ライブドアのメディア戦略とファッション流通
やはり毎日目を話せないニュースが、ライブドアによるニッポン放送、フジテレビ買収劇ですね。
基本的には、新世代代表として、堀江氏を応援してはいます。 資本主義のしくみをつかって、巨額にモノを言わせて何かを動かすことは、場合によっては、悪いことだとも思いません。 しかし、買収することが目的に見えてしまい、なかなか買収後の具体的な戦略が見えてこないのが、ちょっと、というのが、多くの方の本音ではないでしょうか?
しかし、ライブドアがなかなか具体的戦略を明示しない中で、ひとつ、堀江氏がファッション流通に関連した案を提示したことがあります。それは、テレビでタレントが着用したファッションをオンデマンドで、通販で買えるしくみを作りたい、と言っていたことです。
人気の有名人が着用した服を欲しがるという顧客心理に訴える販売促進は、最も高い成功実績のあるファッション業界のしかけです。 以前はアムロ、息の長いキムタク、アユを筆頭に、ここんとこ、セレブのヒルトン姉妹であったり、彼ら彼女らが着用したブランド、商品は、すぐに品切れを起し、その後、二次マーケット(その商品のトレンド要素をもった廉価な商品開発)に波及するものです。
今のところ、タレントのスタイリストとファッションアパレルメーカーが個々につながることによって、テレビや雑誌で行われているしかけです。アメリカでは、スタイリストたちが組織的にサイトで通販を行っている事例を知っています。しかし、これがフジテレビなどというマスメディアぐるみで行われると、ものすごいビジネスチャンスが産まれそうですね。
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