コクヨが輸入家具販売のアクタスを買収
2月15日日経MJによると、文具最大手のコクヨは、13日輸入家具販売のアクタスの発行済み株式の56.3%を投資会社のアドバンテッジパートナーズ(AP)から取得し、子会社化すると発表しました。
アクタスは、もともとミネベアの子会社として設立されたデザイン性の高い北欧家具の輸入や感性の高いオリジナルのインテリア用品の販売を手がける大型家具&インテリアショップです。80年代には、今年独資で日本再進出を果たすIKEA(イケア)の日本展開も手がけました。
2001年にAPが株式を買い取り、アパレル大手レナウンで海外ブランドの取り扱い経験の豊富な森さんを社長に招聘し、ファッションライフスタイル視点で、今年夏の株式公開を目指していました(年商123億円;9店舗+35店舗のパートナーショップへの卸)。
コクヨは、直近単独売上918億円、連結2835億円と文具業界ではガリバー企業でしたが、2番手のプラスがアスクル(通販)の好調により2545億円(単独553億円;アスクル1446億円)にまで追い上げてきています。文具業界の事情は詳しくありませんが、今回の子会社化で、コクヨは、一般生活者向け家具のシェア拡大、リテール販売の強化、生活者視点の感性ノウハウの吸収が、また、アクタスは、生産・卸面や財務面でメリットが出るのではないか、と思います。
アクタスのHPによると、今回のコクヨの子会社化にかかわらず、株式公開は引き続き目指すようです。
以前もこのブログで触れましたが、私は、今年、IKEA(イケア)日本進出により、日本の家具を含むホームファッションマーケットが大いに活性化する、と見ています。
関連エントリー-IKEA(イケア)が日本のホームファッション業界を変える?
アクタスも大きな後ろ盾を得て、このある意味「日本ホームファッション元年」にあたる戦線のキープレーヤーになることを期待しています。
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