単品特化でオンリーワンを目指す
バリュープランニングが全国にショップ展開する神戸元町発 B3(ビースリー)は、主にミセス向けに、同社が特許を持つストレッチパンツの販売に特化した急成長業態です。以前は卸をしていましたが、SPA(製造小売業)に特化、今年2月期は15%アップの28億円の年商、今年は、33店舗出店して、期末85店舗にするそうです。
ソックスの靴下屋、シャツのメーカーズシャツ鎌倉など、ショッピングセンターで単品特化でビジネスモデルを作る企業に、また、注目株の登場という感です。
単品特化業態は、売り場坪数が小さくてよいため、高い坪効率と、在庫コントロールのしやすさ、一度ファンになったらリピーターが期待できる業態と言えます。このビースリーも「ヘルシー&ビューティ」をテーマに、決してファッションを訴えるのではなく、ソリューション、顧客ロイヤリティを訴える業態であるようです。
ビースリーの登場を知ったころ、アメリカにあるBillsKhakisといういわゆるチノパンメーカーを思い出しました。同社は、第二次大戦軍用モデルのチノパンの履き心地に感動した若き創業者が80年代に興した会社です。
彼は、気に入って履き心地がよく、履きつぶしたパンツが、シーズンが変わってしまうと、店頭から消えてしまい、2度と手に入らない業界の現状に疑問を抱き、素材のバリエーションは変えるものの、型紙を変えないことをコンセプトにしたチノパンメーカーを、大戦モデルの復刻版とともに発案しました。そして固定客から絶大なる支持を得ているとのことです。
シューズやパンツでは、同じ経験のある私も、共感できます。ファッションはファッションとして、パーツ的なアイテムには、このアイテムならここ、というオンリーワン的な、こういったソリューションがあってもいいのではないか、と思ったものです。
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