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第3話 品質革命からデザイン革命へ

 ユニクロに代表される、自社企画商品を直営店で販売するアパレル製造小売業(SPA)のおかげで、今や日本では、値段は安くても素材の品質が良い、無地のベーシックウエアや普段着は常識となりました。もはや「安かろう、悪かろう」は通用しません。

 そして今、次の革命が始まっています。それは、値段が安くても、流行の先端のデザインが取り入れられ、おしゃれであることが当たり前の「デザイン革命」の動きです。

 この動きを推し進めているのが、アパレル業界では、2008年日本上陸で話題を呼んでいるスウェーデンのH&M(ヘネス・アンド・マウリッツ)、日本全国に拡大中のスペインのZARAなのです。(インテリア業界では、日本にも上陸したスウェーデンの大手家具店チェーン、IKEAがけん引役です)

 これらの企業の共通点は、まず、ユニクロと同じSPAであること。そして、ユニクロが、カットした中間コストを素材の品質向上に充てたのに対し、彼らは、品質を必要最低限に維持しながら、社内デザイナーを多数かかえ、流行最先端の企業と同様にデザインを研究。優れたデザインの商品を、もっとも適した生産地で安く製造していることです。

 こうした外資系企業は、日本では、まだ都心周辺の限られた地域にしか出店していませんが、刺激を受けた日本企業も負けじと、「安くてデザインが良いもの作り」に励み始めています。そんな商品が皆さんの手元に届くのも、もうすぐです。

(ファッションビジネスコンサルタント)

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