ドンキホーテも目をつけたアパレルSPAの魅力
各メディアの報道によると、ディスカウントストアーのドン・キホーテはオリジン東秀の買収を断念し、イオンに全株を売却し安田会長個人も含めて65億円相当の売却益を得て決着する見通しになりましたが、今週の日経ビジネスにこの一件に関する記事の中に安田会長のちょっと気になるコメントがでていましたのでご紹介します。
「第2のキラーコンテンツを作っていかないと、成長を続けていくのは無理だと思いまして。
今、日本の流通業で利益を上げているのはコンビニとアパレルSPA(製造小売)の2つしかない。でも今からSPAをやろうという話ではない。だったら一番巨大な市場であるコンビニに入っていこうと。非常に厳しい茨の道であることは分かっていますが、少子化の時代ですしここしかないんですよ。」
ドン・キホーテの2005年6月期の連結決算は売上高2328億円、経常利益128億円と1996年以来9期連続の増収増益ながら既存店の売上減など、収益性が低下しており99年6.76%だった営業利益率は2005年には4.65%とのこと。
既存店の売上減、家賃比率人件比率の高まりが流通各社の既存ビジネス構造の在り方が問われている中で、多品種小ロットで商品鮮度を維持しながら55‐60%あるいはそれ以上という高い粗利益率、10%を超える営業利益率をコンスタントに叩き出すアパレルSPAの収益性の高いビジネスモデルが魅力的に見えるのはうなづけます。
オリジンを諦めた今、果たして、次なる成長戦略としてドンキホーテが60億円相当の売却益でアパレルSPA買収に動く可能性はあるのか?ちょっと気になるところです。
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Comments
おはようございます。
>・・・少子化の時代ですしここしかないんですよ。」
このフレーズ、よ~くわかります。
岐阜市の中心都市部でも毎年小中学校が廃校。
また高校が合併を繰り返しているさまや当店平日夕方の入客状況をみると本当に恐怖すら感じます。
しかし、一方でこの劇的な経済環境の変化を感じながら仕事をしているのは実に楽しい♪
いやこれホント。
これから、日本のファッション感がどうなるか?
楽しみ~
それでは、また。
▼・w・▼
いつも誤字脱字のコメントですみません。
今朝は入念に読み直しております。
Posted by: おしゃれ | February 26, 2006 06:32 AM