子供服ティンカーベル、トミー傘下へ
15日の日経新聞、16日の繊研新聞によると、今年3月にタカラと合併する玩具メーカー、トミーは、子供服メーカーのティンカーベル(年商56億円)を子会社化するとのことです。
トミーは、昨年、ベビー服メーカーの和興も買収しており、現状17億円のアパレル事業を3年後には年商90億円規模を目指す模様です。
業界トップのバンダイがキャラクターコンテンツ活用事業として、アパレルグッズを含めたライフスタイル事業をすでに200億円規模にしており(アパレル単体はおそらく120億円くらいの規模と推測)、それを追撃するタカラトミーは、コンテンツだけにとらわれず、ベビー&キッズマーケットを総合的に捉え、活性化、相乗効果を目指していこうという狙いのようです。
2児の父である私から見ると、偏見かもしれませんが、キャラクターアパレルの着用年齢は、子供がキャラクターものを着たい、と主張する小学校入学前後2-3年くらいと、それほど長くないのでは、と思われます。
また、ミキハウスやティンカーベルのようなかわいらしさを特徴とする百貨店の常連子供服は、今はむしろ贈答用が中心なのでは、と思ったりもします。
むしろ、DC系、やんちゃ系、アイドル系の「親が着せたい子供服」「親のデザインセンスをそのまま小さくした子供服」にアパレルSPA各社が力を入れ、郊外SC中心にファミリー需要で伸ばしている中で、今回合併する両者が、昔ながらの子供服の概念にとらわれず、今の生活者マーケットに素直に照準を当てた時にいい成果がでるのではないか、と思います。
異業種が参入して業界が活性化することは大いに歓迎、今後の展開を期待しています。
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