ジュニアマーケット、少し見方を変えてみると・・・
4月25日の日経新聞になりますが、数年前にジュニアマーケットを開拓して一大ブームを巻き起こしたナルミヤインターナショナルの厳しかった06年1月決算内容に関する記事がでていました。売上高16%減、経常利益56%減。
もともと小学校5年以下向け、小学校6年以上向け、7:3が強みの同社は、時代の変化を読んでその比率を5:5とし、成長して中学生になった客層をとり込もうとしたところ、同社基幹ブランドの支持層の低年齢化により、5年生以下向け商品の多くの欠品による売り逃し、6年生以上向け商品の売れ残りによる値下げに見舞われたのが敗因と分析。今期は従来通り7:3に戻し従来路線で本来の強みを活かすとのことです。
一方でキッズの140‐150サイズを意図的に充実させたファミリー向けファッション業態は売れ行き好調の話を聞きます。お察しの通りファミリー向け業態のキッズ企画は親が着せたい大人びた子供服、大人向けデザインでサイズが小さいだけのものをむしろ品揃えする傾向にあります。
これらのサイズを特に小柄なお母さんが自分用に購入されるケースが少なくないようです。
ここのところ外資参入組も含めて大人も買える中学生向けファッション業態の成功可能性が囁かれ始めています。
業界の作り手の固定観念による品揃えとは裏腹に、生活者が見せる新しい購買行動。生活者に目を向けるだけで、その中にはまだまだビジネスチャンスが隠れていそうです。
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