ダイエー再建に「スーパーの女」の影を見た
ダイエー再建は日本HPの樋口氏社長(COO)就任でようやく役者がそろった模様です。
食品スーパーへの特化、店舗別品揃え政策、有力テナント(カテゴリーキラー)、TSUTAYA、マツモトキヨシ、ユニクロなどの誘致、リベート制の見直しによる仕入先の見直し、ITシステムの刷新など、課題がめじろ押しですね。
課題の中でもっとも重要なものの一つは、社員、現場のモチベーションアップだと思います。
先日、日経新聞に先に顧問、CEOに就任が決定していた林文子さんのインタービュー記事が出ていたので興味深く読みました。その中で、彼女が何店舗か売場を回ったところ、現場の、多くの女性スタッフが寄ってきて、「私はこうしたらお店がよくなると思いますので検討よろしくお願いします」という懇願を聞くことができたとのことで、これは希望が持てると語っていらっしゃいました。
この記事を読み終えたあと、伊丹十三監督、宮本伸子主演の映画 「スーパーの女」を思い出しました。この映画は関西スーパーマーケットグループやサミットストアがモデルになったらしいですが、「顧客の立場に立つ」小売業のよきバイブル的映画のひとつだと思います。
さて、林さんは五郎ちゃん(店長)のモチベーションを上げて成功に導く花子(宮本伸子)になれるか、今後が楽しみです。
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