ユニクロ6000億円達成に必要なこと
本日の日経新聞、繊研新聞によると、ファーストリテイリングが今秋からダイエーなどで展開するユニクロよりも低価格の新業態を運営する専門会社を今月中にも設立するとのことです。社名は、株式会社GU(ジーユー)、その名の由来は「自由(じゆう)」をアルファベットにあてたそうで、繊研新聞によると、それが店名になるかどうかわからない、また、マーチャンダイジングについては、ファストリのホームページプレスリリースを読む限りでは、
「アウターから、インナーに至るまでフルラインを企画・生産し、子供から大人まであらゆる方にご支持頂ける、カジュアル衣料品ブランドを提供する製造小売業(SPA)を志向してまいります。」
とあるだけで、業界内での噂話でも、アメリカの業態視察を終えたばかり・・・などその中身はまだまだ未定の部分が多い模様です。
また、15日の日経MJに、ユニクロのレディース商品だけを抜き出した約80坪の店を自由が丘にOPENし、商品は既存店とほぼ同じでも陳列、スタッフの服装、接客・・・売場環境に気を配ったレディースショップとしての実験が始まっているとのことです。
今後のまちづくり三法改正後のいわば「ポストSC時代」の成長戦略を考えると、各社30-40坪の小型新業態の開発に躍起で、ユニクロもユニクロキッズやボディバイユニクロ(レディース下着)の出店を始めています。
しかし、私は、このレディース特化店舗の多店舗化が、同社のユニクロ業態を格とした2010年、年商6000億円戦略達成のカギを握る本命ではないか、と見ています。
レディース客層を10代から50代まで幅広く取り込む、ベーシック+トレンドファッションのカテゴリーキラー・・・アメリカで言えばある意味、LIMITED(リミテッド)のような。日本的にいうと、かつてのアニエスベーやナイスクラップ、はたまたナチュラルビューティの廉価版かもしれません。立地は、日本全国のSCおよび駅前路面店です。その業態での実験商品はもちろん既存のユニクロにもかけがえのない情報源になるでしょう。
ただ、一つだけ、屋号は変えたほうがいいと思います。たとえばUNIQLOのイニシャルをとってU(ユー)とか。それって丸井のRU(アールユー)みたいですか?
関連エントリー-ファストリ、ダイエーでの低価格業態出店決定(06.1.27)
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