November 29, 2022

参加型クイズ形式のオンラインセミナー「決算書から企業戦略や課題を読み解くスキルを学ぼう!」開催します。

221207-wwdjapan2022年12月7日(水)
13:30~15:00 
@オンライン開催

WWD JAPAN主催の参加型クイズ形式のオンラインセミナー
「決算書から企業戦略や課題を読み解くスキルを学ぼう!」
に登壇させて頂きます。

累計30万部を突破したベストセラー『世界一楽しい決算書の読み方』の著者であり、TwitterやInstagram に数十万人のフォロワーがいらっしゃる#会計クイズでおなじみの大手町ランダムウォーカーさんとのコラボセミナーです。

第1回目はユニクロのファーストリテイリングの決算書を題材にして、損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)に関する三択クイズを3問出題。参加者の方には、その場で投票形式で回答して頂きながら、講師二人が対談形式で解説して行きます。

決算書初心者の方でも、ファッション企業のビジネスモデルや同業他社との違いが理解できるようになって頂くことを目的としたセミナーです。

決算書って、いったい、どこを見たらいいか?どう理解したら、スっと腹に落ちるのか?

有名企業を題材にして、自分の会社の財務諸表(P/L B/S)の内容や業界他社との比較などに関心を持つきっかけになれば幸いです。
#会計クイズ #wwdjapan

お申込みはこちらから https://www.wwdjapan.com/articles/1452512

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May 12, 2022

【このセミナーの受付は終了しました】5月26日(木)オンライン経営セミナー 「3つの視点を共有するだけで、過剰在庫が粗利とキャッシュに換わる!ファッションストアの在庫コントロールの組織づくりの秘訣」

2022次回は5月26日(木)15:00~18:00に開催します。

シーズン商品の販売期間という「制約」の中で、いかに粗利高を最大化しながら在庫を売り切るか?
事業年商10億円の「過剰在庫の壁」、年商30億円の「組織連携の壁」を乗り越え、在庫を売り切る利益体質のチームをつくって次のステージを目指す。

在庫コントロール実践指導の業界第一人者である講師が、多くのクライアント企業さんと共に実践して成果を上げた、その中でも、特に再現性の高いメソッドにフォーカスしてハイライトでお伝えします。

たった3時間のセミナーに参加するだけで、自社の現状の在庫運用の問題点が明らかになり、これから進めるべきことの優先順位がわかるお得なセミナーです。
【日時】2022年5月26日(木)15:00~18:00 @オンライン 日本全国から参加頂けます。
【タイトル】3つの視点を共有するだけで過剰在庫が粗利とキャッシュに換わる!利益倍増!!「ファッションストアの在庫コントロールの組織づくりの秘訣」
【講師】 齊藤孝浩(ファッション小売業の在庫最適化指導の第一人者、「ユニクロ対ZARA」、「アパレル・サバイバル」著者)
【参加費】 お一人様 25,000円(税込)
  ※業界初!自社の在庫コントロール環境の進捗度がわかるセルフチェックシートなど参加2大特典あり
【定員】このセミナーの受付は終了しました。次回は7月開催の予定です。

 詳しくはこちら→ https://dwks.jp/seminar2022/

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January 03, 2022

謹賀新年 2021年のアクセスランキングご紹介

Photo_20220111194401あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

今年初めのエントリーは昨年アクセスの多かった記事のご紹介から。

 

第1位 世界アパレル専門店売上ランキング2020 トップ10

    毎年一番アクセスを頂く記事です。

    トップ10の損益動向を見ているだけでもファッション流通のグローバルトレンドが感じ取れます。

 

第2位 越境ECに特化して急成長を続ける中国新興アパレル企業、SHEIN(シーイン)の勢いと中国アパレルEC市場の事情

    昨年、最も話題になった海外企業ではないでしょうか?

    昨年は3兆円に迫る勢いだったとか?

