« 第3話 品質革命からデザイン革命へ | トップページ | 第5話 ファッションの買い時、プロパー期とセール期 »

第4話 ファッション商品が店頭に並ぶまで

 ファッション商品の開発は、インターカラーという国際団体が、二年後の社会情勢と消費者の心理を予測して、流行色を発表するところから始まります。

 その後、素材メーカーが生地を開発し、新たな素材を提案するのがシーズンの約一年前。一般のファッション企業はこの段階で素材選び、商品デザインを始め、試作を繰り返し、シーズン半年前に欧米などで行われるコレクションや各国の展示会などで、商品として発表します。

 この時、多くのデザイナー、ブランドに共通するファッション要素を「トレンド」と呼びます。

 こうした商品を、百貨店、セレクトショップ、量販チェーン、製造小売業らは、各社のお客さんに合った感度、品質、価格の商品を選定、発注を行い、世界の生産地で作られた商品がシーズン到来とともに、店頭に並ぶわけです。

 従来、このような業界がつくり出したトレンドを消費者が受け入れるという流れが主流でしたが、最近では、インターネットの普及で情報伝達のスピードが加速、異変が起こっているのです。

 ファッションに敏感な若い人たちが、すでに店頭に並んでいる商品を上手に組み合わせて流行の先取りを行ったり、デザイナーも想定外のコーディネートを編み出したり。その姿が世界の街角やネット上で多くの人々の共感を得、流行となる現象が見られるようになったのです。

 流行の発信源が逆転し、消費者の着こなしが、業界に影響を与えることも少なくなく、企業、デザイナー側も注目することが増えてきたようです。

 (ファッションビジネスコンサルタント)

|

« 第3話 品質革命からデザイン革命へ | トップページ | 第5話 ファッションの買い時、プロパー期とセール期 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 第3話 品質革命からデザイン革命へ | トップページ | 第5話 ファッションの買い時、プロパー期とセール期 »