成熟期を迎えた?古着マーケット
本日(6月7日)の日経新聞に、4年連続で増える古着の輸入量についての記事が掲載されています。
欧米を中心に2005年の輸入量は8,081トンと前年対比10.6%増とのことで、世代別の古着需要について、解説がされています。
去年このブログでもご紹介しましたように、10代、20代の若者の古着需要は、ファッションのスパイスパーツとして完全に定着した感がありますが、流入する量の増大に対しては、業界は警戒感を示しています。
アメリカはLA、ヨーロッパはフランス(ヨーレカ社など)が世界2大供給地ですが、最近は、そういった地域には在庫薄らしく、南米や中東などからの輸入も増えている模様です。原宿古着戦争も価格戦争に突入し、量ははけても、上澄みをとった残りの在庫が体力のない会社の経営を逼迫するのも時間の問題との噂。
そんな中、価格戦争に陥らないようにしようとする各社は、古着に古着テイストの新品を混ぜたり、一方、欧米の大きなサイズの古着を日本人の好みの小さいサイズにリメイクならぬリサイズ加工して、若干高くても、消化と歩留まりにより差別化をはかるビジネススタイルを目指すお店も出始めたようです。
ここ1-2年で新たな変化がありそうな、古着業界ですが、ファッション業界の一部として、隅に置けない存在なのは、これからも変わりないでしょう。
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