    中国の越境専業ファッション企業という新しいビジネスモデルであり、

    同社の動向には早くから注目していましたが、その急拡大ぶりに目が離せません。

 

第3位 ファッション小売業の在庫は在庫日数(週数)で考えよう

    一昨年のエントリーでしたが、引き続きアクセスを頂きました。

    小売業は在庫日数(週数)経営が基本ですが、公式通り過去の売上を分母にするのではなく、

    未来の売上予測(または予算)で計算するのが筆者流です。

 

第4位 ZARA(ザラ)のインディテックス2020年度決算。大幅減収減益も、全世界でECと店舗の在庫一元化が完了し、盤石体制に。

    コロナ禍でも、しっかり利益を出している世界一企業の動向。

    今期は、第2四半期と第3四半期は過去最高の売上と利益を上げています。

 

第5位 着なくなった衣服の廃棄を減らすためにできること~環境省の「ファッションと環境」レポートから

    サステナブルの文脈で私たちが最も取り組めることは、着なくなった服との向き合い方でしょう。

    消費者のクローゼットのワードローブの循環を、企業がどうお手伝いできるか、がこれからのファッション企業のテーマです。

 

本年も、ファッション流通業界の話題のニュースを独自の視点で取り上げ、解説します。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 執筆: ディマンドワークス代表 齊藤孝浩

 

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July 15, 2019

WWDジャパンで月1回ペースで「ファッション業界のミカタ」を連載しています 

ファッション業界の情報誌 WWDジャパン4月15日号から
月1回のペースで弊社代表 齊藤孝浩の「ファッション業界のミカタ」という連載しています。

長年、国内外の大手ファッション流通企業の決算書に目を通して来た筆者が、
気づきをさまざまな角度から解説するものです。

1回目の4月15日号では、
まず、営業利益率の変化に着目しました。

世界アパレル専門店で年商1兆円を超える企業の過去5年間の営業利益率の推移を比較し、
世界のファッション小売業が直面している営業利益率が低下する傾向とともに、
変化対応に強いZARAのインディテックスグループの強さを解説しました。

WWDジャパン 4月15日号

2回目の5月13日号では、
営業利益の稼ぎ方にはいろいろある
どう粗利を稼いで固定費(販売管理費)を賄い、利益を残すか?
ビジネスモデルの違いについて着目しました。

世界アパレル専門店企業売上高TOP10にランクインしている企業に見られる
典型的な3つの損益モデル、

「ファストファッション型」「ベーシックSPA型」「ディスカンター型」

の違いをインディテックス、ファーストリテイリング、しまむらの数字を使って
比較、解説しました。

ファッション専門店の稼ぎかたはひとつではありません。

しかし、一方で、社外(お客様の期待)と社内(販管費の使い方)がある意味、
長年、固まったビジネスモデルの違いゆえ、
その勝ちパターンを崩すことのリスクについて
しまむらの事例を用いて解説しました。

WWDジャパン 5月13日号

3回目の6月10日号では、
長期分析、ブランドまたは業態のライフサイクルについて着目しました。

商品同様にブランドや業態にも導入期、成長期、成熟期、衰退期の周期があることは
いろいろなブランド分析をさせて頂いていて気づくことですが・・・

ユニクロとしまむらの90年代からの
店舗数、売上高、営業利益高のデータを時系列に並べて、成長期、成熟期にいつ突入したかのターニングポイントの見分け方と両社の対応について解説しました。

これはみなさんのブランドにもたぶん当てはまることだと思うので、
是非、参考にしてみて下さい。

WWDジャパン 6月10日号

4回目の7月8日号では、
オムニチャネル、OMO時代の店舗損益(PL)の見直しについて考えました。

中国杭州で視察したフーマーフレッシュの事例から
これまでの店舗単体のP/L(損益計算書)に
店舗からオンラインへの誘導売上高および粗利を加算して
「2階建てP/L」で考えなければいけない時代への問題提起をさせて頂きました。

