世界のSPAから学んだユニクロ
アメリカなどに行かれて、昔からGAPなど海外のSPA企業を知っている人は気づいていると思います。ユニクロは商品はGAP、オペレーションの仕組みはリミテッド、カタログやVMDはJクルー、広告手法はH&M(へネス&モーリッツ)と世界のSPA(製造小売業)のいいお手本のいい部分を上手に日本で具現化しました。ただの真似ではなく、あれだけのことを実現したら、立派だと思っています。
特に、広告宣伝で有名芸能人とタイアップして、ブランドイメージアップを図るとともに、ユニクロは安くてもお客さんに安物買いをしている気にさせないテクニックはH&M(へネス&モーリッツ)の十八番です。
H&Mは日本ではあまりおなじみではないかもしれませんが、スウェーデンに本拠を置く、ヨーロッパだけでなく、アメリカでもGAPやリミテッドグループを震撼させている世界でもっとも勢いのあるアパレルSPA(製造小売業)です。イメージは、おなじみなところでいうと、日本にも進出してビギグループと組んでいるスペインのZARA(ザラ)に近いですね。
特徴は、ヨーロッパのコレクションに出てくる旬なファッショントレンド商品を、市場最低価格で販売することをポリシーにしている会社です。しかも憧れの有名人が来て街角や広告に登場するのですから、売れないわけがない。ユニクロと対極なのは、ベーシックではなく、トレンドで大量生産、QRをやっているところです。昨年は、限定数量ではありましたが、シャネルのデザイナーとしても有名だったカールラガーフェルド別注まで発売したもんだから大変でした。4週間分の商品が60分で売り切れたと伝説になりました。 コムデギャルソンの川久保玲がユニクロのコレクションを受け持つくらいのインパクトではないでしょうか?
もしかして、ユニクロ、H&Mxカールラガーフェルドを見て、すでに何か考えているに違いない?
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