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September 29, 2005

高島屋もICタグ導入

 本日の繊研新聞によると、三越本店、阪急梅田店に続いて、28日、百貨店の高島屋東京店、横浜店、新宿店の婦人靴売り場でもICタグを活用した在庫管理システムを稼動させたとのことです。同社は、来春には大阪、京都にも導入するようです。

 百貨店の靴売り場は、一般的に、靴問屋さんの縄張りになっていることは、以前もご説明しました。今回は、三越、阪急に関わったシンエイ以外に、オギツ、トークツ、モーダクレア、ハーモニープロダクツといった靴卸業界のトップ企業が軒並み参加しているので、百貨店の婦人靴売り場には、思ったより早くICタグが広まる可能性が伺えます。

 高島屋が導入した端末は、探している商品の在庫照会のほかに、類似商品の紹介があり、お客さん、スタッフのサイズ在庫確認のストレスの解消に加え、コミュニケーションツールとしての役割を果たしている模様です。

 昔、小売チェーン店のシューズバイヤーをしている時、私も、よく店頭に立って店舗スタッフと接客をした経験があります。
 私は、一般の靴小売店の販売員が、お客さんから、「この靴のこのサイズありますか?」と質問されると、倉庫に現物在庫を確認しにいって、「あります」とお持ちするか、「ありません」とお断りするといった紋切り型の対応に不満を持っていました。子供の遣いじゃないんだから・・・。
 
 そこで、当時、私たちは、面倒でも周辺サイズや似寄りデザインの在庫を数点お持ちして、ご紹介することを奨励しました。もちろん、商品を知らないとできません。そのための接客便利チャートも作りました。そうすると、お客さんとの話が弾み、結局、お客さんが当初お探しのモノがなかったにも関わらず、喜んで代替品をご購入頂いたケースが少なくなく、売上が二桁増になったのを覚えています。

 そんなこんなで、シューズやジーンズなどサイズの多い商品は放置しておくと、お客さんががっかりして、お帰りになるケース、企業側から見れば、多くの取りこぼしがあるものです。

 本来なら、こういった接客サービスは、ICタグがなくてもやるべき話ですが、もちろん、販売員にお声がけしづらいお客様、状況もあるかと思いますので、ICタグがそんな顧客ソリューションになれば、と期待します。

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