WWDジャパン 7月8日号

Wwd78

次回 5回目は、8月19日号に掲載予定です。
決算書B/S,P/L,C/Fだけでなく、

各社が独自色を出してリリースするアニュアルレポートに着目してみました。

お楽しみに。

【オススメ本】 おかげさまで3刷!中国語繁体字への翻訳も進行中です。欧米の最新デジタルショッピング事情、日本の10年後を未来から逆算して考える視点、それらを示唆する事例を取り上げました



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May 20, 2019

世界アパレル専門店売上ランキング2018 トップ10

 世界の大手アパレル専門店各社の2018年度の売上高や利益などをまとめる機会ができましたので、毎年恒例になりました売上高のランキングTOP10を共有させていただきます。

 円建て比較にあたり、為替レートは2019年1月末の €=125.1円、スウェーデンクローナ=12.0円、US$=108.9円、英国£=142.8円で換算しています。
 
 尚、7位のC&Aのみ非公開企業で2018年決算が入手できませんでしたので Deloitte Global Powers of Retailing 2019と2018を参考にした2017年度の売上高を表示しています。

順位 社名 本社;決算期 売上高 前年増減 営業利益 営業利益率 期末店舗数 基幹業態
1位 インディテックス (西;2019.1期) 3兆2720億円 +3% 5452億円 16.7% 7490 ZARA
2位 H&M (瑞;2018.11期) 2兆5374億円 +5% 1868億円 7.4% 4968 H&M
3位 ファーストリテイリング (日;2018.8期) 2兆1300億円 +14% 2362億円 11.1% 3445 UNIQLO
4位 GAP (米;2019.1期) 1兆8065億円 +5% 1484億円 8.2% 3666 OLD NAVY
5位 Lブランズ (米;2019.1期) 1兆4421億円 +3% 1346億円 9.3% 2943 Victoria's Secret
6位 プライマーク (愛;2018.9期) 1兆683億円 +6% 1204億円 11.3% 360 Primark
7位 C&A ヨーロッパ (独;2018.2期) 8231億円 +2% 非公開 非公開 1425 C&A
8位 アセナリテール (米;2018.7期) 7167億円 -1% 37億円 0.5% 4622 Ann Taylor Justice
9位 ネクスト (英;2019.1期) 5954億円 +2% 1088億円 18.3% 507 NEXT
10位 しまむら (日;2019.2期) 5459億円 -3% 254億円 4.7% 2205 しまむら
 

                                  
備考-米TJMaxx、Ross のオフプライスストア2社は、売上規模でトップ10に入る規模ですが、メーカーや専門店が放出した過剰在庫を販売する二次流通マーケットのため除外しました。

 以下 ランキングに対する解説です。

 継続的な増収増益となったのはZARAのインディテックス(以後ZARA)、ユニクロのファーストリテイリング(以後ユニクロ)およびプライマークの3社です。

 このうちZARAとユニクロの好調と他社の苦戦の要因をいくつかの視点から考察してみます。

 まず、増収増益を続ける1位のZARAと増収ながら大幅減益を喫した2位のH&Mの違いです。

 同じトレンドファッションを低価格販売するファストファッションを提供する両社の明暗はどこにあったのか?というと、

 価格戦略、サプライチェーンマネジメント、デジタルシフトの3点の違いにあったようです。

 

 まず、価格戦略については「低価格」と言っても、H&Mが各国で市場最低価格戦略を採るのに対し、ZARAは百貨店のような高額市場価格決定者に対してその何割安というような相対的な低価格戦略を採る違いがあります。

 前者が更なる低価格競争のレッドオーシャンに巻き込まれるのに対して、後者はむしろ商品や品質での勝負ができます。

 次にサプライチェーンについては、H&Mは市場最低価格を追求するにあたり、産地を人件費が安く、生産リードタイムの長い東南アジアや西アジアにシフトせざるを得なかったのに対し、ZARAは従来の近隣国での生産を継続しています。

