アパレルのノウハウを異業種に活かす
本日の日経新聞によると、総合人材サービスのインテリジェンスはインテリア業界向けの人材紹介事業を始めるにあたり、ファッションに明るい人材として、アパレルや服飾雑貨の商品企画、販売経験者の転職を促進するとのことです。
背景には、ここ数年アパレル、服飾雑貨企業のインテリア市場参入が増え、競争が激化しているのに対し、既存企業がそれに対抗するために、ファッション業界に明るく、流行に敏感な人材を集める傾向があるようです。
また、何度もこのブログで、ご紹介していますが、この春のIKEA(イケア)の日本再進出により、生活者を取りまく日本のホームファッションが急速に活性化すると思われます。その際、当然、アパレルを中心とするファッション業界のノウハウがキーポイントになってくると思います。
ファッション業界にどっぷりつかっていると、意外と気がつかないかもしれませんが、親しいファッション系のシンクタンクは、今やクライアントの半分以上は、異業種だと言います。私自身も何社かの異業種のクライアントさんがいらっしゃいます。皆さん、鮮度とスピードで生活者の心理に訴えるファッションビジネスのノウハウを羨んでいらっしゃいます。
極めて単純に考えても、生活者の購買頻度が多く、商品回転率の高い商品を扱っているほど、鮮度とスピードを求められ、そんな競争にさらされた業界が、その他の業界に伝授できるノウハウは少なくない、という話です。
今年は、ホームファッションと靴業界でアパレルファッション業界のプロが活躍する年ではないか、と見ています。
関連エントリー‐IKEA(イケア)が日本のホームファッション業界を変える?(05.11.07)
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Comments
takaさん
記事がかぶりましたのでトラックバックをさせていただきました。
よろしくお願いします
Posted by: 上嶌 | March 15, 2006 11:23 PM