「参加型セミナー」の効果
今週から、ある異業種の会社のファッション企業をクライアントとするプロジェクトの幹部育成勉強会がはじまり、そのファシリテーター(議事進行役)をつとめました。
全10回を通じて、毎回、ファッション業界の今と未来がわかるキーワードを取り上げ、業界が直面している状況を詳しく掘り下げてゆく内容になりますが、その進め方にあたり、「参加型セミナー」の手法を取り入れることにしました。
「参加型セミナー」は、以前、オンリーワンフォーラムでお知り合いになったラーンウェル代表の関根雅泰氏が布教中の効果的なセミナー、会議、勉強会などの進行手法で、個人、グループ、全体と「主体的に考えながら」ナレッジ、情報を共有する中で、自然と「気づき」と「自分たちにもできるんじゃないか?」と明日の行動へのモチベーションが高まっていくものです。
今回、あるファッションビジネスのトレンド的テーマについて、取り上げましたが、参加者の9割の方が、ファッション業界向け経験1年未満の若手という中、私が用意したいくつかの答えに9分9厘到達したのにある意味びっくりしました。もちろん、「参加型」ですから、2時間の間、誰一人として寝たり、あくびをしたりする方はなく、全員が発言していらっしゃいました。
今回改めて実感したことは、
●問題解決のナレッジ・情報・アイデアは仲間(会社)の中にある!
●(営業、企画、開発など)職種は違っても、企業人である以前に生活者であり、ファッションビジネスにおいては、その視点が極めて大事であること!
です。2回目以降もブラッシュアップして行こうと思っています。
余談になりますが、ちょうど1ヶ月前、別のファッション企業のクライアントの幹部研修合宿を今回の「参加型セミナー」に近い、ベストセラーにもなった「すごい会議」の手法でコーディネートしたことがありました。(私は新しいものは試してみたい性分なので)
「すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる」 大橋禅太郎著
私の方で、ヒントめいたものは、進行上申し上げたかもしれませんが、普段は、トップダウンの指示で動いているケースが多い中、トップはオブザーバーに徹していただき、社内の方々の手によってみごとに経営課題が抽出でき、取り組みに向けての体制がとれたことがありました。
明日に向かって前向きに考え、議論している人の姿って、美しいな、と思ったものです。
今、「参加型」「すごい会議」にちょっとハマっています。
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