 トレンドファッションにとって、生産リードタイムの長期化はリスクを抱えこむことは間違いなく、

 そのためH&Mは多くの値下げに見舞われたことが粗利益の低迷の主要因となった模様です。

 そして、3つめは・・・

 中国、アメリカで旺盛な出店を続けて店舗数を増やしたにも関わらず伸び悩んだH&Mに対して

 ZARAは既存店の最適化(スクラップ&ビルド、改装、増床)を優先して店舗をたった15店舗しか増やさず・・・

 一方、オンライン投資による通販の拡大で全社、既存店とも増収増益、高収益率を維持しました。

 続いてユニクロについては、寒波によって秋冬商材が売れ、夏気温の早期化によって夏物が定価のままでよく売れるなど、天候に助けられたことは事実です。

 一方で、成熟期に入って久しいユニクロ国内事業を、それを見越して、早くから手を打って来たユニクロ海外事業、特に中国事業がカバーできるようになったことは大きいですね。

 現在では、海外事業は中国を中心に2ケタ増の成長軌道に乗り、国内ユニクロ事業を上回る収益力をつけています。

 低迷、リストラが続く、米GAP、Lブランズ、英NEXT、日本のしまむらに共通して言えるのは成熟マーケットである母国の国内売上に頼り過ぎていることが挙げられます。

 業態が市場で成熟するにあたって、消費の変化に対して次の新しい成長ドライバーを用意できなければ・・・

 企業として増収増益を継続できないことは言うまでもありません。

 時代の転換期にZARAとユニクロのグローバル戦略やデジタルシフトと

 一方、低迷した競合企業の明暗は多くの国内市場のみに頼る流通企業の教訓になるのではないでしょうか?

 

2017年のランキングは>>>世界アパレル専門店売上ランキング2017トップ10

2019年のランキングは>>>世界アパレル専門店売上ランキング2019トップ10

 

 執筆: ディマンドワークス代表 齊藤孝浩

【お知らせ】次のステージに向けての業務再構築支援~ZOOMを使ったオンラインアドバイザーサービス承ります。詳しくはこちら

 【おススメ本】

 グローバルで快走をつづけるZARAとユニクロ、その強みと課題は? H&Mを苦しめ、追撃する超低価格プライマークはいずれは日本にもやって来るのか?

 「ユニクロ対ZARA」 2018年アップデート文庫本

いつもお読み頂きありがとうございます。

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February 19, 2019

これから10年のファッション消費を考えるビジネス書「アパレル・サバイバル」発売

 筆者3冊目のビジネス書となる

 「アパレル・サバイバル」(日本経済新聞出版社)

 が今週2月21日(木)に発売、書店の店頭に並ぶことになりました。


 前著「ユニクロ対ZARA」(2014年初版;リンクは2018年更新文庫本)では

 21世紀の勝ち組モデルとして

 ユニクロのベーシック衣料型SPA(アパレル製造小売業)と
 ZARAのトレンドファッションを低価格で販売するファストファッション型SPAの

 それぞれのビジネスモデルを比較することによってアパレルビジネスの構造や急所を解説させて頂きました。

 同著の初版から4年、

 日本でファストファッションブームを巻き起こしたH&Mの上陸から10年が経過し

 あらたな流通革新が起こっているのはお気づきの通りです。

 今回の流通革新は

 オフラインからオンラインへ

 企業から消費者へ
 
 価格から時間へ

 と主戦場と担い手が変わり、テーマも変わって行く大きな転換期なので

 変化のスピードはこれまで以上に速くなることでしょう。

 筆者は日本において、新たな流通革新が欧米の後を追いながら10年周期で起こると見て・・・

 ファストファッションブーム後から海外の動向を観察して来ましたが

 欧米で起こり始めたその波がいよいよ日本にもやって来たように感じています。

 本書のメインテーマは

 「ショッピングのデジタルシフト」

 「溢れるクローゼットの持続可能な循環」

 です。

 英米の先進事例の店頭体験で感じたインスピレーションをもとに

 生活者のショッピングのお困りごと起点で整理して仮説を立て

 オンラインで芽生え始めたショッピング革新の事例を多数取材して

 書き上げました。

 未来を語るので賛否両論あろうかとは思いますが(笑)

