっては等身大でわかりやすい話だと思います。

 繊研新聞が手元か会社に残っていたら是非、この座談会 読み直してみてください。

 気づきと学びがいろいろありますので。

 関連エントリー-「オムニチャネルリテイリング」は今年の流通業界注目の重要キーワード

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February 17, 2013

アパレル業界の歴史、商慣習にまつわる話が面白い、オンワードホールディングス馬場名誉顧問の「私の履歴書」

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 日経新聞を購読されている方はお読みになっていると思いますが、今月の「私の履歴書」は オンワードホールディングスの馬場名誉顧問 のお話です。

 第8話(2月8日付)同氏がオンワード樫山入社以後の話は、同氏のご功績と高度経済成長期以降の百貨店とアパレル大手の取引のキーワードがたくさん出てきて、とても興味深いです。

 多くの話は業界の先輩方から「逸話」として伺ったことのある話ですが、名誉顧問が活字にして下さったことはとても意味のあることだと思います。

 今週の中で特に興味深かったのは、

 1ドルが360円の時代にヨーロッパに視察旅行に行き、服を買い集め解体して研究をしていた話。

 オンワード樫山社が各百貨店の上層階で上顧客を呼んで「オンワードセール」という在庫処分の催事を行い、それが同社の成長の原動力になった話。

 また何度か登場するキーワードですが、「委託販売」と「派遣店員」というしくみは (それまで某社が独壇場だった某百貨店との取引をひっくり返すために・・・だったはず) 同社の創業者が百貨店業界に導入した革新的?な制度だったという話。

 です。

 読まれた方によって感じることはいろいろだと思いますが、少し私の感想を・・・

 服を買い集め解体して研究をするという話では、私自身も商社で生産をやっていたころ、服の構造を知るために何度か行ったことを思い出しました。

 そのころはアパレルさんでも欧米の服を解体して研究するということが常識のように行われていたと思いますが・・・最近では、デザインの参考にしたり、商社や工場に指示出ししたりするために他社売れ筋のサンプル購入をする話は耳にしますが、服の構造を研究するために服を解体する話は聞かなくなりましたね。

 昨年 弊社が何度か行った商品知識勉強会では、パタンナーの方と服をひっくり返して裏から見たり、解体したりしながら研究することで成功企業やグローバル企業の工夫が感じられたものでした。

 オンワードセール(催事)の話では、やはり企業が急成長する時の起爆剤、きっかけになるのはある意味ゲリラ的なセールなんだなぁという実感。商売ってきれいごとだけじゃないのが現実なのですよね。

 「委託販売」については私も小売バイヤーとしてその恩恵を享受していた経験があります。

 確かに「使いよう」という見方もあるかもしれませんが、バイイングのシビアさ真剣さは確実に緩みますし、それが「買い取り」と共存することによって本来の在庫コントロールが発揮できなくなることは否めません。

 どちらかというと「委託販売」は 右肩上がりの時代、返品されたメーカーが処理できる経済環境が前提であって、

 今となっては小売が完全にリーダーシップを持つ、買い取りをして、期中値下げ処理も併用しながら真剣勝負をしないと勝ち残れない時代 です。

 それを極めたSPA企業がマーケットリーダーになっているのは皆さんもご存じのとおりだと思います。

 日経の「私の履歴書」は基本月単位なので、馬場顧問の話も28日まで続くはずです。

 業界の大先輩が業界の歴史、キーワードをわかりやすく整理され、ご自身の言葉で次世代にどんなメッセージを残していただけるのか、今後の話も楽しみにしています。

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February 05, 2013

H&Mの新業態 & Other Stories(アンド・アザー・ストーリーズ)

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 2月4日の日経新聞にH&MとGAPが新業態の開発やM&Aでブランドの多角化を図る戦略を取り上げた記事が掲載されていました。

 記事では

 H&Mが今春 欧州7都市に同時開業する& Other Stories(アンドアザーストーリーズ)
 
 GAPが買収したラグジュアリーブランドのセレクトショップ 米Intermixインターミックス

 のニュースが紹介され、

 ZARAのインディテックスグループがZARAを核に8つのブランドポートフォリオで安定的な成長、収益性を続けているのに対し、

 インディテックスグループとともに世界アパレル専門店売上ランキングのツートップとは言え、1業態に頼るH&Mと

 アメリカ市場で飽和状態になった3本柱(GAP、OLD NAVY、BANANA REPUBLIC)のリストラを進めながら国際化を図るGAPの

 上層マーケットを狙った「高級化」による多ブランド戦略を主旨とする記事でした。

 いずれもニュース自身は1月の初旬にリリースされたものですがオリジナルの記事をご紹介しておきます。

 H&M プレスリリースより & Other Stories to launch in ten European countries
 Gap Inc. プレスリリースより  Acquires Intermix

 昨年の新ブランド立ち上げ発表からとても気になっていたH&Mの& Other Stories(アンドアザーストーリーズ)。

 実験を経てようやく成功フォーマットが確立されたとされる

 H&Mの COS (Collection Of Style;2007年開業 デザインセンター:ロンドン 2012.10.31時点で16カ国67店舗展開)

 が良質素材、ミニマル、程良いトレンド感を取り入れた大人のwomen and men’sタイムレスコレクションなのに対して、

 & Other Stories(アンドアザーストーリーズ デザインセンター:パリとストックホルム)

 がH&MとCOSの間でどんな役割を果たすのかに注目しておりました。ネット上では徐々にベールを脱ぎ始めています。

 8つのショートムービーがYouTube上で公開されていますが、

 & Other Stories

若い女性向けに、服というよりはバッグ、靴、アクセサリー、ランジェリー、コスメティックが前面に出されているラグジュアリー感覚のライフスタイルブランドのようです。

 これらを見た時にすぐに思い浮かんだのが インディテックスグループの第8のブランド 

 Uterque(ウテルケ;2008年開業 2012.1.31時点17カ国89店舗)ですね。

 昨夏バルセロナで見たUterqueは ラグジュアリーブランドに興味のある30代以上の落ち着いた大人の女性をターゲットにして、服もありますが革小物、つまりバッグ、靴、ベルトを核に、ボッテガ・ヴェネタやバレンシアガを彷彿とさせる店舗でしたが・・・

 & Other Storiesは それより、ストリートトレンドにも敏感で20代後半くらいの女性をターゲットにした、言ってみれば、H&M内のDIVIDEDラインの卒業生を狙ったプチラグジュアリーブランドという印象がします。

 ネット上で見つけた海外の評論では、H&MはHOME(vs ZARA HOME)にしてもこの& Other Stories (vs Uterque) にしても先行するインディテックスグループのベンチマークをしているのではないかというようなコメントも見受けられますね。

 その指摘が当たっているかどうかは別にして・・・& Other Stories はCOSの立ち上げ当初の試行錯誤を繰り返さないようにH&Mのパーション社長肝入りで満を持して立ち上げるブランドのようですので楽しみにしていましょう。

 前回のブログエントリーではZARAやH&Mと棲み分けをする日本発ファストファッション系新業態の事例を紹介しましたが・・・さすがに本家はすでに先のことを考えて行動に移していますね。

 やはりヨーロッパに定期的に彼らの次の戦略を見に行く必要性を感じます。

関連エントリーヨーロッパファッションストア見聞録6 ZARA(ザラ)グループのブランドポートフォリオ 1/2
関連エントリーヨーロッパファッションストア見聞録6 ZARA(ザラ)グループのブランドポートフォリオ 2/2
関連エントリーヨーロッパファッションストア見聞録14 パリ~バルセロナ~ロンドン まとめ

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