イトーヨーカ堂衣料トップに藤巻氏
26日付で、IYG生活デザイン研究所社長に就任したばかりの藤巻さんが、イトーヨーカ堂(IY)本体の取締役執行役員衣料事業部長に就任、との発表がありました。
鈴木会長によると、藤巻さんは、ある程度、IYを客観的に見れる立場においておいたはずなのに、2ヶ月で早くも、実質、同社の衣料品の情報、決定権、責任が一元化されたことになるわけです。
新聞によると、どうやら、この取締役衣料事業部長というポストは、この2年間で5人目とのことで、半年ごとに変えてきたこの人事を見ると、IY社がいかに混乱しているかが伺えます。
通常、ファッション事業の場合、シーズンごとの品揃え、商品政策がもっとも重要なため、建て直しをするにしても、その成果は1年後でないと出ないはず。 すなわち、引き継いだそのシーズンは当然前任者が仕掛けた政策なので最初の半年は敗戦処理、次の半年で軌道修正できたとしても、その変化にお客さんが気づいて戻ってきてくれるのに、さらに半年がかかるからです。
あまりにも性急なプレッシャーで、業界のカリスマとは言え、できるものも押しつぶしてしまわなければいいな、と思いますが。
さて、当ブログは人気blogランキング何位でしょう?
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Comments
おはようございます。
藤巻氏をよく知らないので少し調べたのですが・・・
http://www.ewoman.co.jp/iwb/09session11.html
二人のカリスマが偶然にも日本を代表するSMの鍵を握ることになります、面白いですねぇ。
比較するのもおこがましいのですが、業界の端くれの私とは恐らくお二人ともSMに対する視点が随分違うのでしょう、やはり面白いなぁと。
閉塞感が強い業界の現状を考えると、どうしても海外の成功事例を引き合いに出したくなるのですが、日本では通用しない事も多いのが実情です。
オーバーストア、少子化、可処分所得の減少、消費者物価の前年割れ等、マクロから見ると厳しい数字が並ぶ中で、お二人の活躍も数字となって結果責任を問われます。
その前にお二人を迎え入れる側の結果責任も問われて然るべきなのですが、残念な事に、その点が曖昧なまま先送りされてきました。
Posted by: まむし | June 01, 2005 08:22 AM
いつもコメントありがとうございます。
確かに、お二人とも大変なお仕事をお受けになったな、と思います。
うまくいかなくても仕方がないな、と思う反面、ダメだったらどうなってしまうのだろうか、とも思います。
ただ、小売というのは一般消費者をしっかり見方につければ、なんとかなるのでは、と期待もしています。
ダイエー、イトーヨーカ堂、ともに近所にありますので、その変化を見守っていきたいと思います。
Posted by: taka | June 01, 2005 06:04 PM
TAKAさん、はじめまして。
kouと申します。
blogランキングで検索して来ました。
私は家具業界で働いているのでTAKAさんとは業界が違うんですが、流通業界のお話すごく為になるし、興味持って拝読させて頂いています。
イトーヨーカドーといえば、流通の勝ち組というイメージが残っていましたがもがいている実情もあるようですね。
組織が大きいと、舵の操作もも半端じゃなく重いし難しいだろうなという気がします。
そんな大きな組織にも関らず神がかり的に一気に業績を変えようと無理をすれば、いろんなところにしわ寄せが出て表面的には変わっても根本的には変わらないということになりかねないと思います。
イトーヨーカドー、今後、どうなっていくのか。
私の会社もどうなっていくのか。(笑)
また来ますね。
Posted by: 「真に売れる商品を徹底解析」・kou | July 18, 2005 02:53 PM
TAKAさん、はじめまして。
kouと申します。
先ほど書き込んだんですけど、
送信したらエラーで消えてしまいました。
またちゃんと書き込みしますね。
Posted by: 「真に売れる商品を徹底解析」・ kou | July 18, 2005 02:55 PM
kouさんコメントありがとうございます。
家具業界ですか、いよいよIKEA(イケア)が来ますが業界ではどんな風に受け止めてらっしゃるのでしょうか?
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by: taka | July 28, 2005 11:25 AM