来週のTGC x GEISAI#9は熱くなりそう
今週の初めに繊研新聞に折り込まれた繊研h(アッシュ)という月刊のハイエンドファッションフリーペーパー。普段は、さっと眺めて終わりなのですが、いよいよ来週に迫った、3月11日東京ガールズコレクション(TGC)と3月12日GEISAI(ゲイサイ)#9でコラボをすることになったゼイヴェルの大浜社長と現代美術アーチストの村上隆氏の対談記事に目がとまり、じっくり読んでいたら、久しぶりに胸が熱くなりました。
海外で名を上げ、逆輸入的に日本のアートを盛り上げている村上隆氏がTGCのどこに、可能性を感じたか、という部分で、(以下引用)
「そもそもモード界で何でコレクションをやるのかと考えると、プレスやジャーナリストにランウエーの特等席を準備して、彼らを丁重にもてなし、媒体のページを割いてもらいメディアへの多く大きい露出をさせたい、というゴールがあるから。そしてそれがブランドそのものの売れ行きへと直結していく。では、TGCのショーのゴールは?と言えば、媒体を介さない直接お客様へ向けたプレゼンテーションとなっている。つまり、ショーの最中に商いが成立しているという大きな革命ですよね。」(引用終わり)
同氏は、ある意味、生活者不在のハイファッション暗黙のヒエラルキーを指摘し、それを 生活者を上にしてひっくり返そうという試み であるところがすごい、と誠に的確にTGCのチャレンジのすごさを評価しているわけです。
また、大浜社長のコメントで、「TGCを海外に持っていく話もあって我々も見せたい気持ちはありますが、まずは5年、10年日本で続けていって、海外から日本に来てもらいたい。」とのくだりを読んでいる時、音楽業界のフジロックフェスティバルのことが頭をかすめました。海外からリアルクローズの新鋭デザイナーを招聘して、「ファッションのフジロック」ってのも悪くないですよね。
そう、お二人が指摘されているように、マルキューブランドはじめ、東京ファッションが世界のバイヤーから注目されている昨今、もしかしたら、海外に出て行かなくとも、東京にいること、東京で成功すること、そして海外から人を引き寄せる魅力を発信し続けることが、インターナショナルなことだ、なんて時代ももう来ているんじゃないかな、と感じ、胸が高鳴ったものです。
来週末そして、その後、彼らに何が起こるか、とても楽しみです。
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