 本書がきっかけとなり

 過去の延長線上ではなく、

 生活者のお困りごと起点で

 未来の理想の状態(ビジョン)を描きながら

 そこから逆算する形で

 新しい、斬新な革新の議論が始まることを期待して問題提起をしています。

 出版社さんのご意向もあり挑発的なタイトル・表紙になっていますが・・・(笑)

 未来を前向きに考えるための一冊に仕上げたつもりです。

 店頭でお見かけになりましたら是非お手に取っていただければ幸いです。

執筆: ディマンドワークス代表 齊藤孝浩

 ※業界の発展と流通イノベーションのために・・・ファッション流通企業の経営者の方や事業スタートアップ準備中の方の応援をしています。
 時代の節目にあたり、「経営お困りごとのヒアリングとビジョナリーコーチング」のキャンペーンを実施中です。 ブログ筆者の質問に答えて行くだけで・・・頭の中がスッキリ整理されるコーチング手法で事業のお困りごとを整理して今後の方向性を見出すためのお手伝いをさせていただきます。 詳しくは>>>こちらから


 

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January 31, 2019

最近、変化のスピードが速く感じる訳

 昨年2018年はビジネスシーンにおいて、変化のスピードがいつになく加速したと感じました。

 理由を考えると・・・

 ひとつは

 パラダイムシフト(時代の大転換期)の年だったことでしょう。

 ファッション流通においては

 2008年のH&Mの日本上陸から始まったファストファッションブームから10年目の節目

 新しい芽に対して早くから気づいた企業、外資企業などが一気に動いたせいでしょうか。

 キャッシュレスへの動きなど金融界の動きも速かったですね。

 ここは日銭を稼ぐ流通業とも関係は深いです。

 何より

 流通の主役の入れ替わりが大きな要因でしょう。

 ファッション流通も過去を振り返ればわかるように

 マーケットリーダーの業務サイクルは業界のスピードに大きく影響を及ぼすものです。

 20世紀はメーカーとの交渉の時代

 メーカーはシーズンサイクル 月単位で仕事をしていました。

 メーカーの営業現場は月末までにどう小売業に商品を押し込んで売上を立てるかが肝でした。

 21世紀に入り、小売業、特にSPAの時代になると、

 店頭が重視されます。

 小売業は月予算に基づき、週単位の計画を日割で実行しますから、

 メーカーよりもサイクルは短く、スピードは速くなります。

 どう週末に売り上げるか?どう月末までに在庫の中身を入れ替えて店頭鮮度を保つか?に手を尽くします。

 このメーカーと小売業の業務サイクルの違いから来る発想や行動の違いは、

 10年以上前にブログでも触れて共感を頂いたのを思いだしましたのでご紹介しておきますね。

 流通段階と仕事の発想、サイクルの違い

 そして、近年、リーダーシップを取り始めたのはオンラインを主戦場とする企業です。

 企業の出自にもよりますが、言わずもがな

 オンラインは日次単位どころかリアルタイムで生活者と相対しています。

 営業時間の制約も少ないですし、

 さらに接点がSNSやチャットであれば

 通常のオンラインビジネスよりも即時性を求められます。

 業務サイクルが

 週・日 から 時間帯・限りなくリアルタイムへと短くなって、

 その分、スピードが増しているという訳です。

 そうすると、人がやり切れないスピードをテクノロジーによる機械化に任せる必要がありますね。

 主体がオンライン企業になったというのは実は誤解で・・・

 実際には、スマホと高速通信インフラを手にした生活者自身になったと見るべきでしょうね。

 そして、

 その期待のスピードに合わせることができるオンライン活用企業の時代になった

 が正解だと思います。

 今のところ、その先端を行くのがAmazonらプラットフォーマーなのでしょう。

 昔は良かったね・・・と言ったところで、

 一度高速化したスピードは後戻りしないでしょう。

 だから、変化に対応しなければ・・・変わり続けなければ・・・生き残れない

 どんな仕事もテクノロジーの進化のご利益を活かして

