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February 10, 2006

ダイエー、「駅前パワーセンター」への準備着々

 2月10日付け日経新聞によると、経営再建中のダイエーは、3月から衣料品、生活用品売り場(ファッション売り場)は外部専門店に委託する方針を固めたとのことです。

 以前、ユニクロを展開するファーストリテイリングと業務提携したニュースはこのブログでもエントリーさせていただきましたが、それで弾みをつけて、いよいよ、弱いところはパートナーに任せ、主力の食品にフォーカスすることに腹を決めたことは、いいことではないか、と思います。ダイエーは、08年2月末までに、208店舗のほぼ全店を改装するとのことです。

 関連エントリー ファストリ、ダイエーでの低価格業態出店決定

 外部専門店の顔ぶれは、
 ファーストリテイリングのほかに、ニトリ(ホームファッション)、西松屋(ベビーキッズ)、アカチャンホンポ(同)、ユザワヤ(手芸)、チヨダ(靴)、ハニーズ(ヤングレディスカジュアル)など、CCC(TSUTAYAのカルチャーコンビニエンスクラブ)とも交渉中とのことで、郊外でダントツの力をつけたいわゆるカテゴリーキラーたちです。

 イトーヨーカ堂やイオンが、ハイファッションの専門家たちと組み、意地で衣料売り場の再建を模索する中、このダイエーの「駅前パワーセンター」化構想の方が、生活者にとっては商品的にも価格的にも間違いなく喜ばれるはずですし、家賃でマイナスが出ない限り、十分勝ち目もあると思います。まちづくり三法改正で一番メリットを得られるのは、もしかしたらダイエーかもしれませんね。

 生活者にとって、ますます便利な買い場を創造するために今後のダイエー、林さん、樋口さんのご活躍をお祈りいたします。

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Comments

takaさん、こんにちは。
いつも楽しみに読ませて頂いています。

ダイエーさんの英断、私も「吉」と出るように思いますね。

まちづくり三法に関するtakaさんのご指摘も、本当におっしゃられるとおりだと思います。

しかし、列挙されているカテゴリーキラーの中では、アカチャンホンポさんと西松屋さんは商品構成にかぶる部分が大きいと思うのですが、さて、どうなるでしょう?

西松屋さんは東京に来てからは売り場を暫くみておりませんが、アカチャンホンポさんは、アルカキット錦糸町でも川崎の丸井でも、いつ見てもお客様の入り、買い上げ率共高いようですね。

Posted by: 両国さくら | February 11, 2006 10:05 PM

さくらさん 

いつもコメントありがとうございます。

アカチャンホンポと西松屋は確かにダブりますが、私の推測では・・・

前者はNBの取り扱いを含めた総合力、後者は絶対価格の安さが売りですから、大型店ならホンポ、中型店なら西松屋とか使い分けてくるのではないか、と思いますね。

そういう意味で、手芸も大型店はユザワヤ、中型以下はトーカイとか1カテゴリーあたり複数社考えてもいいのではないかと思いますよ。

なんか、そんな風に考えていたら、自分がデベロッパーになったような気になってしまいました(笑)。

ではでは、これからもどうぞよろしくお願いします。

Posted by: taka | February 12, 2006 12:07 AM

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