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January 07, 2016

ユニクロは中国の売上高が母国日本のそれを上回るという快挙を実現できるだろうか?

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 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 

 日経新聞に連載されている「アジアひと未来」楽しく読ませて頂いています。

 1月7日の「国境越え輝く異才の見出し」の記事に登場した3人のうちのひとりはユニクロを中国で拡大する立役者であるファーストリテイリングの潘寧氏。

 同氏の記事はこれまでに目に付く度に必ず読んでいましたが、今回の記事は同氏の学生時代からの原体験や店舗時代の苦労、中国人として日本から学んだこと、中国の消費の常識を変えたいという将来の夢について、ジャパニーズドリームを掴んだ同氏の生き様と信念についてわかりやすく書かれた記事で、とても納得しながら読ませていただきした。

 このような出来上がったものに乗るサラリーマン的ではない、創業に近い体験や苦労、限界のない未来へのヴィジョン、信念を持った方が中国、アジアを統括されているのであれば柳井会長もしばらく信頼して任せることができるでしょうね。

 世界を見渡しても、地元に密着するところからビジネスをスタートし、その後ドメスティックに特化して成長するか?海外展開に求めるか?の成長戦略を考えるのが小売りチェーンのビジネススタンス。

 海外展開の選択肢を選んだ小売業でも ホームマーケット(ある企業がその国を基盤に大きくなったという場所)の売上を他国が一国で上回るという快挙を成し遂げた企業は・・・私が知りうる限りこれまでありません。

 市場規模は大きくても 実は「ガラパゴス」なアメリカのチェーンストアは問題外ですし、

 グローバルチェーンと言われるZARAのインディテックスもスペインの売上構成比は約20%、H&Mも実質ホームマーケットであるドイツが約20%、グローバルに展開して、海外売上比率が高く、ホームマーケットの構成比は少しずつ下がることはあっても・・・彼らの中国やアメリカの売上がそれらホームマーケットの売上を抜くというのは現実的に難しいと思います。

 しかし、ユニクロの場合は中国の売上がホームマーケットである日本の売上を抜くということに関して、かなり高い確率で可能ではないかと思えます。

 なんせ世界最大の人口を擁し、アパレル市場もアメリカに次いで日本よりはるかに大きい単独2位の規模である中国で、すでにユニクロは売上規模でNO1のアパレルチェーンになっていますし、潘氏のような第二創業者的な発想のできる人材がいらっしゃれば更に現実味を帯びてくるというわけです。

 ただ、中国が最大マーケットになって企業としてそちらをメインにビジネスを考えてしまったとしたら・・・

 現在利益の7割を支える日本の消費者がその時の商品にどんな反応を示すか?という懸念は残されますが・・・あるいはその時ユニクロは中国企業になっているかも知れませんね。

 昨年12月にユニクロの海外店舗数がいよいよ国内店舗数を上回りました。 

 規模の逆転は売上高ベースではまだ少し先ですし、利益も更にその先だと思いますが・・・

 海外である中国一国の売上が母国日本のそれを上回るという世界的な快挙を・・・

 柳井会長がご健在の間に実現できるのかどうか?そんな視点からもユニクロの動向を見守りたいと思います。

 【おススメ本】

 低価格アパレルの品質の常識を変えて日本一になったユニクロとトレンドファッションの価格の常識を変えて世界一になったスペインインディテックスグループのZARA。

 世界のファッション流通マーケット、ビジネスモデルもこの2ブランドを比較すれば よりわかりやすくなる!
 
 「ユニクロ対ZARA(ザラ)」単行本 ソフトカバー(日本経済新聞出版社)

  

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