 スピードに乗り遅れないように努めるという理解が必要でしょう。

 ただ、誤解してはいけないのは

 変わるのは利用するプラットフォームだけ

 時代に合ったプラットフォームに乗り換えながらも、

 最後にそれを活かすも殺すも、ヒト次第です。


 常に学び成長する謙虚さ

 信念をもってやり遂げる力

 それを突き動かす原体験

 伝える情熱、続ける執念

 2月下旬に発売することになった3冊目の新刊の取材にあたり

 国内外の多くの起業家=Entrepreneurの方々から刺激を受け

 あらためて気づかされたことです。

 今年もあっという間に1ヵ月が経過しましたね。

 さあ、みなさんは今年をどんな年にして行くと決めましたでしょうか?

執筆: ディマンドワークス代表 齊藤孝浩

 ※業界の発展と流通イノベーションのために・・・ファッション流通企業の経営者の方や事業スタートアップ準備中の方の応援をしています。
 時代の節目にあたり、「経営お困りごとのヒアリングとビジョナリーコーチング」のキャンペーンを実施中です。 ブログ筆者の質問に答えて行くだけで・・・頭の中がスッキリ整理されるコーチング手法で事業のお困りごとを整理して今後の方向性を見出すためのお手伝いをさせていただきます。 詳しくは>>>こちらから
 
 【おススメ本】

 これまでの勝ち組も時代に合わせて変化に取り組んでいる様がわかります。
 やはり世界一のZARAは新しい波にもいち早く取り組んでいることもご紹介しています。

 「ユニクロ対ZARA」 2018年アップデート文庫本

 【お知らせ】

 筆者3冊目の新刊が2月21日に発売予定です。
 テーマはこれから10年先を視野に入れたショッピング革新です。
 海外の先行事例をまとめ、日本の未来を予測しながら書き上げました。
 詳細が決まりましたらあらためてご案内させていただきます。


 

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December 17, 2018

只今、3冊目となる新刊の執筆中です

 11月、12月とブログ更新が滞っており、大変恐縮です。

 只今、3冊目となるビジネス書を執筆中です。

 新刊は 

 これから10年先を見通したファッション消費の未来がテーマです。

 2冊目の拙著「ユニクロ対ZARA」(2014年初版、2018年アップデート文庫化)は 

 これまでのSPA時代~ファストファッション時代の勝ちパターンを整理したものでした。

 これに対して

 2018年、ファストファッションブームから10年の節目となる年に

 あらためて過去を振り返り、

 海外先行事例体験から感じたインスピレーションを拠りどころに、

 現在のアパレルビジネスとショッピングの課題を整理した上で

 既に身近で始まっている出来事を解説しながら

 これから10年後のファッション流通、ファッション消費を予想する内容です。

 未来を考える上でカギになるのは・・・

 スマホの普及によって 

 革新が起こる場、そしてテクノロジーの進化を最も享受する主役が

 企業側から生活者自身に移っているという事実です。

 今までよりも、少しマーケティング寄りの本ですが、

 もちろん、筆者の専門分野である消費者購買心理と在庫最適化を切り口に書いています。

 以前インタビューされた ビジネスインサイダージャパンさんの記事

 ファストファッションブーム終焉でもZARAが強い理由

 がある意味、新刊の序章のようなものにあたるので、

 よろしければこちらをお読みになって、楽しみにお待ち頂ければと思います。

 2019年2月末には店頭に並ぶ予定です。

 執筆: ディマンドワークス代表 齊藤孝浩

 ※業界の発展と流通イノベーションのために・・・ファッション流通企業の経営者の方や事業スタートアップ準備中の方の応援をしています。
 時代の節目にあたり、「経営お困りごとのヒアリングとビジョナリーコーチング」のキャンペーンを実施中です。 ブログ筆者の質問に答えて行くだけで・・・頭の中がスッキリ整理されるコーチング手法で事業のお困りごとを整理して今後の方向性を見出すためのお手伝いをさせていただきます。 詳しくは>>>こちらから
 
