アナタはユニクロが嫌いですか?
先週の金曜日にマガジンハウスムックからライフスタイル雑誌Relaxがユニクロをフィーチャーした同タイトルの別冊が発売されたので、早速買ってみました。
ちなみに、この発売に合わせて23日から1ヶ月間表参道のロケットというギャラリーで ユニクロの期間限定セレクトショップ「セレクロ北青山店」がOPENするそうです。
ファッション流通の話題と言えば、好き嫌いは別にして、たぶん誰もが一過言持っており、一番話題に事欠かないのが、この「ユニクロ」であると思います。今週は、好き嫌いを超越したファッション流通における「ユニクロ」について綴って行きたいと思います。
私がユニクロの存在を知ったのは、90年代初頭にアパレル海外生産のために、アジアを飛び回っていたころに聞いた香港や中国の工場からの評判からでした。 彼らは、口々に、「ユニクロはアジアで一番大きなバイヤー」、「もっとも品質基準が厳しいバイヤー」、また、「コストは厳しいが、品質と納期の基準を守ればもっともフェアーなバイヤー」であると言っていました。日本にも、すごい会社があるものだ、と感心したものです。
そのユニクロが、1998年原宿店OPENを皮切りに大ブームを巻き起こし、今があるわけです。柳井会長が昔から、「(GAPグループで言えば、)バナナリパブリックの品質で、オールドネイビーの価格を実現し、アメリカのGAPに当たるマーケットポジショニングを抑える」、とおっしゃっているように、GAPをはじめ、海外のSPAの英知を研究し尽くして、上手に日本市場で形にした有言実行力には、敬服します。98年と言えば、GAPの原宿店OPEN直後。上手にGAPのテコの力を利用されたと思います。
バナナリパブリックがOPENする今年の秋、ユニクロがまた仕掛けを考えていると感じざるを得ません。今回のRelax特別編集号は、その序章なのでしょうか。
続きは明日
relax特別編集 IT'S YOUR LIFE アナタはユニクロが嫌いですか
マガジンハウスムック 680円
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