カリスマ型から駅伝型企業へ
本日付の日経MJ一面に「無印良品」を運営する良品計画の業務改革の記事が出ていました。
実質的な創業者である現西友CEOの木内さんから社長の松井さんの時代に変わるにあたり、「カリスマ型から駅伝型」への変革中とのことです。
かつては、「わけあって安い」、とノンブランド定番品の「ブランド」として一世を風靡した同社ですが、ユニクロの出現によって色があせてしまい、一時期低迷をしていました。現松井社長は、来期最高益に向けて「文化や感性だけに頼らない経営」への転換に向けて合理性と標準化がキーになると考えていらっしゃいます。
具体的には、
1、明確な数値出店基準に基づく店舗出店
2、発注量の方程式化
3、品だしの効率化
の3つに触れられていますね。
2の発注量については、値下げをしないで売れた実績値を初回発注量(たとえば70%)とし、レディースなら発売1週間、メンズなら2週間で計画の1.3倍なら追加生産、0.7倍なら残っている素材を別のデザインに転用する、というように、かなり早い時期に意思決定するようで、在庫を3年前の半分にしたとのこと。
3の店舗作業の4割を占める品だしについては、商品回転と売り場の維持の観点に基づき、補充・整理の時間帯別作業計画が組まれています。
特にびっくりすることはないのですが、当たり前のことを当たり前にやることが大事なことだと思います。
どうやら、社外取締役になったしまむらの藤原会長の指導のもとに進んでいるようで、同氏の影響は、そのしくみづくりの哲学から海外物流までおよぶといいますからさすがですよね。
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