ABCマートが低価格のNBスニーカー販売
2月8日の日経MJによると、ABCマートは、まちづくり三法改正を見据えた、今後の店舗拡大対策として、アディダス、ナイキ、ニューバランス、プーマなど、ナショナルブランドシューズの3900円、4900円といった低価格ラインの販売を開始したとのことです。
ABCマートは、駅前路面店、大型SCを中心に店舗を拡大してきましたが、07年以降、大型SCの出店規制を見据えて、店舗拡大を、規制を受けない
・食品スーパーを核としたNSC(ネイバーフッドショッピングセンター)や
・郊外のフリースタンディング店舗
にフォーカスしてゆくという戦略を打ち出していました。
以前この戦略を聞いた時、
1.NSCでは、ABCマートの価格帯(平均8000円前後では?)は厳しいのでは?
2.同様に郊外で東京靴流通センター(チヨダ)やワンゾーン(ファストリ)とどう戦ってゆくのか?
が不透明でしたが、今回の戦略は極めて的を得ています。
通常、NBスポーツブランドのスニーカーの価格帯は8000円-12000円くらいですが、3900円-4900円と言えばはこれらのブランドを集客のために「チラシ目玉」で使う時や、「処分」時の価格帯として、とても消化が早いのは業界の知るところ。これをプロパー価格として常時揃え、利益も十分に取れるということであれば、郊外立地でビジネスが十分成り立つことは間違いなさそうです。
これにホーキンスの低価格ラインを開発すれば、郊外中心に年間60店舗出店のペースの成長ロジックも現実味を帯びてきますね。
今回の報道は、大手ナショナルブランドが揃って同社の要望に応じたということで、同社の業界でのバイイングパワー、影響力を実感します。
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