郊外型ショッピングセンター今後の展開
大型の郊外ショッピングセンターの出店も飽和に近づき、小商圏を対象にした近隣型ショッピングセンター(NSC;以下参照)の開発が進んでいる、とは今日の繊研新聞の一面から。
日本の郊外型ショッピングセンター開発は、先行するアメリカの事例を参考にしながら行われているのは、よく知られているところですが、簡単に種類とそのコンセプトを整理しておきましょう。
●RSC(リージョナルショッピングセンター)・・・
百貨店またはGMSを核店舗に中級価格帯以上の専門店を配置。
広域商圏を対象にした大型SC。日本では、イオン系や西友系など
のGMS系のモールがこれにあたります。
●CSC(コミュニティショッピングセンター)・・・
ディスカウントストアを核店舗に業種ごとにもっとも強い
ディスカウント系の専門店を配置。中商圏と対象として中型SC。
日本ではパワーセンターと呼ばれて、大型業種ディスカウント
ストアが集積されているオープンモール(屋外駐車場と平屋の店舗
の組み合わせ)の形が多い
●NSC(ネイバーフッドショッピングセンター)・・・
スーパー、ドラッグストアなどを核店舗に、低価格の専門店を
配置。小商圏対象の小型オープンモール。日本では、ヤオコー、
ヨークマートなどが展開中。
要は、消費者の「購買頻度」と「価格帯」です。それにあわせて、業種や店舗群は決まってくるはずです。
家から遠いし駐車場から店舗まで距離のあるRSCには食品スーパーは入りえないし、NSCには中高級ブランドアパレルショップはふさわしくないわけです。
RSCはイオン系が先行しましたが、イトーヨーカ堂グループはNCSで後を追っています。
記事によると、ハニーズ、ライトオン、ABCマートが「NSC御三家」だそうです。いずれも、大量出店を計画している業態ですね。 しかし、ハニーズはわかりますが、ライトオンやABCマートはちょっと購買頻度が違うかな、と思いますがどんなもんでしょう。
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