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May 02, 2006

百貨店で男性・女性が同じフロアで洋服選び

 5月2日の日経新聞によると、大丸梅田店が地下一階に男性向けと女性向けの商品が一緒に並ぶ「ヤングレディース&メンズフロア」を登場させたとのこと。

 一般的に洋服、服飾雑貨は、百貨店に限らず、専門店も性別で売場を分けているものです。正直、主に、供給側の都合や思い込みによる「くくり」であることは否めません。

 ところが、最近の若い客層は、カップルで買い物を楽しむ傾向が強まり、セレクトショップなどへ流れるケースが・・・
 
 これに対して、同社の地下1階の売場半分をカップル対応のできるメーカーブランドを導入し、好感触を得ているとのことです。

 海外視察をしても、アメリカのSPA業態もまだまだ性別や年齢でセグメントした売場が多いと思います。

 一方、以前ロンドンのSCを視察して興味深かったのは、TOPSHOPなど、メンズ・ウィメンズの両方を品揃えしているSPAやセレクトが多いのですが、売場構造が、入り口を入ると、右メンズ、左レディースと売場が二手に分かれるものの、ちょうど売場の真ん中あたりと、奥のレジやフィッティングルーム付近で、「再会」してカップルが相談できるスペースが設けられているショップがとても多かったことが印象的でした。そう、アメリカで言うと、アバクロやホリスターのお店のような構造です。

 お客さんもその構造を利用してカップルで楽しそうにコミュニケーションを図っている姿を見受けました。

 今回の大丸さんの改装、お客さんの購買行動側から見た売場構成のチャレンジによい結果がでれば、と楽しみにしています。

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