ウォームビズ 期待はずれ?
夏のクールビズの感触に期待されていたウォームビズですが、業界は用意周到にいろいろな提案をしたものの、生活者の反応は芳しくないようです。
この冬商戦は、10月、11月とまずまずの売上ですが、けしてウォームビズとして用意された商品ではなく、低めの気温に助けられたアウターやカジュアルシャツであったり、新聞紙上では、早くも来年のクールビズに期待する記事が次々と登場。
考えてみると、夏は、ネクタイをはずすという試み、胸元を見せる「エロいおやじ」風スタイル、ドゥエボットーニといった衿が高く、襟元2つボタン付きのあまりタンスにない商品、オジサンがビジネスには着なかったボタンダウンシャツなど、「新しいスタイル」が提案されたため、話題性があったもの。
一方、ウォームビズとなると、防寒下着?ベスト、セーター?マフラー?・・・決して新しいものはなく、新聞や雑誌の記事の通りの着こなしをしたら、「ただのおっさん」に成り下がるだけ。そういう意味で、結果的にウォームビズスタイルで新しい着こなしをするには、上級者向けになってしまうのではないか、というのが大方の見かたではないでしょうか?昨日もメンズファッションスタイルコーチをご職業にされている方とお茶を飲みながら、そんな雑談をしていました。
また、高層ビルのオフィスなどでは、ウォームビズで室温を20度に保とう!といっても、暖房を入れなくても25度近いまたは、それ以上のところが少なくないらしく、むしろそういうところでは自動空調で冷房を入れているそうですから、残念!現状、調査が足りなかったと政府の掛け声倒れを指摘する、建築専門家の記事も以前目にしました。
ファッションビジネス振興のために政府が先頭に立って話題性を作ることは大切だと思います。せっかくやるのですから、緻密なしかけで、来夏は、今年以上に盛り上がることに期待したいと思います。
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Comments
はじめまして。
トラックバックありがとうございました。
うーん、やはり、話題性を作り、
それにつられてノリのよい人がやってみる、
そのうち波及していく、
みたいな道筋をきちんと最初に設定することが必要なんでしょうね。
来夏のクールビズ2期目に期待ですね。
Posted by: ukiki01 | December 10, 2005 01:30 AM
こんにちは、田代です。
先日は、お会いできてうれしく思いました。
昨日の忘年会は参加できませんでしたが、またIC協会のイベント等でお会いできると思いますので、宜しくお願い致します。
さて、ウォーム・ビズについては、私が勤務していた会社でも検討しているのですが、記事にも書かれていたように、室温の問題があると思います。私も意外に思いましたが、冬でも冷房を入れているのですね。
広報室としては、話題性から導入してはどうかと、逆に総務部あたりからは、更に冷房を強化するようになっては本末転倒だと、議論がまとまらない感じです。
Posted by: 人事労務屋・田代 | December 10, 2005 11:21 AM
ukiukiさん
コメントありがとうございます。
そうですね。やはり、冬もノータイがキーポイントかと
思います。小泉首相や若手議員たちが
「タートルネックにジャケットスタイル」をして頂ければ
需要創出間違いなしでしょう。
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by: taka | December 11, 2005 11:57 AM
田代さん
こちらこそ、光栄でした。
これからもよろしくお願いいたします。
やはりそうですか。リアルな現場のご意見感謝します。
冷房の方が暖房より高いみたいですしね。
でも、いろいろ試行錯誤しながら、活性化してゆくことに
期待しています。
Posted by: taka | December 11, 2005 12:00 PM