二年目のクールビズ
6月1日は衣替え。例年になく涼しい5月も終わり、夏日も続き、クールビズ関連の記事、報道も目立って来ました。
TVの朝のバラエティショーは各局、昨日の環境庁主催、次期総裁候補をモデルに起用したクールビズファッションショーを報道していました。ポイントは、シャツの襟元、ポケットチーフ、ベルト、靴といったところでしょうか。
本日の日経新聞には、天候不順で不調だった5月のアパレル市況の中で、去年に比べて2年目ということで早めにクールビズ商品を立ち上げた紳士売場が好調との記事が掲載されています。
伊勢丹新宿本店では、婦人売場の売上前年対比4%アップに対し、紳士売場6%アップを牽引したのは、ポロシャツやジャケットの売上2桁増など・・・去年は20代、30代に普及したクールビズに対し、今年は、40代、50代の食いつきがよいようで、百貨店を中心にビジネスとしては、順調な立ち上がりと言えましょう。
さて、今週のクールビズ関連記事で、気になったものをひとつ。
5月29日の日経MJに、三越が社員全員に配布した「クールビズ事例集」の記事が掲載されていました。同百貨店では、6月1日から、総務部や事業本部といった後方部隊にネクタイなしのクールビズを認めていますが、今年は、それに先駆けて、社員がモデルとなった写真に解説を加えた「クールビズ事例集」を作成、配布したとのことです。
これは、去年クールビズ元年にあたり同社が設定していた「社内ガイドライン」をベースにしたもので、「ネクタイをはずしてもだらしない印象を与えないシャツを選びます」など社員が見本になって、販促をはかりたい、という主旨があるようです。
「販促」目的であれば、お客さんに配ったり、お客さんに接する売場の方々に実践していただきたいところですが、いずれにせよ会社で、こういった新しいトレンドに対して、いち早く基準や楽しみ方を決めてゆく動きは注目すべきだと思います。
クールビズも「政府主導」の環境に優しい、経済活性化運動ですから、個人任せにせず、会社ぐるみで取り組む企業がどんどん出てきてしかるべきでしょうね。トップが広告塔になって、総務や人事がガイドラインを作って、営業マンが実践して・・・
三越の例でいくと・・・
一年目・・・社内ガイドライン作り(NGを決めて・・・)
二年目・・・写真付の社内用事例集(応用して、自分たちが楽しんで・・・)
三年目・・・は、是非、お客さんを巻き込んで・・・
業界の人はもちろん、一般の方々にも、年々定着してゆく夏のビジネスファッション=クールビズを楽しんでいただきたいと思います。
皆様の応援が毎日の活力になります。
今日もこちらをクリックしていただければ幸いです。
>>>人気blogランキング に参加しています。
| Permalink | 0
Comments