ユニクロが就職希望者に店舗実習
本日の日経MJによるとユニクロが新卒社員の採用過程に現場研修を取り入れるとのことです。
2次選考通過者を対象に、自宅の近所のユニクロで3日間(1日4時間x3日=12時間)、掃除、商品陳列、接客、レジ打ちなどの作業を行ってもらい、そこでの仕事ぶりは選考の対象とはしないながらも、店頭を実体験した上で最終面接に臨ませるというものです。
インターンシップというよりも、就職前の学生に仕事の現実を知ってもらうことに重きを置いている模様です。
一般的に、小売業では、新卒入社後、ほぼ全員が店舗に配属になります。しかしながら、ある意味当然なのですが、売上の半分を占める土日には休みが取れませんし、現場の仕事の細かさや泥くささも、手伝ってイメージと実際の仕事のギャップが理由で数年内に辞めてしまう人が少なくありません。
そんなことで、これまで小売業ではパート・アルバイト出身で現場がわかるスタッフを即戦力として社員登用するケースも多かったと思います。確かに、そういった形の社員作りはこれからも有効であると思いますが、マーケットの主導権が製造側から生活者(リテール)側に移った今、もっともっと幅広く優秀な人材がアカデミックにリテールビジネスで活躍する時代になるのではないか、いや「ならねば」と思っています。
「店舗で実習を通じて商売の楽しさなどを知ってほしい」(ユニクロ)
そう、原点は人と人が接するところにある商売の楽しさ、それをどのように伝え、その先にある明るい未来(ビジョン)を見せてあげることができるか・・・
日本の業界に課せられた大きな課題です。
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