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July 27, 2005

クールビズはどこまで続くか

 本日の日経MJから。
 クールビズの効果で、6月の百貨店、スーパーの紳士服の売上は、前年対比それぞれ3.8%増、3.6%増。百貨店の靴を含む身の回り品も3.1%増と政府上げてのキャンペーン効果はあったようです。7月も堅調とのこと。
 こういった統計と現象を客観的に見て、同じく日経MJの裏面にあったイトーヨーカ堂の藤巻さん、ドン小西氏、ネクタイ組合の会長さんのインタビュー記事が面白かったです。

 伊勢丹新館効果以来、今年当初からマスメディアで、「メンズファッション」は注目されていたところに、政府のクールビスという追い風。しかし、藤巻さんあたりは、「ブームに乗ってあわててメーカーにあるものをかき集めただけで、仕掛けられたものではない」、と手厳しいです。藤巻氏が仕掛ければ今でも20%アップの関連カテゴリの売上は、2倍にできた、と豪語。
 ドン小西氏は、スーツスタイルとノーネクタイスタイルでは、デザイン、パターンから根本的に違うことを指摘し、今後、ヨーロッパの先輩にならってノーネクタイスタイルの商品開発に日本ファッション業界の未来を語ってくださった。
 
 両氏が共通して言っているのは、「クールビズ」というネーミングは廃れるので、毎年流行語になりそうな新しいネーミングを打ち出して、仕掛けたら、この流れも継続して盛り上がるのではないか、とほのめかしているところが興味深いと思いました。ドン小西氏は「ラ・クール」はどうか、となかなかいいネーミングだと思います。
 
 ものがない時代じゃない今、「話題」を作り出すこと、これこそが最大のファッションマーケティングではないでしょうか?ダサいかっこいいは別にして、この夏「クールビズ」は、最もカフェや飲み屋や通勤電車の中で語られているのを聞いた話題のひとつであることは間違いありません。

追伸:ネクタイ組合の会長さんの話、「ノーネクタイは20年は無理」はあまり説得力のない話なので、割愛させていただきました。 

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Comments

興味深い記事、ありがとうございます。

本日(もう昨日ですね)、平日の昼の3時半からという
ビミョウな時間に、堀江貴文氏のライブドアの起業セミナーに参加してきたところ、
参加者の恐ろしいまでの「非スーツ率」に、ちょっとビックリしました。

私も日頃は「スーツにTシャツ」という、税理士としてはくだけた格好なのですが、
さすがに起業を志す皆さんは、「非スーツ当たり前」なんでしょうね。

インタビュー記事は読んでませんが「ラ・クール」はいい感じです(笑)。


Posted by: smooth | July 28, 2005 12:30 AM

smoothさんコメントありがとうございます。
政府が毎年ネーミングを公募して、これで行くぞ、と発表して欲しいですね。これぞ景気対策のひとつかもしれません。

Posted by: taka | July 28, 2005 11:20 AM

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Tracked on July 27, 2005 11:17 PM

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