ファッション、クイックレスポンスの功罪
昨日は百貨店アパレルの事例に触れましたが、そもそもクイックレスポンスって何でしょう。
MJの用語解説の言葉を借りれば、1980年代にアメリカアパレル業界を中心に進んだサプライチェーンマネージメントのひとつ。初期生産量を抑え、シーズン売れ筋商品の機動的な追加投入が可能。在庫リスクを最小限にし、欠品を減らし、生産調達の合理化につながる、とのことです。
また、ファッションアパレルでクイックとはどれくらいクイックなのでしょうか?
経験的な話になりますが、国内で染色が終わった生地または糸があれば、発注から1-2週間で店頭。 中国でも4週間、韓国だとソウルやプサンで1週間以内も可能です。シブヤ109の著名ブランドの多くがこの韓国のクイックレスポンスを使ったのは有名な話です。
古い話ですが、アムロがバーバーリーチェックのスカートを履いてTVのインタビューに応えた、とか、アユが・・・を着た、と見るや、2週間くらいでコピー商品が多くの店頭に並ぶのも、普通な話となりました。それがまた実際売れてしまうんですね。同じような商品が多くの店頭に並び、同じ服装をした人々が街にあふれたらどうなるでしょうか・・・
<続きはまた明日>
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