 【おススメ本】

 ユニクロとZARAはそれぞれの領域でのファッション専門店のベストプラクティス(お手本)
 2014年11月に発売になったベストセラーの2018年データアップデート文庫版です。

 「ユニクロ対ZARA」 文庫本


 

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August 04, 2017

【開催報告と御礼】8月2日開催ウェブセミナー「ファッションストアの在庫コントロールの実践」のご聴講ありがとうございました。

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 8月2日(水)に開催したウェブセミナー 

 「ファッションストアの在庫コントロールの実践」にお申込みいただき、聴講いただいた皆さま
 
 20:00スタートという夜の時間帯にもかかわらず、たくさんのお申込み、参加をいただきありがとうございました。

 今回はウェブセミナー(ウェビナー)という初めての試みでした。

 PCでネットに接続することができれば、場所を限定せず、どこにいてもお聴きいただける環境の中で

 より多くの方々にお聴きいただきたかったためです。

 実際、海外や東京以外の地域からお聴きいただいた方々も多数いらっしゃいましたのでとてもうれしかったです。

 ウェビナーでは、スライドをめくりながら、講師である私が動画でお話しし、一方、聴講された皆さんにはチャットで参加していただくという形式で

 途中にアンケートおよびその発表なども行い、最後に限られた時間でしたが、チャットでいただいたご質問にご回答をさせていただきました。

 今回開催させていただい「在庫コントロールの実践」のアジェンダは以下の通りです。

 ・店舗在庫最適化とは
 ・在庫コントロールを行うときの基本
 ・週単位で考える
 ・シーズンを細分化して再定義する
 ・企画分類、販売期間を明確にする
 ・発注の根拠、初回配分、投入補充頻度の考え方
 ・会社ぐるみの在庫コントロールのシーズン業務
 ・商品を販売期間通りに売り、販売終了週までに売り切るために
 ・在庫を持ちこさないための原則
 ・オムニチャネル時代の在庫コントロール

 アンケートから、特にシーズン定義の再定義や在庫コントロールをする上での数値基準設定の重要性などに関心が高かったようです。

 今後も不定期ではありますが、コンテンツ、セミナーの長さ、開催時間帯などを考慮して、ウェビナーを開催して行きたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 今回、直前までお申し込みをためらわれた方、申し込みはしていても、所用により最初から参加できなかったために参加を断念された方へ 

 お申込みが定員を超えるとお申込みできませんが、申し込みされた方は途中参加もできますし、定員に達していなければ当日、開催時間を過ぎていても参加可能なしくみです。
 
 次回以降機会があれば、お気軽に参加下されば幸いです。

 執筆: ディマンドワークス代表 齊藤孝浩

 【おススメ本】

 セミナーの中でもいくつかの事例に触れました。 身近なブランドの事例を用いて在庫コントロールの大切さを解説したファッション流通ビジネス読本です。

 『人気店はバーゲンセールに頼らない 勝ち組ファッション企業の新常識』

   

 
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January 05, 2015

円安は取り組みを見直し、新しいことを始めるチャンス

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 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 1月3日の日経新聞によれば、都心の大手百貨店やショッピングセンター(SC)の初売りはおおむね堅調だったようで、売上が昨年を1割以上上回るところも少なくなかったようです。

