原宿人気古着ショップの魅力比較
今日は汗ばむような天気、仕事の気晴らしにランチがてら明治通りにくりだしました。人気の古着屋をチェック。それぞれの魅力を考えてみました。
大阪出身 「WE GO」が明治通りと表参道の交差点近くにOPENしたのは、2年くらい前でしょうか。この場所は無印良品、香港のジョルダーノほか、いろいろな有名SHOPが出店しても、全然売れなくて、「鬼門」といわれている場所でした。WE GOはそのジンクスを打ち破り、月商3千万円以上を売り上げていると言われています。SHOPの魅力は、古着屋さんの割には、お店が明るいこと、お店がきれいなこと(磨かれたウッドフローリングときれいなスチール棚が目につきます)。そこに新品商品も上手に混ぜています。 だから古着もなぜか古く安っぽく感じない魔法のようなものを感じます。
その成功を見て、同じ場所の地下にお店を構えたのは、京都のスピンズを展開するヒューマンフォーラムが運営する「古着屋本舗」。ここの魅力は、WE GOと対極に、工事中の現場のイメージ、タイルをはがしたような壁、床、工事現場にある照明、鉄パイプで作った什器と、ローコストながら、徹底的な統一感のある世界観は、京都のスピンズに共通するところがあります。その世界観がセンスの良さをかもし出しています。
個人的に一番気に入っているのは、岩手県盛岡発のハンジローです。パレフランスにあったときから注目していましたが、3階4階という高層にあるのに、お客さんが上がってくる理由はSHOPに入った瞬間に理解ができます。ちょっと薄暗くて、妖しいけど、新鮮な提案が随所にあります。また、マネキンによるスタイリング提案がここまで豊富に、また徹底されているSHOPは新品を扱うお店の中でもあまり見たことがありません。古着とオリジナル商品が半々ですが、オリジナルも日本全国で多くても200枚しか流通していない但し書きがついています。デザイン学校の学生さんがデザインしている商品も多いとか。希少性、個性、ここに古着人気のキーワードがありますね。
「何でも390yen」のサンキューマートが去年原宿に参入した時も業界の話題になりました。390yenとはいえ、雑貨も含めて、限られたお小遣いで宝物探しをしながら目いっぱいおしゃれしようとする子達でエネルギーいっぱい。今は商品回転で持っているようですが、上澄みを取られたあとの商品ロスはどこに行ってしまうのか他人ごとながら心配です。
いつも思うのですが、以上の古着SHOPに買い物に来ている子達は、一般カジュアル専門店に買いに来ている子達よりもおしゃれに見えるのは、私だけでしょうか?古着人気は価格が安いだけの話ではない。古着SHOPを歩いていると、物まね、没個性、マス生産、販売のファッション業界に突きつけられている「何か」を感じてしかたありません。
原宿人気古着店HPご紹介
★WE GO(大阪発)
★古着屋本舗(京都発 スピンズの一業態)
★ハンジロー(岩手県盛岡発)
★サンキューマート(大阪発 390円均一)
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