バナリパ 日本攻略へ3つのしかけ
9月1日、プランタン銀座にOPENしたGAPグループのバナナリパブリック1号店のオープンは、各紙の紙面で話題を呼びました。
今秋から始まる欧米ファッションリテーラーたちの黒船来襲の先陣として、「バナリパ」の紹介は、日本のファッションの変化を説明するにもうってつけであったのでしょう。
GAP国際部門の社長アンドリュー・ロルフ氏が言うように、日本のマーケットは、「アフォーダブル・ラグジュアリー(手が届く高級品)」を望む地盤が整い、同ブランドの進出はグッドタイミングといえるでしょう。しかもビジネスにも着れるカジュアルスタイルは、特にメンズカジュアルマーケットを中心にスポンジのように浸透していくのではないか、と見ています。
数年前にバナリパがGAP社のプレステージラインのポジショニングを図るころ、サンタモニカ、プロムナードの旗艦店を訪問した時の話。その店構え、内装はGUCCIかと見まがうほど。しかし、価格は十分手の届く価格だったので、思わず買い込んでしまったのを覚えています。こんな演出を仕掛けてくるのでしょうね。
日経MJによると、バナリパの日本戦略は3つ
1. イタリア製の上質素材(ロロピアーナ、ゼニア、アルビニなど)をアジアで縫製しこなれた価格で提供。
2. GAPでの経験を生かして、日本人男女数百人の体型を調査し、日本人仕様のサイズを展開。
3. 全体の3割を日本限定デザインで構成する。
10年前のGAPオープンの際の失敗体験から学び、10年のマーケット経験を活かしての満を持しての1号店OPENとのこと。 しかし、価格はセレクトショップのPB並みのようですが、もう少しがんばって欲しかったところです。OEPN当初はいろいろ試行錯誤があるでしょうが、日本の既存セレクトショップ、百貨店ブランドにとっては、黒船の中のもっとも手ごわいブランドの動向でマーケットが生活者のために豊かに変わってゆくのが楽しみです。
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