○ 高級ブランドや品質のよいものが 値ごろ(納得できる価格)で購入できること
○ 訪日外国人観光客需要 

が売上増のキーワードだったようですが、地方の回復は遅れており、初売りの勢いがこのまま国内の消費全体の回復につながるかは不透明 と記事は結んでいます。

 今年も円安傾向という外部環境は変わらないでしょうね。 

 店頭での消費税増税後の価格設定、表示設定の混迷という企業側の過失の長期化もあいまって・・・

 輸入に依存するファッション流通企業にとっては、試練の時が続くことは間違いなさそうです。

 こんな時は 被害者意識を持ったり、言い訳探しをしたりしないで・・・

 やり方を変えたり、新しいことを始めたり、やめるべきことをやめたりして 自ら流通革新に踏み出す いい機会なのかも知れません。 

 いま、円安で潤っている輸出産業だって急激な円高の苦境の時にはそんな対処をしていたはずですからね。

 ということで、今年、ファッション流通業界で、現状を打開するためにトピックになりそうなことについて、期待も込めて触れてみたいと思います。

 ○ 原価構造の見直し

 たとえ原価率は上がっても、顧客にとっての価値/価格を落とさずに 鮮度と値ごろ感を訴え

 プロパー消化率を高めながら値下げ率をコントロールすることによって最終利益を確保する 

 そもそも円安によって上がった原価よりも通常の店頭値下げ幅の方が断然大きいのですから・・・ここに諸悪の根源?があるはずとして見直ことを考える。

 ○ 良いものを値ごろで売る しくみづくり

 これまでの絶対低価格で勝負せず、既存市場で高く売られているものを最低でも7掛け、できれば半額の定価で、同等の満足感を提供できるしくみづくりをする。

 「値ごろ」というか、お客さんがお店に入店されて、商品を手にして、値札を見た時に「サプライズ」するくらいのインパクトが欲しいですね。

 これは 産みの苦しみはありますが、いっそのこと既存業態のリブランディングや新業態立ち上げの方が早いかも知れません。

 ○ SPA(製造直販垂直統合)化 新時代

 ここ10数年は小売業のSPA化が進み、市場は彼らの独壇場でしたが、これからはしっかりとした商品企画、製造機能を持ったメーカー出身企業さんのSPA化に可能性を感じます。

 なぜなら、メーカーさんの方が商品の質感がよくわかっていらっしゃるはずですから。そこに小売りビジネスを理解した上で、掛け値なしの正直プライスで商品提供できたら多くのファンを獲得できるはずです。

 以上は いずれにしても今までの流通、お取引先関係からは生まれない話かも知れません。

 言うは易し、行うは難し と言われそうですが・・・

 今 勝ち残っている企業はそれくらいのハードルを乗り越えて来た企業たち、とも言えると思います。

 混沌の時代に新しい彗星の登場を待望します。

 今年も 生活者の購買行動を中心にファッション流通業界をウォッチします。

 どうぞよろしくお願いいたします。

【お知らせ】 1月21日(水) 13:00-14:00 日本最大のファッション業界の見本市 インターナショナルファッションフェア(IFF)@ 東京ビッグサイトで講演をします。

 JFW-IFF 2015年1月展 セミナー・イベントスケジュール

 タイトルは 「書籍『ユニクロ対ZARA』から~今こそODMはSPA化を目指せ~ ZARA創業者アマンシオ・オルテガ氏に学ぶ起業家精神」です。

 講演では 書籍をハイライトで紹介しつつ、製造業出身で世界一のSPA企業となったインディテックスグループのビジネス秘話をお話しします。 メーカーさんのSPA化の刺激になれば幸いです。

 「ユニクロ対ZARA(ザラ)」単行本 ソフトカバー(日本経済新聞出版社)

 ベーシックカジュアルの価格と品質の常識を変え日本一のアパレルチェーンとなり、世界一を目指して突き進むユニクロとトレンドファッションの価格の常識を変え、世界一となったスペイン インディテックスグループの基幹ブランドZARA (ザラ)。

 既存のファッション流通の常識に挑んだ2つのブランドの真逆のアプローチ、ビジネスモデル、2人の起業家が考える顧客満足、経営信念、人材育成、今後の成長の可能性まで・・・

 10数年両ブランドをウォッチし続けた専門家の立場から両者の成長の舞台裏をわかりやすく解説しました。

 

 おかげ様で発売3週間で3刷が決定しました。

 前著 「人気店はバーゲンセールに頼らない」はKindle版が発売されました。

 


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