今年は住空間ファッションが面白い
22日の日経MJに「フランフラン」を展開するバルスの特集記事が組まれており、興味深く読ませていただきました。
記事の高島社長のコメントから「(数年前に比べ)ファッションと住空間が別個にとらえられてきたのが、同じ目線で語られるようになった。雑誌などの影響もあるがたとえば自分の部屋をレストランやホテルなど「ハレ」の空間と同じように構成したい、というように豊かな空間やモノへのニーズは確実に増している。」
10年ほど前に仕事でスウェーデン・ストックホルムへ行き来していたころ、同国の空間デザインと工業デザインセンスに惚れました。ヨーロッパの中で、いや世界の中でも、イタリアがアートの雄であれば、スウェーデンは工業デザインの雄であると、そして、どこにその秘密があるのか、興味を持ちながら、仕事の合間に大好きなキッチンウエアショップめぐりをし、シンプルだけど、形状のすばらしい商品をたくさん買い込んで来たものです。日本は狭いからこんなものは・・・とファッションインテリア商品に冷たい視線の同僚の言葉にうなづきながらも、いや、いずれは日本も・・・と思いをはせておりました。
バルスのフランフランは、きっと彼らが日本のマーケットを変えてくれるだろう、当時日本に進出したアメリカのPier1(ピアワン)インポートは違うだろう、などと思いながら、そのころから注目しておりましたが、記事によると、ずいぶんコラボも増え、業態も増え、パリの見本市にJ-PERIOD(ジェーピリオド)も出展され、小売のバイヤーよりもデザイナーやレストランホテル関係者に人気だったそうです。これからはアジアだけでなく、欧州に打ってでるようですね。そう、バルスの商品は、北欧風で、日本市場にぴったりだと思っています。
同日の日経MJに、私もコーヒーメーカーを愛用しているデザイン家電メーカー、デバイスタイルの記事も出ていました。ご存知のように、同社は、ケンウッドの企画部門で次々とシンプルだけれどもセンスのあるデザインでヒット商品シリーズを生み出した鈴木さんが独立して作られた「企画」と「営業」に特化し、その他の機能はアウトソーシングし、コスト削減して生活者にシンプルチックを提供する人気の異色メーカーです。
彼らも今年、イタリアミラノの世界最大の家具見本市「ミラノサローネ」に出展し、欧州マーケットを狙うそうです。やはり、デバイスタイルにも何か北欧的なものを感じるんですよね。
何度もブログで触れていますが、今年は、工業デザインの雄、スウェーデン本家からIKEA(イケア)がやってきて、まもなく4月下旬にOPENとのこと。
今年は、きっと住空間ファッションが注目されます。そして、バルス、デバイスタイル・・・日本企業も捨てたもんじゃない、と比較して楽しみたいと思っています。
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