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May 18, 2005

復活なるか?カシオGショック

 アメリカから火が付き、90年代に一世を風靡した腕時計、カシオGショック。
 同社は、「BACK TO THE 90’S」をキャッチフレーズに再び10代20代にフォーカスした販売促進を始めた、とは、今日の日経MJの記事から。

 90年当時は、腕時計というよりは、ファッションであったり、コレクターアイテムだったような気がします。
私自身も、スピードモデルと言われる人気モデルDW-5600などを集めたり、アクセサリーバイヤーをやっていたころは、アメリカで海外モデルの買い付けをやったものです。
 
 Gショックの販売数量は、97年の約240万個をピークに下降、2001年に100万個で底を打ち、また売上が上昇しつつあるようです(2004年で約130万個)。
 腕時計販売が減少している背景には、腕時計をせず、ケイタイ電話で時間を確認する人が増えていることが大きい要因ではないか、と分析しています。

 ここのところ、ビジネスユースにメタル使用のモデルにより、30-40歳の客層を開拓したようですが、今回のキャンペーンは再び、10-20代に対して、レトロをキーワードに復活を図るのが目的のようです。

 次々と機能を高め続けるケイタイ電話に対し、「時間を見る」という機能だけでは、復活は難しいのではないか、と思います。よっぽど、Gショックをしているとクールである、と、よりファッションパーツとしてのポジショニングがなされなけらば、ケイタイに取られた客層は取りもどせないのではないか、と思われます。

 いっそのこと、クールなケイタイ、Gショックシリーズを出した方がいいのではないか、と思ってしまいます。

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